思い付いたダンまち系短編集   作:色々残念

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思い付いたので更新します
今回は思い付いたダンまち系短編集の主人公5人を集めた話になります
書いていたら4800文字くらいになりました


ダンまちクインテット 転生ザニスは、結構転生者と出会う

生まれ変わった別の世界で捨てられた後にサバイバル生活をしていたら、祠らしき場所に居た少女が変化した籠手を手に入れた俺。

 

火を宿すことも可能な籠手があれば、簡単に火種を用意することができてサバイバル生活が捗ったが、そんな生活を続けていると、出会ったのはヘルメスと名乗る神。

 

野生のコボルトに追われていたヘルメスを助けた礼に、服と情報を提供された俺は、強ければ金を稼いで生きていけるオラリオとやらに向かうことを決める。

 

到着したオラリオでファミリアを探した結果、ソーマ・ファミリアに所属することになった俺が、ほぼ毎日ダンジョンに潜り、3度のランクアップを果たすと、主神からソーマ・ファミリアの団長に任命されることになった。

 

Lv1になる前から神酒を飲んでも酔わない俺を特別だと考えていた主神に、団長として様々なことを進言し、神酒によっておかしくなっていたソーマ・ファミリアの状態を改善していく日々を過ごす。

 

そんな日々を過ごしていたが、ソーマ・ファミリアでの仕事を終わらせて、気分転換にオラリオを歩いていると、ヒロアカの敵キャラみたいな男を発見。

 

ペストマスクを装着した男はオーバーホールというヴィランにそっくりで、もし本人ならろくなことをしないだろうと判断し、俺は片腕に火精霊の籠手を装着した状態でオーバーホールに似た男に話しかけてみた。

 

「お前は、オーバーホールか?」

 

俺が言った言葉に反応して、驚いた顔をしていた男。

 

「ザニスが何でオーバーホールを知ってるんだ!?」

 

オーバーホール本人ならしないような反応をして、此方に詰め寄ろうとした男を落ち着かせて詳しい話を聞いてみると、どうやら気付いた時には何故かオーバーホールの身体になってダンジョンの18階層に居たとのことだ。

 

それからオーバーホールの個性で身体を改造して身体能力を高めた後にダンジョンを出て、ファミリアを探した結果、現在はヴィーザル・ファミリアというファミリアに所属しているみたいだった。

 

オーバーホールの身体でこの世界に来ていたのは、俺の生まれ変わりとはまた別で、憑依というのが1番近いのかもしれない。

 

それでも魂が現代日本人というのは同じなので、同郷の存在と出会えた喜びはある。

 

オーバーホールになっていた彼は現在はチサキ・廻と名乗っているそうで、チサキが言うには、この世界は、ダンまちという作品の世界であるそうだ。

 

ダンジョンに出会いを求めた少年が成長していく小説であるらしいが、外伝も幾つかあり、来年辺りにアストレア・レコードとやらが始まるかもしれないとチサキは言っていたな。

 

来年には確実に闇派閥との本格的な戦いが始まると聞いた俺は、ソーマ・ファミリアの面々が巻き込まれないように戦うことを決めた。

 

チサキはチサキで助けられそうな相手を助けようと考えているようで、個人で動くつもりらしい。

 

「死ぬなよ」

 

「そっちもな」

 

言葉を交わし、別れた俺とチサキは1年後、オラリオの暗黒期を戦い抜くことになる。

 

チサキと組んで闇派閥と戦うこともあったが、闇派閥に与した暴喰と静寂とやらとの戦いに巻き込まれることが多かった。

 

チサキによって助けられた者は多く存在していたようで、俺は俺でひたすら戦い抜いたことでLv5に到達。

 

静寂をオーバーホールで健康な身体にしてオラリオから逃がしたチサキのことは、見なかったことにしておいたが、静寂は妹の子に会いに行ったようだ。

 

静寂のアルフィアの妹、メーテリアの子こそが、ダンまちの主人公であったりするらしい。

 

それから2年が経過した頃、オラリオにやってきてバイトを掛け持ちしているという極東出身の男が、チサキを見て「オーバーホール?」と首を傾げていたのを目撃。

 

ちょっと話を聞いてみると、この男、金時も転生者であったようで、生まれつきの高い身体能力が原因で極東の山に捨てられたという過去があった。

 

山の獣や山賊などの賊を狩って生きてきた金時は、極東の町でオラリオについて知り、オラリオに向かう途中で極東の狐人を助けた結果、狐人と一緒にオラリオに到着したそうだ。

