仮面ライダージオウ 〜最低最悪と転生者と──〜   作:チョコミントlatté

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第9話 絶望の昨日

 

 

 

高雅「危っ!?」

 

俺は軽く身体を捻ると、アナザー風魔の刀を掴み取り、そのまま腹に一発蹴りを入れる。

 

結構ギリギリの攻防だ。

 

何発喰らわせども全くのノーダメージだし、逆に相手の攻撃を少しでも受ければ致命傷になりかけてしまう。

 

.....全く、やりにくいったらありゃしない。

 

高雅「ってか、いつの間にかSougoも居なくなってるし。......はぁ、もうやるしかないか?」

 

そんな事を言いつつ、右手についている銃でアナザー風魔を撃つ。

すると、俺の右側から、電話のコール音のような物が聞こえてくる。

 

高雅「な、何!?」

 

そう思い、音の発生源を確認してみると、どうやら俺の持っているファイズフォンXがコール音を鳴らしていたようだ。

 

......そう言えば、アナザーオーガと戦った後、必殺技打つためにウォズから貰ったっけな。

いや、ソウゴには渡してやれよ。

 

高雅「まあ良いか!」

 

そのままジカンバーストを取り出して、アナザー風魔に対して斬りかかると、さっさと電話に出る。

 

【calling】

 

高雅「何、てか誰だよ!」

 

ゲイツ「ギリード貴様、今何処にいる?」

 

どうやら、電話相手はゲイツのようだ。

......まあ、コイツぐらいしか居ないか。

 

高雅「え?.....あぁ、静岡。」

 

ゲイツ「静岡だと!?本当に何処にいっているんだ貴様は?」

 

だって仕方ないじゃん!?

Sougoと話す機会が欲しかったんだし。

 

っと、危な!

流石にアナザーライダーの前で電話はきついって!?

 

高雅「で、何の用!?俺今アナザーライダーと戦ってるからきついんだけど!?」

 

ゲイツ「何、アナザーライダーだと?」

 

高雅「ああ、ただしあのSougoが作った方だけどな!」

 

ゲイツ「あの......どっちだ?」

 

高雅「アナザーライダーっつってんだから、敵の方に決まってんだろ!?」

 

ゲイツ「そうか.....って、誰がジオウの仲間だ!」

 

高雅「そんな事一度も言ってねぇ......!」

 

全然話が進まないっ!

マジでこのツンデレめんどくせぇ!?

 

高雅「んで、御託は良いから何の用だよ!?」

 

ゲイツ「っああ、ライドウォッチを持っている男を見つけたんだ。だが、そいつはライドウォッチを渡す気が無いらしく、それでどうするか手詰まりになってな。」

 

高雅「」

 

テメェらで解決しろよマジで、とは思うがここでコイツらに協力させないと物語が崩壊しちまうからな。

仕方ない、軽くヒントだけでもやるか。

 

っ、危ねぇなぁ!?

斬りかかってくんなや!こちとら話しとる途中じゃ!

 

高雅「アナザーウィザードを倒せば、一時的に仁藤攻介 、仮面ライダービーストの記憶も戻るはずだ!」

 

ゲイツ「分かった......。待て、何故貴様はこれを知っている?」

 

高雅「もう良いよ面倒臭い!この件、俺は関わらないから!お前とソウゴで協力してどうにかしてくれ!」

 

そうして、無理やり電話を切ると、ファイズフォンXをしまう。

 

全く面倒だ。

ってか、俺を頼るって選択肢を出すのは出来るだけやめて欲しいんだが?

