ある日の昼休み、尊とあきらとゆかりの三人は食堂で昼食をとっていた。
尊は焼き鮭丼大盛り、ゆかりは親子丼、あきらは牛丼を食べていた。
「うまうま」
焼き鮭と米を一緒に頬張る為。とても美味しそうに食べている。それを見たゆかりは......
「......尊、鶏肉食べない?卵はなるべく避けるわ」
「卵も食えなくはないけど......ありがとな」
「あーん、する?」
「......せっかくだし。ゆかりは?鮭、あーんする?」
「渡すのは良いけど、もらうのは恥ずかしいから嫌。器に入れて」
「りょーかい」
尊とゆかりは互いの具をシェアした。
「美味いな......」
「鮭もいいわね......」
2人とも満足気に咀嚼する。その様子をあきらは微笑んで見つめていた。
「あーんはないのね......」
「羨ましい!あんな美女に苦手なおかず食べてもらうなんて!」
「ゆかり様ステキ!」
ギャラリーが何やら騒いでいたが、三人は反応せずに食事を進めた。
昼飯を食べ終えた三人は教室に戻り、雑談に花を咲かせていた。
「尊、最近近くの街で健康スパが何かに破壊されたそうよ。渋谷では大きな木が何本も生えてきたみたい」
「へえ......ってそれやばくね?」
「そうだね......一時はテロかもしれないって騒いでたよ」
「......でもよぉ、政府に関係ねぇよな、スパ。......あれか?スパ娘アンチのなんたらニストが......」
「かもしれないわね」
「......少し怖いね......所で今日はキラパティ来るの?空手の稽古とかある?」
「ほぼ基本稽古しかやらねぇし、今日はキラパティ来るわ」
その後もいろいろと話した。盛り上がっているところに......
「庭瀬さん、琴爪さん、剣城さん、もう授業始まってますの………」
担任の先生が授業中であることを告げた。チャイムに気づかずそのまま喋り通していたのだ。
「え、もう昼休み終わり!?気づかなかった」
「尊!!」
「悪いの俺なの!?」
「あはは………」
3人は慌てて机を整え、授業を聞く体制に移行した。
授業はつつがなく終えて3人は下校する。尊はゆかりに謝っていた。
「………ごめんよー」
「別にいいわ。色々面白い話も聞けたし」
「お昼......次は何にしようかな」
「ボリュームたっぷりだけど、その分お金かかるよね」
「まぁなぁー。週に2、3回は弁当にしても良いかもな」
「だねえ......」
「今日は直で行くかい?」
「家で準備してから行こう」
その後も少し談笑して、三人はそれぞれの家に帰っていった。