…いや、これが以前の平常運転だったんですよ。最近は本当に長く描くようになったなぁ…
―グラウンド―
梢と綴理が帰ってきて、《練習用対戦ルート》で試合をした蓮ノ空。今回は武蔵という学校と試合をして、勝ってきたところだ。
花帆「きょうの試合も、すっごく楽しかったー!」
梢「お疲れ様、日野下さん」
花帆「センパイこそ、お疲れ様です!みんなで毎日毎日付き合ってくださって、ありがとうございます!」
梢「いいのよ。私も色んな人と試合するのは好きだから」
果林「私も。監督が考えたチームとはいえ、こんなにも多くの人と触れ合えるなんて最高ね」
花帆「えへへ。サッカーって、楽しいですね!ボールを蹴る中で、みんなで協力して花咲く感じがして!1週間と言わず、このまま1ヶ月…いや、三年間毎日試合をするっていうのも…!?」
梢「さ、さすがにそれはどうなのかしら…」
とんでもないことを言いだす花帆に引いてしまう梢。いくら試合が本筋のスポーツだからとだから言っても、さすがに他にやるべきことがあるのだが…
梢「あ、そうだわ…『ハーデスト』がまたここに来ることは聞いたかしら?」
花帆「はい。さやかちゃんから。あの人達、あんなことして楽しくサッカー出来てるんですかね…?」
梢「それは分からないわ。もしかしたら洗脳されたりして、楽しさなんてそこにはないかもしれないわ。でも、もしあんなことをしてサッカーを楽しんでいるというのなら、それは本当に良くない事よ」
梢「日野下さんはそんな風にならないで。あなたを誘った私も、とても悲しくなるわ」
花帆「はい…あれ!?そうでしたっけ!?あたしが梢センパイにサッカーやりたいっていたような…?」
『ハーデスト』の話になって顔つきが険しくなってしまう梢。しかしそんな空気を吹き飛ばすように、花帆は疑問をぶつける。
梢「あ、それは…ま、マネージャーに、そう、マネージャーに誘ったのは私、ってことよ。…サッカーにも、本当は誘いたかったのだけれど…」
花帆「梢センパイ?」
梢「ううん、なんでもないわ」
花帆を【サッカー】には誘えず、どこか悔しさが出る梢。しかし、いつまでもそんな顔をしているわけにはいかないと思い、話を逸らす。
梢「私はね、サッカーが大好きなの。幼い頃から、年齢問わずサッカーの試合を見て、胸を弾ませたわ。プレーひとつで見てくれる人を魅了する。その姿が、とても麗しく焼きついて、こんな芸術もあるんだ、って感動したの」
梢「最初にあなたを誘ったきっかけは、あなたがこの学校でなにか楽しいことが見つけられればいいという、お節介だったのかもしれないけれど。今はね、あなたを見ているとあの頃の私を思い出すの。ただ純粋にサッカーをしていた、情熱的な気持ちを」
何故サッカーが大好きなのか、そして自身が花帆を見て感じたことを語る梢。花帆はその話を傾聴していたが、違和感に気づく。
花帆「ええっと。それって、今は違うんですか?」
梢「今は…憧れているものに、自分もなろうと思ってしまったら…楽しいだけじゃないことも、いっぱいあって。『ハーデスト』みたいな人達もいるし…ね」
花帆「…」
梢「で、でもね。その過程だって、私はちゃんと楽しんでいるつもりだから。大変なことも多いけれど、自分の上達を感じられるのは、嬉しいことだわ」
花帆「上達、ですか」
梢「ええ。でもいいの。これは私のやり方。あなたにはきっと、あなただけのやり方があるわ」
花帆に一番して欲しいことが彼女自身の口から発せられる。しかしここは敢えて意識させず、今まで通りのサッカーをさせることに。
梢「あと少しで一週間の試合も終わりね。その後のことは、またその後に考えましょう」
花帆「わかりました!その後の練習試合は、その後に申し込みますね!」
梢「本当に三年間試合をするつもりじゃないわよね?…そうよね?」
まだまだ試合をする気の花帆。自由にさせて大丈夫とは思っているが、やはり不安が吹き上がってくる梢であった…
―ハーデスト石川支部―
蓮ノ空に侵攻の予定を立てている『ハーデスト』。今回の侵攻の中心となる"乳業高校特戦隊"が既に到着していた。
ビシっ!
栗源「甘味と美肌効果を両立するクリームの開発を目指す…
ビシっ!
牛酪「そのスピードはトーストの上で溶けるバターのごとし!
ビシっ!
