ラクスをアスランに引き渡した後に襲撃され、その襲撃された敵を見て俺は驚きを隠せなかった。
ガンダムヴァサーゴにガンダムアシュタロン…、あれは『機動新世紀ガンダムX』に登場する『シャギバ・フロスト』と『オルバ・フロスト』の兄弟が操る機体だ。
ヴァサーゴは高い機動性と火力を誇る高出力の機体、そしてアシュタロンはイージスと同じモビルアーマー形態に変形可能な高出力の機体。
おまけあの機体は重量が軽く、更に動力は核融合炉だ!
拙いぞ!こっちはバッテリー稼働の機体、勝負にならねぇ!
俺がそう思っていると、ヴァサーゴがビームサーベルを抜いて俺の下にやって来る!
「チッ!」
俺はそれを躱して、ビームライフルでそれを撃つも、ヴァサーゴはそれを躱して後退すると、その背後からアシュタロンが『アトミックシザース』を展開し、そのビーム砲『シザースビームキャノン』を使って俺を狙って撃ってくる。
そのビーム砲をすぐに躱すも、その横にはヴァサーゴが迫り、両腕の『ストライククロー』を展開させて、俺を打撃攻撃してくる。
すぐさま対ビームシールドで防御し、そのストライククローの猛攻を防ぐ。
くそっ!こいつ等連携して仕掛けて来やがる!
その様子をアスランが叫ぶ。
「総司!!」
「アスラン来るな!! こいつ等の狙いは俺だ!!」
アスランが向かおうとしたのを俺は止め、それに歯を噛みしめるアスラン。
当然その様子をアークエンジェルの皆は見ていた。
「あれは…G!?」
「しかしあれは我が軍の物ではありません! 新たなGの開発はまだの筈!」
『じゃああれは一体何なんだよ!?』
メビウス・ゼロに乗るムウがそう言うもマリューさんもその様子に戸惑いを隠せないでいた。
そしてヴェサリウスでシグーに乗るクルーゼもその映像を見ていた。
「ほう…」
そしてその様子をある一隻の船が見ていた。
「あれは…!」
「はわわわ!!拙いです!! 今のストライクでは勝負になりませんよ!」
黒髪ロングの少年がそれを見て、水色の髪の少女が慌てながら言う。
「チッ! 合流は地上だと思っていたのに、あいつ等のせいで滅茶苦茶だ!」
「どうするんだ!核融合炉機では分が悪いぞ! あいつには今フリーダムがない!」
筋骨隆々の金髪少年がそう言うと、黒髪ロングの少年はその場をすぐに出る。
「おい!おやっさんに連絡してくれ! 俺達は予定より早く合流するって!後船は自動でおやっさんの所に戻す様にしろ!」
「はい!! それよりも早くしないとあの方がやられます~!!」
「おうよ! たくぅ!落とし前はあいつ等にキッチリつけさせてやる!」
そう言って黒髪ロングの少年と筋骨隆々の金髪少年が先に出て、水色の髪の少女がメッセージを送った後、2人の後を追いかけるのであった。
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そして俺が何とかヴァサーゴとアシュタロンの猛攻を凌ぎつつ中、イージスに乗るラクスがその様子を見てアスランに言う。
「アスラン、総司を助ける事は出来ませんか?」
「…助けたいのは山々ですが、貴女を乗せている上に、この状況じゃ戦えません」
「そんな…総司」
ラクスは俺の事を心配しつつ、俺はヴァサーゴとアシュタロンの攻撃に少し後退する。
エールストライカーは左右の羽翼が切り落とされ、機体の彼方此方に傷が付いている。更にバッテリーのパワー残量が危険ゾーンへと入っている。
拙い…! このままじゃフェイスシフトがダウンして、ディアクティブモードになる。
そうなると残る武器はアーマーシュナイダーのみだ! そうなるとこいつ等には太刀打ちできない!
その様子を見て、ヴァサーゴとアシュタロンに乗るパイロットは笑みを浮かばせながら言う。
「フフフ、やはりバッテリー駆動機では手も足も出ないか」
「いくら能力が高くても、モビルスーツがバッテリー機じゃあ意味が無いね。これで終わりだよ」
そう言ってヴァサーゴとアシュタロンが向かって来て、俺は腰のビームサーベルを抜いて構えた。
ヴァサーゴがストライククロ―のビーム砲を撃ち、俺はそれを避けると、既に後ろにはアシュタロンが居た。
くそっ!スピードはやはり核動力機のあいつが上手か!
アシュタロンのアトミックシザースが俺のストライクの両腕を捕らえ、それに身動きが取れなくなってしまった。
「くっ!」
「さあそいつをやってしまってよ!」
「勿論だ!」
そう言ってヴァサーゴがビームサーベルを抜いて、俺に向かってくる!
