Link!Like!ラブライナズマイレブン!   作:バシム

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2章 ダメダメ⇒世界一!?
試合がしたい!


 

前章の、Link!Like!ラブライナズマイレブン!

絶望の未来を変えるために蓮ノ空に来た《真蹴球戦士(リアルマニズム)》達。花咲くことを目標に蓮ノ空に入学した花帆。その蓮ノ空は規則ガチガチの牢獄のような学校だった!

しかし、そこでサッカー部としてひたむきに頑張る梢の姿を見て、それぞれのメンバーがサッカーで自分の目標を達成するために動き出すのであった…

 

 

 

―ハーデスト石川支部―

 

地上の支配を目論む『ハーデスト』は日本の各地に基地を立てている。蓮ノ空に負けた青熊はそこに逃げ帰ってきた…

 

 

 

「このデカいだけの役立たず!!」

 

青熊「ぬひゃあ~~!申し訳ありません悪亜様ー!」

 

逃げ帰って早速変な声を上げる青熊。どうやら悪亜という女性に怒られている様だ。

 

 

悪亜「蓮ノ空に歯が立たない挙句、スピリットをそのまま奪われたそうじゃない!せっかくの新戦力なのに!」

 

青熊「ううー!強いと思ったのにアイツが全然活かせなかったんですー!」

 

悪亜「人のせいにするな!」

 

青熊の泣き言も意に介さず罵倒し続ける悪亜。そこにフードの者が通りかかってきた。

 

 

「悪亜さん、そう言わずに。何でも蓮ノ空には予定にない連中がいるとのことですよ」

 

悪亜「予定にない連中?」

 

「はい。なんでも、《真蹴球戦士》なるものがいるとのことで…なんでも、神に見出されているからまともに戦ったら勝てないみたいです」

 

悪亜「じゃあさっさと叩き潰してやろうじゃない」

 

「ええ。こういう何が起こるか分からない種は早めに払っておくべきです」

 

 

 

 

「“乳業高校特戦隊”の方々も呼んで、あの人達が何かする前に倒してしまいましょう」

 

フードの人間はいかにも強そうな連中を呼んで蓮ノ空に襲撃をかける計画を立てる。

 

 

悪亜「フン!私もちゃんとしたアナザーミキシマックスであいつらを蹂躙してやるわ!」

 

悪亜も蓮ノ空襲撃に向けて意気込む。その景気づけに髪を揺らしてオーラを解放する。《鮖ソ隗堤炊莠》という文字が現れ、悪亜の髪を変える。

 

 

悪亜(Amix)「ひゃひゃひゃ!神頼みのお遊び連中なんか、みんな蹂躙してやるわ!」

 

アナザーミキシマックスのオーラを既に得ていた悪亜。ヤバそうな連中が蓮ノ空に向かおうとしていた…

 

 

______________________

 

 

 

 

 

―サッカー部部室―

 

 

花帆「改めて、本日からサッカー部に正式加入した、日野下花帆です!どうぞ、よろしくお願いしまーす!」

 

梢「サッカー部部長の乙宗梢よ。歓迎するわ。日野下さん」

 

竜星学園に勝った翌日。花帆は改めて自己紹介をして、梢が部長として代表して歓迎する。

 

 

綴理「ようこそかほ。いやーよかったねえ、こず」

 

梢「それはどういう意味かしら、綴理」

 

綴理「え、だって、毎日毎日、口を開けばかほが部に入ってくれたらいいのにって」

 

絵里「1年生が入学してきたときから、教室でもどこでも少なくとも2回は聞いた気がするわ」

 

どうやら梢はずっと花帆を勧誘したくてたまらなかったらしい。梢の近くにいた2年生組は特にそれを感じていた様である。

 

 

梢「コホン!ええそうね!部員が増えれば、活動の幅も広がるものね!部費も獲得しやすくなって、いいことずくめだわ!」

 

