仮面ライダージオウ 〜最低最悪と転生者と──〜 作:チョコミントlatté
番外編:仮面ライダージオウ 平成ジェネレーションForever(前編)
志狼「はぁ、これで持ち駒はもう6社かぁ......流石にあと何社かは受かっときたいよな。第一志望はともかくとして、第三志望の会社は受かってて欲しいなぁ。」
そんな風にため息を吐きながら、彼はトボトボと歩く。
彼は小倉志狼。
仮面ライダービルドの世界に存在するオリライダーで、名前を仮面ライダーワイルド。
ではあるものの、今現在は仮面ライダービルドの歴史がジオウ達に奪われているため、ただの一般人である。
志狼「久しぶりに巧さんと龍我さんに会いに行こうかなぁ......憂鬱だ。」
志狼は突然軽く頭を抑える。
志狼「?......なんだ、これ、頭がッ!?」
そして志狼の息が途端に荒くなっていき、地面に倒れて、頭を強く抑え出す。
志狼「うあっ!?ツッ!痛い!?」
すると、彼の頭の中にはとある風景が映し出される。
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──これ、俺か?
志狼「確かに、俺にはラブアンドピースなんて分かってない。それでも、兄さんに、戦兎に、みんな貰ったものがあるから......俺は戦いたいんだ。」
──なんだ、あのレンチが付いた青いの、それに、後ろにいるのは......巧さんに龍我さん?
志狼「だから、俺は仮面ライダーになる。」
──仮面、ライダー?懐かしい気がする...なんだっけ?
戦兎「今のお前じゃ無理だ!それに──」
志狼「分かってる!......けど、俺は諦めきれないんだよ!」
【スクラッシュドライバー!】
──あれは、ボトル?...懐かしい気がする。
志狼「行くぞ。」
──電流が流れてっ!?
志狼「うあっ!?あぁぁぁ!!?」
戦兎「っ、やっぱり駄目か!志狼!そのボトルを早く抜け!!」
志狼「嫌だ!おれは、俺はぁ!......仮面ライダーになるんだっ!!」
──ボトルが...そうだ、俺は......
【ウルフ!】
志狼「変身!」
──俺、は......
【倒せ!砕け!噛みちぎれ!】
──俺は、仮面ライダー......だ。
【ウルフインワイルド!】
【グゥラァァァ!】
龍我「マジかよ、やりやがった!」
志狼「俺は...俺は仮面ライダーワイルド!倒させてもらうぞ!」
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志狼「っはぁはぁ!...そうだった。俺は、仮面ライダーワイルドだった。なんで忘れて、」
志狼は懐からスクラッシュドライバーとウルフフルボトルを取り出す。
志狼「兄さん、戦兎......」
そう呟くと同時に、志狼の意識は途切れる。
高雅「んなっ!志狼さん!?ってかスクラッシュドライバー持ってるし......どうなってんだ?」
そう言い、登校中の高雅は志狼の元に駆け寄る。
これにより、物語は進む。
この物語は、高雅が存在したことにより生まれた世界の内の一つの世界を書いた物語だ。
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《Side.高雅》
高雅「あのー?もしもーし!!......全然起きねぇ、大丈夫かな?」
まさか登校中に倒れている志狼さんを見つけるとは。
......てか、なんでスクラッシュドライバーを持ってるんだ?
記憶が戻ってるって事だろうけど......まさか平成ジェネレーションズ!?
高雅「だったら理解できるが......取り敢えず、志狼さんの方をどうにかしないとな。」
そのまま俺は、志狼さんの持ってたドライバー等の諸々を俺のバックに入れて、志狼さんを背負う。
高雅「取り敢えずnascita......は無いんだった。はぁ、どこ行こう。」
取り敢えず日陰に連れて行こうと、俺は歩き出す。
......緑ウォズもどっか行っちゃったし、こんな時に用事とか言ってんちゃうぞ?
