機動戦士ガンダムSEED 変革修正の旅   作:ライダーGX

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第18話 フルアーマーストライク誕生

俺が新たな仲間、レックス達と固い握手を交わす同じ時期、ヴェサリウスの方ではラクスをプラント本国に送る為、今専用のシャトルを待っていた。

そんな中でアスランはラクスと話していた。

 

「お久しぶりですわね、アスラン」

 

「ええ…ラクス嬢も」

 

「もう、そんな話し方は止めて下さいな。私達は婚約しているんですから」

 

「はぁ…」

 

その事にアスランは何となく答える。と言うよりも相変わらずの無口…単細胞の様な所がある。

 

するとアスランの目の前に蝶のロボットが飛び回る。

 

「ん?これは…?」

 

「これは総司が作ってくれた物です。私に記念にと」

 

「え?あいつが作ったんですか?」

 

「ええ、とても器用に出来て凄いですね」

 

そうラクスは蝶ロボットを見ながら言い、アスランは意外そうな顔をしている。

 

「(あの危なっかしいあいつがあれを? それに馬鹿なあいつがあれを作れるなんて…)」

 

そう思うアスラン…。

 

 

 

 

 

「はっくしょん!!!!!」

 

 

 

 

 

アークエンジェルの食堂で、当然謎のくしゃみに襲われる俺はくしゃみをし、それにトールは見る。

 

「どうした総司、風邪か?」

 

「知らん…(う~ん…どこぞの誰かが俺の事を馬鹿にしたような気がしたが、気のせいか? もしそうだとしたら許さん…!)」

 

っとそんな事をも知らずにそう思う俺だった。

 

 

そしてまたヴェサリウスの方に戻り、クルーゼが自室でPC端末を開き、ある人物に通信をつなごうとしていた。

 

クルーゼが待っていると、ある人物が通信を開いた。その人物はあのヴァサーゴとアシュタロンに乗っていたパイロットたちだった。

それに不敵な笑みを浮かべるクルーゼ。

 

「…やあ、君達は意外なタイミングで現れるものだね…」

 

『まあな。うちのクライアントが結構五月蝿くてね、早くあいつを潰せって言ってくるもんでな』

 

「ほう?そのクライアントと言うのは…?」

 

『それは言えないな、なんせこっちにとっては超極秘事項なんでね。協力者のアンタでも言えない』

 

っとそう言うその男、そう…クルーゼもこの者達の協力者、得体の知れない連中に協力するのはこの男位だ。

 

なんせクルーゼはこの世を消したいと思う衝動が強い、その事は物語の後に分かってくる。

 

「そうか、残念だな…是非私も知りたかったのだがね」

 

『そう焦るなって。時が来れば教えるさ、それよりお前はどうなんだ? あの戦艦を追っているんだろう?』

 

「今は追う立場じゃない。ラクス嬢を送るプラントのシャトルを待っているんだ、そうすぐに追撃出来ん」

 

『成程な…、こっちもあいつ等がいるとそうそう手は出せない。なんせあいつ等の機体は特殊だからな、こっちと仲間と合流して、準備出来次第向かう予定だ』

 

「ほう…そうか、ではそれに期待するとしよう。忙しい所に連絡して済まないね」

 

『構わんさ、じゃあな』

 

そう言って奴等は通信を切った。クルーゼは笑みを浮かばせながら言う。

 

「フフフ…、君達の活躍…もっと期待しているよ…」

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そして2日後、ヴァサーゴとアシュタロンの突如の襲撃と、レックス達を仲間に引き入れた後に、格納庫で俺はストライクに例のパーツを取り付けられている様子を目にする。

 

それはスクラップ・オブ・ビルダーズから作り出された追加装甲パーツで、足と前腕部、肩に胴体、フロントスカートにリアスカート、最後にバックパックに装備されて、俺はそれを近くで見る。

おお~…これかあのスクラップ・オブ・ビルダーズから作り出された奴か…、しかも左右の前腕部に何かビーム砲らしき物も付いてる、これはビームガンの一種か?

