作って食べて戦う騎士 エナジーナイト   作:北凍武人

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伝説の友人

大和が組員に命じ、準備をさせていた。

 

「あれ?親父どうしたん?」

 

「客が来るんだ。東城会の傘下、桐生組の組長と錦山組の組長だ」

 

「桐生…錦山?」

 

「私が若衆の頃に知り合ってな。時折会うようにしているんだ」

 

「久しぶりだな、大和」

 

東城会直系桐生組組長

桐生一馬

 

「組,だいぶデカくなったよな」

 

東城会直系錦山組組長

錦山彰

 

組長室に通された桐生と錦山の2人。

 

「ああ。お陰様でな」

 

「烈空さんは今どうしてる?優子の近況を伝えたくて」

 

「先代.....親父なら生憎出かけてる」

 

「そうか........」

 

同席していた尊が2人に尋ねた。

 

「爺ちゃんがなにかしたんすか?」

 

「ああ。優秀な医者を紹介してくれて優子を助けてくれたんだ。しかも手術代も払ってくれててな。命の恩人だぜ」

 

 

錦山には「優子」という重い病気を患っていた妹がいた。彼女には手術が必要であったが、主治医が手術費用を持ち出して逃亡してしまう。それを知った大和が烈空に掛け合い、信頼できる医者を紹介してもらい妹は無事に助かった.....とのことだった。

 

現在は健康になっており不自由なく生活しているという。

 

「爺ちゃん、お医者さんの知り合いもいるんだなぁ」

 

「大和がたまたまいてくれたから助かったんだ.....もしいなかったらと思うと......」

 

「病院に用事があったんでな。日吉...だったか。そいつから借金を取り立てるためにな。既に逃げられていたが」

 

「庭瀬組にも借金してたんだな」

 

「そーいや大和よぉ、最近キャバクラの用心棒するようになったらしいじゃん。Spicaだっけ?」

 

「ああ。.....久々に顔出してみるか。派遣した棘百合組の組員や黒服役の若いのがきちんと仕事してるか確かめないとな。2人ともどうだ」

 

「お、いいじゃねえか」

 

「同席しよう」

 

 

突然キャバクラに行こうと言い出す3人に対して尊はキョトンとしてしまう。

 

「Spica…?キャバクラ…?」

 

「尊坊も行ってみるか?」

 

「おい待て、まだ未成年だろ」

 

錦山が笑いながら尊を誘うが、桐生はすかさず止める。

 

「社会勉強だよ社会勉強」

 

「組を継ぐものとして一度挨拶に行くべきだな。幹部連中も連れていくとしよう。店のスタッフにはうちの人間を派遣している、うまく言おう」

 

 

撫子に神室町にあるシマの様子を見に行くと告げて神室町へ…

 

 

キャバクラ SPICA

 

SPICAの店長件用心棒の萩野武志が出迎えた。彼は五次団体の組長である。

 

「いらっしゃいませ、組長!兄貴の方々!こちらへどうぞ」

 

黒服の組員に案内された庭瀬組一行は奥のテーブルについた。

 

「お隣失礼します、明日香です」

 

「尊です.....」

 

 

「飲み物は」

 

「酒はダメなんでオレンジジュースください。2本」

 

冥道が代わりに注文をとってくれ、尊は明日香というキャストと話すことに。

 

「俺が3代目を継いだら....このお店とキャストさんは守り抜きます」

 

「ふふっ、頼もしいですね」

 

程よい時間でお開きとなった。峯と尊は共に会計のレジの前にいた。

 

「若、今日は港区にある私のオフィスに泊まりませんか」

 

「いいの?峯さん」

 

「ええ。夜遊びをしていることが奥様にバレたら叱られてしまいます」

 

「.......じゃあ、お願い」

 

「組長たちの分の車も手配しておきますね」

 

 

大和たちは手配された車で帰宅、尊と峯、ちゃっかり乗っていた戮は港区の白峯会事務所へ向かった。

 

帰宅した大和たちを待ち受けていたのは黒い笑顔を浮かべる文と撫子だ。

 

「本部宛てに領収書が届いたのだけれど」

 

「「「!?!?」」」

 

「峯が支払いするって言って俺たちを先に返してくれたよな!?」

 

「そういえば,峯と冥道がいないな!?」

 

「まさか......」

 

「峯さんから尊は峯さんの事務所で泊まらせていると聞いています。あなたたちが尊を放っておいて夜の店に遊びに行ったこともね…」

 

「尊をほったらかしにして夜遊びとは」

 

「な、なあ、桐生。なんで俺たちも怒られてんだ!?」

 

「わからん...連帯責任か!?」

 

 

「説教中にヒソヒソ話ですか?こっちを見てください?」

 

「「は、はい」」

 

伝説の龍も、母の迫力にはなす術もなく散るのだった。

 

 

お仕置きは撫子がしてくれることになり、文は明日港区へ向かう準備と尊の恋人たちへの連絡を進めることにしたのだった。

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