まずは身近なところから…
必殺技を習得した練習をした翌日。放課後、練習のために再びサッカー部の部室に集合する。
さやか「本日もよろしくお願いします」
花帆「こんにちはー!監督!今日から1週間試合できますよね!」
礼儀正しく挨拶するさやかに対して、元気よく昨日からのことを期待する花帆。
圭助「ああ。昨日頑張って用意したぞ!名付けて《練習用対戦ルート》だー!」
梢「対戦ルート…?もしかして色んなチームと対戦が出来るのですか?」
圭助「その通り。俺が考えたチームのデータを集めて、その選手を実体化させることが出来るんだ!これで色んなチームと試合し放題だぞ!」
四季(本当は他の世界の選手やチームを出力するんだけど…)
そう思いながら静かに話を聞く四季。バカ正直に「他の世界のチームです!」というわけにはいかないため、圭助が作ってみたチームという事になっている。
圭助「それじゃあ、グラウンドにいこう。今回は『浦の星女学院』と試合だ!」
―グラウンド―
圭助「ほいきた!練習用対戦ルートの、始まり始まりー!」ガショォォンッ!
試合をするために早速グラウンドに移動。花帆のことも考えて、圭助はすぐに《練習用対戦ルート》を起動した。すると機械から11個の光が溢れて人型になってフィールドに着地!
千歌(バシム)「私達、浦の星女学院です!よろしくお願いします!!」
花帆「で、出た~!?そして喋った~!!」
綴理「すごく本格的だね」
善子(バシム)「クックック…!こうして言葉をかわせるは、ヨハネの加護のおかげ!」
果南(バシム)「じゃなくてそこの人が丁寧に作ったからだよ」
善子(バシム)「メタいこと言うなー!」
現れたのは、《キャプテン翼!サンシャイン!!》に登場する浦の星女学院。なんと本当の人間と言っていいレベルで喋っている。普通にコミュニケーションが取れるぞ。
レアン「ん…?」
アイシー「な、なに」
レアン「あなた、ダイヤモンドダストの…なんでそのチームにいるの?」
アイシー「え…?」
塔子「あ、あー、あんまり聞かない方がいいかも」
レアンと塔子の知る人間が何故か浦の星に。違和感のある光景だがあまり深くは触れないことに。
ダイヤ(バシム)「さて、ここに私達を呼び出したという事は、浦の星と試合をする目的があるはずです。速やかに行いましょう!」
鞠莉(バシム)「マリー達はエイティミニッツでデリートされてしまいマース!」
綴理「うんわかった。じゃあ早くやろっか」
フレイ「待って!?何かツッコんで!?」
さやか「そんな時間はありませんよ。80分で消えるという事ですよね?」
マリーの言い回しに全く混乱しない綴理達。こういうのはすぐに分かるみたいだ。
圭助「それじゃあ試合を始める!前半後半それぞれ30分でいくぞー」
梢「はい。それでは浦の星のみなさん、よろしくお願いします」
千歌(バシム)「うん!いい試合にしよっ!」
―フォーメーション―
GK フレイ
DF 果南 善子
DMF ルビィ 梨子
OMF アイシー ダイヤ 曜
FW 花丸 千歌 鞠莉
FW 歩夢 花帆 果林
OMF レアン 梢 絵里
DMF 恋
DF 海未 塔子 さやか
GK 四季
花帆「あれ?綴理センパイは入らないんですか?」
梢「綴理は、本当にすごいから。あんまり頼りにしていたら、他のみんなのためにならないのよ」
絵里「確かに出来る人がいると、ついつい頼りたくなっちゃうわよね…」
花帆「大丈夫です!あたし、綴理センパイだけじゃなくてみんなと花咲きたいですから!」
梢「そう…ならそうなるように、どんどん実力をつけていきましょう!」
花帆「はい!」
前半は綴理を出さず進める。初心者が一刻も早く追いつけるようにより多くの経験を積ませることを意識しているようだ。
圭助「それでは…始め!」ピー!
圭助が笛を吹いて試合開始。梢がボールを蹴って絵里にボールをまわす。
鞠莉(バシム)「マリーと勝負デース!」
絵里「練習の成果を見せないとね…!」クルクルクル…!
絵里は腕をクロスして回転。すると水色のフラフープが現れ、絵里はそれを持って鞠莉が向かってきたところにフラフープをぶつけた!
絵里「ビューティフルフープ!」
鞠莉(バシム)「ワァオ!」
フラフープはリボンとなって鞠莉を拘束。鞠莉が動けないうちに絵里は走って鞠莉を抜き去る。
曜「鞠莉ちゃん!…今度は私が!」
続いて絵里と曜のマッチアップ。…なのだが、先程の絵里の突破から、その場で構えて絵里から動き出すのを待つ形に。
さやか「絢瀬先輩!こっちです!」
絵里「ええ。分かったわ」パスっ
DFのさやかも一緒に攻撃に参加しており、絵里の後ろにいた。絵里はさやかにバックパス。
さやか「朝香先輩!」パスっ!
