仮面ライダージオウ 〜最低最悪と転生者と──〜   作:チョコミントlatté

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第17話 第八のライダー その名はオリスト

 

 

 

 

高雅「......あの、」

 

法歌「あら、ようやく戦うつもりになったかしら?」

 

高雅「......はぁ、もう1週間経ちますよ?流石に諦めてくれません?」

 

現在、俺はどこか海外の荒野......ではなく、アルゼンチン。

 

美味しいアイスを食べたくなったので、法歌さんに連れて行ってもらってる。

 

 

一週間こうやって世話してもらってるけど、マジで楽しいわ!

ただ、欠席が1週間も連続で続いているって言う現実を見ないのであれば。

 

高雅「なんでそんな頑ななんですか、まぁ体力回復まで面倒見てくれたのはありがたいと思ってますけど。」

 

法歌「なんでって......戦いたいから?」

 

高雅「このバーサーカーめ!はぁ......」

 

でもまぁ、流石に戻りたい。

 

多分後1週間でゴースト編始まっちまうし。

授業も出ないといけないし。

 

高雅「分かりましたよ。じゃあ、戦いましょう。」

 

法歌「ふふっ、ようやくね。腕がなるわ!」

 

法歌さんはそう言うと、フィンガースナップをする。

 

すると、目の前にはオーロラカーテンが現れて、最初に飛ばされた荒野へと繋がる。

 

......周りの目気にしろよ。

 

 

 

高雅「......はぁ、さて、行きますか。」

 

そう言うと、俺はジクウドライバーを装着する。

 

法歌「んえっ!?あっ、ちょっと待って」(モグモグ

 

アイスをその食べ方は頭痛く......やっぱり痛そうだな。

 

法歌「つあっ!あぁ、頭がっ!」

 

高雅「何やってんすか。」

 

 

 

 

ーーしばし休憩ーー

 

 

 

 

法歌「よしっ、準備できたわ!」

 

そう言うと、法歌さんはベルトを取り出して、腰につける。

 

名前は確か、オリストドライバー。

んで、ライダー名がオリストだったはず。

 

 

高雅「......じゃあ、こちらも行かせてもらいますよ。」

 

そう言うと、俺はギリードライドウォッチを起動して、法歌さんもカメンライドカードをベルトに挿入する。

 

【ギリード!】

 

 

【KAMENRIDE!】

 

そのまま、俺はウォッチをベルトにセットすると、回転させる。

 

高雅「変身!」

法歌「変身」

 

【ライダータイム!】

【仮面ライダーギリード!】

 

 

【ORIST!】

 

 

すると、両者とも変身が完了して、俺は軽く息を吐く。

 

高雅「取り敢えずは......ステゴロでぇ!」

 

まずは武器を使わないステゴロから。

 

法歌さんは俺の実力を見たい、だったら、いろんな技を見せて、さっさと終わらせるのが楽だろ!

 

 

そうして、まずは一撃と言わんばかりに、距離を詰めると、おおきく振りかぶって殴りつけようとする。

 

だが、その一撃は簡単に受け止められて、逆に蹴りで反撃をくらいそうになる。

 

 

......まぁ、くらいそうになるだけなのだが。

 

そのまま俺は空いていた足で、法歌さんの蹴りを相殺して、空いている方の手で、掴まれている手を離させるために、掴んでいる手をチョップして外させる。

 

 

そうして外れた流れで攻撃......は、流石に難しいか。

 

俺はそのまま、一発足下への蹴りを狙って、身体を下に下げながら足を振るうが、普通に避けられるので、俺は腕で遠くに飛ぶ。

 

 

高雅「ああっ!俺頭使うの苦手なんだけどなぁ!?」

 

そんな風に愚痴をこぼしつつも、俺は法歌さんへと向かっていく。

 

メインは足技で行きたいところだが......まぁ、難しいよなぁ。

そもそもステゴロをあんまりやってこなかったから、少しやりにくい。

 

 

それでも、さっさと終わらせたいという気持ちで、俺は拳を握る。

 

 

拳を握りしめてまっすぐ向かうと、またもや法歌さんに受け止められそうになるが、俺はそのまま逆立ちする様に身体を動かして、頭に向かって蹴りをくらわせる。

 

高雅「今度はクリーンヒッ......捕まっちゃった。」

 

