エアプ魂の黎明   作:底田

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第3話

深淵第五層。

レグは、突然謎の黒いサングラスをかけ、金色のチェーンを首に巻きながら登場した。

 

「Yo、ボンドルド!今日こそお前に教えてやるぜ、俺のビートは深淵より深いんだぜ!」

レグは謎のビートボックスを始め、周囲の原生生物たちがノリノリで踊り出す。

 

一方のボンドルド。いつも通りの不気味な落ち着きを見せながらも、なぜか両肩にスピーカーを搭載していた。

「素晴らしい!君のラップに潜むリズムの可能性を探求させてもらおう!」

スピーカーから爆音のテクノビートが流れ出し、周囲が一瞬でダンスフロアと化す。

 

第一ラウンド:ビートバトル開始!

 

レグがマイクを握り、即興のラップをかます。

「Yo、俺はレグ、鉄の拳!

深淵の敵を全員粉砕!

お前の装備はちょっと古い、

俺の火葬砲で全部無効化!」

 

観客と化したナナチが頭を抱えながら呟く。

「なんなんだよこれ…。深淵の冒険はどこに行ったんだ…。」

 

しかし、ボンドルドも負けてはいない。彼は白笛をマイク代わりに持ち、応戦する。

「黎明卿の名を冠する私!

探求の果てに君を迎え撃つ!

深層の知識は無限の武器、

君のラップはただの音の粒子!」

 

ナナチはさらに絶望した。

「…もうやめてくれ…。誰も得してないだろこれ…。」

 

第二ラウンド:肉弾戦突入!

 

突然、レグがチェーンを投げ捨てて叫ぶ。

「ラップじゃ決着つかねぇな…ならば拳で語る!」

彼の義手がガシャリと音を立て、ボンドルドに向かって飛び出す。

 

「素晴らしい!では私もその拳に敬意を表し、これを試させてもらおう!」

ボンドルドは謎の新兵器「深淵式巨大フライ返し」を取り出し、レグのパンチを迎撃。

「これで君を『ひっくり返す』ぞ!」

 

レグの鉄拳がフライ返しに弾かれ、周囲の岩壁が崩壊。しかしレグはすぐに立ち上がり、火葬砲を充填する。

「この技で終わりだ、ボンドルド!」

 

ボンドルドもまた、謎の黒光りする盾を取り出す。

「君の火葬砲が私の『リフレクターヴァニラシールド』を超えるか、試させてもらおう!」

 

クライマックス:深淵ギャグの果て

 

レグの火葬砲がボンドルドの盾に直撃し、二人を中心に巨大な爆発が巻き起こる――かと思いきや、そこから現れたのは…ボンドルドが持つ「お詫びのケーキ」。

 

「素晴らしい戦いだったね、レグ。だが、争いの果てには『平和のケーキ』があるべきだと思わないか?」

レグは呆然とケーキを見つめる。

「お前…何言ってんだ?」

 

そこにナナチが乱入。

「いい加減にしろってんだお前ら!何がケーキだ!何がラップだ!お前らはただの深淵の変人だろ!」

 

エピローグ:誰も勝者になれなかった…

 

最終的に、ケーキを囲みながら黙々と食べる3人。

「君の探求心は実に素晴らしいね、レグ。」

「もう喋るな…。頼むから普通の冒険に戻ろうぜ…。」

 

ナナチは最後の一口を飲み込み、こう呟いた。

「…もう帰っていいか?」

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