尊はのんびりと街を散策していた。ふと、神社が目に入り、入ってみることにした。
「......神社、か......」
巫女服を着た清楚な外見の女性が境内を竹箒で掃いていた。
「こんにちは、庭瀬さん」
「高社さん。こんにちは。......そーいやここ高社さんちだったな。掃除中?」
「はい。今日は特にやることもないので......」
「......俺も手伝うよ」
そうして、しばらく掃除を手伝っていたのだが......
尊は奥の林の方に引き寄せられるように歩いていく。
紗雪の制止も無視してフラフラと、まるでナニカに操られるかのように。
「......」
尊はお札を見つけた。剥がそうとすると......
「それに触ってはいけない!」
「!?」
声がかけられ、尊は正気に戻った。振り向くと、青い服に、ちゃんちゃんこを羽織り、下駄を履き、片方の目を隠した少年が現れた。
「キミは......」
「僕は鬼太郎。ゲゲゲの鬼太郎です」
「鬼太郎......。鬼太郎!?妖怪ポストに手紙を入れると来てくれるっていう......。そういえば、爺ちゃんがたまにその名前を口にしてた......。あいつは元気にしてるだろうかって呟いてたな」
「爺ちゃん?......おぬし、名字はなんという?」
爺ちゃんという言葉に反応し、目玉から手足の生えた生物が顔を見せた。
「うおっ!?目玉!?......すんません取り乱しました。俺は庭瀬尊です......」
「庭瀬......烈空の孫じゃな?儂は鬼太郎の父じゃ。目玉おやじと呼ばれてる」
「爺ちゃんを知ってるの?」
「昔、烈空とは哭倉村という、今は廃村になってる村で知り合ってのう。君の祖母の名前は"沙代"だと思うんじゃが」
「そうです。婆ちゃんも知ってるんですか」
「沙代嬢ちゃんは最初、水木という青年に惚れていた。だが行動をともにするうちに、烈空とともに生きることを決めたのじゃ」
「爺ちゃんと婆ちゃんにそんな出会いがあったんだ......」
「烈空さんのお孫さん......そうか、君が」
「よろしく」
尊は鬼太郎、目玉おやじと握手を交わすと、帰っていった。
・・・・・・・
後日、尊はそのことをゆかりたちに話していた。
「それで?なにかあったの?依頼すれば妖怪退治に来てくれる彼が来たのだから、妖怪がいてもおかしくないわ」
「神社の林の奥に妖怪が封印されていたらしいんだが、封印を解くように念を掛けていたらしい。なんでわざわざ神社の近くに封じたのかね」
「鬼太郎さん、時折神社で妖怪のお仲間と集まってますね」
「紗雪ちゃん慣れてるんだ......」
「皆いい人......いい妖怪さんなんですよ」
「夜は墓場で運動会......ならぬ、夜は神社で大宴会、か」
アダルトゲーム アマカノから高社紗雪
6期ゲゲゲの鬼太郎が登場しました。