庭瀬尊と琴爪ゆかり
スイーツの町、いちご坂に存在する高校、いちご野高校。
赤髪の青年、庭瀬尊も、学生のひとりである。
「ゆかり、待たせちまってるな。急がねぇと」
紫色のロングヘアの美人が、数人のチャラそうな男たちに囲まれていた。ナンパされているらしい。嵐斗はすぐに駆け寄る。
「おはよう、ゆかり」
「おはよう、尊。遅かったわね」
「お、おう、待たせたみたい」
ゆかりは尊の腕に自分の腕を絡ませた。付き合っているアピールをしているようだ。
「え?なに?彼氏?」
「邪魔しないでくんない?」
ナンパを邪魔されて不機嫌になった男たちは凄んできたが、全てを察したらしく、尊はいつも持ち歩いている木刀をナンパ男たちに向け、目を見開き威圧を与える。
「邪魔なのはあんたらだよ」
「「ッ!?」」
ナンパ男たちは尊の殺気に怯み逃げ帰ってしまう。
「えー……その程度で帰っちゃうの?まだほんの5%よ?」
「つまらないわね。所詮その程度ってことだわ」
「学校遅れちまう、行こうぜ」
「フフッ、そうね」
ラブラブ状態?で登校してきた2人を見てヒソヒソと話し声が聞こえるが、2人は無視して校舎に入っていく。
「おはよう」
赤髪の、一見男子と間違えそうなほどの凛々しい顔つきの女子生徒が話しかけてきた
「あら、あきら」
「おっす」
「ふたりとも、朝から仲良しだね」
「まあねぇ」
放課後
とある公園にある、可愛らしい建物に入る尊とゆかり。先に来ていた少女たちが出迎える。
「尊さん!ゆかりさん!」
「今日もよろしくお願いします!」
「おうよ!」
「完成,トラシャーベットとトラどらやきだ」
「…マカロンじゃないのね」
「ライオンアイスの応用でね。どらやきは完全新作。マカロンも添えてあるから」
開店準備を終え、キラパティは開店する。
「トラどら焼き?」
「トラシャーベットだって。2つセットでお得になるみたい」
「当店の新作メニューです。ご賞味あれ」
「はい♪」
尊の微笑みにキュンとなってしまう女性客。ゆかりは少しつまらなさそうだ。
その時、キラキラルが奪われてしまった。エリシオが現れたのだ。
「ノワールミロワール!」
今回のカードモンスターは、尊の愛木刀「琵琶湖」を素体にした侍風カードモンスターだ。
「またエリシオか!って、俺の琵琶湖!」
「いくよ!」
「はい!」「おーっ!」「うん!「ええ!」「ウィ!」
「キュアラモード、デコレーション!」
六人は同時に変身する。尊はお客の避難誘導を担当した
尊の木刀だけあってか、強力であり、プリキュアたちは苦戦を強いられてしまった。
「………ここは、ナイトの出番だな」
尊はキラキラルの刀身を持つ刀、スイーツセイバーを出現させ、トラを模したどら焼きのアニマルスイーツを装填する。
「ナイトアラモードデコレーション!どら焼き!強い身体と強い心をレッツラまぜまぜ!」
「エナジーナイト、できあがり!」
「エナジーナイトキタ~!」
「エナジー、刀は頼むわね」
「よし来た!」
エナジーナイトはクリームエネルギーで刀身を伸ばしたスイーツセイバーでカードモンスターに立ち向かう。
「キラキラキラルン!エナジーフランベ!」
強力な熱で、カードモンスターが焼き尽くされ、隙が生まれた。
「今だ!やっちまえ!」
「はいっ!」
アニマルゴーランドが炸裂しカードモンスターは浄化された。エリシオは撤退する。
その後、閉店までキラパティでの仕事は続いた。
「尊、いいかしら」
ゆかりはキラパティでの仕事を終え帰ろうとする尊に話しかけた。
「ん?どうしたゆかり」
「…今日、あなたのお家に行ってもいいかしら」
「随分急だよね…おっけ、準備しとく」