ガンダムヴァサーゴとガンダムアシュタロンの襲撃に意外な人物達によって、一時危機は去った。
俺はアークエンジェルの格納庫に戻り、共に来たガンダムデュナメス、ガンダムグシオンリベイク、ガンダムエアリアルの三機を見る。
そしてコックピットが開いて、三機から三人のパイロットが降りてくる
その三人は2人は男だと分かり、もう1人は女の子だと分かった。
何故女の子だって分かったって? 何となく小柄でなんかなよなよしいからだ。
当然その三人が降りて来たのに対し、アークエンジェルの兵士が銃を構える。…こればかりは仕方ない。
いきなり現れてはいそうですかとそう簡単に受け入れる筈がない。
そしてマリューさんが前に出て言う。
「…ストライクを救ってくれたのは感謝しますが、まずはそのヘルメットを外してもらえるかしら?」
「いいでしょう」
そう言ってデュナメスのパイロットがヘルメットを外すと、中から髪が長い男の素顔が現れる。
同時に彼に続く様にグシオンリベイクのパイロットもヘルメットを外して、金髪の男が現れ、エアリアルのパイロットも同じようにヘルメットを外す。
エアリアルのパイロットは俺の予想通り、エアリアルのパイロットは水色の髪をした女の子だ。
すると黒髪ロングの男が話す。
「俺は【レックス・スターリング】と言います、デュナメスのパイロットです」
「続いて俺は【トレッド・マクダイル】、グシオンリベイクのパイロットだ!」
「あ!あの! 私は【セリス・アージェント】と言います!」
何故かあの水色の髪の少女…セリスは緊張しながら挨拶する、何だかよく分からない子だな。しかしデュナメスを始めグシオンリベイクと言いエアリアルと言い…、どうしてあんな物があるんだ?
するとナタルが前に出だして、鋭い眼光で問う。
「貴様等に問う!!貴様等はどこでGのデータを入手した!? あれは我が軍の重要機密の物だ!」
「…なんか勘違いしている様だが先に言っておく。俺達は別に地球軍のデータを盗んでもいないし、パクってもいない。あれは俺達の所属する『アストロストーム社』で作った物だ」
「アストロストーム!?」
っとその言葉にマリューさん達は驚きを隠せないでいた。
そして俺はそれに一度首を傾げた瞬間、頭に一瞬だけ痛みが来て、それに理解した。
アストロストーム株式会社。それは神様がアウラに対抗するべく、送った会社…組織の様な物だ、その会社は歴代ガンダム作品から登場させるモビルスーツの装備と開発、更に戦艦などの物を作ると言うを目的としている。
表向きは中立国と同じ立場である事以外は伏せているらしい、でもこれはアウラが送って来た敵に対抗するために作られた物。
そんな組織を神様が送っていたなんて、驚いたもんだな…。
「アストロストーム社とはね…、これは下手に扱いをしたら、こっちが潰されるぞ?あっちは世界業界の中で№1の所だから、地球軍ですら抗議する奴等だぞ?」
っとムウがやって来て、マリューさんにそう言う。
それにマリューさんは少し考え、こう言った。
「…なら少しお話を聞かせて貰うとしましょうか。こっちに来て貰える?」
「勿論」
その言葉にレックス達は進み、マリューさんの後を追いかけるのだった。
そしてナタルが俺の方を見る。
「ソウジ・モリカワ! 貴様は私と話がある!来い!!」
「了解」
まあその後、俺はナタルにこっぴどく絞られた。本来ながら裁判とかする筈だったが、今回はフレイが少し弁護してくれて、これだけで済んだ様だ。
しかしそれでもナタルは容赦なかった。
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そしてサイ達が食堂で今回の事を話しあっていた。
「はぁ…、今回はちょっとばかりインパクトが来たよ」
「うん…マードック軍曹はかなり怖かったね」
実はサイとミリアリアはマードックさんに俺と同様こっぴどく怒鳴られたらしい、普段は優しいマードックさんだが危険な事にはかなり言う人だ。
まあそれが面倒見がいい所でもある。
「でもまさかストライク以外にあんなGが存在したなんてな~。それにサイとミリアリアも本当にひでぇよな?俺達に言ってくれたら手伝うのに」
「いや、あの時は俺とミリィ以外いなかったから、仕方ないよ」
そう言っていると、俺が食堂に入って来て、それにトールが気付く。
「おう、大丈夫だったか総司?」
「まあな。いやー参った参った。バジルール少尉の小言は長い上に規則とかで五月蠅かったぜ」
「あははは…、それよりも総司。あのモビルスーツのパイロットたちはどうなった?」
サイがそれを聞いて来て、俺はその事に頭を横に振る。
「それについては俺はまだ何も知らない、なんせマリューさん達がそいつ等の事について話しているからな。でも今回はばかりはちょっと助かったかもな」
俺はそう言ってミリアリアの隣に座りながら言う。なんせヴァサーゴとアシュタロンの連携には参った…。動きを見る限りあのフロスト兄弟じゃないって事は分かるが、連携を上手く使ってくるところがある。
相当訓練しているに違いない…。今回あいつ等が手助けしてくれたから何とかなったが、また仕掛けられたらこっちが持たない。
ストライクのパワーアップは絶対に必要だ、出来たらフリーダムがあればいいんだけど、あれはまだ完成してないし、ザフトにある。
