機動戦士ガンダムSEED 変革修正の旅   作:ライダーGX

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本日2回目、


第6話 崩壊する大地 後編

一旦ザフトの襲撃を撃退し、アークエンジェルは大破したモルゲンレーテから物資の搬入を急いでいた。物資と言えどそうそうある訳じゃない。

無事な物資だけ搬入する程度だ、残りの物資はもうザフトが壊したからだ。

 

その為整備班たちは大忙しだった。

 

「おいこれ何処に持っていけばいいんだよ!!?」

 

「そいつはこっちだ!!急げ!!!」

 

「水はモルゲンレーテから持ってくる他ないだろう!?」

 

「でもこれだけの水じゃあ一ヵ月も持ちませんよ!!」

 

「ストライクのパーツと弾薬が先だ!!急げ!!」

 

「マードック軍曹!来てくださいよ!!ジンのサーベルはどうするんですか!?」

 

整備班はもうかなりの急ピッチでストライクの整備と修理、更にはメビウス・ゼロの修理も行っていたのだ。

 

そんな中で俺は居住区で仮眠を取っていた。

あれだけの仕事なんだ、多少仮眠をとっても構わないだろう…。

 

その様子をトール達は静かに見ていた。

 

「…この様子で寝られるってのが凄いな」

 

「私達をあれだけ守ってくれてたのよ? それだけ大変だったんだから…」

 

カズイのその言葉にトール達は何とも言えずにただ黙り込むが、それでもカズイはこう言う。

 

「大変だったか…、まあある意味そうなのかもな」

 

「…何が言いたいんだ、カズイ」

 

サイはカズイの言いたい事が理解できず、まるで当たり前の様な事を言ってることに問いだす。

 

「別に…、ただ総司にはあれだけで済んじゃうんだなって思ってさ」

 

「どういう意味だよ?」

 

トールがその事をカズイに問いだす。

 

「…総司さ、あれのOSを書き換えたって言ってたじゃん。それって何時さ?」

 

「何時って…」

 

「総司もあれの存在を知っていたとは思えない。じゃあいつOSを書き換えたんだよ? 総司がコーディネーターだって事は知ってたけどさ、遺伝子操作で生まれた奴等はそんな事もあっという間に出来ちゃうんだぜ? ザフトにいる連中はみんなそうさ…そんな奴等と戦って勝てるのかよ?地球軍は?」

 

「「……」」

 

カズイの言葉にトールとサイは何も言えず、ミリアリアは俺の方を見て心配そうな表情をするのだった。

 

…全く、仕方ないな。

 

「…誰もが出来るって訳じゃないぞカズイ」

 

「え!?」

 

「総司!?」

 

「起きてたの?!」

 

サイ達が俺が起きていた事に驚き、俺はゆっくりと目を開けて言う。

 

「…コーディネーターは多少ある程度の動きや勉学をしないと、頭に響いてこないし、慣れることも出来ない。そこはナチュラルと一緒なんだ、カズイ…別に地球とプラントの戦争の事については俺がとやかく言うつもりじゃない。ただ間違えないでくれ…一応あいつ等も油断してしまったら負けてしまって、滅びの一筋を辿るだけなんだ…」

 

「滅びの一筋…」

 

「そう…、そのどちらかが滅んだりしたら、人類は間違いなく全滅。出来ればそうなって欲しくないと俺は思ってるよ…」

 

 

 

そしてその様子を天界である神様は見ていた。

 

「…アウラがまた何か仕掛けてこない様に見張っては居ますが、アウラは一体何をするつもりでしょう…」

 

そう思っていると、コズミック・イラの世界にある黒い渦が送り込まれたのが見え、それに神様は驚きを隠せない。

 

「っ!?あれは…!」

 

すぐに原因を特定すると、その狂い渦はアウラが別の何かを送り込んだのを確認し、それに頭を抱える神様。

 

「何と言う事…これではコズミック・イラの世界は混乱に陥ります。仕方ありません。こうなれば“ある者達”を送り、少しばかり記憶を改ざんせざる負えません。総司さんにはかなり負担をかけますが、総司さんならきっと彼等の事を理解してくれると思います…」

 

そう言って神様はコズミック・イラの世界に何かを送り込んだ事に、俺は後に知るのであった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

その頃マリューさん達はブリッジで今の状況を調べていた。

 

「ふぅ…、市民の避難は100%完了しているとの事だけど、さっきので警報レベルは9に上がったそうよ」

 

「シェルターは完全にロックされちまったって事か…、あっ、となるとガキ共はどうするんだ?」

 