高雅「はぁ、取り敢えずソウゴに連絡......は、悪手か。今記憶が戻ってるか分からないし......クジゴジ堂があったところに行けばどうにかなるだろ、おじさんはおじさんだし。」
そのうちゲイツ来るだろうからどうにかなるだろうしな。
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《Side:ソウゴ》
ソウゴ「あれ、高雅が居ない。」
はてさて、現在は高雅が志狼を見つけた少し後。
ソウゴとゲイツは、学校でツクヨミの事を見張っている最中である。
ゲイツ「何?......確かに、ギリードが居ないな。」
ソウゴ「うん、さっきから電話してるんだけど、全然繋がらないんだ。」
すると、ソウゴはゲイツにスマホの画面を見せる。
まぁ、高雅はバックの中にスマホを突っ込んだ上、音量を最低まで下げているので気づいていないだけだが。
ソウゴ「まあ、高雅はいつものことだから大丈夫だと思うけど......問題はツクヨミだよね。」
ゲイツ「ああ。いくら何でも普通すぎる。記憶を失ったにしては馴染みすぎだ。」
そうして見ていると、ツクヨミはどうやら恋バナ?をしているようだ。
女子生徒A「常磐は?」
ツクヨミ「いや、頭いいけど性格最悪じゃん。」
女子生徒A「じゃあ...明光院は?」
ツクヨミ「ああ、無い駄目。なんか全体的に無理。」
女子生徒A「他には......江島とか?」
ツクヨミ「確かに顔は良いけど......なんかたまにウザいし、突拍子もない事言うじゃん。」
女子生徒A「あぁ〜、確かに。」
ボロクソである。
まぁ、実際高雅は友達としてなら考えられるが、恋愛対象としてはそこそこアレだ。
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《Side.高雅》
高雅「すいませんね、少し借りちゃって。」
順一郎「いやいや、大丈夫ですよ。それより、この人は大丈夫なんですか?」
高雅「多分大丈夫だと思います。少し休んだら起きると思いますので。」
はてさて、今はゲイツとツクヨミを待ってカフェでダラダラとしている最中だ。
......いや、流石に動いた方が良いなこれ。
高雅「適当に付箋に書いとくか?......ソウゴのところ行っときたいし。」
そのまま俺は付箋に諸々書いて机に貼ると、順一郎さんに伝えて、風麺の屋台へとライドストライカーを走らせる。
高雅「おっ、居た居......アナザーダブルか。」
俺はライドストライカーから飛び上がり、アナザーダブルへと飛び蹴りをくらわせる。
高雅「おらよっ!!」
ソウゴ「えっ、高雅!?」
アナザーダブル「誰だお前は!」
高雅「仮面ライダーだ。さっさと倒させてもらうぞ。」
そう言いながらアナザーダブルに蹴りをくらわせると、ジクウドライバーを腰につけて、ウォッチを起動する。
【ギリード!】
高雅「ほうらっ!」
そのままつま先でアナザーダブルを蹴り上げると、ライドウォッチを装着する。
高雅「面倒だからさっさと行くぞ?」
アナザーダブル「流石に不利か......!」
そのまま殴り抜けようとするが......残念ながら風に紛れて逃げられてしまう。
高雅「ありゃま、逃げられちまったか。」
そう言いながらベルトを外すと、ため息を吐く。
???「......このウォッチ、そう言う事?」
すると、風麺を食べていた1人の女性が立ち上がる。
誰......とも言えないな。
多分ダブルのオリライダーだろ、経験則的に。
高雅「貴女は?」
未来「え?......あぁ、私は藍田未来。それでもしかしてだけど、このウォッチ君の?」
すると、未来さんはライドウォッチを取り出す。
高雅「え......まぁ、そうとも言えますかね?」
未来「あぁ......じゃああげる。」
高雅「毎度のことながらあっさり......」
未来「あっさりって?」
高雅「ああいや、なんでもないです。」
未来「そう?」
すると、未来さんは再び風麺を食べ始める。
マジであっさりな人は本当にあっさりだな......法歌さんの戦闘レベルで疲れるのはまだ無いし。
いやまぁ、法歌さんのもウォッチの継承するために必要だった事だから別に無いことは無いけどさ。
高雅「まあいいか、んで......ソウゴもダブルウォッチを受け取ったのか。」
ソウゴ「高雅、大変なんだ!!」
高雅「ああいや、状況は分かってる。ゲイツも記憶をなくした。」
ソウゴ「ゲイツまで!?」
高雅「多分お前はしばらく大丈夫だろうが......取り敢えず行くぞ。」