今度格納庫でスクラップ・オブ・ビルダーズで出来たあれを見てみるか、何か役に立つ筈。
そんな中、レックス達はマリューさん達と話していた。
「ではあなた達はあの機体のテストをする為に出ていたと…?」
「そうです。俺達の機体はあなた方のGとよく似ていますが、あれは俺達アストロストーム社が独自開発によって作られた物です。今回たまたま近くに居たので、それで助けに入っただけです」
「そ、そうです…! わわわわ!私達は~!」
「落ち着けってセリス。俺達は敵になろうなんて思っちゃいねぇよ。まあどうするかはそっちの出方次第だが?」
「おい」
セリスがよわよわしてたり、トレッドがわざと煽るなどの行動に、レックスが止める。
その様子にマリューさんとムウは互いの顔を見合う。
するとそこにナタルが来る。
「遅れました。あの者にはきつく言っておきました」
「おう。まああの坊主はそれでもへこたれないと思うがね」
「しかし規則は規則! 同じことを繰り返されたら!!」
「ナタル落ち着いて。今は彼らの事よ」
マリューさんはレックス達の事を話し、それにナタルは納得いかないものの、マリューさんの指示に従い振り向く。
「出来れば貴方達の所とはあまり争いごとにはしたくないわ。私達は戦争中ですし、もしあなた達の会社と揉めるとなると、必要な資材も得られなくなるわ」
「そうだな。俺達の軍の資材は大半はそいつ等の会社から受け持ってるからな。下手したらザフトとの戦争は絶望的だ」
「ですが我が軍のGのデータを盗んだのは明白! ここは没収して月本部に」
「やめて置け、そんな事したら確実にお前が訴えられる。そして補給源を絶たれた事で軍法会議にかけられるぞ?」
っとレックスの言葉にナタルは思わず口が止まり、それにはマリューさんとムウは何とも言えずにいた。
するとセリスがこういう。
「あ、あの…。この艦に乗せて貰える間、ザフトから守る事は出来ます。い、一応会社の方には連絡をして許可を得る必要がありますが…」
「何だと?」
「ああ、一応用心棒として雇える事も出来るぜ。まあ本社が戻れって言われたら。戻るけどな」
「へぇー、それは良い情報だ。どうする艦長?」
「……」
その事にはマリューさんは考えるのであった。
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あの後、俺はストライクの整備をしていた。
一応マードックさんに例のパーツを見てもらった結果、どうやらあれはストライクの追加装甲パーツらしい、しかも外装にはストライカーパックの接続を阻害するのはないらしい。
更にこいつには機動力を更に高めるスラスターが追加される為、これにはかなり嬉しいぞ。
まあ一応装備できるのはエールストライカーのみだけどな。一応ランチャーのアグニとソードのシュベルトゲーベルは装備で出来る様だ。
更にこいつは超大容量のエネルギーパックが装備されているらしい、更にはそのパーツの中には背部のウイングバインダーがあって、それ自体がソーラー発電機となり、エネルギーを充電もしてくれるとの事だ。
しかもそれはエールストライカーに影響せず、バインダーが分離して、エールストライカーと合体する様な感じになる様だ。
それなら長時間の戦闘も可能だな。今度マードックさんに装備して貰おう。
これがあればあのヴァサーゴとアシュタロンにも何とか対応できると思う。まあ付け焼き刃の程度にはだが…。
「ふぅ…」
「お疲れの様だな」
「ん?」
コックピットの外に何やら聞き覚えのある声がして、俺はそっちの方を見ると、あのデュナメスのパイロットであるレックスがそこに居た。
「よう。そんな所で何してるんだよ?」
「俺達の機体を見に来た。一応俺達の機体に何かされてるか分かんないからな」
「それなら心配ない。マリューさんの事だ、絶対にされてないだろう。まあナタルの方は怪しい所だが」
「…まあ、あの艦長さんなら大丈夫か。それとお前に話しがあるぜ、森川総司…」
「…ここだと目立つ。俺の部屋に行くぞ」
そう言って俺はレックスの他にトレッド、セリスを呼び、俺の部屋へと招き入れた。
セリスは何故か顔を赤くしていて、それには俺達はそれを無視する。
「…さて、あのガンダムを持っているって事は、お前等は神様に送られた者達か?」
「正解だ。今回あのガンダムが現れたろう? それにアウラのせいでまた別の物が送られたとの事で、俺達が送られた。まあまだ仲間がいるけどな」
「まだいるのかよ? やれやれ…これは飛んだ事になりそうだ」
「そう言うなって。それよりも俺達はこの艦の用心棒として雇われた。今後この艦と共に行動するぜ」
「い、一応オーブまでとの事ですけど、この事は話していませんが」
トレッドとセリスの言葉に俺は少し考える。確かに地球に降りた後、ザフトの勢力圏内であるアフリカ大陸に降りて、そしてそこからインド洋に入り、そのままオーブへと寄る感じだな。確かアスラン達の襲撃を受けて…。
まあそれなら問題ないだろうな…、今後の為の良い仲間かもしれない。
「っま、あいつ等との戦いも含めて、今後ともよろしくな」
「ああ」
そう言って俺はレックスとトレッドと固い握手をする。一方セリスの方は真っ赤な顔で俺に握手をした際に、てんぱってた事は言うまでもなかった。
総司に新しい仲間が増えましたwww