梢は咳払いをして色々メリットを語る。もちろんそんな打算的な考えで花帆を誘ったわけではなく、恥ずかしがっている様だ。

 

 

圭助「さて…本格的に日野下さんも入ってきたところで、どんな練習をしようか」

 

恋「サッカー大会に向けて今から練習…なのではないでしょうか?」

 

四季「それじゃどうすればいいのか分からなくなる」

 

さやか「まだどのチームと試合をするのかも決まってませんので…相手によって戦い方もそれに向けた特訓も考えなければいけないので、受験勉強みたいに早い内から対策…というのは難しいんです」

 

恋「そうなのですね…」

 

竜星学園との練習試合を終えたため、当面の目標がない状態。「大会で優勝する」だったり、「ハーデスト打倒」では、目標が大きすぎて相手も分からず、何から始めればよいのか分からないのだ。

 

 

 

梢「そんなに気負わなくて大丈夫よ。まだサッカーを始めたばかりなのだから。『必殺技を覚えてみる』とか、サッカーを通して楽しいことややりたいことをしてみるのが良いと思うわ」

 

花帆「梢センパイ!」

 

ここで花帆が手を挙げる。梢の方針に沿った、何か楽しい練習を思い浮かんだようである。

 

 

花帆「だったらあたし、やりたいこと、もう決まってます!試合です!試合がいっぱいやりたいです!」

 

梢「あら、それがあなたの『楽しいこと』?」

 

花帆「はい!あの試合、すっごく楽しくて、チームみんなでサッカーをしてるって感じがして、みんながぱーっと輝いて見えたんです!まるで笑顔のお花畑が咲き誇っているみたいでした!」

 

この前の試合に関して語る花帆。あれだけ悪いヤツと戦ったのに、それでも楽しいと思えるのは、サッカーであるからか、蓮ノ空が同じ目標に向けて走るのが伝わったからか…

 

 

絵里「やる気マンマンね、日野下さん。…でもさすがに毎日試合は難しいわ…」

 

圭助「ああ。練習試合は、他の学校と予定を組まないといけないからね」

 

この前の試合が楽しかったのか、さらに試合を求める花帆。しかし、練習試合はスケジュールを組まなくてはならないため、毎日試合は出来ない。

 

 

花帆「ふぇぇん…試合がしたいよー!」

 

歩夢「あわわ、そんなに落ち込まなくても…」

 

圭助「そそそそうだぞ…」

 

試合が困難と分かると泣きそうになる花帆。相変わらず感情の起伏が激しい。監督もたじたじになっている…

 

 

 

圭助「よし!ここは最新のテクノロジーで試合出来るようにしてみよう!」

 

梢「最新のテクノロジー…?機械さんを使うのかしら?」

 

花帆「ひょっとして、試合相手を呼んだり出来るんですか!?」

 

圭助「その通り!最近の機械はすごいぞ!よく分からないけど、人が人みたいに動いたりするらしい!」

 

四季「…」

 

試合が出来るように機械を使って何かしようとする圭助…なのだが、なんか明らかに分かってなさそうな感じが出ている。

 

 

 

圭助「そういうわけだから、今日は必殺技の練習でもしておくんだ!明日までにその機械作る!」

 

花帆「はいっ!梢センパイ!早速練習しましょう!」

 

梢「そうね…」

 

圭助「じゃー、今日は機械作らなきゃいけないから、経験者の人が指導頼む!」

 

そう言って圭助は走り去ってしまう。ああいう感じだが、本当に機械は作るつもりらしい。残された選手たちは必殺技を覚えるための練習を始めた。

 

 

 

 

歩夢「ところで、必殺技って言っても何を覚えれば…?」

 

梢「今の自分に必要な必殺技を覚えるの。上原さんの場合はFWだから、まずはシュート技を覚えてみるといいわ」

 

FWはシュートを決めるのが主な仕事なので、他のメンバーよりシュート力は欲しい。ポジションごとにどの種類の必殺技を覚えるのかは重要になる。

 

