そして新年早々の投稿です。
ザフトが動き出している頃、俺は通路を通り、ヘリオポリスの避難民がシャトルに乗り込む格納庫を見て、俺は足を止める。
何とか避難民たちを無事地球に降下出来ると良いんだがな…、劇中ではザフトの戦闘中にメネラオスがローラシア級のガモフとの死闘の末、避難民を乗せたシャトルをそのまま降下させたんだ。
その際にキラとイザークとの戦いで間にはいってしまい、イザークによって撃墜されられ、それによりキラは衝撃的なトラウマを植え付けられてしまった。
俺はそれを何としても阻止しないと、でも今回はレックス達もいるから、何とかなるだろう。
すると1人の女の子が俺の所に来た。
「お兄ちゃん」
「ん?どうしたんだい?」
俺はその女の子の方を見て、女の子は紙の花束を俺に渡した。
「今まで守ってくれて、ありがとう」
女の子はそう言って俺に紙の花束を渡し、それを俺は受け取って、微笑みながら言う。
「ありがとう」
俺はそう言って女の子に言い、女の子は頷いて母親の下へと戻って行った。
その様子を見届けた俺はパイロットスーツに着替える為に、更衣室へと行こうとした時にサイ達と会う。
「総司」
「やっぱり俺の予想通りだったな。残った事は」
「ちょっと、まるで私達が残るって分かったような言い方じゃない?」
「まあな、でも今更だがいいのか? 俺は最初から残るつもりでいたんだが」
「それなんだけど、フレイが総司の事が心配で軍に志願したそうだよ?」
カズイの言葉に俺は思わず振り向く。え?フレイが俺の事を心配?
「何でまた?」
「どうも総司はちょっとばかり危なっかしい所があるって。俺達もちょっとは思っているけど」
「おい…」
サイの言葉に俺は少しばかりイラっとしたが、そうか…フレイがそんな事を。まあちょっとばかり原作とは違う展開にはなったな。
まあフレイの場合、父親を殺されてコーディネーターに復讐する為に軍に入り、キラを操り人形の様にしようとしたからな。
そしてキラもそんな弱い所に付け込まれて、フレイに良いように利用されたって事もあるけど、もう1つは自らのエモノ…女の武器を使い、キラは見事に嵌まったって言うのは言うまでもないけどな。
そんな事を言っていると、警報が鳴り響いた。
サイ達は思わず振り向き、俺は予想していた…。ザフトは必ず来るって。
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第8艦隊のメネラオスのブリッジでハルバートンはザフト艦隊が来たことに拳を握りしめる。
「あいつらめ…、どうあってもアークエンジェルを沈めるつもりか」
「准将」
「分かっておる! アークエンジェルは降下を開始せよと伝えよ!」
「りょうか…【ビービー!!】っ!提督!アークエンジェルからモビルスーツが発進しました!!」
「何だと!?」
数分前、俺はパイロットスーツに着替え、ストライクに乗り込もうとした際、レックスが俺の下に来る。
「総司、一応聞くがこのフルアーマー状態でのストライクは大気圏突入能力はあるが、それでもストライク本体の方はかなりの高温になるぞ?」
「分かってる。それでも第8艦隊のモビルアーマー部隊だけじゃあの4機には歯が立たない。強引でも出撃する以外ない」
「だな…、取り合えずあいつ等が介入して来ない事を祈るだけだな」
そう言ってレックスはデュナメスの方に向かい、俺はストライクに乗り込み、ムウに通信を入れる。
「フラガ大尉!」
『ああ分かってる! おい艦長!!ギリギリまで俺達を出せ!! 何分ある!?』
『無茶な!只でさえ降下している最中なのに!』
マリューさんは俺達の出撃に反対の様子。それに今は発進指示がない為、出撃は出来ないが、ある人物がそれを買って出た。