 

まあそれはそれで使ってみるとするか。

 

それとこいつは今日から『フルアーマーストライクガンダム』って所だな。

 

「おっ?それはなんだ?」

 

っとそこにトール達がやって来て、俺の所に集まり、俺はそれに答える。

 

「ああ、これがあれば何とか行けるぞ」

 

「何とかって…」

 

「大丈夫なの?」

 

カズイとミリアリアが若干心配そうな表情をし、それには俺も少し顔を背ける。

 

まあ~大丈夫じゃないかな? 付け焼き刃程度のやつだから。

そう俺が思っていると。

 

「お?こいつは面白いのがあるな」

 

っとそこにレックスとトレッドがやって来て、それに俺達は振り向く。

 

「よう。お前等もか?」

 

「ああ、それとお前等は初めてだったな、俺はレックス。こいつはトレッドだ」

 

「宜しくな。もう1人セリスがいるんだが、どうもお前さんと会うのが恥ずかしいようだぜ?」

 

「…あの子はよく分からんな」

 

全く…彼女は恥ずかしがり屋何かさっぱりだな。っとそう思っていると、トールが俺の方に手を置いて、それに俺は振り向く。

 

「多分、お前が原因だと思うぞ?」

 

「何でだ?」

 

「ほら、ヘリオポリスに居た時、スクールで何人か女の子からラブレター貰ったじゃん。お前顔も行けるし結構モテるから」

 

…別にモテる為に能力高くした訳じゃないぞ、キラの代わりに戦っている上にラクスを救うために動いている。

モテるとかじゃないぞ。

 

「ほぉ~、それは良い聞いたぞ」

 

っとトレッドが俺の首に腕を巻き付けて来て、それに俺は目線をトレッドに向ける。

 

「何だよ?」

 

「なあ、是非そのモテる方法を教えろよ。今度俺の所の会社で女を口説きまくるんだよ」

 

「ふざけんな、俺がそんなの知る訳ないだろう」

 

「はぁ~?知っているだろう? おい」

 

そう言っていると艦内に警報が走り、それに俺達は耳を向ける。

 

『総員!第一戦闘配備! 総員!第一戦闘配備!』

 

「そんな!ここまで来て!?」

 

「合流目前でも叩くのがクルーゼ隊だからな。予想はしていたさ」

 

カズイが愚痴るのを俺はそう言って更衣室へと向かう。

同時にレックスとトレッドも頷き、俺の後に続く。

 

トール達は急いでブリッジに向かい、戦闘態勢に付く。

 

俺達が更衣室について、着替えようととした際に、セリスがパイロットスーツに着替えの途中だったので、何故か真っ赤な顔をして物を投げてきた事は言うまでもない。

と言うか女子は別の場所があるだろうに。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

そして俺達はパイロットスーツに着替えた後、俺達はムウと合流する。

 

「フラガ大尉」

 

「おう! おっ?お前等も行くのか?」

 

「ああ、艦のお守りは出来るぞ」

 

「そう言うこった。それに連中Gには十分対抗出来るぜ?」

 

「おうおう言うこった! それじゃあ俺はお前等の援護に回るぞ、モビルアーマーよりモビルスーツのお前等の方が適任だ!」

 

そう言ってムウはメビウス・ゼロに乗り込み、俺達は各自のモビルスーツへと向かう。

俺はレックス達にある事を言う。

 

「お前等は知っての通り、やって来るはデュエルとバスターにブリッツだ。特にデュエルは俺を確実に狙ってくるに違いない。その為レックス達は各自の動きで頼む。それだったらレックスかトレッドはバスターかブリッツの相手をしてくれ」

 

「分かった」

 

「よっしゃ! んじゃあセリスは艦のお守りだ!」

 

「一番身軽な方だからな。だが気を許すなよ?」

 

「は!はい!!」

 