だが、頭に足がぶつかった瞬間に、法歌さんに俺の足を掴まれてしまう。

 

それでも、俺は諦めずに空いてる方の足で横腹に向けて蹴りを入れる。

 

 

すると、足を掴んでいる腕の力が少し緩むので、俺はその隙に足を抜け出させて、少し離れる。

 

 

法歌「すごいじゃない!私が思ってたよりも何倍も強いわ!」

 

高雅「あー、はいはい。ありがとうございます!」

 

そう言いつつ、俺がワイルドのライドウォッチを取り出すと、法歌さんも、ワイルドの絵が描かれたカメンライドカードを取り出す。

 

 

【アーマータイム!】

【ウルフ!ワイルド!】

 

 

【KAMENRIDE!】

【WILD!】

 

【倒せ!砕け!噛みちぎれ!】

【ウルフインワイルド!】

【グゥラァァァ!】

 

 

まぁ、流石に19ライダー分の力は既に持ってるよなぁ。

 

能力の熟練度も、俺より高いだろうし......はぁ、本当に面倒だな!!

 

高雅「......行くか。」

 

そうして、俺は手についたクローを構えて、法歌さんへと走り出す。

 

 

ひとまず、俺はクローを牽制程度の思いで振りかざすと、法歌さんにもついているクローで受け止められてしまうが、もう片方のクローを法歌さんが止めたクローの間に入れて、横に引っ張る。

 

 

そうして、空いた方の手で攻撃しようとするが、法歌さんは手のクローを消して、こちらに攻撃してくる。

 

高雅「ぐあっ!つうッ!!」

 

そういや消せるに決まってるよな。

 

これは完全に油断だった。

ちゃんと考えなきゃな。

 

 

そのまま、俺は拳を受けた反動と合わせて身体を動かして、かかとで法歌さんを蹴り付ける。

 

だが、流石に無理して動いたので、法歌さんには簡単に対応されてしまい、足を掴まれてしまう......が、これも特に問題はなく、とりあえず地面に手をつけると、そのまま法歌さんの方へと飛ぶ様に腕で押し込んで、掴みから抜け出す。

 

 

高雅「けど......」

 

依然距離は近いからまだ油断できない。

 

 

俺はそのまま、法歌さんの背中を狙う様に、かかとで蹴り当てる。

 

だが、その間に腕を掴まれてしまい、俺と法歌さんの体勢は崩れてしまう。

 

高雅「ッチ!」

 

そのまま、手のクローを地面に刺して重心を安定させると、法歌さんを地面に叩きつける様に蹴りをくらわせる。

 

......あんまり効果なさそうだな。

 

 

 

まあ、はなっから本気じゃないのは分かっていたが......強いなぁ。

 

未来の俺......とは比べられるほど戦ってないから分からないが......Sougo製のアナザーライダーよりも全然強いぞこれ。

 

 

高雅「本当に面倒だなぁ!」

 

そうしてクローを消滅させると、すぐさま地面に手をつかせて、遠くへと押し飛ぶ。

 

高雅「次は......こいつで!」

 

すると、俺はエクスライドウォッチを取り出すが......それを読んでいたかの様に、法歌さんはエクスのカメンライドカードを取り出す。

 

【アーマータイム!】

【レベルアップ!エクス!】

 

 

【KAMENRIDE!】

【EX!】

 

【ダン・ダン・ダンス・デ・ラッシュ!】

 

 

高雅「さてと、行きますかねぇ!」

 

そのまま、俺はアーマーについている銃で法歌さんを狙うが......同じ様な柄の武器でその弾は相殺されてしまう。

 

【ガシャコンブラスター!】

 

推定、仮面ライダーエクスの専用武器......そんな名前だったんだ。

 

 

軽くため息を吐くと、俺は法歌さんの周辺を銃で撃って煙幕を散らすと、軽く辺りを見る。

 

高雅「......そこか。」

 

すると、音符マークの様なものが見つかるので、それに向かって走り出す。

 

 

一応、銃で撃ってからエナジーアイテムを取るのもいいが......別のところに撃ったってんで、バレたら嫌だからな。

 

 

高雅「っとオラァ!」

 

そうして、空中に飛び、音符をアーマーについている剣で斬りつけると、中から高速化のエナジーアイテムが出てくる。

 

【高速化!】

 

そのまま高速化のエナジーアイテムを取ると、アーマーの銃を消し、手で地面を押して、法歌さんの元へと一気に加速する。

 

