仮面ライダージオウ 〜最低最悪と転生者と──〜 作:チョコミントlatté
ようやく、次回は多分ダブル編が入ります!
高雅「......ふぅ、マジで誰だよアレ。」
俺はリミテストのウォッチを外してしまいこむと、ジカンバーストを地面に刺す。
ベルトとデンライナーって発言からして電王のところのライダーだろうが......訳がわからん。
高雅「まあでも、この人が相手してくれるうちに行くか......志狼さんが復活できればどうにかなるでしょ。」
そう呟くと、俺は軽く息を吸い込む。
......今倒すべきはネオよりもティードだな。
この人がネオを倒せずにやられる可能性があると考えると少しアレだが......まぁ、ネオの言葉から推測するに、この計画はティード主軸っぽいからな。
まずはそっちに嫌がらせしながら......ソウゴ達が戻ってくるのを待つしかないか。
高雅「居場所はとっくに分かってるしな......さてと、時間稼ぎと行くかね。」
ネオ「ハッ、そうはさせ───」
宗路「──るために僕がきてるんだ。」
そう言うと、えっと......宗路さんが右手に持っていた武器が左手に一瞬で移動して、ネオの身体が斬りつけられる。
......どう言う仕組み?
高雅「まあいいか、それよりも、っと!」
ジカンバーストを引っこ抜き、適当に空に投げると、素早く蹴り付けてネオに当てる。
高雅「さっさと行くかぁ。」
そうして、俺は塔に向かって走っていく。
ソウゴからいくつかウォッチを受け取っておいた方が良かったなぁ。
まあ悔やんでもしょうがない、さっさとティードの妨害と行くか。
────────────────────────
《side:ネオ》
ネオ「......はぁ、逃げられたか。」
ネオはそう言いながらも生身で宗路の攻撃を捌きつつ、攻防を繰り広げる。
宗路「──ッ!危ない、」
ネオ「っと、こっち拾うか。」
そう言うと、ネオはジカンバーストを拾い上げて宗路を斬りつける。
先程高雅が蹴り捨てたままだったのでそれを取った様で、ネオはそのジカンバーストを慣れた様な手つきで使いながら、宗路の攻撃を牽制する。
宗路「やっぱり......随分と使い慣れてる。」
ネオ「そりゃあ色々と試して来た後だからな。」
宗路「それでも、僕がやられる訳には行かないから。」
すると両者の武器が弾く様に接触し、数十秒の攻防が繰り広げられるが、ネオの方が何枚も上手であり、かなり簡単に宗路の身体が浮かび上がる。
宗路「ぐうっ!」
ネオ「これで、チェックだ。」
そう言いながらネオはジカンバーストを宗路に向かって振り付けるが、宗路は自身の武器をギリギリでジカンバーストと肉体の接触位置に移動させて攻撃の威力を減衰させる。
──が、身動きが取れない状態で攻撃をくらったという事実は変わらず、かなりのダメージを受けた状態で地面へと転がっていく。
宗路「ぐうっ......!」
ネオ「───はぁ、弱いな。やはり主役格と同等の力を得らせるためには、しっかりとした道のりを準備しないとダメか。」
そう言うと、ネオはジカンバーストを地面に突き刺し、周囲に居たアナザーライダーを消滅させる。
現状志狼は消滅し、高雅がいない状況。
さらに、宗路だけならばネオは単独で倒せると判断したため、消滅させた様だ。
宗路「何を──」
ネオ「俺だけで十分だから消したまでだ......さて、どうする?」
宗路「──やっぱり。じゃあ、高雅君はそれだけ特別な存在なんだ。」
ネオ「......まあ、気づくか。そうだな。だが、それ以上に実力の差だ。名前が......あぁ、小倉志狼やら舞垣遊、上崎紘也それに佐水法歌あたりなら俺を倒せる可能性はあるが、その他大勢では俺には勝てない。」
宗路「......ネオ、やっぱりお前が犯人か。」
ネオ「──この言葉だけで辿り着くか......まぁ、概ね正解──だな!!」
そう言うと、ネオは急加速して宗路の元へと着くと、その瞬間に宗路の腹へと蹴りを入れて身体を軽く浮かし、上からかかと落としをしようとする。
だが今度こそと言わんばかりに宗路は武器を出して攻撃を防ぎ、一瞬でそれをキャッチするとネオの足元に向かって斬りつける。
ネオ「っと、少し侮りすぎたか。」
宗路「だったら倒されてほしいんだけどね......」
ネオ「はぁ、そう思うんだったらどうにかしてみろよ?」
するとネオは宗路に向かって走り出し、両者共に拳が激突する。
────────────────────────
《side.高雅》
高雅「っと......この塔意外と長いなぁ。」
外観からして分かってたことだけど、アイツらよくもまぁここを何往復もしたよな。
高雅「よしと、これで──ッ!危ないな!」
そうして攻撃を避けると、俺は反撃する様に足を振るう。
こいつ、アナザークウガ!??