 

梢「それと、いきなり必殺技を覚えると言っても、何をすればいいのかは分かりにくいわよね…そこは経験者にどんな技があるか教えてもらうと良いわ」

 

塔子「あたしに任せて!歩夢!あたし、良い感じの必殺シュート知ってるんだ!」

 

歩夢「ホント!?」

 

塔子「うん。昔覚えたけどあんまり使わなかった技があってさ…でも歩夢なら使いこなせると思うよ!」

 

梢のアドバイスから、歩夢の指導役に塔子が立候補。前の世界で地上最強のチームのメンバーだった塔子。その中で様々な必殺技を見てきているのだ。

 

 

塔子「四季も一緒に練習しよ!」

 

四季「私も…?私、キーパーだけど」

 

塔子「そのキーパーの技で良い感じの必殺技があるんだ!きっと四季の助けになるよ!」

 

四季も一緒に練習に誘う塔子。彼女自身はキーパーではないが、心強いキーパーはたくさん見てきたらしい。

 

 

 

さやか「夕霧先輩!必殺技のご指導お願いします!」

 

恋「村野さん!必殺技のご指導お願いします!」

 

さやか「え?」

 

綴理「さや、人気者だね」

 

綴理に指導してもらおうとするさやか…なのだが、そのさやかに恋が指導してもらおうとしている…

 

 

さやか「葉月先輩!?どうしてわたしにお願いするのですか!?」

 

恋「村野さん、経験者ですよね?試合の際にすごい技を使っていましたよね?どうかその技を教えてください!」

 

さやか「え、ええ~!?わたしは夕霧先輩にご指導いただきたくて…だから、わたしじゃ葉月先輩に教えるほどの技量はないですよ!?」

 

恋「そんなことはありません!さやかさんは間違いなくうまいです!間違いなく私に教えられます!」

 

さやか「そ、そんなことないですよー!」

 

綴理「じゃあ、れんとさやが一緒にボクと練習しよう。先生の先生だ」

 

恋「夕霧さんに…ですか?」

 

さやか「はい。その方が良いですよ。夕霧先輩であればたくさん技もありますし、わたしよりもっと適切な指導が出来ると思いますよ」

 

恋「では…よろしくお願いします!村野さん!夕霧さん!」

 

海未「私もお願いしてもよろしいでしょうか。恐らくやるべきことは同じはずです」

 

綴理「うん」

 

海未も加えて、綴理が3人を指導するという事で着地した恋とさやか。綴理は《完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)》があるので、それで覚えた技を実践して他の選手に教えてみることも出来るぞ。

 

 

 

 

花帆「果林センパイ!絵里センパイ!レアンちゃん!一緒に練習しましょう!」

 

絵里「あら、嬉しいわ。誘ってくれるのね」

 

花帆「みんなで練習した方が、楽しいし色々得られますから!」

 

梢「ごめんなさい。私だけじゃ花帆さんに似合いそうな技が分からないかもしれないから…蓮池さん達からも協力して欲しいの」

 

レアン「そういうことね。それなら何となくだけど、花帆に良さそうな技があるわ」

 

花帆「ホントに!?教えて教えてレアンちゃ~ん!!」

 

レアン「ちょっ、そんなにしなくてもちゃんと教えるわよ!」

 

花帆はレアンに急接近。当然レアンはビックリしている。

 

 

 

絵里「この流れだと私も必殺シュートになるのかしら?」

 

梢「いいえ。絢瀬さんと朝香さんはドリブル技を覚えましょう」

 

果林「いくらシュートが強くても、ゴールに近づけなかったら意味がないものね」

 

絵里「そうだったわね。どこから撃っても確実にゴールに入るシュートでもあれば、話は別だけどねぇ」

 

梢「さすがにそんなシュートはないわね。もし私が覚えられたとしても、辞退させてもらうわ」

 

果林と絵里は必殺ドリブルを習得することに。その途中でまさにチートなシュートの話に。

 