ムウは俺達の事をマリューさんに言って来て、それにマリューさんは振り向く。

 

「どうするって?」

 

「ほら、もうそこらへんに捨てていくって訳にも行かないじゃないの」

 

「彼らは軍の機密を見たため、ラミアス大尉が拘束したのです。このまま返すわけには…」

 

ナタルが未だに拘束が必要だと判断するばかり、これにはさすがにムウは表情を歪める。

 

「脱出にも付き合ってもらうって言うのか?出たらド派手な戦闘になるぞ?」

 

「それは…」

 

ムウの言葉にナタルは言葉を詰まらせるが、マリューさんはその事にある提案をする。

 

「…ストライクの力も必要になってくると思います」

 

「まさか、あれをまた実戦に使われると?」

 

「使わなきゃ、脱出は無理でしょう?」

 

マリューさんの言葉にナタルは未だに納得がいかない様子、そこにムウが横から口を挟む。

 

「あの坊主は了解してくれるのかねぇ」

 

「その事に関しては、もしかしたら受けれてくれるかも知れません」

 

「何故?どうしてそう思うので?」

 

ナタルはマリューさんの言葉に疑問を感じ、それに問いかける。

 

「何故だか分かりませんけど…、彼なら協力してくれる…そう感じるんです」

 

「ふぅーん、成程ね~」

 

「…私には納得できません。此処はフラガ大尉に乗って貰うのが一番かと」

 

「おいおい無茶言いなさんなって! あんな物が俺に扱えるわけないだろう!あいつのOSのデータ見てないのか? あんな物が普通の人間に扱えるのかよ?」

 

「なら元に戻させて! 兎に角民間人の、それもコーディネーターの子供に大事な機体をこれ以上任せる訳には!」

 

ナタルは動じても俺の事が納得いかず、早く俺の手元から手放せたいと考え思っている様子、その事にマリューは重い表情をする。

 

「それでのろくさ出て…、的になれっての?」

 

ムウの言葉にナタルは言葉が出ず、ムウはお手上げ状態と手を上げる。

 

 

 

そしてしばらくして、俺達の下にマリューさんがやって来る。

マリューさんから俺にストライクに再び乗って貰いたいと言ってきたのだ。

 

「…つまり、脱出にはストライクの力が必要で、俺が必要と」

 

「ええ、無理にとは言いませんが「いいですよ別に」えっ?」

 

「総司!?」

 

トール達は俺の言った言葉に驚きを隠せないみたいで、俺はトール達の方を一度見ながら言う。

 

「どの道脱出するには外にいるザフトを相手にしなきゃいけない。それにストライクは俺が組み込んだOSのせいで誰も乗れない。だったら俺が乗って殿を務める他ないだろう」

 

「だって…総司!」

 

「俺だって正直怖いよ? モビルスーツに乗ってたらいつ死ぬか分からない。だがお前等をこんな所で死なせる訳には行かないよ」

 

「総司君…ありがとう」

 

その事にマリューさんは頭を下げるのであった。

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

そして俺がマリューさんに頼まれ、ストライクの所に向かった際にザフトのジンがやって来たのだ。

 

その際アークエンジェルの艦長となったマリューさんが皆に指示する。

 

「ヘリオポリスからの脱出を最優先とする、戦闘でコロニー内を傷つけないよう留意せよ」

 

当然その命令は無茶な事である事に部下が呟く事は無理はない筈、そしてストライクに乗った俺はカタパルトへと向かう。

 

「3番コンテナ開け!! ソードストライカー装備だ!!」

 

そう言うと同時に左右上部からのハッチが開き、左腕と肩、背中には青いストライカーパック『ソードストライカーパック』が装備される。

 

背中の右側に『15.78m対艦刀「シュベルトゲベール」』と呼ばれる対艦刀がある。こいつは元々艦隊戦闘にもの凄く発揮するのだが、モビルスーツにも対応出来る為、一撃で倒す事が出来る。ただこいつは取り回しが難しい為、はっきりモビルスーツ戦闘には不向きなんだ。

 

でも後にこれが改良された物が出る事を祈るよ。

 

そして左肩と腕に装備されている『ビームブーメラン「マイダスメッサー」』と『ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」』だ、このマイダスメッサーは投げたら弧を描く様に曲がって戻って来るから、避けても背後からの攻撃には無知に等しい、更にパンツァーアイゼンも小型の盾と両立している事と、ロケットアンカーで相手を掴むことが出来るからこいつもいい、是非今度頼んで基準装備して貰おっと。

 