「総司!」
「駄目です!!総司!!!」
アスランとラクスがそう叫んだ。
その時だった。
桃色のビームがヴァサーゴに直撃して、それにヴァサーゴが吹き飛ばされる。
それにはアスランとラクス、そしてアークエンジェルの皆が驚く。
当然アシュタロンのパイロットもそれに驚く。
「何だ!?【ドゴン!!】ぐっ!!」
驚く中でアシュタロンに一発の銃弾が飛んで直撃して、爆発が起きて吹き飛び、その際俺はアトミックシザースから解放されて、体制を立て直す。
「くっ、なんだ?」
俺は振り向くと、ビームが飛んできた方角から、三機のモビルスーツが飛んできたのだ。
その内のモビルスーツの中には、デブリベルトで遭遇したあのガンダムデュナメスがいたのだ。
「あれは…あの時の! それに…!?」
俺はガンダムデュナメスの他にもそのモビルスーツ…【
その内の二つのガンダム…。
一機目は『ASW-G-11 ガンダムグシオンリベイク』だ! あれは『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場するガンダム・フレームの内の一機で、動力源は『エイハブ・リアクター』と呼ばれる特殊な動力源。
しかもそのグシオンリベイクはグシオンの改修機である機体…。どうしてあんな機体が此処に!?
それにもう一機は『XVX-016 ガンダム・エアリアル』! 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場するGUND-ARM、通常ガンダムと言う名で呼ばれているが、主役機である事に驚かされる。
でもどうしてこのコズミック・イラの世界に別世界のガンダムが!? 只でさえヴァサーゴとアシュタロンで驚かされると言うのに、もう何が何だか分からなくなって来たぞ!?
俺が驚いている中で、デュナメスとグシオンリベイクは俺の前に出て、まるで守るかのようにGNスナイパーライフルと『120mmロングレンジライフル』を撃って、ヴァサーゴとアシュタロンを近づけさせない様にした。
その間、エアリアルが俺に近づき、あるケーブルを伸ばして、電顕コネクトに接続してきた。
おいおい、一体何する気だ?
っと思っていると、バッテリーのパワーが回復していく…!? こいつ!ストライクのバッテリーを回復させているのか!?
その様子を見て、ヴァサーゴとアシュタロンは…。
「おい、撤退するぞ」
「いいのかい? あいつを消さなくて」
「今はその時じゃないとの事だ。それに奴等が現れた以上、この戦いの長居は無用だ」
「了解、それじゃあ引くよ」
そう言ってアシュタロンは高速移動のモビルアーマー形態へと変形し、ヴァサーゴはそれに乗ってこの戦闘空域から離脱していく。
状況が悪くなったのか、奴等の撤退にデュナメスとグシオンリベイクは武器を下し、俺もその様子に少しばかりホッとする。
…助かったか。
だがまだ安心は出来ない。まだザフトが残っており、そこに居るアスランがどうするか迷っていた。
するとそこにクルーゼの通信が来る。
『アスラン、引け』
「隊長?」
『この状況は混乱状態だ。この状況で足つきと戦っても悪い一方だ、それにおまえはラクス嬢と共に戻れ』
「は、はい…」
クルーゼはそう言って通信を切り、アスランは一度俺の方を見て、それに何かを思いつつも、ヴェサリウスの方に向けて帰投するのだった。
そしてアスランを収納し、ヴェサリウスは反転して、別の方角に進んでいくのだった。
俺はそれを見て少しばかり唖然としてしまう。
本来ならクルーゼはこの状況を利用してやって来るはずなのに、今回はそれを仕掛けて来なかった。
やはりヴァサーゴとアシュタロンの影響だろうな。それとデュナメス達の事も含めて…。
そう俺が思っていると。
『おい坊主。大丈夫か?』
「フラガ大尉」
アークエンジェルから発進したムウが俺の下に来て、俺に通信を入れて来たのだ。
『相当やられてるみたいだが、大丈夫か?それに…』
ムウがデュナメス達の事を警戒していると、デュナメスは武器をしまい、両手を上げながら通信を開く。
『アークエンジェル及び、ストライクとメビウス・ゼロ、聞こえるか?』
「っ!」
『こちらに敵意はない。出来ればそちらに着艦させて貰いのだがいいか?』
その言葉に俺達は驚きつつも、マリューはそれに考える。っがそれをナタルは抗議する。
「艦長!まさか受け入れようとする気じゃないでしょうね!?」
「…ナタル、私達はあのモビルスーツの謎を知らなきゃいけないの。今は揉めてる場合じゃないの」
「しかし!!」
「これは命令です!!」
マリューさんの気迫にナタルは少しばかり押されてしまい、それに承知したナタル。
そして俺達は一度アークエンジェルへと戻り、デュナメス達を連れてくるのであった。
彼等は一体何者なんだ…?
オリキャラの名前、取り合えず外国風に考えます。