レックスとトレッドに言われた事にセリスは緊張の表情をしながら返事をし、俺はコックピットに乗り込み。ミリアリアが通信をつないできた。

 

『総司!ザフトはローラシア級一隻、そしてデュエル、バスター、ブリッツよ!』

 

「了解!ストライカーパックはエールの方を頼む!」

 

『え!?その装備で大丈夫なの!?』

 

「心配ない、俺の言う通りに!」

 

その事にミリアリアが不安ながらもエールストライカーを選択し、カタパルトについて、エールストライカーがバックパックに装備される。

当然フルアーマーストライクのバックパックは分離して、エールストライカーと合体し、そのままエールストライカーはフルアーマーストライクに接続される。

 

『APU起動!カタパルト接続!システムオールグリーン! 進路クリア!ストライク発進どうぞ!!』

 

「森川総司!フルアーマーストライク出るぞ!!」

 

スキージャンプの様に前かがみになり、フルアーマーストライクはそのまま発進した。

 

そしてデュナメス達がカタパルトに着いて、発進する中でナタルだけが抗議していた。

 

「艦長!本当に奴等を出すつもりですか!?」

 

「バジルール少尉!これはもう決定事項です!」

 

「くっ、了解…!」

 

そして左右のカタパルトにデュナメスとグシオンリベイクがカタパルトに接続される。

 

『進路クリア!えっと…』

 

「おっと言うのが忘れてたな。こいつはデュナメスだ」

 

「俺のはグシオンリベイク! 長かったらグシオンでもいいぞ?」

 

「わ!私のはエアリアルです!」

 

それにミリアリアが慌てて言う。

 

『す!すいません! 改めて進路クリア!システムオールグリーン! デュナメス!グシオンリベイク発進どうぞ!!』

 

「レックス・スターリング、デュナメス行くぜ!」

 

「トレッド・マクダイル! グシオンリベイク発進するぜ!!」

 

デュナメスとグシオンリベイクはスキージャンプの体制で発進し、最後にエアリアルがカタパルトに着く。

 

『進路クリア!システムオールグリーン! エアリアル発進どうぞ!』

 

「セリス・アージェント! エアリアル行きます!」

 

最後にセリスのエアリアルが発進し、アークエンジェルの護衛に回る。

 

そしてガモフから発進したイザーク達はレックス達のデュナメス達を見て確信する。

 

「あれか!?隊長が言っていた謎の機体と言うのは!?」

 

「へっ! それならお手並み拝見だ!」

 

「僕は足つきを狙います!」

 

するとデュエルたちは散開し、デュエルとバスターはこっちに来て、ブリッツの方はアークエンジェルへと向かっていった。

 

「ちょっ!おいおい!俺を無視かよ!!」

 

「チッ! おいトレッド!お前はすぐに追いかけろ! セリスは1人じゃどうも不安だ!」

 

「分かったよ!」

 

レックスの言葉を聞いて、トレッドはすぐに反転してブリッツと追いかけて行った。

 

そして俺はデュエルと対決する。

 

「さてと、あんまりしつこいと女だけじゃなく男にも嫌われるぞ?」

 

「なっ!ストライク!? 装備が何か違うぞ!?」

 

デュエルの動きは俺の姿を見て、一瞬戸惑いを見せた様子で、俺はそれを見逃さず、ビームライフルでビームライフルを撃ち抜いた。

 

「ぐっ!?」

 

「一瞬の油断が命取りだぜ!」

 

俺はビームライフルを腰にマウントし、腰のビームサーベルを抜いて向かっていく。別にエールストライカーの方を使ってもいいんだが、ちょっと遠いからこっちを選ぶ。

 

当然デュエルの方は対抗するかのようにビームサーベルを抜いて向かってきた。

 

そしてレックスの方は、バスターと砲撃戦の様な戦いを繰り広げていた。

GNスナイパーライフルじゃなく、ふくらはぎのホルスターにある『GNビームピストル』を抜いて、バスターと激しい戦いを繰り広げていた。

 

