仮面ライダージオウ 〜最低最悪と転生者と──〜   作:チョコミントlatté

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よくよく考えると、アナザーエンディングってエグゼイド本編終了時点から2年後じゃね?と気づいた今日この頃ですが、本作ではエグゼイド本編終了1年後にアナザーエンディングの事件が起こったことにします!


第12話 王とライダーとゲームマスター

 

 

 

 

高雅「っと、居たか。」

 

そう言いつつ、少し遠くを見ると屑ヤミーが人間を襲っているのが見える。

 

高雅「......よし、助けてやるか。」

 

そうして、俺はジクウドライバーとギリードライドウォッチを取り出すと、さっさと変身する。

 

高雅「変身!」

 

【ライダータイム!】

【仮面ライダーギリード!】

 

高雅「少し疲れてるんでな、さっさと終わらせてもらうぞ。」

 

そう言うと、俺はジカンバーストを取り出して、屑ヤミーに弾を放つ。

 

すると、こちらに意識が向けられて、迫ってくる。

 

高雅「......はぁ、面倒だな。」

 

そうして、ギリードライドウォッチのボタンを押すと、ベルトを一回転させる。

 

【フィニッシュタイム!】

 

【タイムインパクト!】

 

高雅「......はぁ!」

 

そうしてその蹴りが炸裂すると、軽く爆炎が上がって屑ヤミーの姿が消える。

 

 

......意外と脆い、というか結構楽勝だったな。

もっと苦戦するもんだと思ってたが......仮面ライダーエグゼイドウォッチの影響か?

 

まぁ、未来の俺が本来よりも早くこの力に覚醒したって言ってたしな。

覚醒っていうぐらいだし、そりゃあ膂力も上がるか。

 

 

そこまで考えると、俺はウォッチを外して変身を解除する。

 

高雅「......まぁ、今はアナザーオーズだな。」

 

そう言っていると、後方からソウゴ達が駆け寄ってきているのを感じる。

......いや、感じるって何だ?...俺も大分おかしな身体になったなぁ。

 

 

そのまま俺は、そちらの方へと歩き出していく。

 

 

高雅「よっ、遅かったな。」

 

ソウゴ「あれ?高雅、なんでここに?」

 

高雅「お前がここに向かってるって聞いてな。......って言うか、何でお前は俺よりも遅いんだよ、徒歩で来たのか?」

 

ソウゴ「いや......だって、あのバイクを普段使いは見た目が......」

 

高雅「あぁ......」

 

なんか納得できんのがアレだな。

 

まぁ、変身状態に合わせたデザインになってんだから仕方なくはあるけど。

 

高雅「まあ良いか。取り敢えず───」

 

黎斗「うーん、騒がしいな。私の王道に立ち塞がる者がいるとは...。」

 

......はぁ、出たよ。

今回も中々に面倒そうだ。

 

ソウゴ「ねぇ、あんたが王様?」

 

黎斗「ほう、見る目が良いな。私は既に、檀黎斗神と言う名を捨てた。そう、今の私は檀黎斗王だ!ハハハハッー!!」

 

うーん、まさに黎斗。

 

......いや、今黎斗神って言った?

 

......Sougoか。

また面倒なの復活させたなぁ!?

 

黎斗「ふむ......丁度良いか。行け!」

 

黎斗がそう言うと、城の方から突然、アナザーオーズが現れる。

 

 

......ですよねー。

まぁ、最初っから黎斗がアナザーオーズの力を持ってないんだろうな、とは思ってたし。

 

 

そうして、俺は再度ウォッチを起動する。

 

【ギリード!】

 

高雅「とにかく、変身者を把握するぞ。いこう2人とも。」

 

ソウゴ「うん。」

 

ゲイツ「分かっている。」

 

すると、2人ともライドウォッチを起動する──が、俺はさっさと変身する。

 

【ジオウ!】 【ゲイツ!】

 

高雅「ふぅ......変身。」

 

【ライダータイム!】

【仮面ライダーギリード!】

 

 

俺はジカンバーストを取り出して、さっさとアナザーオーズに斬りかかる。

すると、結構簡単に仰け反り、肉体から火花が散る。

 

 

高雅「あ?弱くね?」

 

そんな事を言いつつ、俺はジカンバーストをキャノンモードにして弾を放つ。

 

【Canon!mode!】

 