高雅「ティード、じゃねぇよな。」
俺はジカンバーストで......あ。
ふぅ、そう言えばネオに蹴りつけてたわ。
だったら素手かオリストの力でアーマーだな。
......まぁ、クウガのウォッチは持ってないから、こっちで行くか。
斬鋼のライドウォッチを取り出して強化すると、さっさと起動してオリストのウォッチにセットする。
【ジンバーマスカットアームズ!】
【鎧武ライダー!】
するとアーマーが変化していくので、俺はソニックアローを取り出すと、アナザークウガのいる場所の天井に投げて突き刺す。
高雅「取り敢えず、っと!」
そのままアナザークウガへと近づいていくとアナザークウガから打撃がくるが、俺は横に転がって避けて、無双セイバーを取り出しスライドスイッチを引くとトリガーを引いて弾を何発か放つ。
アナザークウガ『グゥア......!」
高雅「うわ喋った......喋るやつ久々に見たな。」
そう言いつつも俺は、アナザークウガから打撃が来るので避け、手に無双セイバーを刺すと、そこを起点として腕に乗り、頭に向かって走り出す。
高雅「っと、危ねぇな!」
【FINAL ATTACKRIDE!GAIM!ライダータイムインパクト!】
アナザークウガの打撃が乗っている腕の反対から来るので、さっさと必殺技を発動すると、俺はその攻撃を無理やり逸らさせる。
アナザークウガ『ウグゥッ!?』
高雅「そのままっ!」
そうして天井に刺さっているソニックアローを引っこ抜くと、マスカットエナジーロックシードがセットされる様に生成し、弓を引く。
【マスカットエナジー!】
いくつもの矢がソニックアローから放たれると、爆風が吹き荒れ、思わず目を顰めてしまう。
着地......難しいなこれ。
高雅「だったら!」
そうしてソニックアローの矢を下に向けて放つと、かなりの爆風が俺の下で起きて、身体が再び宙に浮く。
高雅「うおっと!」
天井にそのままソニックアローを突き刺すと、爆風が晴れるまで待ち、そのまま降りる。
高雅「んで......もう戦えそうにないな。」
アナザークウガの姿を見るともうかなり疲弊している様で、耳を澄ますと呻き声を上げているのが聞こえてくる。
高雅「まぁ、別にクウガのウォッチ持ってないから関係ないが。」
ソニックアローを持ちながらアナザークウガへと向かっていくと、打撃が来るので、それをソニックアローで斬りつけながら走る。
そうして最後と言わんばかりにソニックアローを水平に投げつけると、アナザークウガの身体には傷ができるので、手に刺さったままだった無双セイバーを抜いてウォッチのボタンを押す。
【FINAL ATTACKRIDE!GAIM!ライダータイムインパクト!】
アナザークウガの顔面へと飛び、無双セイバーを突き刺すと一瞬ビジョンの様なものが脳裏に浮かんでくる。
────────────────────────
「邪魔。排除をする。」
「市民を守るために戦ってるんじゃない。自分自身のために戦ってるだけ。」
「五代、か。僕は霧野。よろしく。」
「別に、どうだって良い。僕には記憶なんて無いんだから。」
「──あぁ、思い出したよ。俺は、化け物だ。」
「......そうだよな、五代。お前は、仮面ライダーだもんな。」
「違う。俺は......仮面ライダーだから。ねぇ、見ててくれよ、父さん、母さん。俺の変身を。」
────────────────────────
高雅「ッッ!?なんだこれ、頭がッ!?──ごはっ!?」
謎のビジョンに動揺していると、アナザークウガから攻撃が来て、かなりモロにくらってしまう。
あれは......クウガのライダーか。
でも、なんでこんな事が急に......オリストか。
高雅「そういえば、あのアナザーゴーストも純粋なのでは無かったからな。オリストの力を得てからちゃんとしたアナザーライダーを倒すのは初めてか。」
そのまま頬をなぞると、俺はアナザークウガへと向かって行こうとするが、突然時間が制止し、身体が動かなくなる。
高雅「また、このパターンかよっ、」
ドゴォン!!