 

高雅「っもう、仕方ない!」

 

そうして、俺は一度エクスライドウォッチを外すと、強化する。

 

....やっぱ、この後隙がでかいよな。

一度アーマーを解除しないと強化できないのは、弱点でしか無いし。

 

【アラウンドゲーマー!】

 

俺はそのままウォッチをベルトにセットすると、回転させる。

 

【アーマータイム!】

【デュアルアップ!ダンス・デ・アラウンド!】

 

高雅「さっ、行くぜ?」

 

やっぱこの能力便利だな。

強化としても優秀だし。

 

そのまま俺は、ジカンバーストをキャノンモードにしてアナザー風魔に向けて連発する。

 

【Canon!mode!】

 

高雅「っ、と!」

 

意外とノックバックしてくれるな。

.....まぁ、元の風魔自体スペック高いから、こういう攻撃の通用度は低い気もするが。

 

高雅「面倒だな、本当。」

 

思わず出てしまった言葉だが、心の底からそう思ってはいる。

やはりスペック差は依然大きいからなぁ。

 

 

ハルトマンさん来てくれるなら楽なんだが.....まぁ、絶対来ないよなぁ最後の希望。

ってか、ライダーになってないハルトマンさんのメンタルどうなってんだろ?

 

.....まあ、仁藤と友達になってる時点でマシではあるだろうけどさ。

 

高雅「まぁ、誰かに助けを求めて逃げるのは違うよな。」

 

そうして軽く頭を振ると、ジカンバーストをブレードモードにしてアナザー風魔に斬りかかる。

 

【Blade!mode!】

 

高雅「はあっ!」

 

そうして、俺はセンスライドウォッチを取り出し、ジカンバーストにつける。

 

【フィニッシュタイム!】

 

高雅「さて、行くぞ。」

 

【センス!タイムバスター!】

 

高雅「ふっ、オラァ!」

 

すると、刀身には多数のエネルギーが集っていき、俺はそのままアナザー風魔へと走る。

 

高雅「うおらぁ!」

 

そうして、一撃、二撃と何度も斬りつけていき、最後と言わんばかりに俺は大きくジカンバーストを振りかぶる。

 

高雅「終わり、だぁ!」

 

そのまま、俺は両ライドウォッチのボタンを押して、一気に回転させる。

 

【フィニッシュタイム!エクス!】

 

高雅「っはぁ!」

 

【クリティカル!タイムインパクト!】

 

そのまま俺は、アナザー風魔の腹を蹴り、はるか上空へと吹き飛ばすと、俺も共に飛び上がり、相手を連続で蹴り付ける。

 

高雅「はぁぁぁ!たりゃりゃりゃりゃ!!」

 

そうして最後の一撃を決めると、アナザー風魔は爆散する。

 

.....おっ、ウォッチが落ちて......あ?

壊れねぇ。

 

高雅「....ってか、変身者も見当たらない無いが.......」

 

そうして軽く辺りを見渡すと、地面に藁人形のような物が見えてくる。

.....まさか、これか?

 

んな、グリオンみたいな事しやがって。

 

高雅「ったく、めんど.....」

 

またコールかよ。

 

高雅「あ?誰だよ。」

 

そう言いつつも、俺は電話に出る。

......ファイズフォンXってマジで便利だな。

 

高雅「あい、もしもし。」

 

ゲイツ「おい、ギリード!こっちにあのソウゴが現れた!」

 

高雅「っ、これ罠かよ!」

 

そう言いつつも、俺はアナザー風魔のウォッチを手に取る。

......ってか、これ割れなかったな。

 

どうなってんだ?

 

ゲイツ「今、ジオウがお前の元に向かっている!俺だけで保つのは──ぐっ!?」

 

高雅「うえっ!?マジィ?」

 

すると、同時に電話が切れてしまう。

 

はてさてどうするか。

ウィザードの力があればテレポートできるとは思うんだが......残念ながらそんなものはないから、待つしかないんだよな。

 

 

高雅「......まぁ、それよりもなんでアナザーウォッチが砕けなかったのかを調べなくちゃいけないからな。」

 

俺はそのまま、手に持っていたアナザー風魔ウォッチを見つめる。

すると、その瞬間にポケットにある何かと手にあるアナザー風魔ウォッチが急に熱を持つ。

 

高雅「あっ、アッツ!?」

 

思わず俺はアナザー風魔ウォッチを落としてしまい、地面に落ちると一気にヒビが入っていく。

 

高雅「あっ、ヤバっ!?」

 

すると、俺のポケットから突然エクスライドウォッチが飛び出して、そのウォッチの元へと吹き飛んでいく。

 

高雅「は?何何何何!?怖いんだが!?」

 

そうして、エクスライドウォッチがアナザー風魔ウォッチから溢れ出た光を吸収すると、地面にエクスライドウォッチが落下する。

 

えぇ......マジで何これ?