 

 

もう一度銃を出すと、俺はスライディングしながら法歌さんに向けて弾丸を放つ。

 

高雅「まぁ、まだマシか?」

 

そのまま法歌さんの元へと走り出そうとするが、先ほどの銃撃で居場所が割れていたのか、強烈な一撃が俺に向かって放たれる。

 

【ATTACKRIDE!】

【BLAST!】

 

高雅「ッチ!仕方ねぇか!」

 

俺はウォッチのボタンを押すと、ベルトを回転させる。

 

【フィニッシュタイム!エクス!】

 

【クリティカル!タイムインパクト!】

 

 

高雅「うおっ、らぁぁぁ!!」

 

アーマーの銃に力が溜まっていき、俺はその力を一気に解放する。

 

 

 

そうしてエネルギー弾を発射するが、相殺とまでは行かず、こちらにエネルギー弾が炸裂してしまう。

 

高雅「ッ、痛ぇ!なぁ!」

 

その一撃で少し吹き飛んでしまったが、痛みもそんなになく、高速化の効果もまだ切れてない。

 

これならまだ行けるな。

 

 

 

そのまま、俺は法歌さんに突っ込むと、飛び上がりながらも弾丸を放ち、牽制する。

 

 

そうして地面に着地すると、一気に加速して、法歌さんを斬りつける。

 

だが、法歌さんはガシャコンブラスターでアーマーの剣を受け止める。

 

高雅「まぁ、そう簡単には行かないか。」

 

そう言いつつも、俺は至近距離でアーマーの銃を放って、大きく蹴り付ける。

 

 

ってか、高速化中だってのに、対応されるのも嫌だねぇ。

どんだけ実力に差があるのか、痛感させられるなぁ。

 

 

 

そうして、俺は軽く身を屈めると、法歌さんの銃撃を避けて足を引っ掛ける。

 

高雅「これで!」

 

体勢を崩した法歌さんに向けて、アーマーについた銃を連射するが......

 

 

法歌「まだまだ甘いわね!」

 

ろくに当たることもなく、吹き飛ばされてしまう。

 

 

高雅「うへぇ......実力差に嫌になるぜ。」

 

そう言いつつも、俺はエクスウォッチを外すと、ダンス・デ・アラウンドに強化する。

 

法歌さんもカメンライドカードを出してきたな......しかも俺と同じダンス・デ・アラウンド。

マジで実力差を痛感させにきてない!?

 

【アラウンドゲーマー!】

 

 

【FORMRIDE!】

 

そのまま、俺はベルトを回転させ、法歌さんはベルトのレバーを押し込む。

 

【アーマータイム!】

【デュアルアップ!ダンス・デ・アラウンド!】

 

 

【EX AROUND GAMER!】

 

【ソング・エンド・ダンス!ダンス・デ・アラウンド!】

 

 

そうして、俺はジカンバーストを取り出すと、法歌さんへ一気に走り出す。

 

とにかく、もうがむしゃらだぁ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高雅「はぁはぁ、はぁ......うぁぁ!何時間やってんだよ!!」

 

法歌「確かに、少し疲れてきたわね。これで最後にしましょうか。」

 

なんで一息もあげてないんですかねぇ!?

 

こっちはめちゃくちゃ疲れてんのにさぁ!!

戦う相手格上か、同レベルしか居ないなぁ!もう!

 

 

 

 

現在のフォームは、両者ともサクサ トライアルフォーム。

 

これで終わらせたいと思いながらも、俺はファイズフォンXを取り出して、コードを入力する。

 

【レディー!ポインターオン!】

 

すると、足にファイズポインターのサクサ版みたいなのが付くので、俺はそのままウォッチのボタンを押す。

 

法歌さんもカードを取り出す。

 

【フィニッシュタイム!サクサ!】

 

高雅「これで最後ォ!」

 

そのまま、俺はベルトを回転させて、法歌さんはカードをベルトに挿入して、レバーを押し込む。

 

【エクシード!タイムインパクト!】

 

【FINAL ATTACKRIDE!】

【SA・SA・SA・SAXA!】

 

 

高雅「っおらぁ!!」

 

 

 

そうして、両者のライダーキックが放たれると、拮抗するが......

