【書籍化】配信に興味ないダンジョン配信者は今日も配信する   作:もけねこ

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感想、評価、誤字訂正ありがとうございます。


ユニークスキルというものに関する掘り下げをするつもりだったんですけど、予想以上に長くなってしまいそうです


配信に興味のない私と犬束陽向の謎

 

 犬束さんが泣きながら焼き鳥を食べること4串。最後の5串目を私が渡す。これはちょっとした賭けである。

 

「犬束さん、これには、塩コショウを振ってあるんだ」

「塩コショウ……」

「モンスターに調味料をかけて味がするなら、色んな料理を食べられるから、ちょっと実験。でも……もし、美味しくなかったら、吐き出していいからね」

「はいっす……」

 

 渡された犬束さんはちょっと不安気に串を見る。塩コショウ振ってあるのが、ちょっと怖いみたいだ。何食べても無味無臭ってことは、下手すると塩コショウがただの砂みたいに感じる可能性はある。

 ちなみに、このやりとりの横では彩音さんが追加の串を焼いている。室井さんも手伝ってくれている。

 

「……!ちゃんと塩コショウの味するっす!!」

「やった!」

 

 思わずガッツポーズしちゃった。これで、彼女は少なくとも、()()()()()()()()()()()()()ことが判明した。でも、やっぱりミノタウロスカレーはダメかな。きっと米がダメだ。

 ガッツポーズのまま固まって、後ろを振り返れば、彩音さんと室井さんが微笑ましいものを見る目でこちらを見ていた。耳が熱くなるのを感じる。やめて、そんな目で見ないで!そのまま、彩音さんが犬束さんに声を掛ける。

 

「……追加の串は、塩コショウ振ります?」

「お願いします!」

「はーい」

 

 このあとしばらく、犬束さんのために焼き鳥を焼き続け、ついでに私と彩音さんも昼食として食べて、室井さんも興味が湧いたのか食べていた。室井さん曰く、ちゃんとおいしくてびっくりしたとのことだ。そうだろうそうだろう。気分が良くなった私は、収納魔法から、柚子胡椒と七味唐辛子も出してあげちゃう。

 犬束さんが満足するまで食べたあと、少しだけ部屋が静かになった。誰が何かしたわけじゃないんだけど、静かになった。その静かな中、犬束さんが口を開いて……

 

「あの――」

 

  バンッ!!

 

「陽向!!大丈夫か!?」

「うわぁ!?」

「きゃっ!?」

「し、庄吉さん落ち着いて下さい……!」

「これが落ち着いてられるか、若造!!」

 

 ドアをぶち破らんばかりの勢いで知らないお爺さんが部屋に入ってきた。び、びっくりした……!本当にびっくりした……!びっくりしすぎて、隣の彩音さんと抱き合っちゃったよ。

 お爺さんの後ろから緒方さんも入ってきた。あー、この人を迎えに行ったのかな……?犬束さんの名前を呼んでるから、ご家族の方だろうか。短く切り揃えられた白髪をオールバックにしていて、結構若い印象を受ける。半袖のシャツから見えている腕は細くはあるけど、かなり筋肉質だ。

 

「じ、爺ちゃん、びっくりしたっすよ!」

「こっちのほうがびっくりしたわ!何があった。ダンジョンで倒れているのを発見されたと聞いたぞ!」

「あー、それはっす、ね……」

「なんだ!」

「いや、その……」

 

 なんでそんなに言いづらそうなんだ……?普通に説明すればいいんじゃ……?なんて考えていたら、彩音さんの隣に座っていた室井さんがすっと立ち上がり

 

「犬束さんは、体調不良の自覚があったにも関わらずダンジョンに潜り、昏倒していたところを冒険者に発見され、ギルドに救護されました」

 

 おぉぅ……客観的な事実だけ並べると大分アレな人だな犬束さん……いや、事実だけども……確かにこれは言いづらいよね……あと、多分、室井さん若干キレてない?気持ちはちょっと分かるけどさ。体調不良が分かっていてダンジョンに潜るのは、擁護できないし……理由でもあるのか……?