高雅「っはぁ!」

 

そうしていると、アナザーオーズがかなり大きく吹き飛び、立つのに困難しているように見える。

 

ソウゴ「ええ、高雅強っ!」

 

高雅「......やっぱ、俺が強いのかこれ。」

 

まぁ、仮にもアナザーライダーだからな。

弱い方がおかしいのか。

 

ってか、お前らもさっさと変身しろよ。

 

高雅「とにかく、これで終わりだ。」

 

そう言い、俺はウォッチを外すとジカンバーストに付ける。

 

【フィニッシュタイム!】

 

そうして、構えて走り出そうとするが......突然後ろから来た存在に邪魔をされてしまう。

 

【タカウォッチロイド!ファイヤーホーク!】

【タカ・タカ・タカー!】

 

危っ!?

いや、当たろうとしてくんなよ!?

 

 

そうして流し目でタカウォッチロイドを見ていると、アナザーオーズに向かってる攻撃している様が見える。

 

高雅「......まあ良いか。」

 

そう言いつつも、俺はジカンバーストを構えて、アナザーオーズに斬りかかる。

 

【ギリード!タイムバスター!】

 

そうしてジカンバーストで斬りかかると、アナザーオーズは吹き飛び、変身が解除される。

 

こいつは......

 

 

高雅「......檀正宗。」

 

なんでこいつなんだよ、

 

......いやまあ、黎斗が利用できるって言う時点で、この人しかいないけどさぁ?

 

高雅「.....んで、極め付けはクロノスのライドウォッチか。」

 

そう言い、ウォッチを手に取ると、俺はそのまま仕舞い込む。

 

黎斗「やはり使えんか。仕方ない!」

 

すると、黎斗の後方からバグスターが現れて、俺たちに向かって走り出す。

 

高雅「やっぱりバグスターなのね!?」

 

 

......ッチ!

マジでどうなってんだよ。

 

黎斗は一体何のアナザーライダーに変身したんだ?

 

 

バグスターの召喚能力っつったら、ブレイブかゲンムか。

......多分、アナザーゲンムだろうなぁ。

 

 

高雅「仕方ない!」

 

そう言い、バグスターへと走り出す。

 

高雅「お前らも変身しろや!」

 

そうして、俺はジカンバーストで一気にバグスターへと斬りかかる。

 

高雅「柔っ!」

 

なぜか全てのバグスターは一撃で倒せてしまい、ものの20秒程度で全て消滅してしまうが。

 

 

 

 

高雅「......ははっ、本当に強いな。」

 

けど、この程度で油断できないよな。

多分マキシマムマイティXどころか、マイティブラザーズXXでも同じ事出来るだろうし。

 

それに、最終的に倒すのはアナザーディケイド、もしくはそれ以上の力の持ち主だ。

 

この程度じゃ慢心してられない。

 

 

......ソウゴもゲイツもツクヨミも、それに一応ウォズも助けないといけない訳だし。

 

高雅「......それで、お前はどうするんだ?檀黎斗。」

 

黎斗「檀黎斗王だ!」

 

高雅「あー、はいはい黎斗王!んで、どうするつもりだ?」

 

黎斗「ふ、分かっているだろう。」

 

高雅「......やっぱ戦うのね。」

 

そう呟くと、俺はエクスライドウォッチを取り出して、レボリューションへと強化する。

 

黎斗も、ゲーマドライバーを.......あっ、ゲーマドライバーなの!?

 

ソウゴ「あれって......永夢が使ってた!?」

 

すると、変身したソウゴとゲイツがこちらへと歩き出す。

 

......はぁ、面倒臭い!

 

高雅「そうだよ!あいつは仮面ライダーゲンム!エグゼイドの歴史に存在したライダーだ!」

 

そうキレ気味に言うと、俺と黎斗は変身アイテムを起動する。

 

【マイティアクションX!】 【デンジャラスゾンビ!】

 

【レボリューションゲーマー!】

 

黎斗「変身!」

 

高雅「ああもう!変身!」

 

【レベルアップ!】

【デンジャラスゾンビ!】

 

【アーマータイム!】

【レボリューション!】

 

そうして俺は軽く腕をスナップさせると、黎斗に対しての宣言する。

 

高雅「さぁ、パーフェクトスコアで......クリアしてやるよ。」

 

そうして、ジカンバーストを持ちながら、俺は走り出す。

 

正直、このアーマーを使えば、ゲンムと互角程度だろう。

スペック的にも......いや、ゾンビアクションゲーマーよりかは下ではあるだろうが......まぁ、勝てないことはないだろう。

 

 

 

 

......コンテニューはないでくれよ!?