 

現在は、その狐人と一軒家に同居しているようで、働いて狐人を養っている金時は偉い。

 

「ちなみにその助けた狐人って春姫って名前なんじゃ」

 

恐る恐るといった様子で金時に、助けた狐人の名前を確かめるチサキ。

 

「そうだけど、何で知ってんの?」

 

あっさりと答えた金時は、同居人の狐人の名前を知られていることに不思議そうな顔をしていた。

 

チサキがこの世界の原作に詳しいことを説明し、春姫の名前を知っていた理由を明かしておくと「そうなんだ」と納得してくれた金時。

 

「やべぇな、ベルくんのフラグ折れたよ。春姫がヒモになっているなんて」

 

頭を抱えてそんなことを言っていたチサキは、外見がオーバーホールで渋い良い声をしているが、よく見ているとオーバーホールとは中身が別人だと直ぐに分かるな。

 

「そんなにまずいのか?まあ、確かにその春姫という子はヒモなのかもしれないが」

 

ダンまちに詳しいチサキが頭を抱えるぐらいのこと何だろうが、そこまでまずいとは思えなかった俺はチサキに聞いてみる。

 

「いやまあね、売られてオラリオ入りして娼婦になってるよりは、まだヒモなのはいいことなんだろうけど」

 

頭を抱えながら、ダンまちだと春姫がどうなっていたかをチサキは語ったが、売られて娼婦をやらされるのはヒモよりも悲惨なのは間違いない。

 

「やっぱあのまま放置してたら売り飛ばされてたんだ春姫」

 

助けなかったらそうなってたんだな、と頷いていた金時。

 

「売られて娼婦やってるよりは、ヒモの方がまだいいじゃないか」

 

何がそんなに駄目なんだ、とチサキを見る俺から目を反らすチサキ。

 

「ダンまちだとイシュタルに神の恩恵を授かった春姫は、相手を一時的に階位昇華させる魔法が使えるようになってたんだ。で、その魔法がないと主人公勢が普通に詰むんだよ」

 

此方から目を反らしたままそんな情報を教えてきたチサキは、どうすればいいのかが分からなくて困っているようだ。

 

「一時的な階位昇華か、信頼できて、眷族を大切にする神じゃなければ明かせないような魔法ではあるな。その魔法を欲しがる連中は幾らでもいると思うぞ」

 

春姫が階位昇華の魔法を使えるようになった時のことを考えて、発言した俺。

 

「とりあえず春姫に自衛は無理だね。どんくさ過ぎる」

 

実際の春姫について詳しい金時が言うことは、間違いなく正しいのだろう。

 

「主人公勢が春姫の魔法が必要ないくらい強くなってくれれば、問題ないんだろうが」

 

ふと呟いた俺の言葉に「それだ!」とチサキは何かを閃いたかのような顔をした。

 

「名付けて、オーバーホールで大改造!君達もヒーローになれる!」

 

そんなことを言い出したチサキは、個性のオーバーホールを用いて主人公勢を改造するつもりらしい。

 

「それはやっていいことなのか」

 

「春姫も改造すんの?やめといた方がいいと思うけどね」

 

やる気になっているチサキに向かって、思いきり水を差す俺と金時。

 

「肉体の改造には慣れてるから、失敗はしないんで大丈夫だ!」

 

「本当に大丈夫か?」

 

「同居人が脳無みたいになんのは嫌だよオレ」

 

変なテンションになっているチサキに任せて大丈夫か心配になった俺と金時は、相手を改造する時は本人達の同意を得ることをチサキに約束させておく。

 

それからアポロン・ファミリアというファミリアが、オラリオにやってきた時、主神のアポロンを見た俺達3人は「終末のワルキューレのアポロン?」と思わず言ってしまうほどに驚きを隠せなかった。

 

チサキから聞いていたダンまちのアポロンとは似てもにつかない姿な、終末のワルキューレのアポロンに、ただ驚く俺達へと近付いてきた銀髪の男。

 

「終末のワルキューレのアポロンを知ってるのか!?ザニスとオーバーホールと、知らない人!?」

 

そう言いながら詰め寄ってきた男は、主神のアポロンが別神なことを知っていたようだ。

 

ポイボス、と名乗った男は、この世界に生まれ変わったが、赤子の頃に捨てられてしまったらしく、明らかに別神なアポロンに育てられてきたようである。

 

