仮面ライダージオウ 〜最低最悪と転生者と──〜   作:チョコミントlatté

16 / 32
第10話 希望の明日

《Side:ソウゴ》

 

ソウゴ「ごめんゲイツ、ちょっと遅れた。」

 

そうして、クジゴジ堂にソウゴは帰ってくる。

何故か辺りを見渡しているが.....おそらく、高雅を探しているのだろう。

 

高雅「.....はぁ、ここだここ。」

 

すると、高雅は表まで壁に手をついて歩いていく。

その顔色はかなり悪く、大きく肩を揺らして荒い呼吸をしている。

 

高雅「詳細はゲイツから聞いただろ?とにかく、お前は現代でアナザーウィザードとアナザー風魔を見つけ出して倒せ。ゲイツは過去に行ってアナザーウィザードを倒すから。」

 

高雅はそう言うと、軽く手を差し出す。

 

ソウゴ「.....あっ、エグゼイドウォッチ?」

 

高雅「そうだよ、さっさとくれ。」

 

そうして、ソウゴは高雅にエグゼイドライドウォッチを投げ渡すと高雅はさっさと強化するが......何か不思議そうな顔をしている。

 

すると、高雅はもう一つ、エクスライドウォッチを取り出す。

 

......ちなみに、何故、仮面ライダーエグゼイドウォッチになったはずのエクスライドウォッチがあるのか。

それは、仮面ライダーエクスに変身する存在が2人いたからだ。

 

まぁ、何が言いたいかと言うと、あの時、遊から託されたエクスライドウォッチは一つだけでなく二つだった、ただそれだけの話。

 

 

そうすると、高雅はエクスライドウォッチを一気に強化して、それら二つをソウゴに投げ渡す。

 

高雅「ほら、マイティブラザーズxxと......あと、アラウンドを超えたフォームだ。ブラザーズで増えたら片方はアナザーウィザードを倒し、もう片方はアナザー風魔と戦闘してくれ、多分同じエグゼイドのライダーのフォームだから増える効果が無くなることはないだろうが.....一応、本体側のグリーンがアナザーウィザードと戦闘してくれ。その間にゲイツがウィザードウォッチを回収して、過去のアナザーウィザードを倒すから。」

 

高雅はそんな風に早口で話すと、すぐさま階段を登って行く。

 

高雅「あ、ベッド借りるから。頑張れよー。」

 

すると、高雅は二階へと姿を消して行く。

 

.....が、すぐに顔を戻す。

 

高雅「ファイズフォンX渡すの忘れてた。」

 

そうして、ソウゴにそれを投げると、高雅は最後に質問した。

 

高雅「......そういや、ツクヨミどこ行った?」

 

ソウゴ「えっ?ツクヨミならアナザーライダーを探して......あ、」

 

高雅「」

 

高雅は思わず絶句してしまうが、それでもすぐに頭を振り、頭の中を整理する。

 

高雅「まあ、分かった。...... マジで原作と変わりすぎでは?

 

そうして、高雅はうーん、とうめくような声を上げながら二階へと上がって行く。

 

ソウゴ「えーっと、取り敢えずツクヨミ呼ぶ?」

 

ゲイツ「.....」

 

だが、ゲイツもゲイツで何やら思案しているようで、ソウゴの話を全く聞いていない。

 

ソウゴ「あれ、ゲイツ?」

 

ゲイツ「......あぁ、ツクヨミは......そうだな。取り敢えずはギリードの介抱を頼んでおこう。俺は先に仮面ライダービーストの元に行く。貴様はツクヨミに連絡しておけ。」

 

ゲイツは、少し投げやりにツクヨミをどうするか考えた後、さっさと走ってクジゴジ堂を出て行く。

 

ソウゴ「ゲイツ......一体どうしたんだろ。」

 

そう言うものの、ソウゴも先ほど高雅に渡されたファイズフォンXでツクヨミに電話をかける。

 

 

────────────────────────

 

ソウゴ「居た、アナザーウィザード!」

 

そう言うと、ソウゴはジクウドライバーをつけてジオウライドウォッチと先ほど高雅が強化したエグゼイドウォッチを取り出して起動する。

 

【ジオウ!】【ダブルアクションゲーマー!】

 

そのままベルトに装着すると、すぐさま一回転させて変身する。

 

