見やすいかな…?
梢「朝香さん、ここは2人で抑えましょう!」
果林「ええ!」
アフロディの姿になった牛乳を止めにかかる梢。1人では不安なので果林と共にプレスをかける。
牛乳(アフロディ変化)「この技を試す絶好の機会だ…!」パチンっ
牛乳は手を上に掲げて指パッチン。すると世界が灰色に暗転した。
牛乳(アフロディ変化)「ヘブンズタイム!」
梢「…!」
灰色に変わった世界の中で牛乳以外の選手は時間が止まったかのように動かなくなる。そして技を使った本人はその空間の中を悠々と歩いていく。そしてある程度進んだところで技が解除されて空間が元に戻る。
牛乳(アフロディ変化)「…ふふん」
果林「ちょっ、なんでもう私達の後ろに…」
果林たちにとっては牛乳が一瞬で通り過ぎたように映る。その様子に驚きを見せていると…
ビュオオォォッ!
梢「ああっ!?」
牛乳(アフロディ変化)「はーっはっはっは!」
突風が吹き荒れて梢と果林は吹っ飛ばされる。牛乳が超高速で過ぎ去ったことになっており、それによって突風が発生したようだ。その様子を見て牛乳はしてやったりと言わんばかりに笑う。
塔子「ザ・タワー・Ⅴ3!」ビリリリリ!
牛乳(アフロディ変化)「なにー!?」
しかし笑っているうちに塔子が必殺技を出して奇襲。既に電撃が放たれており、今から避けてももう間に合わない。
牛乳(アフロディ変化)「ぐわーっ!? 何故だー!」
塔子「今のあんたに似た人とサッカーやってたんだよ!」
明らかに初見とは思えない、牛乳の技の先を読んだ行動。牛乳はそれに対して驚きを見せながら吹っ飛び、塔子がボールを奪う。
栞子「やりますね…私が相手です」
塔子「負けないよ!」
ボールを取ってすぐに栞子とマッチアップ。塔子はドリブル技を持っていないので純粋なテクニックで栞子を抜きにかかる。
栞子「私も力を使わせていただきます…」
牛乳と同じく【スピリット】を身体に入れた栞子。同じようにバアァァっ!!とオーラを放ってその力を引き出す。
塔子「そっちも姿が変わった!」
海未「穂乃果…? どうして穂乃果の姿に!?」
栞子(穂乃果変化)「…」
栞子もまた《
塔子(一体何をしてくるんだ…!?)
栞子(穂乃果変化)(この姿でどう突破しましょう…)
塔子にとっては当然まったく情報のない相手であるため、相手の出方を伺って抜きにかかる。一方で栞子は穂乃果の姿になったのは良いが、この姿で何をすれば確実に塔子を抜けるか分からない。
栞子(穂乃果変化)「…!」ギロッ
塔子「っ!?」ゾクッッ!!
栞子(穂乃果変化)(怯んだ…? よく分かりませんが今です!)
塔子がどう動くかよく見るためついでに睨んでみる栞子。すると塔子が何かに気圧されたように怯んでスキが出来る。
栞子(穂乃果変化)「っ!」バッ!
塔子「しまった!」
そのスキを見逃さず栞子は走り込んでボールを奪取。まだ『ハーデスト』の攻撃が続く結果に。
綴理(あの子、なんだか危ない…!)
綴理「ボクがいく…!」
どうやら穂乃果の姿になった栞子からは特殊な何かが放たれているようだ。綴理もそれを感じ取り、危険な予感を感じて栞子を止めに向かう。
栞子(穂乃果変化)(あの人とまともにやり合うのは面倒ですね…壁もいないことですし、いっそここから…!)
栞子(穂乃果変化)「っ!」ドガァン!
栞子は綴理に取りつかれる前にボールを蹴り上げる。蹴り上げられたボールは青いオーラを纏うのだが…
四季「え…」
さやか「ど、どこまでパワーをためる気なんですか!?」
栞子(穂乃果変化)「…」ゴゴゴゴゴゴ
シュートのオーラは限界を知らないレベルで膨れ上がっていき、大地が揺れるほどに。少なくとも言えるのは、この一人の選手が今までよりも圧倒的なシュートを放とうとしている。
栞子(穂乃果変化)「はぁぁぁっ!」ドガァン!!
栞子(穂乃果変化)「 ブレイブショット !!」
ついにシュートが放たれた。巨大なオーラを纏ったボールが大地を揺らし、ゴールに迫る。
さやか「止めます!」ダっ!
海未「はい!」ダっ!
キーパーに着くころには威力が結構落ちるロングシュートとはいえ非常に強力なシュート。何もしないのは四季を危険に晒すと感じた2人はブレイブショットに飛び掛かってブロックに入る。
バゴォォォンっ!!