 

高雅「.....取り敢えず、使えるよな?」

 

そう言いつつも、俺はウォッチを手に取.....なんか柄違くね?

 

高雅「うっわ、マジでメチャクチャだよ。」

 

そのまま俺は、そのライドウォッチを起動する。

 

【仮面ライダーエグゼイド!】

 

高雅「」

 

もう何も言えん。

 

どうなっとんやこれ。

......いや、えぇ...........。

 

 

そんな風に思っていると、ウォッチが黄金に輝き出す。

 

 

 

────────────────────────

 

そうして、気づいた時にはアナザーライダー2人と戦う、ゲイツの姿が見えた。

そのアナザーライダーはアナザーウィザードとアナザー風魔なのだが、

 

.....???

 

高雅「わけがわからないよ。」

 

いや、まあ、大体はわかるよ?

 

多分ムテキゲーマーの瞬間移動能力でここまで来たんだろうけどさ?

 

 

 

 

......だとしたら、この力相当やばいぞ?

文字通り、仮面ライダーエグゼイドに登場する全てのライダーの力を得たという事だ。

 

マジで、ヤリスギ!

 

高雅「.....とまぁ、冗談はさておいて。この力だったらいけるか?」

 

そう言い、俺はウォッチを起動する。

 

【仮面ライダーエグゼイド!】

 

そうして、俺はギリードウォッチとそのウォッチをベルトにつけると、回転させる。

 

【ライダータイム!】

【仮面ライダーギリード!】

 

高雅「さてと、行くか!」

 

【アーマータイム!】

 

するとアーマーが出現して......何これ?

まぁ、アーマーの形状は良いとしてさ......何で身体にエグゼイドって書いてんの?

 

いやまぁ、ディケイドアーマーより......やっぱりディケイドアーマーより酷いか?

 

 

 

もう良いや、取り敢えずさっさと纏おう!

 

そうして、俺はそのアーマーを蹴り付ける。

すると、それが分解されて俺の身体に引っ付いてくる。

 

【仮面ライダー!エグゼイド!】

 

高雅「さて、ノーコンテニューでクリアしてやるよ。」

 

すると、俺はひとまず武器を取り出す。

 

【ガシャコンキースラッシャー!】

 

高雅「......おぉ、マジで凄いなこれ。」

 

俺はそう言って軽くガシャコンキースラッシャーを振ると、アナザー風魔へと走っていく。

 

高雅「ふっ、とオラァ!」

 

そうして、そのガシャコンキースラッシャーでアナザー風魔を何度も斬りつけると、ガンモードにして近距離で連射する。

 

高雅「うわ凄っ!スペックヤバ!ムテキゲーマーぐらいにはある気がするんだけど。」

 

ゲイツ「おい、ギリード!何かしらウォッチをよこせ!」

 

高雅「分かったよ!おら!」

 

俺は懐からワイルドウォッチを取り出すと、シャイニングワイルドに強化して投げ渡す。

 

高雅「......はぁ、さっさと行くか。」

 

そうして俺は左手にガシャコンパラブレイガンを取り出す。

 

高雅「っはぁ!」

 

そのままアナザー風魔へと走り出すと、俺は再び攻撃しだす。

まずはパラブレイガンで右から回転斬りを炸裂させる、そうしてキースラッシャーをアナザー風魔に押し当てて、弾を連射する。

 

高雅「終わりだ!」

 

そういうと、ガシャコンパラブレイガンにガシャットギアデュアルが、ガシャコンキースラッシャーにマイティアクションXとゲキトツロボッツが挿入される。

 

【【キメワザ!】】

 

そうして構えを取ると、俺はアナザー風魔の懐に入っていく。

 

【ノックアウト!クリティカルフィニッシュ!】

【ロボッツ!アクション!クリティカルフィニッシュ!】

 

高雅「はぁっ!!」

 

そのまま振り向くと、こちらにウォッチが飛んできて、またもや仮面ライダーエグゼイドウォッチに吸収される。

 

.....これ、本当に何なんだ?