高雅「んえっ!?」
爆発......爆発かぁ。
ってかなんでいきなり......塔の壁開いてるし、ってかネオかよ。
ネオ「はぁ、遅かったか。ティードもいきなり仕掛けないと思ったんだが......あ?ティードじゃないのか。」
ネオが俺に手をかざすと、俺だけ動けるようになり、ネオに向けて無双セイバーを向ける。
高雅「なんでお前が。」
ネオ「逃げて来ただけだ......はぁ、何もかも上手くいかないものだな。」
高雅「お前は、あのビジョンの理由を知っているのか?」
ネオ「知っているが、言う必要はない。」
高雅「チッ!じゃあなんでお前はここに来た。」
ネオ「記憶の接続を回避しようとしたんだが、失敗した、御託は十分だ。」
ネオはそう言うと、ジカンバーストを取り出して俺の方をじっと見つめる。
はぁ、やるしか───あ?なんか外に...んえっ!?志狼さん!?それに他にも居るし......
ネオ「どうした、戦う気は───ぐっ!?」
志狼「ふぅ、奇襲成功。」
高雅「えぇ......」
────────────────────────
《side:志狼》
志狼「うあっ......?」
ネオ「──はぁ、復活が思いの外早いな。」
宗路「そっちを見てる場合?」
ネオ「あぁ、それぐらいの余裕が俺にはあるからな。」
宗路「なっ!?──ぐうっ!」
そうしてネオのジカンバーストの一撃を宗路がくらうと、大きく吹き飛ぶと同時に志狼が目を覚まして立ち上がる。
志狼「......どう言う状況?」
(確か......高雅くんから受け取ったメモの通り、ソウゴくんが持ってたダブルウォッチをソウゴくんと戦兎が触ったらこうなったけど......本当にどういう状況?)
そんな事を考えつつも志狼はスクラッシュドライバーを取り出すと、腰に装着して、ウルフフルボトルを振り出す。
ネオ「さて......相手がキツくなって来たな、逃げるか。」
志狼「えっ、ちょっ、」
すると、有無を言わさずにネオは一瞬で姿を消して、その場には志狼と地面に倒れている宗路だけが残った。
宗路「えぇ、逃げるの?」
志狼「......はぁ、仕方ないか。」
そう言いつつも、状況をまとめながら、志狼は変身する。
【ウルフ!】
(おそらく、あの男はあの塔に向かったんだろう。というかそれらしいものがそれしか無いし。)
志狼「ふぅ......変身。」
(だから、高雅くんもおそらくあそこか。)
【倒せ!砕け!噛みちぎれ!】
【ウルフインワイルド!】
【グゥラァァァ!】
志狼「俺がここに居るということは戦兎と兄さんは復活しているはず......けど、心配なのは高雅君か。」
そう言うと、志狼はフェニックスボトルをベルトに挿入すると、レンチを下げる。
【チャージボトル!潰れな〜い!】
【チャージクラッシュ!】
すると志狼の背中にはフェニックスの翼が生えるので、一気に飛翔して、ため息を吐く。
志狼「───よいっしょ!!」
宗路「えっちょっ......はぁ、僕も行くかなぁ。」
志狼「これくらい連れてくれば十分かな?」
そう言う志狼の手にはネットがあり、その中ねは大量の怪人たちが暴れている。
(スパイダーボトル持ってたからどうにかなったけど......取り敢えず───!?)