さやか 海未「うわああっ!?」
しかし見た目に違わない超必殺シュート。必殺ブロックもなしに立ち向かうのは無謀で、ほぼ威力を削げず勢いよく吹っ飛んでしまう。
四季「真・セーフティプロテクト!」
四季は再び盾を展開してブレイブショットに対抗。盾を前に出して思いっきりシュートにぶつけるが…
ドギュルルル!! ……バゴオォォンっ!!
四季「うあああっ!!」
バシュゥゥゥン!!
あまりのシュートの威力に盾はぶち抜かれてしまう。ブレイブショットはそのままゴールに突き刺さり、『ハーデスト』に勝ち越しをもたらした。
四季「う…」
さやか「四季さん! 大丈夫ですか!?」
四季「うん。大丈夫…」
海未「あれは一体…穂乃果の力なのでしょうか」
吹っ飛ばされて地面を舐めるも無事に立ち上がる。海未は幼馴染の姿をした者が超強烈なシュートを放つことに、戸惑いの色を深めるのだった…
梢「姿を変えてまた違うサッカーをしてくるなんて…これは厄介ね」
綴理「それにあっちの人は、すっごく悪そう」
《完全変化》による相手のプレースタイルの変化。相手の戦術やそれに対する対抗策もまた変わってくるので、梢としては頭が痛い。一方で綴理は、穂乃果に変化した栞子を見てつぶやく。
梢「相手は『ハーデスト』なのだから、悪い人なのは当然じゃないかしら」
綴理「うーん、確かにそうなんだけど、あの人はそういう悪いじゃないんだ…なんだか、苦しいけど、とっても強そう」
梢「苦しくて…強い」
どうやら綴理の感じる悪そうな感じは、梢の思うそれとは違うようだ。おそらく栞子が変化した穂乃果の力によってその悪そうな感じが引き出されているのだろう。
ピー!
歩夢「…!」パスっ!
蓮ノ空のボールで試合再開。再び歩夢がボールを蹴り、今度はレアンにまわす。
悪亜(Amix)「今度は私がボールを取って決めてやる!」
レアン「邪魔をするな!」
FWの悪亜が早速ボールを奪いに走りかかってくる。一方でボールを持っているレアンは右手にエネルギーを貯めてそれを解放。すると周りが宇宙空間に変わる。
レアン「サザンクロスカット!」ビュンっ!
悪亜(Amix)「っ! 通り過ぎた…うぎゃああ!」
レアンは一直線に、一瞬で悪亜を突き抜ける。その後レアンの突き抜けた道が十字状に爆発を起こし、悪亜を吹っ飛ばす。
ことり「…」
レアン「海未! ガツンとやって目を覚まさせるわよ!」
海未「っ! …はい、お願いします…!」
レアンは再び右手にエネルギーを貯めてそれを解放して、周りを宇宙空間に変える。レアンはさっきの技をことりにもぶつけるつもりだ。
レアン「サザンクロスカット!」ビュンっ!
ことり「う…!」
一瞬で突き抜けるレアンにことりは対抗できず。後ろにレアンがいることに気づいたころには悪亜と同じように吹っ飛ばされる。
乾酪「調子に乗るなよ! 真・クラッシャーボール!!」ポォォンッ!
レアン「ぐうっ!」
しかし突破したところに乾酪がジャンプして待ち構えており、エネルギー弾をレアンの近くに叩き込む。必殺技を使ってすぐ後の無防備な状態ではかわせず、爆風をモロに喰らって吹っ飛んでしまう。
乾酪「フン…乳業高校特戦隊、反撃だ!」
梢「ワンダートラップ…!」
乾酪「なにっ!?」
意気揚々と反撃しようしたところにあらかじめ必殺技で姿を消していた梢が現れる。乾酪が気づいたころには既に梢は空中からスライディングタックルを繰り出しており、梢がボールを奪い取った。
牛酪「こんにゃろ! お返しだー!」
乾酪がボールを取られたのを見て急いでボールを取り返しにかかる牛酪。スパイラルドローで同じく必殺技を使ったばかりの梢を強襲する。
梢「果林さん!」パスっ!
しかし牛酪が竜巻を身に纏ったところで梢はパスを選択。牛酪が持ち場を離れたため、今の果林はフリーだ。
果林「このまま決めるわよ!」
白酵「そんなことさせねえぞー! ヘビーベイビー!」グワァーン!
またしても手から重力の波動を出す白酵。波動はボールに伝わり、先程と同じようにズシン!とボールを地面にめり込ませてしまう。
果林「っ! どうすればいいの…!」
白酵「お前なんかが特戦隊のスーパーエスパー、白酵来人サマに勝てるわけねえだろー!」
一度ボールがめり込んでしまうとボールが蹴れなくなるのでドリブル不可能。白酵がボールを奪うのを待つしかない状態だ。
白酵「よっと!」ポンッ
絵里「今よ!」ズサー!