アタル「えっ、ちょっ、ちょっと待って。アンタは?」
高雅「あ?......あぁ、俺は江島高雅。仮面ライダーギリードだ。とにかく、一度クジゴジ堂......じゃないけど、まあ取り敢えず行くぞ。」
そうして、俺はライドストライカーをウォッチにすると、さっさと向かっていく。
ソウゴ「えっ、ちょっ」
高雅「おら、行くぞ。」
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高雅「ふう、着いた......お、志狼さん起きてる。」
志狼「君は......確か高雅君?というかこの紙......」
高雅「シー、取り敢えず後にしてください。今は記憶関連で面倒なことになっているので。」
志狼「き、記憶?......あ、そう言えば俺は記憶喪失に......」
高雅「取り敢えず、話聞かずに着いてきてくれません?多分戦兎に会えると思いますので。」
志狼「......分かった、信じるよ。高雅君。」
適当に話し切ると、俺はソウゴ達を引き連れる。
高雅「おら、さっさと行くぞ!」
ソウゴ「えっ......さっきから行動早くない?」
高雅「別に良いだろ、早く行くぞ。」
そうして、俺は公園へと向かっていく。
高雅「んで、色々あって今は戦兎の元へバイクで向かってると。」
ソウゴ「高雅、何言ってるの?」
高雅「別に良いだろ、それより今は戦兎を助けないとな。」
現在、俺とソウゴ、後万丈は3人で変身して、戦兎を助けるためにバイクを走らせている。
罠ってのが分かってるから、正直行くかは迷ったけど......どんなイレギュラーが起きるかは分からないし、仕方がないから、取り敢えず志狼さんを向こうに向かわせて俺はソウゴ達とティードの方へと向かうこととした。
高雅「んで......この工場だな。」
そうして中へと入っていくと、ティード......と、もう1人、推定タイムジャッカーが居るのが確認できる。
高雅「うわっ、2人もいるのかよ。」
そう呟きつつ、俺はバイクから降りて、ライドストライカーをウォッチに戻す。
ティード「よくここが分かったな?ジオウ、クローズ、それにギリード」
???「やはり、平成ライダーの歴史が消えても存在は消えないか......流石ギリードと言ったところか?」
ティードは良いとして......誰だよあのタイムジャッカー。
しかも気になること言ってるし。
???「取り敢えず、あの3人を倒さないとな?ティード?」
ティード「俺に命令するな。......はぁ、行けビルド。」
戦兎「...変身」
すると、戦兎はタンクタンクフォームに変身し、こちらへと向かってくる。
俺持久戦は嫌いなんだけどなぁ......
高雅「硬ぁ、流石タンクタンク。ツエーイとか言うだけあるわ。」
そう言いながらジカンバーストで連続で斬りつけるが、あまり効いている様子はない。
ハザードレベルの差かなぁ......
高雅「っと!まぁ切り返しだな!」
そうしてジカンバーストをソウゴの方へと投げると、俺は一瞬でベルトを回転させて必殺技を放つ。
【タイムインパクト!】
高雅「っはぁ!おらぁ!!」
そうして連撃をくらわせると、流石に戦兎と言えど後退するので、俺は後ろへと下がっていく。
高雅「おら、ソウゴ!」
ソウゴ「分かった!」
ソウゴへとスイッチすると、ソウゴはジカンバーストとジカンギレードの二刀流で戦兎を斬りつける。
流石にしんどくなってきたぞこれ?
っていうかまず──
高雅「ぐぁっ!?」
チッ、早いな!
【フルフルマッチでーす!】
ああこのタイミングか......ようやく終わった。
【フルフルマッチブレイク!】
すると、戦兎は後ろのティードに対して必殺技を放つが......もう1人のタイムジャッカーの蹴りによって、その一撃は霧散してしまう。
どんなパワーしてんだよ!?
???「やっぱ洗脳されたフリだよなぁ......ははっ、さすがビルドだな。」
ティード「まあいい、これでタスクは果たされた。......行くぞ。」
そう言うと、2人の姿は消えて......俺たち4人の姿だけがこの場に残る。
高雅「おい、3人とも。この感じだとおそらく、既にシンゴは連れてかれてる......取り敢えず見に行くぞ。」
すぐさまライドストライカーを取り出すと......俺は一目散に向かっていく。
こっからは少しでもミスると世界滅亡一直線だからな......できるだけ最速で倒さないと。
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