尊たちはノーブル学園にやって来ていた。
門前で手続きを終えた中に移動する一行。ゆかりとあおいは生徒たちにごきげんようと挨拶を返した。
「慣れてるなぁ」
「本物のお嬢様に見えた......!!」
「お嬢様だよっ!」
いちかのコメントにツッコむあおい。
通りすがる女子生徒たちの目が、何故かあきらを見た時だけが厳しかったり逆にステキな人を見てる時の目みたいだったりしていた。
「.....尊さん、なんかあきらさんを見る視線が変です」
ひまりに言われた尊はそーいや、と何かを思い出したようで......。
「......メガネの子に壁ドンしてたなぁ」
「思い出さないでよぉ」
そこに、数人の女子生徒がやってきた。尊達のことを知っているようだった。
「ごきげんよう!尊さん!」
「ごきげんよう、はるか、皆も」
「お久しぶりです、尊さん、あきらさん、ゆかりさん」
「あきらさんもゆかりさんもあの日以来だねー」
「そうですわね」
「みなみちゃん、きららちゃん、トワちゃん」
「ふふっ、皆も変わりないようね」
女子生徒は春野はるか、海藤みなみ、天ノ川きらら、赤城トワの4人だった。
その時、青髪でメガネを掛けた男子生徒が尊たちのもとにやってきた。ノーブル学園式の挨拶で挨拶をする。
「ごきげんよう、兄さん。皆さんもご一緒ですか」
「ごきげんよう、優。悪いねー、急に学園に行く許可の手続きしてもらっちまって」
「彼が弟?」
シエルが聞く。シエルは初対面なのだ。
「そ。弟の優だ。」
「庭瀬優です。ノーブル学園の生徒会で庶務をしています」
そして学園内を歩いて回ることに。
「優くんが心配できたんですか?」
「まーなー。」
「どちらかというと、優が尊さんを心配していたわね」
「そうそう。兄さんがなにか仕出かしてないかーとか」
「弟に心配をかけるのはよくないですわ」
トワの言葉に尊はダメージを受ける。
「うぐっ......」
「ふふっ」
「お互い心配し合ってるんだね」
「どっちが兄でどっちが弟なのかしら?」
「俺が兄ですよー」
・・・・・
色々見て回っていたがいつの間にか夕暮れになっていたらしい。
「....あら、もうこんな時間ですね。どうします?泊まりますか?」
「いや、迷惑をかけちゃいけねえ。帰らせてもらうよ」
ノーブル学園の門前。
「それじゃ、俺たちは帰るぜ。たまには連絡しろよな」
「ふふっ、はい。兄さんからも連絡してくださいね」
「おう。......それじゃ、じゃあな!」
優、みなみ、せいら、あやか、はるか、きらら、トワ、ゆいの見送りを受けながら尊たちは帰っていった。尊たちを見送った優は、穏やかな目をしていた。みなみも微笑んでいる。
「元気そうで良かったです、兄さん」
「ふふっ、そうね......」
「スイーツの販売して欲しかったなぁ......」
「お茶会の時に食べたいわね」