白酵「ああっ! また不意討ちかよー!」
白酵がボールを奪ったところに絵里がすぐさまスライディングを仕掛ける。こちらがボールに触れるようになったらすぐさま奪うつもりで絵里は動いていたようだ。
絵里「今度こそ決めてきなさい!」パスっ
果林「ええ…!」
ボールは再び果林のもとへ。栗源からゴールをもぎ取るため、果林は必殺シュートを放つ構えに入る。
きな子「させないっす…!」ズサァー!
果林「…っ!」バッ!
果林(これ、足を狙ってる…危ないじゃない!)
ここできな子がかなりラフ気味なタックルを仕掛けてくる。当たったらケガをしかねないので、一旦ボールを浮かせて移動してかわすが…
きな子「…」
果林「え…」
なんとさっきタックルしてきたきな子が果林の目の前にいた。スライディングをした以上果林の後ろにいるはずなのに…である。
きな子「…!」
ドゴっ……!!
果林「おごぉっ!?」
状況が飲み込めない中、きな子は浮いたボール越しに果林を蹴る。ボールは運悪く果林のお腹あたりに浮いており、それを蹴り上げたことでなんと鳩尾に直撃してしまう。
果林「あが…うぅ……!」
きな子「…」
鳩尾に衝撃が走って崩れ落ちてしまう果林。きな子はボールを奪い、苦しむ果林を見下ろしていた。
ピッピー!!
ここで前半終了の笛が鳴る。どうやら既に時間を使い果たしていたみたいだ。
果林「う…」
梢「朝香さん! 大丈夫!? 立てるかしら!?」
果林「え、ええ…なんとか大丈夫よ…」
歩夢「果林さん、私が支えるね」
崩れ落ちて動けない果林を心配する梢。果林はなんとか立ち上がり、歩夢と梢に支えてもらって蓮ノ空側のベンチに戻った…
―HALF TIME―
圭助「ひとまず前半お疲れ様だ…」
そう言ってスポーツドリンクをみんなに配る圭助。各自それを飲んで休憩だ。
花帆「…」
みんながスポーツドリンクに手を付ける中、花帆だけずっと座り込んでいた。どうやら意識を失っているようだ…
さやか「花帆さん…そこまで消耗していたのですね…」
果林「絶対にカタキをとらないとね…!」
何も言わず俯いたままの花帆を見て、拳を握り締める果林達。仲間をここまでされて、当然怒りに震えている。
果林「ぐっ…!」
恋「果林さん!? まさかケガを…?」
鳩尾を押さえる果林。どうやら痛みがまだ引いていないようだ。
果林「だ、大丈夫よ! これくらい時間が経てば…」
圭助「いや、止めといた方が良い。肝心な時に傷が疼くと大変だ」
果林「でも…私まで抜けたら人数が…」
圭助は果林が試合続行するのは厳しいと判断して下げることに。しかし現在の蓮ノ空サッカー部の人数は12人。既に花帆は試合続行不可。果林まで抜けたらフィールドプレイヤーが10人になってしまう。
圭助「大丈夫。実はサッカー部に入りたい子がもう一人いるんだ」
塔子「えっ! もしかしてこの試合に来てくれるの!?」
圭助「ああ。入部を認めてくれればの話なんだが…キャプテンとしては大丈夫かい?」
梢「もちろん大丈夫です。何であれサッカー部の仲間が増えるのはとても嬉しいことだから…」
圭助「ありがとう。それにしても連絡したしそろそろ来てくれるはずなんだが…」
どうやら蓮ノ空に助っ人が来てくれるようだ。サッカー部に入部の意志もあるようなので、正式な手続きはともかく入部を認めることに。
「よし!ついた!」
さやか「…!? もしかしてあの人では?」
しばらく待つと、聞き慣れない女の子の声が聞こえてきた。状況から考えて、恐らく彼女が助っ人だろうと思われる。
圭助「ああ! よく来てくれたな…圭那!」
梢「あなたが、蓮ノ空サッカー部に入りたい子でいいかしら?」
圭那「はい…! 神圭那です。よろしくお願いします!」
蓮ノ空 1
ハーデスト 2
プロローグで戦ってたオリキャラの圭那ちゃんがついに本格的に参加します。
ちなみにモチーフは監督の圭助含めて、現実の選手である本田圭佑選手です。
本家イナイレでヒデナカタ、輝こうでキングカズがモチーフとなっている選手がいましたが、その系譜と思って頂ければ…
これからの作者の創作、どれが一番楽しみ?
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