思い付いたダンまち系短編集   作:色々残念

14 / 27
思いついたので更新します
今回は寝て起きたらテルスキュラだった人の話になります
2200文字程度なので、かなり短い話になりますね


寝て起きたらテルスキュラ

旅先で野宿を始めた俺は、用意したテントに横になると寝始めた。

 

昔から1度眠ると中々起きない俺は、寝ている間に運ばれていたとしても気付くことがない程に眠りが深い。

 

目覚めた時には牢屋で、俺以外にも男性が何人か牢屋には捕らわれており、全員が絶望した顔をしている。

 

近くに居た男性に此処が何処なのか聞いてみたが「ここはテルスキュラのアマゾネスが買い取った男達を捕らえておく牢屋だ。もうおしまいだよ、生きては帰れない」と答えた男性は暗い顔をしている。

 

どうやら俺が寝ている間に勝手にテルスキュラまで運ばれて、誰かに売られたということまでは理解できた。

 

テルスキュラ、つまりは闘国とも言われる国。

 

テルスキュラの国民は基本的にアマゾネスだけであるが、アマゾネスを増やす為に他国から男を拐ってくることもあるらしい。

 

アマゾネス同士で殺し合いをして強くなるアマゾネス達が住むテルスキュラは、物騒な国であるのは間違いないだろう。

 

現在のテルスキュラは国家系のファミリアであり、主神は確かカーリーという女神だった筈だ。

 

そんなことを考えていると牢屋の外に現れたアマゾネス達は、俺を含めた男性達を舐めるような目で見ながら、何かを喋っている。

 

テルスキュラのアマゾネス達はテルスキュラの言葉で喋っており、何を喋っているのかはわからない。

 

国によって言葉が違うことは、たまにあるが、テルスキュラの言語は流石に知らないので、何を言っているのかはさっぱりだな。

 

品定めでもするかのように男性達を見て喋っていたアマゾネス達は、アマゾネス達の視線に怯えて萎縮している俺以外の男性達から視線を外し、俺だけに送ってくる熱い視線。

 

牢屋の鍵を開けたアマゾネス達に囲まれて連れ出された俺を、犠牲者を見るような目で見ていた男性達。

 

そのまま俺が連れていかれた場所は、沢山のベッドが並ぶ場所であり、アマゾネス達に性的に襲われている他の男性達が悲鳴を上げているのが見えた。

 

「止めろおっ!そこは出すところであって入れるところじゃねぇ!」と尻を狙われている男性もいれば「死ぬっ!死ぬって!10回は、10回は無理!」と言う男性も居たな。

 

この場所は、テルスキュラのアマゾネス達が性的な欲求を発散する場所であるようだ。

 

つまりこの場所に俺を連れてきたアマゾネス達は、俺とそういうことをしようと考えているということなのだろう。

 

明らかに油断しているアマゾネス達は、隙だらけであり、此方が抵抗しても抑え込めばいいと考えているのかもしれない。

 

この場所に俺を連れてきたアマゾネス達の手が伸びてきた瞬間に、先頭のアマゾネスの顔面を殴り飛ばしておき、吹っ飛んだアマゾネスに巻き込まれて倒れ込んだアマゾネス達に追撃を打ち込んでおく。

 

背後から忍び寄る全裸のアマゾネスを裏拳で迎撃し、向かってくるアマゾネス達を叩き潰しておいた。

 

アマゾネスに性的に襲われていた男達の中で、逃げる元気があった者達は我先にと逃げ出していたな。

 

大勢の男達が逃げ出したことで、テルスキュラではちょっとした混乱が起こっていたみたいだ。

 

まだ俺は逃げることなく、動いたら腹減ったから飯でも食うかと考えて、匂いで食い物のありかを探し、食料庫らしき場所を発見。

 

燻製肉を食べながら酒でも飲んで食事を済ませた俺は、食料庫の中身を大袋に詰めて大量に頂いておき、のんびりとテルスキュラを歩く。

 

此方に寄ってくるアマゾネス達を片手間に蹴散らして歩いていると、更に寄ってくるようになったアマゾネス達。

 

国民の殆どがアマゾネスであるテルスキュラは、右を見ても左を見てもアマゾネスしか居ない。

 

アマゾネス達が喋っている言葉は共通語ではなく、テルスキュラの言葉なので何を言っているのか全くわからなくて嫌になってきた。

 

他のアマゾネス達が退いて、前に出てきたアマゾネスは、冒険者のLvで言えば5程度はありそうなアマゾネスだったが、やはり共通語を喋ることはないようである。

 

テルスキュラの言語を喋りながら素手で襲いかかってきたアマゾネスの拳を受け止めた俺は口を開いた。

 

「わかんねぇよ、共通語喋れよう」

 

受け止めたアマゾネスの拳を握ったまま、続けて俺は言う。

 

「共通語喋れねぇなら、死ねよ」

 

容赦なくアマゾネスに拳を叩き込むと、血反吐を吐きながら吹き飛んでいったアマゾネスは、もう立ち上がらない。

 

その後、適当な小舟を見つけた俺はテルスキュラを出ていき、ひたすら海路を移動して陸地にまで到着。

 

それからも再び旅を続けた俺は、ある日新鮮な海産物が食べたくなって港町のメレンにまで向かったが、アマゾネスの集団と遭遇。

 

見覚えのあるアマゾネス達なので、テルスキュラのアマゾネス達であるのは間違いない。

 

またアマゾネス達が襲いかかってくるのかと考えていたら、此方を見ながらモジモジし始めたアマゾネス達。

 

「オレ、オマエ、スキ」

 

「アタシ、アナタ、スキ」

 

「ボク、キミ、スキ」

 

などと言いながら此方にじり寄ってきたアマゾネス達は、拙いながらも共通語を覚えていた。

 

なんか面倒なことになったな、と思いながらアマゾネス達から逃走した先で、今度は「共通語喋れねぇなら死ねよ」と言いながら俺が殴り飛ばしたアマゾネスとも出会ってしまう。

 

「探したぞ我が夫となる者よ!」

 

共通語でそんなことを言い出したアマゾネスは、顔を赤らめながら此方に接近。

 

とりあえず逃げた方が良さそうだと全速力で逃走をした俺の背中に「我が名はアルガナ!いずれお前の妻となる者だ!」と共通語の声が届く。

 

テルスキュラに限らず、恋に目覚めたアマゾネスは、なんかもう面倒な相手だ。

 

相手にすると、何しても喜ぶから、無視して逃げるのが1番だな。




テルスキュラで、この主人公に負けたアマゾネスは全員共通語を覚えようと頑張ったようです
様々なテルスキュラのアマゾネスにロックオンされていますね
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。