そんな事を考えていると、突然向かっていた先の塔が爆発して、志狼は思わず驚いてしまう。
志狼「......えぇ、あっ、高雅くん。」
志狼はネットを回転させながら真上へと投げると、目の中に入ったネオに向けてキックをかます。
ネオ「──ぐっ!?」
志狼「ふぅ、奇襲成功。」
高雅「えぇ......」
そうして蹴りが成功すると、志狼はスパイダーボトルの力で落下しつつあるネットに対して糸を結びつけ、高雅の方へと視線を向ける。
志狼「......高雅くん。」
高雅「えっ、あっ、はい。」
志狼「ふぅ、これ、どうしよう?」
高雅「え?これって────うわっ、何これ!?」
そんな風に大声を出していると、ネオが少しため息をついてから2人の方を見る。
ネオ「何をしてるんだお前たち。」
高雅「知るかよ......」
高雅は軽く呆れつつもネオが蹴り飛ばされた衝撃で落としてしまったジカンバーストを拾い、ネオへと構える。
志狼「それで......コレ本当にどうしようかな?」
高雅「だから知らないって!」
少し哀れに感じるほどキレつつも、高雅は冷静にネオを見つめていたが、突然ネオが距離を詰めてくるため、それに対応する様に高雅はジカンバーストを振る。
高雅「ツッ!危なっ!!」
ネオ「はぁ、記憶の接続の影響か?」
ネオはそう言いながらも軽くジカンバーストを蹴って軌道を変えると、今度は志狼の方へと向かっていく。
志狼「次は俺?」
ネオ「正解、」
志狼はネオからの攻撃を受け止めると、横脇腹に向かって蹴りをする。
そして、ネオはその蹴りを掴んで後ろへと投げようとするが、志狼はその掴んでいる手を殴りつけて無理やり外し、ムーンサルトのようにネオを蹴り付けて着地をする。
ネオ「ッ!」
志狼「さてと、ここで諦めてくれたらありがたいんだけど。」
高雅「本当にッ!!さっきから危ない!」
ネオと志狼の戦いの裏で、高雅はアナザークウガと攻防を繰り広げながら、ジカンバーストを遠距離からちまちま撃ちつつ、アナザークウガの攻撃を避けていく。
志狼「......高雅くん!」
高雅「はい!?」
志狼「ここは俺がッ!?」
ネオ「させない──」
宗路「訳ないでしょう!」
いつの間にか到着していた宗路も参加し、ネオに斬りかかると、その隙に状況を判断した高雅はティードへと走っていく。
ネオ「──はぁ、ままならないな。」
宗二「そりゃあ、僕だって上手く行かせないために動いてるんですから。」
志狼「抵抗されるに決まってるでしょ。」
そう言いつつ、志狼はシャイニングウルフフルボトルを真上に投げてキャッチすると、蓋を閉じて、ベルトに挿入する。
【シャイニングウルフ!】
志狼「っ、ふぅ......変身!」
志狼はそのままの流れでスクラッシュドライバーのレンチを倒すと、ネオの方へと走り出す。
【倒せ!砕け!噛みちぎれ!】
【ウルフインシャイニングワイルド!】
【グゥラァァァ!】
志狼「さて、行くぞ!」
ネオ「はぁ、かかって来い。」
────────────────────────
《side.高雅》
高雅「おら、カチコミだ......ティード?」
ティード「......はぁ、やはりお前が一番乗りか。」
高雅「ライダーの歴史がどうこうとか、話さないのな?」