 

果林「あら、そこまでして勝とうとは思わない感じかしら?」

 

梢「ええ。ただそのシュートを撃つだけで勝負が決まってしまうサッカーが、果たして楽しいと言えるのかしら?誰か一人にずっとボールをまわして、ボールを蹴るだけのサッカーが」

 

絵里「それは…確かにさっき日野下さんが言っていた、楽しくて笑顔のお花畑って感じとはかけ離れたものになるわね」

 

果林「勝てば何でもいいわけじゃないのね…」

 

顎に手を当てて考える果林。この梢の考えには思うところがあるようだ。

 

 

 

 

歩夢「いっけー!」ドヒュウゥゥン!

 

四季「…!」バチィっ!

 

塔子に必殺技を説明してもらい、早速練習を始めた。歩夢のループシュートを防ぐ四季。お互いに必殺技を完成させつつある。

 

 

塔子「2人とも、技を覚えるの早い!絶対才能あるよ!」

 

歩夢「そ、それはさすがにそんなことないよ〜…」

 

塔子「いやいや!だって、そうじゃなかったらここに呼ばれないし…」

 

四季「それはそう…」

 

 

圭助「のわああ〜〜!全然思い通りに動かない〜!」

 

歩夢と四季の才能を、ここに呼ばれた経緯と合わせて見出す塔子。一方で、そのここに呼んだ監督があわてて叫んでいる…

 

 

四季「監督の所行ってくる」

 

歩夢「うん、あれ絶対まずいよね…」

 

状況は分からないが、少なくとも放っておくと良くなさそうである。3人で圭助の所に行くことに。

 

 

 

 

塔子「監督!何やってんの!」

 

圭助「さっきも言っただろう、試合が出来る機械の準備だ!」

 

歩夢「本当に作ってるの!?」

 

圭助「当然さ。というかこれでやらなかったら俺はサボっていることになる」

 

四季「でも、さっきの反応だと絶対に上手く作れてない」

 

圭助「その通り。ただでさえ苦戦してるんだから、早く練習に戻るんだ!」

 

四季「だめ。多分そのままじゃ明日になっても完成しない。ちょっと触らせて」

 

圭助「えっ」

 

試合をするための機械作りに難航している圭助。このままでは埒が開かないので、四季が機械を弄ってみることに。

 

 

四季「…」

 

歩夢「四季ちゃん!作れるの!?」

 

四季「こういう機械は私も作るから。どんな感じの機械にすれば良いか分かれば作れる」

 

圭助「すごいな…」

 

どうやら四季は機械にとっても詳しいようだ。圭助が作ろうとしていた機械を上手く弄っていく。

 

 

塔子「どんな感じの機械にするの?」

 

圭助「選手を実体化させて、特徴に合わせた動きをチーム単位で出来る機械にしたいんだ。色んなチームを登録して、対戦ルートってのを作ってより楽しく出来たらと思ってる」

 

塔子「対戦ルート!古株さんもやってたやつだ!」

 

四季「了解。基礎は作られてるみたいだし、今日中に完成まで持っていける」

 

圭助「本当か!じゃあ一緒に作ってくれ!」

 

四季「花帆のためにも頑張る」

 

四季は機械を弄りながらうなずく。圭助と2人で試合が出来る機会を明日までに仕上げるようだ…

 

 

塔子「歩夢、あたし達は練習しとこ」

 

歩夢「うん。試合に向けてもっと頑張らないと…!」

 

圭助のトラブルが解決したので、残ったメンバーは練習に戻る。明日にも試合が出来ると分かった以上、それについていけるよう必殺技の習得に邁進するのであった…

 




この章は原作通りにいかないかも…

本筋はしっかり守りはしますが

これからの作者の創作、どれが一番楽しみ?

  • この作品
  • キャプ翼サンシャインのスピンオフ
  • スーパーラブライバー大戦
  • 蓮ノ空×ポケモン
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