作って食べて戦う騎士 エナジーナイト   作:北凍武人

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尊とのどかとダルイゼン

しばらくすこやか市に滞在することになった尊。

 

のどかと尊が一緒にランニングをしていると……

 

ダルイゼンを発見した。のどかはキュアグレースに変身し,駆けつける。

 

グレースは「もしかして、キングビョーゲンにやられたの?グアイワルを取込んだ時みたいに、また、仲間を・・・」と警戒と心配を混じり合わせながらダルイゼンに近付く。すると、ダルイゼンは息も絶え絶えとなりながら過去の所業を棚上げし、あろうことか謝罪もせずにグレースに命乞いをしてきた。

 

「このままじゃ・・、オレは、オレじゃなくなる・・・消えて、なくなる…」

 

「頼む、キュアグレース・・・お前の中にオレを匿ってく

れ……」

 

「お前はオレを育てた宿主だ。お前の中ならきっとこの傷は癒える。キングビョーゲンに見付からずに回復出来る」

 

「頼む、助けてくれ!キュアグレース・・・!」

 

だが、グレースの脳裏に浮かぶのは辛い病床での記憶。何年も苦しみ、やっと解放されたと思ったのに、また苦しまなきゃいけないのか……。

 

グレースはダルイゼンの手を取らず走ってしまった。

 

去り際に彼が「おまえ、おれに言ったよな!?『自分さえ良ければ良いのか』って!!結局お前も同じじゃん!!」と、罵倒する声にも振り向かず、のどかはただただ逃げる事だけしか出来なかった。

 

そして、合流した尊に相談することにした。

 

 

「わたし、ダルイゼンを助けたほうがいいのかな」

 

「匿って欲しいって…。でも、ダルイゼンを取り込んだら病気になっちゃうかもしれない……」

 

「私,そんないい子じゃないよ……」

 

黙って聞いていた尊は、優しくのどかを撫でる。

 

「嫌なら嫌って言えばいい。のどかが耐えることはないんだ。あ。いいこと閃いた。ラビリン借りるね」

 

のどかと、指名を受けたラビリンは同時に首を傾げた。

 

「「?」」

 

 

 

ダルイゼンは見捨てられてから、その場を離れて移動していた。

 

「来たよ、ダルイゼン」

 

「グレー……ス!?」

 

一瞬期待した顔をするも、それはキュアグレースのコスプレをした尊であった。ご丁寧にヒーリングステッキも装備している。

 

「…これ本当にいけるラビ?早速疑われてるラビ」

 

「別にいいの。取り込むのが目的なんだから」

 

「取り込む……?お前、何を言ってるんだ!?」

 

「オレの中に取り込むのさ。ダルイゼンを」

 

「!?」

 

「回復したいんだろ?のどかの生気よりもオレの生気の方が濃くて良いと思うんだが。どうする?素直にオレの中に入るか、ここで浄化されるか!」

 

「ふ,ふざけるなぁーーー!!!」

 

ダルイゼンが襲ってくる。尊は冷静にエナジーナイトに変身し迎え撃つ。

 

「ぐはあっ!?」

 

「やっぱ弱ってるからボコりやすいわ」

 

一方的にダルイゼンを叩きのめす。

 

「ごめんなラビリン」

 

「…もっとやってとは言わないけど、のどかの苦しみに比べたら…これくらい受けてもらったほうがいいラビ」

 

「じゃ、取り込む(いれる)ね」

 

こうして、ダルイゼンは尊に取り込まれてしまった。

 

 

「貴様……我の進化の糧を……!」

 

キングビョーゲンが現れ、ダルイゼンが使おうとしていたメガパーツを取り込む。

 

「……多少はマシ,か」

 

「お、キング様のお出ましか。

 

「キングビョーゲン…!」

 

のどか達が構える。と、尊はダルイゼンがしたような動作で怪物を誕生させる。

 

その怪物は白く、優しげな顔つきをしていた。

 

「メガビョーゲン!?」

 

「いや、ワクチンゲンと呼んでくれ。ってか今命名した」

 

「ワクチンゲン!」

 

「さ、緊急オペの時間だ。ノーコンティニューでクリアしてやんぜ」

 

尊とヒーリングっどプリキュアの決戦が始まる……!

 

 

 

 

***********

 

「ってことがあったよなー」

 

「ありましたねー。お加減いかがですか?」

 

「たまーに喉がイガイガしたり朝軽い頭痛起こったりするけど、そんなに変わらないな。」

 

尊とのどかは若干問診めいた会話をしていた。

 

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