虹ヶ咲混沌楽譚 ~この混沌世界で推しを愛でる幸福を~   作:ヤギリ

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どうも、ヤギリです。
なんか分からんけど衝動的、突発的にこの小説?を書くことにしました。ゆえに、内容もネタもまったく思いついても考えてもいません。

あー、どうしよ。ギャグコメディなんて書けないよ〜〜


#01 私のトキメキ

 皆んなは"運命の出会い"ってやつを信じる?

 

私の名前は夜木(やぎ)イリア。

髪は明るめの茶色で赤みがかったグラデーション。髪型はセミロングのポニーテール、気分によっては髪型を変えるけど基本はポニテ。身長は163センチ。職業は高校2年生。特技は特に無し。趣味はカードゲーム、アニメや映画鑑賞。暇な時は公園でアリの群れを眺めるだけという普通の女子高生だ。

 

 突然だけど少し自分語りをさせて欲しい。自分で言うことでもないが私は暗い過去を経験している。

私の両親は凄く優しい人達だった。無理な勉強はさせず、テストで良い点を取ったり小さい良い事をした事を話すといつも褒めてくれた。欲しい物をねだれば買ってくれるし、小さい文句くらいなら笑って聞いてくれた。とても幸せで裕福な家庭だった。でもある日、私が中学3年の夏の時だ。両親が警察に捕まった。警察から事情を聞くと、どうやら両親は海外の闇組織と不正な繋がりがあったらしく、ただの電気ウナギを殺人バクテリアナマズだと偽って海外のマフィアに高値で売りつけていたという。はぁ、全く意味が分からない。たしかに1週間に3日くらいのペースで両親は夜に出かけ、朝帰りの時が多かった。でもそれは2人が夜の仕事をしているから仕方ない事だと思っていたのに、でもまさか、海外のマフィアにすぐバレるような嘘をついて電気ウナギの闇取引に手を染めていたなんて………。しかも警察の話しによるとそんな取り引きを約10年間も続けていたらしい。ってゆうか10年間もすぐバレるようなバカみたいな嘘を鵜呑みにして取り引きを続けていたマフィア共も頭が終わってるだろ!! という事で、その日を最後に私は家に1人になってしまった。

 

それからの日々は地獄だった。どこから情報が漏れたのか、近所では私は犯罪者の娘とレッテルを貼られ、学校でも両親の事をイジられる事が多くなった。私を庇ったり慰めたりしてくれる子もいたけど、でもやっぱりイジってくる人の方が多くて、そもそも私の親が犯罪者だから何?みんなに何の関係があるの?みんなに何か迷惑かけるような事した?みんなに何か被害を出した?私の両親が捕まったのはひっそりとした取り引きで自業自得だし、両親の犯罪と私は何の関係も無いし。みんな本当は私の両親が捕まった事も、捕まった理由も興味なんてないんでしょ?ただ私に"犯罪者の娘"ってレッテルを貼り付けてサンドバッグにして日々のストレスをぶつけて発散したいだけなんだ……、くだらない。

 

ーーーだから私は中学校を卒業してから逃げるように遠くへと引っ越した。誰も私の両親の事を、私の事を知らない街に。

 

 

東京のお台場に!!

 

 

そして私は憧れの虹ヶ咲学園に入学し、無事2年生まで平和な日々を送って来れた。ヒステリックで鬱々した自分語りはもう終わり!今私は充実した日々を送っている。

 

 

「はぁ、まさか夕飯の食材買い足すのを忘れていたなんて………」

 

そう小さく呟きながら食材の入ったエコバッグを持ちながら私は夕方の街道をトボトボと歩く。今日は少しついてない日だった。朝は登校ギリギリまで寝坊、学校に行く途中で野良猫に絡まれて脚を引っ掻かれ、学校にギリギリ間に合ったかと思えば1限目から体育で炎天下の中でマラソンをさせられ、昼は学食で親子丼を食べようと思ったら間違えてカツ丼を頼んでしまったり、隣りのクラスの松森さんに執拗に足を踏まれたり。(5回くらい足踏まれた)そして今、学校が終わって家に帰ると食材が底を尽きていて、暑い夕方の道を買い物に出る羽目になったのだ。

 

 

「はぁ………、袋重い」とため息を吐きながら帰り道を歩いていると、数人の女子や女性達が自分の横を走って行く。すると近くから「キャァーー!!」と黄色い声援が聴こえて来た。声がする方へ振り向くとさっき走って横切った女子達の他にも大勢の人達が集まっていた。なんだろう?マ○コデ○ックスがサンバのリズムでティッシュ配りでもしてるのかな? とにかく私も吸い込まれるようにその集まりへと歩を進める。そこには明るくライトアップされたステージがあり、音楽と共に12人の少女達がステージに出てきた。