突然の新たな転生者との出会いに更に驚いた俺達3人。

 

その後、オラリオに来て短期間で、いきなり中堅派閥となったアポロン・ファミリアが目障りだったのか、戦争遊戯を仕掛けられたアポロン・ファミリア。

 

助っ人が1人ありな戦いに、俺達の誰かが参戦しようかと考えていたが、主神のアポロン本神から「サンキュー!気持ちだけ受け取っておくよ!オレ様の自慢の子は負けないさ」と断られてしまう。

 

アポロン・ファミリアに戦争遊戯を仕掛けたファミリアは、闇派閥と関わりがあるファミリアであったようで、戦争遊戯には見覚えのある精霊兵が1体助っ人として参加していた。

 

始まった戦争遊戯の総力戦は、激しい戦いとなり、精霊兵を倒したポイボスによって戦況が傾いて、アポロン・ファミリアの勝利となる。

 

幾度も戦争遊戯を挑まれて勝利してきたアポロン・ファミリアに喧嘩を売るファミリアは、もう居ない。

 

戦争遊戯を挑まれることもなくなり、ようやく落ち着いて話すことができたポイボスもダンまちには詳しく、春姫が金時のヒモになっていることに頭を抱えていたりもしたな。

 

春姫の魔法が無いなら、オーバーホールによる肉体の大改造は必要かもしれないと判断したポイボスは、チサキを止めるつもりはないみたいだ。

 

時は過ぎて春姫の知り合いであるタケミカヅチ・ファミリアがオラリオにやってきて、春姫が金時のヒモであることに悲しんでいた春姫の友人が居たりもした。

 

この数年間で、ソーマ・ファミリアで娘のように育ててきたリリルカが、強くなりたいと願った為、チサキに肉体改造してもらうことになって、小人族からかけ離れた身体能力を手に入れることになる。

 

リリルカは向上した身体能力を慣らす為に、しばらく時間がかかったが、Lv1でありながらLv4並みの身体能力と肉体の強度を手に入れることに成功。

 

素手の格闘術は俺がリリルカに教え、武器の扱い方は何でも器用に扱える金時に教わっていたリリルカが、とても強くなったのは間違いない。

 

神の恩恵も授かっておらず、チサキに改造もされていないのに、素の身体能力だけでLv4並みになったリリルカを容易く圧倒する金時が、凄まじく強いことが理解できた。

 

それからも時は過ぎさっていき、チサキが言うにはダンまちの原作がそろそろ始まる頃になるそうだ。

 

女神ヘスティアの眷族となる白髪に赤目の兎みたいな少年、ベル・クラネルこそが、ダンまちの主人公だと、チサキとポイボスは言っていたな。

 

しかし女神ヘスティアの眷族になったらしい白髪に赤目な主人公らしき少年の隣に、見知らぬ黒髪の少年が居るのは想定外だったようで、驚いていたチサキとポイボスの2人。

 

明らかにただ者ではない黒髪の少年は、チサキを見て「オーバーホール?」と不思議そうに呟いていた。

 

どうやら彼もオーバーホールを知っているようなので、転生者である可能性が高いだろう。

 

此方から少年に話しかけてみて詳しい話を聞いてみると、かなりややこしいことになっていたみたいだ。

 

どうやら彼はアニメのポケモン世界に転生して旅をしていたら、ウルトラホールのらしきものに吸い込まれて、この世界に来てしまったようである。

 

気付いた時には寝具の上で、ベル・クラネルと、ベルの義母に、ベルの祖父に保護されていた少年。

 

しばらくベル達と一緒に生活していたが、英雄になる為に義母に厳しい訓練をさせられているベルと一緒に鍛練させられるようになり、鍛練を軽くこなした結果、更に鍛練が増えることになったらしい。

 

元から強かった少年に負けないように頑張ったベルに、及第点を与えた義母はオラリオに行くようにと、ベルと少年に言い、2人を送り出したそうだ。

 

少年の名前は、シン。

 

ベルが立派になるまでは、一緒に居るつもりだと言っていたシンは、間違いなく悪人ではない。

 

とりあえず、オラリオで何か困ったことがあったら俺達に言うようにシンには伝えておいた。

 

さて、これからどうなるかはわからないが、やれることをやっておくとしよう。




とりあえずアストレア・ファミリアの面々は、チサキの活躍で全員生存しています
アルフィアが生存している為、英雄を目指すベルくんは原作よりも強くなりますね
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