 

高雅「あっ、ぐぅぅ!?」

 

体力も自力も、何もかもが俺より高く、普通に突破されてしまう。

 

高雅「うぐぁぁ!!?」

 

そうして地面に転がり、変身が解除される。

 

 

 

 

高雅「......もう一歩も動けない。」

 

法歌「......うん、あなたの実力は大体分かったわ。」

 

高雅「数時間も戦ってましたからね!?」

 

すると、法歌さんは横長のライドウォッチを取り出して、俺の前に置く。

これは......

 

法歌「これは、私のライドウォッチ......オリストライドウォッチよ。」

 

ディケイドと同じ形なんだ......海東だけ形違うのウケる。

 

笑えるほどの体力も残ってないけど。

 

高雅「......どんな力なんすか?」

 

法歌「再現......と言ったところかしら?ウォッチを使えば、カメンライドと同じ様なことができるわ。」

 

高雅「なるほど......まぁ、そのタイミングになったら使ってみます。」

 

そう言うと、俺は立ち上が......

 

 

高雅「うえっ!?」

 

......力が入らない。

 

ってか頭も痛いし、だんだん意識が......

 

薄...れて......

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

???「......じょう...」

 

???「だい......うぶ?....が」

 

ソウゴ「大丈夫?高雅?」

 

 

高雅「んえっ!?」

 

ん、ソウゴ!?

 

ここは......クジゴジ堂?

 

ソウゴ「あっ、ようやく起きた。」

 

高雅「......なんで、俺クジゴジ堂に?」

 

ソウゴ「アナザー鎧武を倒した後、高雅と連絡がつかなかったからさ。それで、探しに行ったら、地面に倒れてたから連れてきたんだ。」

 

高雅「ああ、そっか。ありが......あれ?」

 

ソウゴ「え、どうしたの?」

 

......一週間ぐらい経ったはずなんだが......まぁ、オーロラカーテンの謎技術か。

うん、そう言うことにしておこう。

 

 

ソウゴ「......あっ、そう言えば、このウォッチ何?」

 

すると、ソウゴはオリストのライドウォッチを見せてくる。

 

高雅「......これは本当にくれるんだ。」

 

そんな事を言いつつも、俺はオリストのライドウォッチを受け取って、しまい込む。

 

高雅「なんか貰った、としか。......まぁ、なんだっていいだろ。」

 

ソウゴ「それもそうだね。」

 

そうして、俺は毛布をはじに寄せると、立ち上がってカレンダーを見てみる。

 

日付は......アナザーソーサラーと戦った11月18日のままだ。

 

高雅「......はぁ、無駄に疲れた気分だ。」

 

と言うか、実際に疲れはひどい。

 

流石に数時間も戦った後はこうなるに決まってるが。

 

高雅「......あぁ、じゃあ俺帰るわ。」

 

ソウゴ「え......大丈夫?」

 

高雅「ああ、寝たら大体回復したから大丈夫だ。」

 

そう言いながら大きなため息をつくと、俺は自宅に帰ろうと、さっさと歩き始める。

 

ソウゴ「......あっ、ちょっと待って!」

 

高雅「んえ、何?」

 

すると、ソウゴはバックを持ってくる......あっ、そう言えば持って来させたんだった。

 

高雅「あー、じゃあ、バイバイ。」

 

ソウゴ「んー、また明日学校でね。」

 

高雅「そうだな、バイバイ。」

 

そうして、俺はそのまま走り出す。

 

早く帰ってシャワー浴びたい!

後眠い!

 

 

 

 

 

 




法歌「あっ、士さん!」

士「お前......そうか、お前もこの世界に来たのか。」

法歌「ええ、私も面白そうな人を発見したのよ!」

士「それは......そうか、ギリードか。」

法歌「そうよ。よく分かったわね、士さん!」

士「まぁ、な。...... ギリードも大変そうだな。

法歌「?......何か言いました?士さん?」

士「何も......だが、俺にもこの世界では役割があるからな。戦いに付き合いはしないぞ。」

法歌「ええっ!?......わ、分かったわ、」





士「さて、そろそろ行くか。」

法歌「?どこに行くんですか?」

士「少し、ジオウの力を確かめようと思ってな。」

法歌「じゃあ、私も行くわ!」

士「......まあいいか。ただ、俺の邪魔だけはしないでくれよ?」

法歌「もちろんよ!」

士「......はぁ、少し、面倒な旅になりそうだ。」
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