 

そもそも殺す気も無いけどさ!?

 

 

高雅「っはぁ!」

 

そうして、ジカンバーストで斬りかかるが、ガシャコンブレイカーで防がれてしまう。

すると、その隙にガシャコンブレイカーで軽く斬られてしまう。

 

高雅「ッチ、流石に戦闘経験の問題もあるよなぁ!」

 

黎斗「ヴェハハハハ!行くぞォ!」

 

すると、黎斗はガシャコンブレイカーをハンマーモードにして、側面で殴りかかってくる。

 

しかし、そんな直線的な動きならば、多少はどう来るか分かるわけで.....

 

高雅「危ねぇな!」

 

ジカンバーストで受け止めきる事ができる。

 

 

高雅「......っていうか、ソウゴ達はどうしたよ!!」

 

そう言いながら後ろを軽く見ると、アナザーオーズと交戦している2人の姿がチラリと目に入る。

 

もう復活したの!?

 

......はぁ、面倒だな!!

 

 

高雅「さっさと決めるぞ!」

 

そうして、ライドウォッチのボタンを押すと、俺は構えを取り、黎斗もガシャットをキメワザスロットホルダーに挿入する。

 

【フィニッシュタイム!エクス!】

 

【キメワザ!】

 

 

黎斗「っはぁ!」

 

【クリティカル!タイムインパクト!】

 

【デンジャラス!クリティカルストライク!】

 

 

 

そうして飛び上がると、ライダーキックが炸裂して......両者とも吹き飛び、変身が解除されてしまう。

 

高雅「ぐあっ!?」

 

黎斗「ぐうっ!」

 

 

高雅「流石にしんどいか。だったらこっちで行くか?」

 

そうして仮面ライダーエグゼイドのウォッチを......ウォッチを......無い!?

何で......いや、未来の俺か!?

 

また面倒な!

 

黎斗「ほう、だったらこちらも行かせてもらおうか。最高神の力でぇ!!」

 

そう言うと、黎斗はなんか見覚えのあるガシャットを取り出してくる。

 

紫色でマキシマムマイティXと似た構造。

そして、先ほどの最高神というセリフ......終わりだ!バーカ!!

 

 

【ゴッドマキシマムマイティX!】

 

はい、ですよねー!

もう滅茶苦茶だよ!

 

黎斗「グレードビリオン......変し───」

 

???「待てよ檀!!」

 

すると、後ろからバイクのブレーキがかかる音と共に1人の男が現れる。

 

......どこかで見覚えが......あっ!

いや、丁度良いタイミングだなぁ!

 

 

遊「悪いな江島。少し遅れちまった。」

 

 

久々ぁ!

いや、遊さん来てくれたってなると、結構状況は良くなるぞ!

 

頼らないって少し前に決めたけど、未来の俺と話して意見変わったからね、仕方ないね。

手のひらねじ切れるぐらい回してやるせ!

 

 

遊「......さて、檀!ここで戦ったら、2人とも無事では済まないと思うが......どうする?」

 

黎斗「......ふむ、多勢に無勢か......良いだろう!ここは一旦引いておく、王の寛大な御心に感謝するが良い!」

 

遊「はいはい!分かってるよ檀!ありがとな!」

 

そう話すと、黎斗は城へと戻って行くので、俺は軽く安堵するようにため息を吐く。

 

 

高雅「......はぁ、取り敢えずは大丈夫そうか。」

 

......そういや、ソウゴ達は......アナザーオーズを撤退させられたのか。

 

そうして、俺は変身を解除する。

 

 

 

高雅「......それで、有難くはありますけど......何で来たんですか?遊さん?」

 

遊「仕事だから、か?」

 

 

────────────────────

 

遊「え?......あぁ、そう言うことね。だったら、手詰まりになる前に、と言うか先に行動したいんだが......」

 

そう言うと、遊さんは手に持っていたコーヒーを机の上に置いて、軽く天を仰ぐ。

 

遊「宝生と鏡は仕事、花家は西馬のところ行ってるし......九条は療養中。......戦えるやついねぇ!」

 

