VENOM✕原神 ‐悪役2人の世直し旅‐   作:雨宮朱雀

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ヴ「…人を喰わせろ!」
サ「辞めろよ…飯作ってやるからさ…ほら、そろそろ始まるぞ!」

ヴ、サ「「さぁ…行くぞ!」」


その名はヴェノム

夜の星墜ちの谷

「……!や、やめてくれ…!うわぁぁぁ!?」

悲鳴を上げた宝盗団が黒い人型の化け物に喰われる

「…マァマアノ味ダナ」

殲滅が終わった怪物は一人の男の姿に変わる

「はぁ…コレで任務終了っと盗まれた金品は全てあったし、'お前'の飯も終わった様だしな…」

男がそう言うと

「フン…マダ足リナイガナ」

男の腕から液体の様な黒い頭が出現し、そう言う

「はぁ…全くお前は食いしん坊だな…"ヴェノム"?」

黒い頭…ヴェノムに呆れながらそう言う男

「貴様ハモット俺ニ食イ物ヲ寄越セ…'カエサル'」

カエサルと呼ばれた男が、荷物を纏めて離れようとする

「いい加減場所と時を考えて変身してくれ…このままじゃ俺達はまた…あの糞みてぇな場所で馬鹿みてぇな実験をされるんだぞ…俺はもう懲り懲りだぞ?」

「…検討シトク」

そう言い、現場から離れるのであった…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

モンド城周辺

無事に荷物を届け、自分達の食事の為果実や山菜を採っていると…

「Buka guru-guru…」

そう呟きながら、ヒルチャール暴徒がカエサル達の前にやって来る

「…ヴェノム…お前小腹は空いてるか?」

カエサルがそう聞くと

「アァ勿論…喰ッテ良インダナ?」

 

彼が頷くと…カエサルの身体から出た黒い液体が彼の身体を覆う様に姿を変えていく

「俺達の前に出るなんて…哀れな奴等だ」

 

そしてヒルチャールが襲う隙すらも与えず、頭に腕を伸ばし鷲掴みするヴェノム

「さて…何処から喰おうか…」

ヴェノムが口を開け、ヒルチャールの頭に齧り付こうとするが…

「待て…ベノム…人が近づいて来てる」

カエサルのその言葉の通り…一人の少女が近づいてくる

 

「動かないで…動いたら撃つよ?」

そう言う、弓を構えたウサギの様な赤いリボンを着けた少女

「…グルル…先にコイツ等を始末してからで良いか?」

その返答に首を縦に振る少女

 

許可を貰ったヴェノム達は、ヒルチャールの頭を食いちぎり、そして丸呑みにする

「え…え…ヒルチャールを…食べた…?」

その異常な光景に少女が固まる

「で…何の用だ?」

軽食を取り終わったヴェノム達が少女にそう聞くと

「え、えっと…」

その答えに困っている少女を見て

「…怪しい黒い化け物が居たから調べに来たんだろ?」

そう言い終わると同時にカエサルの姿に変わる

「え…人に変わった!?」

 

更に困惑する少女にカエサルは説明を始める

「あの黒い奴は俺に付いてる寄生虫ヴェノム、コイツが俺の身体に纏わりつくとあの化け物に変わる」

「オイ!誰ガ寄生虫ダ!謝レ!」

「はいはい…悪かった、悪かった」

「で、俺がカエサル…旅人だよ…君は?」

彼が軽く自己紹介をして、少女に名を聞く

 

「私?私は西風騎士団の偵察騎士、アンバーよ」

少女…アンバーが名を言った後

「近頃、モンド城の周辺で大きな龍が出没しているの。だから、早く城に入った方がいいわ」

「そうだ。 ここからモンドまでそう遠くもないし、ここは騎士の務めとして城まで送ってあげる」

いつの間にか勝手に話が進む

「オ前…任務ダノ仕事トカデ城ヲ出タノデハ無イノカ?」

そのヴェノムの疑問に

「その任務こそ、貴方達が食べたヒルチャールの討伐だったけど…もう倒されたから問題無いよ」

「それに…怪しい者を放っておくわけにもいかないからね!」

そう言われた、カエサル達は、アンバーに連れられてモンド城に向うのであった…

 

 




さて…ヴェノム系の映画見てたら描きたくなり描きました!
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