 

高雅「いや、そんなことよりも、やることがあるか。」

 

そう言い、俺はゲイツの方を向いた途端、再び後ろからアナザー風魔が現れて剣で斬りつけてくる。

 

高雅「なっ!?」

 

俺はそれに対して、一応ガードするが......攻撃に一切のダメージを感じない。

 

高雅「......ムテキの力か。」

 

そう言いながら、俺はガシャコンパラブレイガンをアナザー風魔に向かって投げる。

 

....というか、さっきからアナザー風魔と言っていたけど、これ本当にアナザー風魔なのだろうか?

いくら何でも連続で出てきているし、そもそもエグゼイドの力で倒しているから復活できないはずなんだが.....

 

高雅「ニンジャプレイヤー?」

 

いや、その可能性が出てくると、状況が一気に変わるぞ?

 

今まで倒したのがアナザーニンジャプレイヤーだとすると、強さヤバすぎだろ。

ゲイツでも苦戦するレベルで、必殺技を同時使用してようやく倒せるレベルとか。

 

これだとアナザー風魔の力がどれだけやばいのか、考えたくもない。

 

高雅「......まぁ、仮面ライダーエグゼイドウォッチの力があれば、倒せる範疇ではあるだろうが。」

 

そう言うと、俺は軽く息を吐く。

 

高雅「とにかく、アナザー風魔を探さないと話にならないからな。取り敢えずそこからか。」

 

すると、俺はガシャコンキースラッシャーで、目の前の推定アナザーニンジャプレイヤーを何度も斬りつけて蹴りをくらわせる。

 

高雅「ソウゴが居てくれたら楽なんだが......あっ、そういえば俺のこと迎えに来てたんだっけ?」

 

そう言うと、俺はひとまず逃げるためにマキシマムの力で手を伸ばして、ゲイツを掴み取る。

 

高雅「ゲイツ、取り敢えずここは一旦引くぞ!いくら何でも復活されてキリがない!」

 

そう言うと、俺はゲイツと共にクジゴジ堂へと逃げ帰る。

 

 

────────────────────────

 

高雅「っはぁ、はぁ......逃げ切れたか?」

 

そう言いながら、俺は壁に手を当てて苦みながらもウォッチを外して変身を解除する。

 

そして、その弾みで俺は手から力が抜けてしまい、身体が前へと倒れていく。

だが、地面に俺の身体がつく前にその身体は動きが静止する。

 

....ゲイツに助けられたか。

 

高雅「っああ、ありがとなゲイツ。」

 

ゲイツ「どうしたギリード、流石におかしいぞ。」

 

高雅「っ、そうかもな。」

 

そうして、俺は立ち上がろうとすると......手が少し透けているのが見えた。

 

.....ゲーム病か?

 

ゲイツ「おい、大丈夫か、ギリード!?」

 

高雅「問題ない....ただ、ソウゴを呼んでくれないか?」

 

そう言うと俺は、流石にキツいので、ソファの上へ寝にいく。

 

高雅「後....そうだな。ゲイツ、あのSougoが作ったアナザーライダーだが、多分全部分身体だ。叩いてもあまり意味がない。」

 

ゲイツ「何?」

 

高雅「後、このウォッチだけは使うなよ。多分、俺以外には使えない......勘だけどな。」

 

というか使えても、使わせるつもりはないけど。

こんなバグスターウイルスに身体が汚染されるウォッチなんて使わせてられるかよ。

 

高雅「ソウゴが来たら、エグゼイドウォッチを渡してもらってそれを強化する。そしたらマイティブラザーズxxの力で2人に分身できるはずだから、それで3人に分かれて戦ってくれ。」

 

ゲイツ「はっ!?ちょっ、ちょっと待てギリード!」

 

高雅「うるさい、俺はもう寝る。ソウゴが来たら起こしてくれ。疲れてんだよ。」

 

本当に頭が痛い、というか疲れがやばい。

......ゲーム病、キッツイなぁ。

 

 

 

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