「若,例のものが完成しました」
「おう」
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数ヶ月前、尊は峯にあることを相談していた。
「……やっぱさ、本家じゃ皆落ち着かないと思うのよね」
「確かに……それならば、別荘を建てるのはどうでしょう」
「なるほどねぇ。あ、マンションだの豪邸だのはやめてね?一軒家サイズでね?なんなら平屋でいい」
「了解しました、真島建設に依頼しましょうか」
「………うーん、大丈夫?」
「神室町ヒルズ建設などの実績があります。……ほぼネットの独学らしいですが」
「……ええ」
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そして昨日別荘が完成し、今日家具などを運び終えたので、尊はゆかり達を呼ぶことに。
「あら、別荘って聞いてたけど、秘境とか観光地じゃないのね」
「ほら、庭瀬組本家だとみんな緊張するじゃない?だから峯さんに頼んで知り合いの建設会社に建ててもらったのよ」
「確かに……」
「このお家、とてもステキですわ。…四葉建設に依頼してくださったらもっと早く建てられたのに」
ありすは少し残念そうに尊に声をかける。
「あ……。すまんありす。それはまた今度の機会に……なっ」
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尊の部屋に入るラブと怖いもの見たさ?に着いてきたつぼみ、のどか。
「おおー!尊さんのお部屋〜!」
「勝手に入っていいんでしょうか?」
「習字が額縁に飾ってある!……ええと、甘味…?」
3人の背後に尊が…。
「みぃーたーなぁー」
「わー!?」
「なーんて。ここが俺の部屋だよ。」
「ベッドと布団どちらもありますね」
「2人きりで過ごすってなったら、ベッドで寝ていいからな」
ゆかり、ありす、れいかは風呂周りやキッチンを探索していた。
「色々揃えてるのね」
「お風呂は2人まで入れそうですわ」
「尊って、料理できるのかしらね」
「お手前,ぜひ拝見したいですわ」
ありすとゆかりはキッチンで尊が料理できるのかどうかについて話していた。
その時、チャイムが鳴り、れいかが対応した。
「くっ!ダークだ。買い出しから帰ったぞ」
「買い出し、ですか?」
「尊がやりたいことがあるそうだ」
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「というわけで、鍋パやります」
「「「鍋パ!?」」」
庭瀬家では祝い事は大抵鍋をするらしい。たまにバーベキューとかもある…ようだ。
尊とダークで具材を切り、鍋の準備を整えた。
「暖かい日の鍋もある意味新鮮ですね」
「アツアツ…!でも美味しいー」
「そういえば庭瀬家でのおめでたの日はお鍋だったわね」
鍋×レモンスカッシュ
「ハァーッ!」
尊は具を頬張り、レモンスカッシュを飲んで美味しそうに声を上げた。
「あっ!くりまんじゅう!」
「くりまんじゅう…ですか?」
のどかが叫び、れいかが首を傾げ訊ねる。
「ちいかわってアニメがあって、それに出てくるキャラで」
「そうなんですね…すみません、こういうのには疎くて」
「今度一緒に見ようよ」
「はい」
「ランスちゃん達みたいですわよね、ちいかわちゃん」
「まあ、なんか小さくて可愛いやつだしな」
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気づけば辺りは暗くなっていた。
「すっかり遅くなっちまったな、どうする?車なら出せるけど」
「今日は泊まるって伝えておいたわ」
「私たちもです!」
鍋を堪能し、皆で洗い物しつつ、手の空いたものはテレビを楽しんだ。
……その後も、時間が合えば尊の家に遊びに来るようになった……。