 室井さんの発言を聞いた瞬間、お爺さんの顔に青筋が浮かぶ。そして、犬束さんの頭を右手でガッと掴む。あっ……

 

「ち、ちょっと待ってほしいっす!」

「今の説明に何か間違いでもあったか?」

「い、いや、事実なんすけ、あだだだだだだだだだ!!!」

「お前は!冒険者をやるなら!他人に迷惑をかけるなと!あれほど言っただろうが!!」

「割れる、割れるっすぅぅぅぅぅううう!!」

 

 アイアンクロー、炸裂。親近感を感じるなぁ。まぁ、反省の機会は必要だし……あ、そうだ。

 

「彩音さんって、怒られるときアイアンクローされたことある?」

「え、ないけど……夢希ちゃんはされたことあるの?」

「お父さんによくやられる」

「よくやられる!?」

「ちょ、ちょっと庄吉さん、彼女は病み上がりなんですから……!」

「うるさいわ、若造!俺はこの阿呆の教育をせにゃならんのだ!!」

「体罰は良くないですよ!」

「言葉で覚えん阿呆には、痛みが無くては覚えん!!」

「ちょ、ま、マジで1回離して欲しいっす!頭から嫌な音してるっす!!」

「この期に及んでまだそんなことをほざくか!!」

「ぎゃぁぁぁぁぁぁああああ!!!?」

「庄吉さん!」 

 

 カオスな空間は、パンパンと手を叩く音で一旦停止した。みんなが室井さんの方を見る。

 

「一旦落ち着きましょう皆さん」

 

 一旦落ち着いたのち、お爺さん――庄吉さんというそうで、元冒険者らしい――と緒方さんにも椅子が用意され、全員で座る。給湯室占拠しちゃってるけど、いいんだろうか?誰も何も言わないから、多分いいんだろう。多分。

 そのまま、室井さんが司会になって、会議が始まった。議題は、犬束さんの()()()()()()()と、味覚障害の対処についてだ。依頼自体は終わったけど、私たちも参加させてもらうことにした。気になることも多いしね。

 依頼の報酬は、後日彩音さんの口座に支払われるので、今何かあるわけじゃない。ギルド経由の支払いだしね。

 

「ではまず、状況の整理を行いたいと思います」

「あ、あの、その前にっすね!」

「なんでしょう?」

「ユキちゃん、彩音さん、ありがとうございました!美味しかったっす!」

 

 犬束さんが私たちに、勢いよく頭を下げる。

 これたぶん、さっきのタイミングで言おうとしたところで、庄吉さんの登場でキャンセルされたんだな……

 

「どういたしまして」

「どういたしまして。お粗末様でした」

「なにやら分からんが……孫が世話になったようで、感謝する」

 

 庄吉さんにも頭を下げられた。

 

「……再開してよろしいですか?」

「はいっす!邪魔してすいませんでした!」

「では……犬束さん」

「は、はいっす!」

「体調不良にも関わらずダンジョンに入り、ギルドに救助された。この事実に間違いはないですね?」

「はいっす……で、でもダンジョンに入ったのは理由があって……」

「お前な……!」

 

 庄吉さんが再度怒り出したのを、隣に座っている緒方さんが止める。話進まなくなっちゃうしね。ちなみに、倒れていた犬束さんを救助したのは緒方さんだそうだ。

 

「庄吉さん、一旦全部聞きましょう」

「む……」

 

 一応全部聞く姿勢にはなってくれたみたいだ。私たちもよくわかってないし、ちゃんと整理しながら聞こう。

 

「その理由とは?」

「その、()()()()()()()()()()()()()()()()()()んす……」

「空腹感が……?」

「そうっす。なんていうか、腹減ったー!が、小腹空いたなぁ……くらいまで抑えられるっていうか……あの時はもうお腹空きすぎて辛かったんで、それで潜ったんす……限界すぎてああなったんすけど……」

「ふむ……」

 

 室井さんが考え込むようにあごに手を当てる。つまり、空腹の状態を緩和するためにダンジョンに潜った?まともに食事を食べられなくなっていた以上、分からなくはないけど、ダンジョンに潜ると空腹感が紛れるってなんだ……?ただ、嘘をついてるようには見えないんだよね、彼女。というか、嘘を付く理由がないもんね。

 

「ほ、ホントなんす!信じて欲しいっす!」

「とりあえず、信じましょう」

「ホントっすか!?」

「ただし、危険な行為に変わりはありません。ペナルティはありますので」

「……はいっす……」

「では、次の質問に移ります」

「はいっす」

「体調不良の原因となった、味覚障害に関しては、ご自分では対処出来なかった。そうですね?」

「はいっす。病院行っても原因不明で、薬も何にも効かなかったっす」

「まて、味覚障害だと?聞いとらんぞ!」

「じ、爺ちゃんに心配かけたくなかったんす……」

「……はぁ、お前、それで倒れてちゃ意味ないだろうが……」

「うぅ……」

 

 まぁ。それはその通り。でも、気持ちはちょっと分かるな。お父さんになるべく心配かけたくないしね。私も。

 

「味覚障害は、味、匂いを感じ取れない。という症状であっていますね?」

「あってるっす」

「辛さも?」

「辛いもの食べたら、辛いじゃなくて痛いって感覚だったっす。炭酸も似た感じっす」

 

 痛覚は作用してるのに、それが味に変換されないのか……不思議な状態だな。

 

