地球に降下して、バルトフェルドの部隊による攻撃にさらされた俺達アークエンジェル。唯一飛行できるデュナメスに地上で応戦するフルアーマーストライクたち。
そこにレジスタンスの明けの砂漠の手助けによって、事なきを終える。
そしてそのレジスタンスにはあのカガリもいたのは言うまでもなかった。
その後俺達アークエンジェルは明けの砂漠の案内で、隠れ家…前線基地へと向かっていた。
明けの砂漠の前線基地は岩陰の間にあり、アークエンジェルもその中に隠れる事にした。その間に俺達がカモフラージュ用のコートをかぶせて、なるべく視認しにくくした。
今はマリューさん達に任せるしかないな。
そして俺はと言うと、一応休憩の為にストライクから降りる。
「ふぅ…」
「お疲れ」
「おう」
サイが俺に挨拶し、俺は持ってきた水筒で水分補給をしていると、下からカガリが上がって来て、俺と向き合う。
カガリは何か言いづらそうな感じで俺を見てくる。
「…そ、その…悪かったな、殴りかかろうとして」
「ああ、その事か。別にいいよ、あれくらい簡単に避けれるし、当たっても痛くも痒くもないね」
「なっ!!お前!!!」
その事にカガリは怒りが込み上がる。まあ仕方ないだろう? 鍛錬し続けている俺とお前とでは差があり過ぎるからな。
それに今のカガリの腕前では俺に所か、一般兵にすら勝てるかどうか不安だろうな。原作のカガリは体力作りが趣味と見ているが、一体どれくらいの強さなのかは分からないがね。
俺がそんな事を考えていると、カガリが言葉を言う。
「…実はさ、あの後…お前がどうなったか気になってたんだ」
「…あの後、俺達はあの艦に乗り、そして俺はこのストライクと共に激戦に戦った。それだけだ」
「そうか。そして再会したらこんなのに乗って現れるわ、おまけに今や地球軍か」
「そう嫌味な事を言うな。色々あるんだよ…。それよりもお前だ、何でお前が此処にいる。オーブの人間だろう?」
俺がその指摘を言うと、カガリは何とも言いづらそうな感じになるが、そこの所はまあそっとしておこう。
一応原作を知っている俺だからな、どの道こいつは一緒に行くことになるかな。
っと俺がそう思っていると、カガリがある事を問う。
「それよりもこいつだ、前見た時はこんなアーマーは付いてなかったし、一体何がどうなっているんだ?」
「これは予想外の敵と対等する為の処置だ。まあこれがあってもそうそう強いって訳じゃないけどな」
「予想外の敵?」
カガリはそれを問うも、俺はあまりその事を言わない事にした。言った所でカガリがそれを理解出来る筈がない。
そう言っていると、空から何かがやって来て、それに俺達は見る。
それは一機の飛行機で、それは三角形の形をし、背ビレの様なスタビライザーが見える……って!!
あれはまさか!!?
その飛行機を見たカガリは呟く。
「あの機体か…。ようやく戻って来たのか」
っ!?カガリがあの機体を知っている!? おいおいまさか…!!
すると俺の所にレックス達がやって来る。
「おい総司、あの機体は俺達アストロストーム社の所のだ」
「って事はあいつはここに居たって訳か」
「お前等はあいつの事を知っているのか?」
「はい! あの人は…」
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そして同時刻、マリューさん達がレジスタンスのサイーブとこの地に付いて話し合っていた時だ。
「ザフトの勢力圏だとしてもこの広さだ。ずっと軍隊を展開している訳じゃねぇ。ただ3日前にビクトリア宇宙港が堕とされて以来、あいつ等の勢いは増した」
「3日前!?」
「ビクトリアが!?」
「あらま…」
マリューさん達はその情報を聞いて驚きを隠せないでいた。ビクトリア宇宙港が堕とされたとなれば、地球軍は地球に閉じ込められたと同じ、そうなると地球軍の月面基地は一気に物資が尽きてしまう。
宇宙では月面都市コペルニクスがあったとしても、そこでは補給がままならない。
条約により地球軍はそこでは補給は受ける事は出来ないのだ。
その宇宙港がザフトの手にあると聞かされたマリューさん達はそれをどうにかしたいと考え始める。
すると飛行機のエンジン音が聞こえ、それにマリューさん達は振り向く。
「何だこの音は?」
「
「あいつ?」
サイーブの言葉にムウが振り向き、サイーブは外に出て行き、その後をマリュー達は追いかけ、外を見ると一機の飛行機がやって来る。
それを見たマリューさん達は呟く。
「あれは?」
「アストロストーム社のモビルスーツだよ」
「何だと!?」
「アストロストーム社の?」
ムウはその事に振り向きながらサイーブに問い、それにサイーブは頷く。
「ああ、あいつ等は意外にも救援活動を行っているのが主だからな。それにあそこは戦闘をも想定して武装をしている。すげぇ奴等だよ」
そう言っている間にその機体は変形してモビルスーツになった。
俺達はそれを見ていて、俺はそのモビルスーツの外見に思わず目が行く。
その機体はあの構想飛行形態『ウェイブライダー』へと変形し、高性能の『バイオセンサー』を持つモビルスーツ、【Zガンダム】が降りてくるんだから。
おいおい…Zガンダムが来るなんて…想像もしていなかったな。
そしてZガンダムが俺達の下に降りて来て、コックピットから1人の少年がタラップをつたって降りてくる。
「おーい、レックス!トレッド!セリスちゃーん!」
「全くあいつめ…」
「おう!ひさしぶりだなー!」
「どうもです! “ライアン”さん!」
ライアンと呼ばれた少年はレックス達の下に来て、俺はその様子を見る。
するとライアンは俺の存在に気づいて、レックス達に問う。
「おい!まさかこいつが話してた?」
「そうだ」
レックスの頷きにライアンは俺の下にやって来る。
「やっぱりか~! 初めましてだな!俺は【ライアン・フレイズ】!よろしくな!」
っと握手をしてきて、その様子に俺はただ唖然とする。
おお~…これはまた何とも凄い奴が来たものだな……。
はい、新しい仲間が増えました。
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