ご注意ください
それは,突然の訃報から始まった。
四葉ホールディングス会長、四葉星児氏の死去である。
尊、大和、叢正の3人で参列していた。
そして、少しして家のことが落ち着いたであろうありすのところに会いに行った。
「尊さん………」
「我慢,しなくていいんだぞ」
ありすは尊に抱きつきわあわあと泣き出した。
溜め込んでいたものを尊に向けて全て吐き出すように。
落ち着いたタイミングで、文から連絡が来る。
突如警察が現れて大和と叢正を逮捕したということだ。
「親父は兎も角……なんで叢正叔父さんが」
「わかりません……ですが,ここを離れるのはよろしくないと思われます
とセバスチャンが忠言する。
「……俺も捕まるってこと!?」
「その可能性が大きいです」
その時。
「アレが庭瀬の跡継ぎ?」
「コイツを捕らえればいいのか」
「ぬ!?」
ピンクの髪を持つ美青年と、薄緑の髪を蠍状の尻尾のように左側にまとめ、緑色のリップを塗ったゴツい筋骨隆々の男性が現れた。
「ふうん。……オレさ、今すこぶる機嫌悪いんだよね。消えてくれよ」
「やなこった!」
そして、ゴーマとルストと名乗ったジコチューと戦う。
そして途中、謎の騎士と対峙し、ゴーマ達は一旦撤退する。
その後、ありすの兄、ヒロミチが四葉ホールディングスの新たなトップになったこと、トランプ王国が日本に宣戦布告を仕掛けると宣言するという大きすぎる出来事が起こった。
「……アレは偽物だな。ジョーさんがあんなことする訳ねぇ」
「ですが、ジョナサンは今どこに……」
「その辺は頼もしい助っ人に捜索を依頼しているぜ」
そして、一連の事件の黒幕、倉田明宏と対面する尊たち。
倉田は自身の目的を楽しそうに語り始めた。
「………あんた、つまんねぇな」
尊はバッサリと切り捨てた。そして。
「残念だけどあんたの野望は既に詰んでるぜ。もしもし?烏間先生?」
尊が突然電話をかけだす。烏間と呼ばれた人物が応答した。
「ジョナサン・クロンダイク大統領は我々防衛省が無事に保護した」
「流石烏間先生!仕事が早い!」
「フ…。ところで、ジコチューとやら、倒し甲斐がありそうだな」
「一応プリキュアでないと完全に浄化できませんぜ」
「プリキュアが浄化しやすいよう、ダメージを与えておこう」
「大統領の安全最優先で頼みます。では………。って訳でございやすよ。で?どーすんの?大統領、取り返されちゃったけど」
「くっ………」
更に、倉田に操られていた……と思われていたヒロミチが、作戦のためにわざと操られていたこと、倉田の悪事を暴くために倉田に与していたことを伝えた。
「今日限りでキミはクビだ」
さらに,逮捕されたはずの大和と水谷警部、目暮警部ら警視庁の面々が駆けつける。
「警察と極道が手を組んでいる!?一体どういうことだ!?」
「わたしが逮捕されたのも作戦のうちの一つさ。叢正を排除するには彼が極道である我々に武器を提供したなどのこじつけを行えば容易い。わたしはそれを利用してあえて私と叢正を逮捕させ、警察に貴様の情報を流したのだ。」
「倉田明宏。大統領誘拐及び内乱首謀の容疑で逮捕する」
倉田を逮捕したのはいいものの…
なんと倉田は輸送中にNWOを駆使してパトカーを攻撃、逃げ出した。さらにアメリカ軍の艦隊がトランプ王国にミサイルを撃とうとしていると
「烏間先生、実はかくかくしかじかで、早急にアメリカ本国にジョナサン大統領が人間界への宣戦布告をしたのは偽物だと証明しなければいけないんです」
「そうか、わかった。アメリカについてはこちらで対処しよう。本物のジョナサン大統領を保護しているからな。縦田基地の在日米軍司令官に話をつけてくる」
倉田の潜伏先である東京クローバータワーにハートと共に駆けつける尊。尊の元クラスメイトである人工知能の律が割り出したのだ。
途中、現れたゴーマを撃退し、尊、ハート、ヒロミチの3人は倉田の元まで辿り着いた。
倉田「遅かったじゃないですか。相田マナさん。
今頃、アメリカの駆逐艦からミサイルが放たれ何千何万もの人々が業火に焼かれ死んでいっているでしょう。ああ、こんなことなら、キングジコチューに支配されていた方がマシだった。人間界と関わらなければこんなことにならなかったのに!」
倉田は芝居がかった口調でマナに悪意たっぷりの言葉を突き刺していく。
倉田「あなたのおせっかいが人間界もトランプ共和国も苦しめることになるのです。」
ヒロミチ「マナ!耳を貸してはいけない!アイツは人の心を蝕む化け物だ!」
ヒロミチはマナに警告するが、倉田は関係ないとでも言うかのように続ける。
倉田「ひどいなぁ……私はただ真実を述べただけなのに」
尊「事実,ねえ」
尊は倉田の顔面に強烈なパンチを叩き込む。
尊「あんたの妄言なんて誰も聞いてないってのが真実だ」
マナ「倉田さん。あなたに何を言われてもわたしは誰かを助けることをやめないよ!」
更に、烏間先生からの連絡で在日米軍司令官のスミス中将と話がつき、駆逐艦の攻撃を止めることができたということを伝える。
倉田はベールに何か言うも、二言三言話すと、ベールはテレポートした。見捨てられてしまったようだ。
倉田「あぁぁぁあぁ!どいつも!こいつも!このわたしが!ここまで何十年かけて費やしたと思っているのですかぁ!」
尊「興味ないね」
レジーナ「あ、FFのクラウドだ」
亜久里「レジーナ!」
呑気なレジーナの一言に亜久里がツッコミを入れる。
「あなたたちさえ!あなたたちさえいなければ!」
倉田は小瓶から何かを取り出して飲み込むと、飛び降りた。
「あっ!」
「自殺……じゃあねぇらしいな」
倉田はジコチュー細胞を飲み込んでいたらしく、瞳は真っ赤な色をしており、頭には主の角、背中には蝙塩の、腕には虚のような鋭い爪が生えた、コブラの尻尾を持つ巨大な怪物に変身した。
と、それとほぼ同時に何もない空間から蓮達が現れた。倉田を改心させる目的でパレスに潜入してもらっていたのだ。
蓮「すまない、突然パレスから弾き飛ばされてしまった。改心は失敗だ」
尊「いやありがとう、マジで助かった。もうアレでは改心は望めない。討伐に切り替える」
竜司「つーか、あれなんだよ!」
杏「デカいバケモノ!?」
祐介「なんと禍々しい……」
真「暴走したパレスの主みたいよね」
春「悪魔?」
双葉「第二形態キター!?」
尊「例えるなら、ヌエ…だな。蓮、みんな。逃げ遅れた人たちを非難させてくれ。」
蓮「分かった」
蓮達を見送った後、尊はキラキラルブレードを構える。
尊「おいナメクジクソメガネ!オレが相手をしてやるよ!」
ヌエはギラギラと赤く光る目で尊を睨み、グオオオオオ!と吼えた。