「ふむ……しかし、()()()()()()()()()()()()んですね?」

「そうっす」

「待ってくれ!モンスターの味だと!?まるで食べたみたいに言うじゃないか!!」

 

 庄吉さんが立ち上がる。当然の反応な気がするなこれは。全員を睨みつけて、怒りを露わにする。

 

「ふざけてるのか貴様ら!年寄りをからかいおって!!」

「爺ちゃん、ホントなんすよ!」

「なおさら悪いだろうが!モンスターなんぞ食べさせるとは、何を考えている!!」

 

 真っ当な主張だと思うけど、話が進まない。しょうがないか……魔力を若干解き放って威圧する。彩音さん、犬束さん、庄吉さんが身震いするなか、室井さんと緒方さんはこちらに対して警戒態勢を取る。へぇ……室井さんさては()()()()()()()()()()()

 

「すみません、話が進まないと思ったので」

「……いえ、助かりました。庄吉さん、申し訳ありませんが……」

「あ、あぁ……」

 

 とりあえず、庄吉さんが座ってくれたので良しとする。そして、室井さんが身分隠して接触してきたのは……万が一私たちが犯人だった時のための保険かな。

 

「しかし、モンスターだけは味がして、他は無味無臭なんて、なんでそんなことに……?」

 

 緒方さんが当然の疑問を口にする。実際よく分からないよね、その症状。全員が首をひねる中、彩音さんが躊躇いがちに手を挙げた。

 

「美空さん、何か?」

「あの、味覚障害の症状が始まったのって、正確にはいつなんですか?」

「犬束さん、覚えていますか?」

「初めてダンジョン潜ったその日からっす」

「じゃあ、もしかして、()()()()()()()()()()だったりしませんか?」

「……なるほど、確かに」

「可能性としてはなくはないですね……」

 

 実際、可能性としてはなくはない。日時だけで見るなら、考慮するに値するだけの理由になると思う。

 室井さんと緒方さんが同意するなか、庄吉さんが口を開く。

 

「ユニークスキルの中には、デメリットがあるものもあるとは聞く。が、こんなことまで起こるのか?デメリットというには大きすぎるだろう!?」

 

 その疑問はもっともだ。しかし、ユニークスキルというのは、まだまだ謎が多い。起こらないなんてことは口が裂けても言えることじゃない。少なくとも、私は2人、大きなデメリットと向き合っている冒険者を知っている。

 

「……起こってもおかしくないと思います」

「何故そう思う」

「私の知っているだけでも、()()()()()()()という人と、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()という人がいます。前者のデメリットは()()()()()()()()()、後者のデメリットは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()です。ですから、何かの効果と引き換えにした味覚障害というのは、十分に起こり得る範疇だと思います」

「鬼って、あの鬼?」

「うん。角が生えてて力が強い、あの感じの鬼」

「うーむ……」

 

 庄吉さんは一応納得してくれたらしい。あの2人は大変ではあるけど、それでも楽しんで生きているから、安心して欲しい。ただ、問題はそこじゃない。彼女の味覚障害がユニークスキル由来だとするなら、最大の問題がある。

 

「もし仮に、犬束さんの味覚障害がユニークスキル由来であるならば、()()()()()ということになります」

「う、嘘っすよね!?」

「発現したスキルを削除する方法は存在しません。つまり、この味覚障害がスキル由来であるなら、その治療法は存在しないということです」

「そ、そんな……」

「待ってくれ、なにか、なにかないのか!?」

 

 犬束さんと庄吉さんが絶望した顔になる。そりゃそうだ。でも、室井さんのその言い方には問題がある。

 

「確かに、()()()()()治療法がないですが、対処法なら探せばあります」

 

 対処は出来る。今回の件ならモンスターを食べればいいし、他にもちょっと考えはある。それに、治療法もあくまで『今』ないだけだ。

 

「対処法って言っても、モンスター食べるだけっすよね?味は悪くなかったっすけど、肉以外食べれないのは、栄養的に生きていけなくないっすか……?」

「そこはもう、無理矢理流し込むしかないんじゃ……」

「もう嫌っすよそんなの!まだ非常食のレーションの方がマシっす!!」

 

 緒方さんの提案に犬束さんが叫ぶ。あのゲキマズレーションの方がマシって、味覚障害恐るべしだな……彼女には申し訳ないが、絶対になりたくない。それに、さっきの行動を見るに、すでに食事そのものに拒否反応が出ている感じだから、最終的にベッドに寝たきりで点滴で無理矢理生きるなんてことになりかねない。どうにか、食事を取れる状態にならないと、普通に生きていくことすら難しいだろう。

 

「足りない分は栄養点滴を受ける、という手もありますが……そもそもとして、モンスターを用意し続けるというのが、それなりに難易度が高いですね」

「少なくとも、陽向をダンジョンに入れるわけにはいかん。この体調だ。また倒れられたら、今度こそ死にかねん」

「その通りですね。となると、依頼を出すのが一番ですが……」

「流石にそんなお金ないっす……」

「俺が出すことも出来るが……流石にずっとは厳しいな……」

 