ティード「他のライダー共が存在しない状態でも、お前は存在していた───お前は、特異点だな?」
高雅「───まぁ、だろうな。」
ティード「だから、俺はお前の力でライダー共が復活しない様に試した......だが、お前のせいでライダー共は復活した!」
高雅「違うぞティード?」
ティード「......何?」
高雅「ライダーってのは壊れないんだぜ?」
ジカンバーストを肩にかけて徐々にティードへと歩を寄せていくと、アナザーダブルが横から現れる。
だが、所詮一度倒した敵。
大体の動きもあの戦いで分かったし、それにあのアナザーダブルよりも動きが遅い。
だったら、対応は容易い。
高雅「っと!くらえ!」
そうしてジカンバーストでアナザーダブルを斬りつけると、リミテストのウォッチで必殺技を放とうとするが───
ダブル「クソっ!くらえ!」
【ルナ!】
突然アナザーダブルから伸びた黄色い腕がこちらに向かって来て、壁に叩きつけられてしまう。
高雅「痛、はぁ......」
俺はそのままジカンバーストにウォッチをはめると、アナザーダブルへと走りだし、何度か斬りつける。
【フィニッシュタイム!】
高雅「終わりっ!!」
【リミテスト!タイムバスター!】
その斬撃が何発も当たり、アナザーダブルは吹き飛ぶと爆散して、後はティードだけとなる。
ティード「......ッ!ワイルドがまとめていなければっ、」
高雅「へぇ、出せる数には限りがあるんだな?」
そう言っていると、階段を上る音が後ろから聞こえて来て、戦兎と万丈の姿が見えてくる。
龍我「お前!」
戦兎「高雅か......だいぶ姿変わったな?」
高雅「えぇ、そこ突っ込むんだ?」
そう言いつつもティードの方を見ていると、下を見て俯いている様子が見え、俺たち3人はそちらの方を見る。
ティード「っふはは!はははははは!!!」
高雅「ええ......」
龍我「壊れちまった......」
戦兎「何バカ言ってんのよ、ほらさっさと助けるぞ。」
すると、戦兎と万丈はビルドドライバーをつけて変身アイテムを取り出すが、突然ティードから衝撃波の様なものが放たれて、全員が壁に打ち付けられてしまう。
高雅「危なっ!」
......まぁ、俺は変身してるから、別にそう言ったことにはならなかったが。
ティード「お前らライダーは存在してはならないっ!!」
そうして、ティードの手元にはアナザークウガのウォッチが飛んできて、同時に多数の雑魚怪人も吹き飛んでくる。
高雅「どわっ!?」
ティード「ワイルドのおかげで整った......ギリード!!!」
すると、ティードの周りには雷の様なものが纏われていき、姿が変化していく。
ティード「はっ、ははははは!!」
【クウガ!】
高雅「ッ、雷って事はライジングかよ!」
そのままジカンバーストを構えると、突然雷の様なものが飛んできて、塔の壁がどんどんと破壊されていく。
こいつもう自棄になってない!?
高雅「取り敢えず離脱するか!」
そうして戦兎と万丈の身体を引きながら塔の下へと飛び降りると、タイムマジーンが3つ見えてくる。
緑のタイムマジーン......白ウォズが持ってたやつと同じデザインだな。
まさか緑ウォズか?