【ライダータイム!】

【仮面ライダージオウ!】

 

【アーマータイム!】

 

すると、ジオウの姿が軽く歪んでいき......2人に増えた。

 

ソウゴ「「.....え?ええええぇぇ!!?」」

 

だが、そんなものお構いなしに、ソウゴにはアーマーが装着される。

 

【ダブルアップ!ダブルアクション!】

 

すると、変身が完了されるが.....ソウゴは未だに固まったままだ。

 

ソウゴ「うーん......まあ、いいやとにかく!」

 

そう言うと、グリーン色のソウゴ......仮称ソウゴLはアナザーウィザードへと向かって行く。

 

ソウゴL「よし、俺はこのまま早瀬さんの相手をするから、俺はアナザー風魔?を探しに行って!」

 

すると、オレンジ色のソウゴ......仮称ソウゴRはそれに応えて、一気に走り出す。

 

ソウゴR「分かった!」

 

そうして、ソウゴLはジカンギレードを取り出すとアナザーウィザードに対して斬りかかる。

 

 

 

今回、アナザーウィザードは一度倒せば良いだけなので、ソウゴLは簡単に問題を遂行できるだろう。

ただ、問題はソウゴRだ。

 

ソウゴRが戦うアナザー風魔。

あれは本来のジオウ達が倒せるような相手ではない.....今までのSougo作アナザーライダーはあくまで実験段階だった事からギリードの強化+レジェンドライダーの協力込みで余裕倒せていた点もある。

 

まぁ、あのアナザーオーガを高雅1人で倒せたのには、高雅のある秘密が関わっているというのもあるにはあるのだが。

そこは置いておくとしよう。

 

 

それにしたって、今回作られたアナザー風魔は本気も本気で作られたアナザーライダー。

 

ソウゴ達には知る由もないが、このアナザー風魔は分身の能力を持っている。

それも、アナザーウォッチという根源すらも複製するほどの超高度な分身。

 

なので、高雅の予想であったアナザーニンジャプレイヤーは全くの的外れである。

 

 

.....あぁ、ちなみに言っておくと、分身の精度は約80%程度。

本体は先ほど高雅が渡したエクスウォッチを強化したものの必殺技を2回当てれば倒せる程度の力だ。

 

 

 

ソウゴL「っはぁ!」

 

すると、ソウゴLがアナザーウィザードに対して斬りかかり、その威力にアナザーウィザードは大きく後ずさる。

 

ソウゴL「これで、終わりだ!」

 

そう言うと、ソウゴは両ライドウォッチのボタンを押して、ベルトのロックを外す。

 

【フィニッシュタイム!エグゼイド!】

 

ソウゴL「はぁ!」

 

そうして、ソウゴはベルトを回転させて、アナザーウィザードに対して必殺技を放つ。

 

【ダブルクリティカル!タイムブレイク!】

 

ソウゴL「ってりゃあ!!」

 

 

 

それが炸裂すると同時にアナザーウィザードの肉体は四散して、変身が解除される。

 

 

 

────────────────────────

《Side:ソウゴR》

 

ソウゴR「......任せてとは言ったものの、流石にアナザーライダーがどこに居るか分からないしなぁ。」

 

ソウゴRがそう言ったタイミングで、その少し遠くから叫び声のような声が聞こえる。

 

おそらく、アナザー風魔が一般人を襲っている最中なのだろう。

 

 

今回、アナザー風魔が一般人を襲う理由は、簡単に言うと金だ。

娘の手術に莫大な費用がかかると言う事で、一般人を襲って金を手に入れているのだ。

......まぁ、そんな事をしても、家族から不信感を覚えられて、幸せになれないかもしれないがな。

 

 

そうしていると、ソウゴRは視線に入ったアナザー風魔に向けてガシャコンキースラッシャーで弾を放つ。

 

本当はジカンギレードを取り出そうとしたようだが......残念ながら、既にソウゴLが使用しているため、こちらにしたようだ。

 

アナザー風魔「ウグァ!」

 

ソウゴR「早く逃げて、ここは俺が。」

 

すると、その一般人の人は軽く首を縦に振ると、急いでアナザー風魔から距離を取ろうとする。

 

だが、それをアナザー風魔は良しとしないのか斬りかかりにいくが───

 

ソウゴR「させないよ!」

 