 毎日依頼を出し続けるなんてことになりかねないもんね……ただ、現状として、彼女がダンジョンに入るのは基本的に禁止だ。また倒れられても困る。体調を戻すための対処法が見つかるまでは。

 私は、先ほどから感じていた違和感について、口に出すことにした

 

「……()()()()()()()()()()()()という解釈がすでに違うんじゃないでしょうか。本当にモンスターしか味がしないなら、さっき調味料の味が感じ取れた理由が分からないですから」

「言われてみれば……」

「確かに、それはおかしいですね……」

 

 そう、そこがおかしいんだよね。単品だと感じ取れない味が、モンスターと一緒だと感じ取れるということは、そもそもモンスターしか味が感じ取れないわけではない。何か別の理由があるはずだ。

 

「つまり、通常の食料とモンスターの違いが何かあり、それが味覚に影響している結果として味覚障害になっている、と?」

「そうなんじゃないかと思います。そこさえわかれば、どんな食材でも味が分かるんじゃないかと……」

「でも、その2つの差って言われても……」

 

 彩音さんの指摘にみんな黙ってしまう。モンスターと普通の食料の違いって何?と言われても……モンスターと普通の食料では?となってしまう。ただ、私たちの場合、思考が一方に固まってしまっている可能性はある。全員冒険者だし。

 どうにもならない空気の中、緒方さんがふと思いついた。みたいな雰囲気で質問を投げた。

 

「……そういえば、そもそもどんなユニークスキルなんです?」

 

 言われてみればなんだか分かってないまま議論してたな……確かに、そこから対処法が分かるかもしれない。

 

「それが……味覚障害になった以外()()()()()っす」

「……分からない?」

「発動したことがないんすよ……強いて言うなら、ダンジョンに潜ると空腹感が緩和されること……すかね……」

「流石にそれだけの効果では無さそうですが……」

 

 発動したことがない?いや、デメリットが発動しているということは、発動自体はしているはずだ。あくまでもスキルである以上、()()()()()()()()()()()()()()。メリットも、デメリットもだ。だから、常時発動しているものは、常時メリットとデメリットがあるはずだ。なのに、本人の自覚では、発動したことがない……?

 

「……記録水晶では、なんて表示されたんですか?大体漢字表記だけど、そこからどういう効果か推測が付くかも?」

 

 彩音さんが問いかける。記録水晶は、ギルドに置いてある水晶で、レベルやらスキルやら表示されるマジックアイテムだ。毎年の更新のとき以外だと有料なので、私はあんまり使っていない。

 でも、なるほど、それなら確かに分かるかもしれない。ちょっとでも手掛かりが欲しいし。

 

「《魔素捕食》っす」

 

 《魔素捕食》か……完全に食べる系っぽいスキルだな……味覚障害になるのも分からなくはない感じで……うん?

 

「……魔素(マナ)?」

 

 モンスターと普通の食料の違い。きっとこれだ……!ナイフを取り出し、指を切り、血をスプーンに少し垂らす。

 

「ちょ、なにしてんすか!?」

「夢希ちゃん!?」

「ちょっと実験しよう。犬束さん。()()()()()

「はい!?」

「これの味が分かるなら、対処法が分かるかもしれない」

「………な、舐めて、味がすればってことっすか?」

「そう」

「い、いくっすよ……!」

 

 恐る恐る、スプーンに口をつけて、私の血を舐める。もし仮に、私の推測通りなら、これも味がするはずだ。

 

「血の味……す?味がしたっす!」

「物前さん、どういうことですか?」

 

 推測自体は当たっていたらしい。とはいえ、これで対処法が見つかったわけじゃない。あくまでも、条件が分かったにすぎない。

 

「恐らくですが、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()んだと思います。モンスターは魔素(マナ)が豊富です。そして、それを倒し、その身に魔素(マナ)を溜め込んでいる冒険者も。だから、私の血の味が分かったんだと思います」

「ふむ……なるほど、確かに理屈は通りますね……」

「つまり、魔素(マナ)が含まれている食材なら、食べられるわけですか……でもそれは……」

「結局、モンスターを食うしかないんじゃないのか?」

 

 確かにそうだ。でも先天的に含まれているのがモンスターであるだけで、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。調味料の味が分かるのは、恐らくそのせいだから。そして、それが出来る、()()()()使()()()()()()()()()()()()()

 そして、私は知っているのだ。こういうことの専門家を。

 

「彼らに協力を依頼しましょう」

「彼ら?」

「『魔女の大鍋(コルドロン)』です」

 




今回の話は次で終わる予定です。
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