パスを受け取ったさやかは高くボールを前に蹴り出す。
曜「っ!」ダっ!
曜はそのパスに反応してジャンプ。しかしボールは頭2つ分上を突き抜け、パスはそのまま果林のもとへ。
果林「ナイスパスよ…!」
善子(バシム)「ゲゲッ!もうこんなとこに!」
事前に前に出ておいた果林はDFラインでパスを受け取る。そこにいた善子とマッチアップとなる。
果林「抜かせてもらうわよ!」ヒュンっ
果林はボールをキープしながら前転。足が着いた瞬間ボールが3つに分かれて宙を舞う。
果林「イリュージョンボール!」
善子(バシム)「わわっ!?」
どれが本物か分からずボールを見ながら立ち往生する羽目になる善子。その間に果林は善子をかわし、ボールを元に戻して抜き去る。
フレイ「来たね…!止めるよ!」
DFを抜き去ってキーパーと1vs1。果林は必殺シュートで決めに行く。
果林「いくわよ!彗星シュート・Ⅴ2!」ドガァっ!
彗星の輝きを纏ったシュートがフレイに向かっていく。一方でフレイは腕から剣を出してこれに対抗。
フレイ「キラーブレード!」
ジャキィィン!彗星シュートを真っ二つにしようと斬り下ろす。シュートとフレイの剣はしばらく拮抗するが…
フレイ「うはっ!」
バシュゥゥゥン!ピー!
果林「よしっ!」
最終的にフレイを吹っ飛ばしてシュートはゴールに突き刺さる。果林のシュートで先制点を取った!
花帆「すごーい!さやかちゃんと絵里センパイと果林センパイできれいにつながりましたね!」
梢「今回の相手のフォーメーションはサイドが薄いみたいね。そこを突いた良い攻めだったわ」
絵里「ありがと。さやかさんが良い働きをしてくれたわ」
さやか「いえ。わたしは絢瀬先輩のフォローに入っただけですので」
綺麗に決まった先制点に感心する花帆と梢。相手の弱点をすぐに見抜き、そこから連携して得点につなげることは簡単ではない。
花帆「…あれ?ということは、真ん中にいるあたし達ってあんまり活躍出来ないってこと~!?」
さやか「そんなことありませんよ。何度も同じ戦法が通じたりはしませんから」
梢「それに相手はわざわざ自分の苦手な所から攻めたりはしないから、日野下さんがボールを取れば活躍出来るわ」
次に試合再開する時は相手のボール。つまり相手の攻撃を花帆が止めれば花帆も充分活躍出来るぞ。
千歌(バシム)「よし!逆転するよ!」パスっ!
今度は浦の星のボールで試合再開。千歌がボールを蹴ってダイヤにボールをまわす。
花帆「取らなきゃ!」
ダイヤ(バシム)「抜きます!」
花帆は走り込んですぐにダイヤに肉薄。ボールを奪いにかかる。
花帆「はぁぁっ!―おひさまの女神ワフラム―!」シュウゥゥゥン!!
ダイヤ(バシム)「なっ!なんですかそれは!?」
化身を出してダイヤと勝負する花帆。一方でダイヤは見たことのないものに驚きを隠せない。
花帆「とるっ!」
ダイヤ(バシム)「はやい…うわぁっ!?」
化身によって大幅に上がった身体能力でダイヤに突進。ダイヤを弾き飛ばしてボールを奪う。
ルビィ(バシム)「おねえちゃん!」
花帆「いっくぞー!」
ルビィ(バシム)「ピギィ!?」
ボールを奪ってそのままの勢いで突っ込む花帆。ルビィはその勢いに驚いてそのまま突破されてしまう。
果南(バシム)「ここは私が!」ダっ!
今度はDFの果南が花帆を止めにかかる。回転しながら飛び上がり、その勢いで衝撃波を3つ飛ばす!
果南(バシム)「スピニングカット!」
花帆「負けないよ!」
花帆は化身と共に手を広げ、両手から炎を放って果南の技に対抗する。
花帆「―フレイムブロッサム―!!」
バアああっ!!放たれた炎はベールとなり、花帆の周りを包む。このベールで衝撃波を弾く。
花帆「フラワーー!!」
ボオオォォォッン!!