乾酪「特戦隊の地図として動き、ブルーチーズのようなカルト的人気を誇るイケメン!
ビシっ!
白酵「ヨーグルトとオレの超能力は色んなことが出来るぜ!
ビシっ!
牛乳「財政破綻した町として悪名轟くタバリ町出身、給食のごとくどこにでも現れる特戦隊のリーダー!
牛乳「みん!」
白酵「な!」
栗源「そ!」
牛酪「ろっ!」
乾酪「て!」
「「「「「乳業高校!特戦隊!!」」」」」
到着するや否や決めポーズを決めて名乗りを上げる5人。どうやら名乗りの練習をしているみたいだ。
悪亜「うるさい!このお遊び連中共!」
乾酪「なんだとぉ!オレ達は全国の乳業高校のサッカー部から選ばれたエリート集団だぞ!」
白酵「1人じゃ何も出来ない弱虫が、バカにしていい代物じゃねぇぞー!」
「そうですよ。協力してもらっている立場なんですから、少しは弁えてください」
悪態を突く悪亜をたしなめるフードの人間。
牛乳「まぁお前達落ち着け。今回はヤバそうな芽を摘むために、遥々北海道から来たんだ」
「はい。《
牛乳「そうなる前に出来る限りの戦力を集めて、蓮ノ空ごと叩き潰すってわけだな」
「その通りです」
牛酪「モーブは数合わせにしかならんからなぁ…トロトロしててかなわないぜ」
栗源「特にキーパーは適当な奴じゃ負けちゃうこと多いからなぁ〜」
モーブに文句を言う特戦隊。人手が足りない時の数合わせにしかならないため、ハッキリ言って高いレベルの戦いにはついていけない。
「ですので、モーブは出来る限り減らします。特戦隊の皆さん、悪亜さん、そして私がチームに入り、さらに新入りの2名を編成します」
乾酪「山奥の学校を攻めるにしては大盤振る舞いだな…だがその2名は使えるのか」
「もちろんです。例のプロジェクトのピースとなる選手、既に洗脳も特訓も完了しています」
牛乳「プロジェクト・ダークラブライブジャパンのことか?」
「…」コクっ
フードの人間は静かに頷く。そして、『ハーデスト』の計画の一部となっている選手2人がフードを被って元からいるフードの人間のもとへ。
牛乳「こいつらがそのプロジェクトの選手か」
「はい…」
「『ハーデスト』のために頑張るっす…」
洗脳されているからか、まさに『従順』と言葉が似合うように話す2人。片方からはグレーの長いサイドテールの髪が、もう片方からは二つ結びの茶髪がフードの後ろから垂れている…
牛乳「よーし!明日はこのメンバーでチームとしての調整をして、その翌日に蓮ノ空に攻め込むぞー!」
白酵 栗源「おーー!!」
悪亜「ちっ、うるさい奴ら…」
「そう言わないでください。実力はしっかりしているのですから…」
悪亜「ふん!言っておくけど私の足を引っ張ったら許さないから」
白酵「乳業高校特戦隊に限ってそんなことはありえねえ!てめえらこそモーブより使えないなんてことがないようにしろよな!」
乾酪「ま、オレと隊長の指示に従っていればそんなことは起こらないがな!」
牛乳「おう!お前達、変な気だけは起こすんじゃないぞ!」
栗源「特にお前は気をつけろよ〜?いかにも勝手なことしそうだからなぁ〜」
栗源を悪亜の方を向いて煽り口調で話す。
悪亜「私を話の通じない狂犬とでも思ってるの!」
栗源「おーう!」
乾酪「お前はいかにもチームメイトの言うことを聞かないで、自分だけがシュートを決めるために味方からボールを奪いそうな感じだぜ」
悪亜「ぐぐぐ…!舐めやがってー!」
雰囲気でバカにされる悪亜。実際悪い奴なのでそんなところはあるぞ。
牛乳「まったくしょうがない奴らだ…お前達はちゃんと協調するんだぞ」
「もちろんっす…」
「こちらは従順になるようにしていますし、勝手な行動はしないでしょう」
牛乳「それもそうだな…」
『プロジェクト・ダークラブライブジャパン』とやらの構成員は、聞くところによると全員が洗脳処置をなされている。洗脳している以上、リーダーに逆らうなんてことは起こらない。
牛乳「だが、貴様は処置を受けていないようだな。勝手な行動をしたりするなよ?…三船栞子」
栞子「…もちろんです」
先程までフードを被っていた一人がフードを脱いだ。そこには、緑よりの黒髪ショートヘアの少女の姿があった…
これからの作者の創作、どれが一番楽しみ?
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