「くっ!結構やるじゃないの! この俺が押されるなんてね!」

 

「気持ちが固いぜ? それでもザフトの赤服のエリートか?」

 

そう言ってレックスはフロントスカートと両膝にある『GNミサイル』を発射し、それにバスターは350mmガンランチャーで全てを撃ち落とす。

 

 

一方アークエンジェルに攻撃を仕掛けて来たブリッツ、その前にセリスのエアリアルが立ちはだかり、ブリッツはトリケロスのレーザーライフルで攻撃する。

 

「ひいいい!!」

 

セリスは悲鳴を上げながらもシールドで防御して、ビームライフルを構えて撃ち返す。

 

「くっ!」

 

ニコルはその攻撃を躱すも、意外にもセリスの正確な射撃にギリギリの距離で躱していた。

 

「何て正確な射撃だ! パイロットの技量が高い!」

 

「来ないで!来ないで~!!」

 

『おい!泣いてんじゃねえぞ!』

 

っとそこにトレッドのグシオンリベイクが到着し、トレッドは腰のハルバートで切りかかる、そしてニコルはそれをトリケロスで防御する。

 

「ぐっ!!」

 

「全く! 総司にカッコいい所見せたかったら、もっと根性見せろっての!」

 

「そんな事言われても~!」

 

 

 

そして俺はデュエルとビームサーベルの剣術対決となっている。当然シールドで防御しながらだがな。

 

「ぐぅ!!!」

 

「……フッ!!」

 

俺はフルパワーでデュエルを押しのき、開いた腹部の所にビームサーベルを切り付ける。

 

当然デュエルはそれに対処する事は出来ず、それをまともに貰ってしまう。

 

「ぐぅーーー!!!」

 

「そらよっ!!」

 

俺はヤクザキックで間合いを取り、デュエルを吹き飛ばした後、横に居たバスターに狙いを定め、ビームライフルを抜いて、奴の『94mm高エネルギー収束火線ライフル』を撃ち抜く。

 

「なっ!」

 

「おいおい総司、それはちょっと卑怯じゃないか?」

 

「戦争に卑怯もくそも無いからな。卑怯ならあいつ等のヴァサーゴとアシュタロンの核動力機がそうだろう?このまま行く!」

 

俺はそう言ってデュエルへと向かい、レックスはやれやれと顔を横に振りながらバスターのガンランチャーを破壊し、それにはディアッカは歯を噛みしめる。

そしてニコルは第8艦隊が迫ってくるのを見て、イザーク達に言う。

 

「皆さん!もうすぐ敵艦隊が来る! 時間切れです!!」

 

「チッ!タイムアップか!」

 

「くぅ!!!俺は認めん!!俺は認めんぞ!!!」

 

そう言ってイザークは怒り任せに俺に向かって来て、俺はそれを見て構える。

 

ビームサーベルを振り下ろしてきたが、俺はそれをシールドで受け流す様に外し、それに流れてしまって体制を崩すイザーク。だがその様子を俺が見逃さず、俺はアーマーシュナイダーを取り出して、ビームサーベルで損傷し空いた腹部の穴に突き刺した。

 

それが決めてか、コックピットにその影響が響き、誘爆してイザークの顔面へと直撃する。

 

「グアアアッ!!!」

 

それによりイザークの動きは止まり、それを見たディアッカはレックスとの戦闘を辞めて、その場に駆け付ける。

 

「おいイザーク!大丈夫か?!」

 

「痛い…!痛い…痛い…痛い、痛い痛いぃいいい!!!」

 

『もう駄目ですディアッカ!! 敵艦隊の射程圏内に入る!!』

 

「クソッ!!」

 

そう言ってディアッカ達は撤退し、俺達は武装を下したのだった。

 

ふぅ…、フルアーマーストライクの初陣にして、初勝利と言った所だな。

 

 

 

 

 




フルアーマーストライクの初勝利と言った所ですが。生憎これでもヴァサーゴとアシュタロンにはまだ及びません。
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