果南(バシム)「うわっ!?」
花帆の叫びで炎のベールが花を咲かせる。それで発生したオーラが果南を吹っ飛ばす。
フレイ「今度こそ止めるよ!」
花帆「よーし!あたしも練習の成果見せちゃうぞー!」
花帆は化身を解除してシュート体勢に。ボールを浮かせて構える。
花帆「えいっ、えいっ!」ドガァっ!ドガァっ!
花帆はボールを2回蹴る。ボールは蹴られるたびに炎を纏い、パワーを増していったところにトドメのもう一蹴りでシュート!
花帆「ラピッドファイア!」
3回分の炎を纏ったシュートがフレイに向かって飛んでいく。フレイは当然必殺技で迎え撃つ。
フレイ「キラーブレード!」
ジャキィィン!再びシュートに斬りかかるフレイ。炎のシュートとフレイの剣がぶつかり合い…
ジャゴッ!!
花帆「あっ!斬られちゃった…」
ラピッドファイアは必殺シュートの中では弱い方。化身シュートに比べれば当然威力はガタ落ちするので、フレイに止められてしまう。
フレイ「それじゃ、今度こそ逆転だよ!」パスっ!
フレイは勢いよくボールを蹴り出して前線にボールをまわす。ボールは曜にまわる。
絵里「勝負よ!」
曜(バシム)「今度は負けないよー!」ダダダダ!
ボールを奪いにかかる絵里。一方で曜は力強く走って突っ込んでくる。
曜(バシム)「ダッシュアクセル!」
絵里「うっ!」
曜(バシム)「よしっ!鞠莉ちゃん!」パスっ
突進のようなドリブルに吹っ飛ばされてしまう絵里。曜はその後前にボールを蹴り出してパス。
鞠莉(バシム)「ナイス!マリーがゴールゲットデース!」
さやか「させません!」ダっ!
鞠莉にはさやかが向かっていく。鞠莉からボールを奪うために必殺技を放とうとするが…
鞠莉(バシム)「今デース!」
さやか「!?」
さやかが飛び上がった瞬間、鞠莉はすぐにシュート体勢に。シュートレンジにはすでに入っているので、さやかのスキをついてゴールを狙う気なのだ。
鞠莉(バシム)「シャインドライブ!」ピカアァッ!
さやか「くっ!」
鞠莉のシュートが放たれた。シュートはさやかの下を突き抜けてしまう。
四季「止め…うっ!?」
鞠莉のシュートを止めるために必殺技を出そうとする四季。しかしシュートはその名に違わず眩しく輝き、四季の目をくらませる。四季は目を抑えて動きを封じられる形になってしまう。
バシュゥゥゥン!ピー!
四季「あぁぁ…!」
鞠莉のシュートが蓮ノ空ゴールに突き刺さってしまう。光が晴れた後も四季はしばらく目を抑えて苦しそうにしていた…
さやか「四季さん!」
歩夢「大丈夫!?」
四季「…!?」
そんな四季の様子を見て心配するチームメンバー。声をかけられて四季はようやく我に返る。
梢「若菜さん、大丈夫かしら?体調が悪くなったら、ムリしなくても大丈夫よ」
四季「あ…大丈夫です。いきなりあんな風に光るなんて思わなくて…次は気をつけます」
梢「それならいいのだけれど…花帆さんも、疲れてしまった時はムリをしちゃだめよ」
花帆「え!?あたしですか!?」
梢「化身ってね、使ってたらすごく疲れちゃうみたいなの。あのペースで使っていたらすぐに花帆さんの体力がなくなってしまわないか心配だわ…」
花帆「うっ、そう言われると確かに、体力を使い過ぎたような…」
化身を使ってボールを奪い、2人を抜いた花帆。これは結構体力を使ってしまうようで、試合中ずっとこんなペースで戦っているわけにはいかないようだ。
梢「大丈夫よ。切り替えて自分の体力を考えながら楽しくサッカーが出来れば」
花帆「はいっ!」
まだまだ元気いっぱいの花帆。実質的に振り出しに戻った状態。他にも気づきを得るためにも練習試合を続けるのであった…
蓮ノ空 1
浦の星 1
ラブライブ×イナイレ作品に詳しい方なら分かると思いますが、浦の星って4つあるんですよね…
作者ごとに当然細かいキャラの違いが出てくるため、表記で区別をつけています。
果南ちゃんを例に挙げると、
・果南(輝こう)→輝こうサッカーで!の果南
・果南(オト)→二つの世界の果南
・果南(松兄)→世界への挑戦の果南
・果南(バシム)→キャプ翼サンシャインの果南
といった区別になるためよろしくお願いします。
これからの作者の創作、どれが一番楽しみ?
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この作品
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キャプ翼サンシャインのスピンオフ
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スーパーラブライバー大戦
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蓮ノ空×ポケモン