 

 

「みなさんこんにちは!私達」

 

『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会です!!』

 

 

彼女達の名乗りに黄色い声援はさらに高さを増して私の鼓膜を震わせる。

 

 

「ワァァァァ!ミンナカワイイヨーーー!!」と隣りに立つ少女が大声をあげる。その子は毛先が緑色にグラデーションされたツインテールの少女。最近、普通科から音楽科に移動した高咲侑ちゃんだった。いや侑ちゃんだけじゃない。周りをよく見ると虹ヶ咲学園の制服を着た子達が何人も私の周りを取り囲んでいる。

 

そうだ。確か私が通う虹ヶ咲学園にはスクールアイドル同好会と言うものがある。先月は他校のスクールアイドルも参加して大きなライブイベントもやってたっけ。

 

私のクラスメイトの上原 歩夢ちゃん、中川 菜々ちゃん、宮下 愛ちゃんや、転入生の鐘 嵐珠(ショウ ランジュ)ちゃんもスクールアイドルをやってたんだっけ。先輩達も後輩達もみんなキラキラしてて、なんだか憧れちゃうな〜〜。

 

虹ヶ咲学園のスクールアイドルは基本的にソロでパフォーマンスをする。ひとりひとりが華やかで個性的な衣装を着て自分の思いを乗せて歌って舞う。その中でも私の目を一際惹きつけたのは、同じクラスの中川菜々ちゃん、いやスクールアイドルの時は優木せつ菜ちゃんなんだよね。それと一年生の桜坂しずくちゃん、同じく一年生で虹ヶ咲の現生徒会長の三船栞子ちゃん。皆んな魅力的で凄くかわいい!!もちろん他のメンバーも可愛くて魅力的だったよ。

 

12人それぞれの歌が終わって、ライブももう終わりの時間に差し掛かって来る。私はもう夢中すぎて買い物袋の重さすら感じられないくらいに魅了されていた。

 

 

「みんな最高だよーーーー!!」と黄色い声援に紛れて隣りの侑ちゃんがまた叫んでいる。最初は驚いてビクッとしてたけど、1人ステージに上がる度に叫んでいたからもう慣れちゃったよ。しかもたまに私に声かけてくるし。

 

 

「ライブもそろそろ終わりの時間だね。」

 

「はい!でも最後に一曲、全員で歌っちゃいましょう!」

 

「それじゃあ聴いてください。」

 

 

"夢が僕らの太陽さ"!!

 

 

軽快な音楽が鳴り、12人がステージを舞う。ひとりひとりのソロでも凄かったのに、12人揃ったパフォーマンスはさらに圧巻だった。それぞれの衣装もスタイルも違うのに、いや違うからこそお互いに魅力を引き出しあっているように感じる。ほんとに凄い!これが、虹ヶ咲学園のスクールアイドルなんだ!

 

私は今どんな表情をしているんだろう。きっと憧れに近いキラキラした目をしているのかもしれない。私の周りを見渡せば分かる。このステージを見ているみんなが同じ目をしている。隣の侑ちゃんは周りよりさらに目が輝いてるけど、多分私も負けてないくらいに輝かせてると思う。そしてふとステージに視線を戻すと一瞬、パフォーマンスのほんの一瞬だけど、ほんとにたまたま偶然、私の勘違いかもしれないけど、一瞬私の目がステージで踊るせつ菜ちゃんと合った気がした。瞬間にせつ菜ちゃんは微笑み観客に手を降って応える。これがただのファンサービスだったのか、もしかしたらせつ菜ちゃんも私と目が合って手を振ってくれたのか定かではないけれど、でも見つけた。私の全てを捧げても良いと思える存在。そして黄色い声援の中、私はその子の名を呼ぶ。

 

 

「せつ菜ちゃぁぁぁぁん!!!!!!!」

 

 

周りの観客達の声に遮られて多分聴こえてないかもしれない。でも私は彼女の名を叫ばずにはいられなかった。私の最推し、優木せつ菜ちゃんに愛を込めて。

 

彼女達のLIVEが終わり、周りの人達もはけて行き、もう数分が経つ。私はまだその場を離れられずにいた。私の心はまだまだドキドキしている。最後の最後、私の声が聞こえたのかは分からないけど、せつ菜ちゃんは笑顔でまた手を振ってくれた。私だけに応えてくれたわけじゃないと思うけど………。でも私の中にたしかに生まれた。

 

 

これを"トキメキ"と呼ぶのかもしれない。

 

 

 




改めて、ヤギリです。
前書きでも書いた通り、これは急な思いつきで衝動的、突発的に思いついた奴なんで、内容とか全く全然思いついていません。

めっちゃ不定期で亀更新になります。
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