そうして、遊さんは机の上にうつ伏せになる。

 

ソウゴ「ねぇ、そんなに強いの?あの王様って。」

 

遊「ん?、ああ。それこそ、永夢のムテキですら倒せないほどにはな。」

 

ソウゴ「それってやばくない!?」

 

遊「ああ、やばい。一応、一度は倒したんだが、アナザーライダー?って奴のせいで復活しちまったからなぁ、流石にしんどい。」

 

ゲイツ「だったら、前回倒した時と同じような手順で倒せないのか?」

 

遊「......まぁ、できないことはないと思うが......そもそもゴッドマキシマムマイティXを倒したレーザーXのデータが入っているバグヴァイザーIIが存在しないんだ。あれは元々檀正宗が所持していたものだからな。今はギリギリチャンバラのガシャットしかない。」

 

うっわ、詰んでる。

 

レーザーXの弱体化無しでは倒せないような化け物相手にどうすれば......ッチ、仮面ライダーエグゼイドのウォッチがあればな!!

 

 

遊「......まぁ、一応新しいガシャットの開発はしてるが......正直、俺の力では起動できるか五分五分だからな。」

 

すると、ハイパームテキと同型のブランクガシャットを、遊さんは取り出す。

 

遊「宝生が言うには、ゴッドマキシマムマイティXの力さえあれば、確実に作れるらしいが......それも難しいんだよな。」

 

そうして、遊さんはガシャットを手に取ると、ポケットに仕舞い込み、こちらを見る。

 

遊「そういえばなんだが......この前渡したウォッチを持っているか?」

 

高雅「......まぁ、一応持っていますけど。」

 

そうして、エクスのウォッチを取り出......なんか二つある......

 

士がゴーストライドウォッチをブランクライドウォッチに変えた時みたいに、未来の俺がウォッチの力を抜いたのか。

 

 

高雅「......まあ、良いか。」

 

そうして、エクスライドウォッチを取り出すと、遊さんに向かって投げる。

 

遊「サンキュ......んで、どうするか、檀の対策は......」

 

高雅「それに関しては、考えていた事があります。」

 

そう話していると、俺は軽く挙手をする。

 

ソウゴ「......どう言う案?」

 

高雅「......少し考えていたことがあったんだ。何で屑ヤミーやアナザーオーズ、バグスターを簡単に倒せたのかって。」

 

ゲイツ「......それがどうしたんだ、」

 

高雅「いやな、今考えるとアイツらには仮面ライダーエグゼイドに関係するって言う共通点があったんだ。」

 

ゲイツ「何、共通点だと?」

 

高雅「ああ。そもそも、アナザーオーズの変身者は檀正宗。仮面ライダークロノスだった。」

 

遊「あ?檀正宗ェ!?」

 

高雅「あっ、知らないの?......まあ良いか。それで、仮面ライダーエグゼイドの歴史に存在したライダーがアナザーオーズに変身したと言うことはある程度、エグゼイドの力も関わってくると思う。」

 

ソウゴ「まぁ......確かにそうかも知れないけど、それがどうしたの?」

 

高雅「多分......と言うか、完全に推測になってしまうけど、おそらく俺にはエグゼイドの歴史に存在するライダーに対する特攻能力が備わっていると思う。」

 

ゲイツ「......なぜそう思う?」

 

高雅「まず一つ目として、バグスターと黎斗に対してあまりにも攻撃が通用しすぎた。」

 

遊「と言うと?」

 

高雅「本来の俺のスペックなら、ゾンビアクションゲーマーになんて勝てないと思うから、多分特攻自体は持っていると思う。」

 

ゲイツ「他に根拠はないのか?」

 

高雅「まぁ......あるにはある。あのアナザー風魔戦の後、俺はバグスターに身体を侵されていた。あれは仮面ライダーエグゼイドライドウォッチのデメリットによるものだと思っていたが......多分、適応なんだろうな。」

 

ソウゴ「適応?」

 

高雅「ああ。未来の俺に会ったんだが、その時、未来の俺は仮面ライダーエグゼイドウォッチを手に入れたことを覚醒と言っていた。だからその能力で強化されたんだと思う。」

 

ゲイツが少し反応するが......特に何の反応もしないんだな。

まぁ、後々話すだろ、多分。

 