まあ正直言ってシュベルトゲーベルには柄の先にビーム砲があるって言う事だからな、残念ながらこいつは試作の為、そいつは出来ない。でも俺が改良を加えれば何とかなるだろう。

 

『ストライク!発進だ!』

 

「了解。X105ストライク…森川総司出ます!」

 

ストライクは若干前のめりになり、スキージャンプをするかのように発進した。発進した際にフェイズシフト装甲を展開し、スラスターを全開にする。

 

その際アークエンジェルが『225cm2連装高エネルギー収束火線砲「ゴットフリートMk.71」』を放ち、相手を拡散した。

 

俺は近くのジンに目標を定め、その中に乗っているミゲルが俺に向けて『M69バルルス改 特火重粒子砲』を放ってくる。

 

「そーら落ちろ!!」

 

ジンから放たれる特火重粒子砲のビーム砲を、俺は難なく躱す。だが後ろのシャフトのケーブルに当たり、それが熔解されて、俺はそれに舌打ちする。

 

「チッ、拠点攻撃用の装備で堂々と持ってやって来やがって」

 

またジンが再びビーム砲を撃って来て、俺はアンチビームシールドで防御する。

シールドで防御した際に閃光がこだまする。

 

「やったか!?」

 

そして閃光が止むと同時に、俺が急接近してシュベルトゲーベルを振り下ろす。

 

「何!!?」

 

ミゲルはそれに驚くが、それを躱してビーム砲を再び放つ。俺はシールドで再び防御をし、そのビーム砲を防ぐ、しかしこればかりで防いでいると、このシールドも長くは持たない。

これは早くケリをつける必要がある。

 

その一方でアークエンジェルの方ではジンを蹴散らしつつであり、ムウがマニュアル操作でゴッドフリートをジンに向けて撃つ。

 

ジンがその際半分になって、その時に誤動作により重爆撃装備の『M66キャニス 短距離誘導弾発射筒』であるミサイルが発射し、メインシャフトに直撃、更に崩壊へとつながった。

 

「しまった!!」

 

「不味いわ!これ以上コロニーに損害は与えられないわ!!」

 

「ではどうしろ言うのです!沈められろとでも!?」

 

 

 

そして俺はミゲルのジンと激しい激戦を繰り広げていた。

 

「くそっ!!しぶとい!!!」

 

ミゲルはビーム砲を乱射するかのように撃ちまくり、俺はそれを回避しながら飛び回る。

 

「素早い…! 回り込めアスラン!!無理やりついて来た根性をここで見せろ!!」

 

その言葉にアスランが乗るイージスが俺の後ろに回りこみ、俺はその映像を拡大してみる。

 

「イージス…アスランか?」

 

「総司…君なのか?」

 

その際にすれ違いのように通り過ぎ、その際にミゲルが俺の背後を取る。

 

「貰った―ーーーーッ!!!」

 

ミゲルがビーム砲を放ち、それに気づいた俺はそれを躱すと同時にビームブーメランであるマイダスメッサーを投げる。それを躱すミゲルだったがブーメランの名の通り、弧を描く様に戻って来て、ジンの足を切り裂く。

 

「何!?」

 

「あばよ!!」

 

俺がスラスターを全開にして、シュベルトゲーベルを振り下ろし、ジンを切り裂いた。

 

「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

 

ミゲルが悲鳴を上げながら爆散する。

 

「ミゲルーーーッ!!!」

 

アスランがそれに声を上げ、俺はイージスと向き合った。アークエンジェルからは通信が入るが、それは無視する。

言われなくても聞こえているんだよ。

 

その際アスランから通信が入る。

 

『…総司、森川総司! 総司…君なのか!?』

 

「アスラン…。アスラン・ザラ!お前が何故そこに居る!!」

 

『お前こそ、どうしてそんなものに乗っている!?』

 

そう言った瞬間、ヘリオポリスのメインシャフトが爆発し、シャフトが崩壊して、ヘリオポリスの崩壊が始まった。

 

それによりヘリオポリスが崩れ、空気が外に逃げ、その影響で俺は放り出されてしまう。

 

「ううおおおおおおおお!!!」

 

『総司!!!』

 

アスランが俺の事を叫ぶも、イージスも空気の逃げの影響によって、別の場所へと放り出されてしまった。

 

 

 




アンケートを見て、これはもう遠慮なしで出来そうですね。

7話でのあとがきで書いた事です。どうでしょうか?

  • フルアーマーいいと思いますよ。
  • モビルスーツはコズミック・イラの世界ので
  • ガンダム作品からのはちょっと…。
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