『分かった、だがフェイズ3まで戻れ! ストライクのスペック上は大気圏突破は出来ても、やった人間は居ないんだ!中はどうなるか知らないぞ!高度とタイムは常に注意しろ!!』
「了解『バジルール少尉!!!』(おっと…マリューさんの怒鳴り声がこっちにも聞こえる)」
ナタルの独断にマリューさんは怒るが、ナタルの判断にあながち間違ってはいない。ここでアークエンジェルがやられたら、第8艦隊の犠牲が無駄になってしまう。
それは何としても避けたい、だからナタルは独断行動に出たんだ。
まあそれはそれでいい、俺は出撃するのはあの子が乗っているシャトルを落とさない為だ。
その為に今回は出撃するんだ。
俺はフルアーマーストライクを起動させ、カタパルトに移動させる。
そして装備はエールストライカーを装備し、ビームライフルと対ビームシールドを装備する。
『APU起動!カタパルト接続!システムオールグリーン! 進路クリア!ストライク発進どうぞ!!』
「森川総司!フルアーマーストライク出るぞ!!」
スキージャンプの様に前かがみになり、フルアーマーストライクはそのまま発進した。
続いてレックスとトレッドのデュナメスとグシオンリベイクがカタパルトに移動し、発進体制が完了する。
『進路クリア!システムオールグリーン! デュナメス!グシオンリベイク発進どうぞ!!』
「レックス・スターリング、デュナメス行くぜ!」
「トレッド・マクダイル! グシオンリベイク発進するぜ!!」
デュナメスとグシオンリベイクはスキージャンプの体制で発進し、最後にエアリアルがカタパルトに着く。
『進路クリア!システムオールグリーン! エアリアル発進どうぞ!』
「セリス・アージェント! エアリアル行きます!」
セリスのエアリアルが発進して、最後にムウが乗るメビウス・ゼロが発進し、第8艦隊の援護とシャトルの死守に向かう。
そして時間が戻り、メネラオスに居るハルバートンはマリューさんに通信を入れる。
「ラミアス大尉!勝手な事を!!」
『申し訳ありません閣下! ですがどうかご理解を!!』
「…フッ、仕方ない…。皆の者!何としてもアークエンジェルを降下させるのだ!」
メネラオスが全艦隊に通信を入れて、気合いを入れさせる中、デュエルに乗るイザークが俺のストライクを発見する。
「ストライク!!!!」
「おっ?デュエルか。アサルトシュラウドを身に纏って、こっちのフルアーマーと互角となったか」
俺はビームライフルをリアスカートにマウントし、ビームサーベルを抜き、デュエルもビームサーベルを抜く。
「傷が疼くんだよおおおおおおっ!!!!」
イザークは叫びながらビームサーベルを振り下ろし、俺もビームサーベルを振り下ろしながら共に対ビームシールドで防御する。
そしてデュナメスとバスターは共に遠距離武器で攻撃しあい、互いのミサイルを撃って牽制する。
「ちっ!こいつめ!! 何だか被ってるんだよ!!落ちろ!!」
「何だが苛立ってるな相手は…。まあこっちは別に関係ないけどな!」
そう言ってレックスはデュナメスのGNスナイパーライフルを撃ち続け、バスターも武装を撃ち続ける。
トレッドはブリッツに向けてにハルバートを振り下ろす、それをニコルはブリッツのトリケロスで防御し、足を使ってグシオンリベイクを蹴り飛ばし、一度距離を取る。
「ごおっ!!あの野郎…!蹴りやがったな!!」
「あいつは以外にもパワーがある! こっちはスピードで勝負しましょう!」
ブリッツは距離を取りつつ移動しながらトリケロスのレーザーライフルを撃ち、それを躱しながら120mmロングレンジライフルを撃つ。
そしてエアリアルが近寄るジンに対しビームライフルで落とし、そして俺達の方を見るセリス。
「(皆さん…戦いに集中し過ぎてアークエンジェルに戻るのを忘れない様に…)」
そうセリスは思うのだが、その予感がこの後的中する事なんて思ってもいなかっただろうな。