その一撃をソウゴはガシャコンキースラッシャーで受け止めて、そのまま流れるようにアナザー風魔に対して斬りかかる。

 

ソウゴR「あんた、なんでこんな事を?」

 

アナザー風魔「ワタシ、ハ、ムスメヲタスケナクテハ!!」

 

ソウゴR「......そっか、でも俺の民を傷つけるって言うなら容赦はしないよ。」

 

アナザー風魔「ヴァァ!」

 

一瞬、下を向いたソウゴRだが、アナザー風魔がソウゴRに向かって走り出すと、一気に意識を切り替えてガシャコンキースラッシャーでアナザー風魔に斬りかかる。

 

だが、ここはさすがアナザーライダーと言うべきか、その攻撃にアナザー風魔は反応して、剣でガシャコンキースラッシャーを止める。

 

 

そうして、その隙にアナザー風魔は剣で強烈な一撃を叩き込む。

 

ソウゴR「ぐっ!!」

 

そうして、かなり後ろに下がってしまうが、ソウゴRはそこで立て直そうとする。

 

 

だが、突然エグゼイドダブルアクションゲーマーライドウォッチからエラー音のようなものが鳴り出す。

 

ソウゴR「あえっ!?」

 

ソウゴRがそう言うと、もう変身が解除されてしまうのか、どんどんと姿が透過していく。

 

ソウゴR「ヤバっ!えっと、どうすれば......あっ、高雅に貰ったウォッチ!」

 

そう言うと、ソウゴRはそのウォッチを起動する。

 

【レボリューションゲーマー!】

 

そのままソウゴはすぐさまウォッチをセットして、ベルトを回転させる。

 

【アーマータイム!】

 

そうして、ダブルアクションゲーマーの装甲が外れるが、ソウゴRの姿が消えることは無い。

どうやら、高雅の推測通りであったようだ。

 

 

【マザルアップ!レボリューション!】

 

すると、変身が完了して、ソウゴRはアナザー風魔へと走り出す。

 

この力であればアナザー風魔程度ならば倒すことは可能だろうが.....結局本体では無いので、あまり意味はない。

 

 

ソウゴR「っはぁ!」

 

そう言うと、ソウゴRはガシャコンキースラッシャーでアナザー風魔を何度も斬りつけて蹴りを一撃くらわせる。

 

アナザー風魔「グアっ!!」

 

ソウゴR「これで終わりだ!」

 

そうして、ソウゴRは両ライドウォッチのボタンを押し、ベルトを一回転させる。

 

【フィニッシュタイム!エクス!】

 

【クリティカル!タイムブレイク!】

 

ソウゴRは一気にアナザー風魔に接近すると、ガシャコンキースラッシャーで連撃をくらわせる。

 

HIT!

 

HIT!HIT!HIT!GREAT!PERFECT!!

 

すると、アナザー風魔の肉体が大きく吹き飛び、その肉体からアナザーウォッチが排出される。

 

......だが、割れる様子も特になく、地面にカラカラと転がるだけで、なんの変化もない。

 

まぁ、ソウゴはそれに気づくわけもなく、変身解除するわけだが。

 

 

ソウゴR「あっ!変身解いたら消え───」

 

どうやら消えてしまう事を失念していたようだ......馬鹿なのだろうか?

 

 

 

────────────────────────

《Side:高雅》

 

 

 

 

 

 

高雅「......結構、体調もマシになってきたな。」

 

そんな事を言いつつ体を起き上がらせると、枕元にエクスライドウォッチがある事に気づく。

 

高雅「倒したのか。」

 

そう言うと、俺はエクスライドウォッチを手に取り、ポケットにしまう。

 

 

高雅「......よしっ、帰るか。」

 

俺はそのまま背中を伸ばすと、一回へと降りていく。

 

高雅「......飯食ってんのか。」

 

そのまま俺は気づかれないようにメモを手に取ると、そのまま軽く書き込んでテーブルの上に貼り付けると、さっさと出ていく。

 






???「なんだこれは?」

そうして、彼はアナザー風魔のウォッチを見つけ、そのままそのウォッチを手に取る。

???「ッ......そうか、ククッ!ふっ、ハハハ!!ヴェハハハハ!!」

彼の名前は檀黎斗。
仮面ライダーエグゼイドの、ほぼ全ての元凶にして──

2019年時点で神の力を手にした......最強のライダーだ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。