高雅「取り敢えず、向こうにでも行けば良いか?」
高雅「っと、ソウゴ!」
ソウゴ「高雅......と、戦兎と龍我?なんで担いでるの?」
高雅「いや......まあ、あのアナザーライダーと塔の様子見れば分かるとは思うが。」
ソウゴ「分かったけど......そう言えばシンゴは?」
高雅「」
......うん。
高雅「ソウゴ。」
ソウゴ「えっ、な、何?」
高雅「塔行って来てくれ。」
ソウゴ「......高雅?」
高雅「ふぅ、すいませんでした。」
ソウゴ「......んんっ、分かった。」
高雅「ソウゴとゲイツでシンゴ助けに行ってくれない?多分アナザー電王も居るから......アタルを助けに行ってやってくれ。」
ソウゴ「状況詳しいね......」
高雅「まぁ、うん。」
そう言いつつも俺はオリストのライドウォッチを外すと、ため息を吐く。
取り敢えず、仮称、アナザークウガライジングマイティを倒すためには......まぁ、戦力的には戦兎と万丈、後は志狼さんと俺がいれば余裕だろ。
高雅「あのアナザーライダーは今俺を探してる......と思う、まぁ今もギリードって言ってるからな。だから、ソウゴとゲイツで頼めるか?」
ソウゴ「......まぁ、分かった。じゃあ、俺はアタルとシンゴを助けにいくけど───」
緑ウォズ「私はどうすれば良いのかな?」
高雅「居たのか。」
緑ウォズ「居た、というか、君が見ていないところでずっと動いていたんだけどね。」
高雅「え、そうなの?」
ソウゴ「うん、誰がどこにいるかとか案内してくれたし......高雅の動きが早くて説明する時間が無かったけど。」
高雅「あぁ......ごめん?」
ソウゴ「いや、別に大丈夫だけど......戦兎達大丈夫なの?」
高雅「えぇ......まあ大丈夫だろ。ああ、緑ウォズは一応戦兎についておいてくれ。後......悪いけどあのタイムマジーン借りれないか?」
緑ウォズ「ん?......あぁ、大丈夫だよ。そもそも元々は君に渡すはずだったしね。」
高雅「ああそうなの......戦兎達まだ起きないのか。」
壁に打ち付けられただけで?
......起きるか分かんないから戦力換算できないかなぁ。
志狼「戦兎!兄さ──気絶してる。」
変身を解除した状態の志狼さんが来ると、こちらに駆け寄って来て、万丈を受け取る。
志狼「兄さん、兄さーん!?起きてください!!」
龍我「う、う〜ん......」
志狼「はぁ......クローズドラゴン。」
志狼さんがそう言うと万丈の懐からクローズドラゴンが現れて、万丈に炎のブレスを浴びせ始める。
龍我「ッ──あ、熱!?熱い!?」
志狼「あっ、起きた。」
高雅「微妙にサイコパスみたいなこと言ってる......」
あっ、起きた。て、怖ぁ。
龍我「ちょっ、何すんだよ志狼!?」
志狼「いや、敵が現れたって言うのに寝てる兄さんが悪いんでしょう。それより戦兎も起こさないと。」
龍我「──あ、あぁ......」
なるほど?
って言うか、この中だと志狼さんが一番権力強いんだ......
戦兎「ごはっ!?」
腹パンされてる......えぇ......?
志狼「よし、行こう!」
高雅「怖ぁ......」
って言うか志狼さん結構楽しそうだな......いや、ってかそう言えば宗路さんだっけ?が、どっか行ったまんまだけど、まぁ、ソウゴが行ったってことは、多分良太郎と合流できるやろ。
それよりも......
高雅「無差別に暴れてるあのティードが問題だよな。」
戦兎「......はぁ、さっさと行くぞ。」
少しテンション下がってら......腹パン、痛かったんだろうな。
すると、戦兎はラビラビに、万丈はクローズマグマに変身して、全員でアナザークウガへと走り出す。
高雅「取り敢えず、一撃だけでも。」
そう言いながら、俺はジカンバーストにギリードのウォッチをセットすると、ティードに向かってジカンバーストを投げる。
【ギリード!タイムバスター!】
高雅「よいしょっと!!」
すると、ティード身体に当たった瞬間に爆発して、俺のことを認識しだす。
ティード「ギリィードォ!!」
高雅「完全に感情に身を任せてるな!」
そう言いつつ、向かってくるティードに対して俺はスライディングして、下へと潜り込む。
高雅「はい、スイッチ!」
志狼「人使いが荒いっ、ね!」
志狼さんが現れると、スクラッシュドライバーのレンチを下げて、回転蹴りをくらわせる。
【スクラップブレイク!】
ティード「ぐぅう!!?」
志狼「戦兎!兄さん!?」
戦兎「分かってる!」
龍我「行くぞ!戦兎!」
【ハザードフィニッシュ!】
【ラビットラビットフィニッシュ!】
【ボルケニックアタック!】
そうして二つ分のキックが炸裂すると、ティードがかなり苦しみ出す。
高雅「良いとこは俺が貰ってくかな?」
俺は落ちて来たジカンバーストをキャッチすると、逆手持ちで足を引き、走り出す準備をする。
高雅「ふぅ......行くぞ!」
【ギリード!タイムバスター!】
そうして横回転しながら、俺はティードの身体を斬りつけると、苦しんだ様な声を出す。
高雅「まだ耐えるか......だったら──」
ティード「ぐぅう!!シンゴォ!!」
高雅「どっからそんな元気湧いてくるんだよ!!」
まだ飛翔するよこいつ......ってか今ソウゴ達ちゃんといるよな!?
