神奈川県は川崎市のとある公園。
赤いマスクの男と紫のローブを着、槍と盾を持ち兜を被った男と縞模様の和服を着た剣士が対峙していた。
ヴァンプ将軍「クックック、サンレッド,今日こそ貴様は終わりだ!」
エナジーナイト「俺の勝利と,お前の敗北をレッツラまぜまぜ!エナジーナ、出来上がり!」
サンレッド「なんでお前がここにいんだよ!エナジーナイト!てめぇ正義側だろ!」
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「で?なんでヴァンプと一緒に対決に現れたんだ?」
数分後、サンレッドは尊やヴァンプ将軍達を正座させていた。
「実は彼女と喧嘩しまして……」
「対決予定の怪人が急遽出れなくなって」
尊は、先日ゆかりと喧嘩し家を飛び出してしまった。そして何を思ったのか、神奈川県は川崎市に向かいフロシャイムのアジトを訪ねたのだと言う。
「最初はレッドさん以外の正義の味方が私たちを倒しに来たと思ったの」
「悪の組織があるって聞いたんで行ってみたんです。そしたらいろいろ相談に乗ってもらって,そのお礼に、対決予定の怪人の代理で」
「……お前さ、なんであっさり懐柔されてんだよ。将来詐欺に遭うぞ。…彼女に会いに行ってやれよ。もう行け」
「ありがとうございます…」
「レッドさん、私たちも…」
「ヴァンプ!お前らはダメだ」
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その頃,ゆかりはというと…
内田かよ子と歩いていた。他の娘は待っているように言い1人で探しに来たのだが、道に迷ってしまったところをかよ子が声をかけ2人で行動を共にしているのだ。
「彼氏と喧嘩?」
「本当に些細なことで。それで出て行ってしまって」
「大丈夫よ。多分頭も冷えてると思うわ」
「横浜は行ったことありますが、川崎なんて初めての場所なのに……」
その時、ゾウのような風貌の怪人が現れた。
「パフォフォ………侵略の第一歩はここでいいな。」
「怪人!?」
かよ子は躊躇なくゾウ怪人に声をかける。
「あなた、ヴァンプさんのところの怪人?」
「ヴァンプ?知らないなぁ…。同業者か。潰しておこうかな。……お前ら人質にしていいかぁ?」
ゾウ怪人のニチャァとでも表せそうな歪んだ笑顔を見たかよ子とゆかりは顔を顰める。
「かよ子さん、アレは話が通じないタイプです」
「そうみたいね」
その時、尊がゆかりを発見した。
「ゆかり…」
何故かサンレッドが近くにおり、かよ子に気づいたようだ。そして尊に声をかける。
「かよ子…!尊!」
「おう!」
2人のヒーローが並び立つ。
「あんた!」
「尊……!」
かよ子とゆかりを守るようにしてエナジーナイトと、普段は着ない赤いスーツを着たサンレッドが立ちはだかる。
「下がってろ」
「川崎といちご坂のヒーロータッグだ!」
「ヒーローか!お前を倒せば世界征服に一歩近づくってわけだな!」
「あ?フロシャイムの怪人か?」
「多分違うわ!ヴァンプさんのことも知らないみたい!」
「………ま、どのみちぶちのめすことに変わりはねぇけどな!」
サンレッドとエナジーナイト、2人のヒーローにボコボコにされた怪人は逃げ去っていった……。
「あんた、ちゃんとヒーローなのね」
「ちゃんとってなんだよ!ヒーローだよ!」
かよ子とサンレッドの仲睦まじい?姿を見た尊とゆかりは…
「尊、帰りましょ」
「そだな。邪魔しちゃ悪い」
2人に気づかれないうちにいちご坂に帰るのだった。
ゆかり「♪♪♪〜」
尊「ゆかり?誰とメールしてんの?」
ゆかり「かよ子さんよ。交換したの」
尊「へー……いつの間に仲良くなったのね」
ゆかり「かよ子さん、保険の仕事をしてるそうよ。大人になったら入ろうかしら、保険」
尊「よく考えて入らないと二重三重に払うことになるから注意だな」