ゲイツ「それが特攻に繋がると?」

 

高雅「多分。バグスターと屑ヤミーだと、バグスターの方が簡単に倒せたしな。」

 

まぁ、屑ヤミーは硬いから一概にそうとは言えないが......よく分からんからなぁ。

 

高雅「まぁ、他のライダーの歴史の怪人と戦っていないから、一概にそうとは言えないが......試してみる価値はあると思う。」

 

ゲイツ「そうか......だが、どうするんだ?あの檀黎斗王とやらを倒す算段はないんだろう?」

 

高雅「それは......」

 

そう悩んでいると、遊さんが名乗り出てくる。

 

遊「だったら、俺に策を考えさせてくれないか?」

 

高雅「遊さんが?」

 

遊「ああ。元々、俺1人で檀と戦うつもりだったからな。お前らがいたのは嬉しい誤算ではある。」

 

ソウゴ「それじゃあ任せたいけど......でも、実際のところ、あの王様をどうするかの案は出てないよね。」

 

遊「そうだな。今出た二つの案も、結局はどうなるか分からない博打だ。ダンスの力を借りても難しいだろうな。」

 

そうして、遊さんは俺が先ほど渡したエクスライドウォッチを見せてくる。

 

遊「でもまぁ、こいつが要になってくるとは思う。」

 

高雅「......そのウォッチが?」

 

遊「ああ。お前らが言うには、このウォッチは俺とダンスの力そのもの......なんだろ?だったら、いくらでもやりようがある。」

 

高雅「やりよう?」

 

遊「まっ、それは檀との戦いの時のお楽しみって事で......もう一つ問題があるしな。」

 

高雅「......ああ、檀政宗。」

 

遊「そうだな、俺たちが仮面ライダーの力を取り戻した時点で檀正宗も力を取り戻しているはずだ。つまり、それの攻略も考えないといけなくなる。」

 

ソウゴ「......もしかしてその檀正宗って言う人も......」

 

遊「ああ。ムテキと同じぐらいには強い。」

 

ソウゴ「ええっ!......じゃあ、どうするの?」

 

遊「それは───」

 

......檀正宗か。

 

まあ、誰が行くのかって言ったら1人しかいないよなぁ。

遊さんとダンスさんに、PAUSEに対する抵抗策があるのかも分からないし。

だったら、まだエグゼイドライダーに特攻がある可能性が高い俺が行く方がいいだろ。

 

 

 

高雅「......俺が行く。」

 

ソウゴ「え、高雅が?」

 

高雅「あぁ。と言うか、俺しかできないだろ。時間停止に対抗策を持ってる奴とか居るか?」

 

すると、全員は口を開かない。

 

まぁ、だろうな。

この時点で、対抗できそうなのウォズぐらいだし。

 

 

高雅「まあ、だよな。じゃあ俺が行く。」

 

ソウゴ「ちょっと待って。」

 

高雅「あ?何だよソウゴ。」

 

ソウゴ「......いや、高雅は時間停止に対する対抗策ってあるの?」

 

高雅「......あぁ、無い!」

 

ソウゴ「やっぱり。」

 

すると、ソウゴは呆れたかのような顔をする。

 

仕方ないだろ、これぐらいしか思いつかなかったし。

 

高雅「でもまあ、これがあるうちは大丈夫だろ。」

 

そうして、俺もしまっていたクロノスのライドウォッチを取り出す。

 

同じライダーのアーマーなら、流石に時間停止に対抗できると思うんだよな。

ハイパームテキのアーマーも一瞬考えたが、流石にしんどそうだしな、戦闘を継続するって考えると、よっぽどクロノスの方が良い。

 

一応、ムテキは天才ゲーマーでないと作動しない代物だからな。

それに賭けるんだったら、クロノスに賭ける方がまだ良いだろ。

 

仮面ライダーエグゼイドウォッチの力を信じるしか無いけど。

 

高雅「だから、俺はアナザーオーズ側で行きたいんだが......」

 

......まあ、ここまで話したが......正直、アナザーオーズに対する策は一個も浮かんで無いんだよな。

オーズ系統のウォッチ一個もないし。

 

遊「......だったら、ダンスと江島に檀正宗の相手を頼んで良いか?檀は残りのメンツで叩く形で。」

 

