尊がゆかりたちを連れて帰宅する。
「たーだい…」
玄関前には大量のコワモテ集団がおり、尊を見るなり立ったまま、少し腰を落として膝を曲げ、上半身を曲げる独特のポーズを取った。
「「「お疲れ様です!三代目!」」」
「気が早いよぉ〜。あー、そっか、今日あの日だったかー」
「や、ヤのつく怖い人達です」
「はわわわわわ…売られちゃう…」
いちかとひまりはビビり散らかしていた。一方ゆかりとあきらは知っていた様子で
「あら,言ってなかったかしら」
「尊くんのおうちはいちご坂の元締め、庭瀬組だよ」
「聞いてないですよぉ!」
「そうよ!」
あおいとシエルも教えてくれなかった2人に対し少し怒っている。
「今日は庭瀬組の幹部が集まって会合を行う日だ」
と黒髪の美女が現れて解説してくれた。
「ダークだ。よろしく」
「…そういえば庭や屋根に猫や鳥、動物たちが多いわね」
「何を隠そう、この私も組を結成した!その名はダーク組!庭瀬組とは盟友だ」
ポンと煙を立て、ダークが妖精の姿になる。
「この動物さんたち、ダークさんの部下ってことですか…!?」
「そうだ。いちご坂一帯の動物はわたしの子分だ」
「俺も会議に出てくるから、みんなは俺の部屋でゆっくりしてて」
「若様,そろそろお時間です」
メイド服を着ている黒髪ストレートで抜群のプロバージョンを持つ女性が声をかけてきた。
「文さん....幹部会の時はスーツの方がいいかも。それじゃ皆,行ってくる」
尊は家の奥に向かって歩き出した。文はスーツに着替えて後から合流した。
幹部会を行う部屋では、既に数人のいかつい男がおり、会話していた。
「来月の祭りの準備は順調や。若いの総出で出店の看板塗ってるところやで」
「イカが今年は多めに獲れたぜ。イカ焼きが売れるかもな」
「とうもろこし、いい感じに育ってますよ」
「予算の方はどうなんだ?出店の準備に食材、ステージの飾り付け費用はそれなりにかかるぞ?」
「問題ありません、予算は確保しています。それにガーデンプロダクションのアイドル達もファンを獲得するようになってきますから、少なくとも黒字にはなるでしょう」
「ちわー」
「若!お帰りなせぇ。文さんも出迎えありがとうな」
「世話係として当然です」
「文ちゃんもステージ出ればいいのにな。メイド衣装で」
「ステージはスマイルトーンの子達やツインラブ、アイドルプリキュアに任せます。あまり変なこと言うと去勢しちゃいますよ」
文はそういうとドスとまな板....通称「どこでもエンコセット」を取り出す。
「ヒエッ!?」
「タマなしゴリラか!ははは!」
「ヤクザの世界にもコンプライアンスはあんだぜ」
「すまんすまん........待って無言で「どこでもエンコセット」おかんどいて!」
「どこでもエンコじゃなくてどこでもチン○セットだなガハハ....おおっと用意がいいじゃねえか兄弟ェ.......」
何故か勇魚の前にもどこでもエンコセットが置かれる。
「さすがに度がすぎてるぜ兄弟」
「組長が入られるぞ」
サングラスをかけた筋骨隆々の大男が現れ幹部陣に声をかけた。
その時、尊の父である大和が現れ席につく。
「始めるぞ。今日の議題は祭りの件と楕江組についてだ。」
「家出少女に声をかけて違法な商売をやらせていると聞きますね」
「ひでぇシノギやなぁ......」
「庭瀬組の縄張り付近でも活動を始めたと聞く」
「いちご野高校の子達にも声をかけそうだな」
・・・・・・・・・
「大丈夫でしょうか.......」
その頃、ゆかり達は尊の部屋で尊のことを待っていた。
「わり,お待たせー。」
尊とダークが入ってきた。
「尊さん!ダーク!」
「だ、大丈夫ですか!?小指ありますか?」
「生きてますか!?」
いちか、ひまり、あおいが尊に心配そうに声をかけた。あきらとゆかりさ特に心配していない様子だ。
「尊くんは大丈夫だよ。庭瀬組の後継なんだから」
「あの人達,みんな根はいい人達なのよ」
ゆかりも続ける。
〜オマケ〜
幹部会の後
猩「今日は飲みにいくでー!」
勇魚「懐もあったかいしなぁ!深見の兄弟も行くぞ!」
繁慈「仕事たまってるんだが…まあいい」
善治郎「美味い飯が食えるなら何処でも」
文「冥道さんはどうします?」
戮「酒はダメなんでオレンジジュースください」
※飲める。しかも酒豪
文「あのー、若様はどちらに?ダークさんも」
大和「彼女たちが来ている。彼女優先だ」
文「ですよね.....」