時の砂漠行ってる可能性......全然あるなぁ。
高雅「ッ!最悪だ!さっさと追わなきゃ!!」
────────────────────────
高雅「わぁ、綺麗......汚ねぇ花火......は色々アウトだな。」
そんな事を言いつつも、俺は遠くからアナザークウガアルティメットが爆散する姿を見つめる。
......ぐだぐだしてる間にソウゴ達が倒しちゃった!!
いやー、実に倒すのが早かった!
巨大化は負けフラグって言うけど、ティードがシンゴ吸収したら、結構すぐに原作と同じ展開になったからな。
ソウゴが最初からディケイドライドウォッチ使ったりと原作よりも容赦が無かったことも要因の一つだろうけど。
志狼「......あっ、高雅くん。」
高雅「あっ、志狼さん。」
志狼「お疲れ様......そうだ。高雅くん。」
高雅「はい?」
志狼「結局、なんだったろうねこの事件。」
高雅「それは......そうですね。あのネオってやつも気になるし。」
志狼「ネオ、か。」
高雅「......じゃあ、俺はソウゴのところ向かいますんで。」
志狼「じゃあまた。俺と会う機会があったら。」
高雅「はい、じゃあまた。」
そんなこんなで、この事件も結構簡単に幕を下ろした。
事件なんてものは意外と呆気なく終わるものなんだな、なんて思いつつ、俺は志狼さんとハイタッチして、いつもの日常へと向かっていく。
あんな日常と言って良いのかもわからない、日常に。
時は2018年、12月後半となり、少し肌寒くも感じてくる今日この頃。
俺は今日も今日とて学校から帰宅しながら、ソウゴと話していた。
ソウゴ「ねぇ高雅。」
高雅「あ?なんだよ?」
ソウゴ「高雅はさ、自分たちの存在が虚構ってなって、どう思った?」
高雅「......別にって感じだな。俺たちの存在が虚構だからって俺たちの関係が嘘になるって訳じゃない。そもそも、虚構だって良いだろ。俺たちの戦いを知って、少しでも勇気をもらえる人がいるって事なんだからさ。」
ソウゴ「......そっか。」
高雅「ってかそんな難しい事を考えてても答えなんて出ないだろ、このバーカ。」
ソウゴ「ちょっ、馬鹿って何?」
高雅「そりゃバカだろバーカ!」
ソウゴ「ちょっと、高雅!!」
高雅「あっ、ちょっやめ!?」
自転車倒れるっ!?
まずいまずい!!
ソウゴ・高雅「「おわぁぁ!?」」
ゲイツ「......何をやってるんだ貴様ら。」
高雅「......えっと、ただいま?」
ゲイツ「はっ、」
高雅「鼻で笑った!?お前なぁ!!」
......まぁ、こんなんでも平和だし良いか。
────────────────────────
宗路「......ようやく見つけたぞ、ネオ。」
ネオ「はぁ......2068年まで追ってくるか普通?」
宗路「そりゃあそうだよ。だって、僕は仮面ライダーなんだから。」
FIN......?
コレで後は伏線回収に入れる......これ伏線って言って良いか分かんないほど露骨ではあるけど。
まぁ、ようやく書けるのでよし!
まだ張ってない伏線あるから全部は書けないけど.,....