そう言った途端に、遊さんの身体からオレンジ色のバグのようなもの......と言うか、バグスターのダンスさんが現れる。

 

ダンス「別に俺は良いが......ギリードはどうだ?」

 

高雅「俺も......特に問題はない。」

 

ソウゴを守るとは考えていたが......まあ、弱いままじゃダメだもんな。

ソウゴがある程度までは強くならないと、いずれ詰むから仕方ない。

 

ここは遊さんも居るわけだし、頼るか。

 

遊「じゃあ、ダンス、江島を助けてやれよ。」

 

ダンス「分かってる。後輩だからな。」

 

遊「......くはっ!そうだな!」

 

 

そうして、ある程度の作戦会議が終わり、俺たちは戦いの準備をしていく。

 

敵は檀正宗。

アナザーオーズにして、仮面ライダークロノス。

 

 

 

 

 

───って言うか、結局アナザーオーズの対抗策決まってな──────

 

 

???「あっ、すいませーん。」

 

 

そうして少し考えていると、クジゴジ堂にお客さんが来たようだ。

 

そう言えば普通に話してたけど、ここ一応店だもんな、人も来るわ。

 

???「あれ、誰もいない感じか?......ここならなんでも直せるって聞いて来たんだけどな。」

 

すると、ソウゴが店先へ出ていく。

 

ソウゴ「えっと......お客さん?」

 

???「店員さん?......その、時計を直して欲しいんだけど、店主さん居るかな?」

 

すると、その人は腕時計をバックから取り出す。

 

 

......今、ライドウォッチみたいなの見えたような......絶対気のせいじゃないよな。

 

ソウゴ「ああ。あの、おじさん......時計を直せる人が今は居なくて。」

 

???「あえっ、そうなの?......じゃあ、少し待ってようかな。」

 

すると、その人は軽くケースに入っている時計に目を移していく。

 

......このタイミングで来るって......多分、オーズ関係者だよな。

 

 

高雅「......あの。」

 

???「うえっ?......どうしたの?」

 

高雅「いや、こういうの持ってません?」

 

そうして、俺はギリードライドウォッチをその人に見せる。

 

すると、何か心当たりがあるような顔をして、バックを漁り始める。

 

???「もしかして、これ?」

 

すると、その手には見たこともないライドウォッチがあり、ライダーズクレストは......なんかオーズとかバースに似てる気がする。

円形だし、と言うか2010年って書いてあるから確実にオーズのライダーだろうな。

 

高雅「それですね。......それで、あの......それを貰えないですかね。」

 

???「え、ああ良いよ。あげる。」

 

高雅「あえっ!?即決!」

 

???「何度捨てても帰ってくるし、一回お祓い行ったのに、特に何も変わらないし、普通に怖いし。」

 

 

......まぁ、記憶なかったら、そう言う反応にもなるのか?

 

それだけ思い出したくないか、思い出してもそんなに変わらないのかの二択だろうが......多分この反応的に後者なんだろうな。

 

???「えっと、じゃあ戻って良い?」

 

高雅「えっ......あっ、はい。ありがとうございました。」

 

そうしてそのライドウォッチを受け取ると、俺はそのウォッチをポケットにしまう。

 

高雅「......あっ、そう言えば名前はなんで言うんですか?」

 

涼矢「え?......ああ、俺は明日馬涼矢だけど......何、予約?」

 

高雅「ああ......はい。」

 

そうして適当に答えると、俺は軽く息を吐く。

 

これで取り敢えず、アナザーオーズに対するアイテムは揃った。

後は......戦力も問題ないだろ。

 

さて、アナザーオーズ戦、行きますか!

 

 

 

 





ソウゴ「......ねぇ、高雅?」

高雅「あ?なんだよソウゴ?」

ソウゴ「いやさ、さっき時間停止がどうちゃらとか言ってたけど、クロノス?ってライダーはそんな能力を持ってるの?」

高雅(......ヤッベー!そういや俺達が知るわけないんだよな!やっぱガバしすぎだろ俺!)

高雅「っあ、えっと、未来の俺が......」

ゲイツ「そう言えば、未来の俺と言っていたな。」

高雅「あっ、ちょっ、ゲイツさん!?その件は説明が難しいから避けていただきたいんですが。」

ゲイツ「......はぁ、アナザーオーズを倒した後に、聞かせてもらうぞ?」

高雅「......へーい」
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