ボクは今日早速プレイしまくります。
それすなわち更新ペースが落ちそうなので、せめて発売されるまでに一話投稿しようと思いました。
―ベンチ―
花帆「う…うーん…?」
果林「花帆! 良かった、起きたのね」
圭那が点を決めた頃、前半が終わった後に意識を失っていた花帆が目を覚ます。
花帆「あ、あれ…ひょっとしてあたし、寝てました!? ごめんなさい!」
圭助「いや、意識を失っていたんだ。何せ前半にあれだけ消耗したのだからな…謝る事じゃないさ」
焦る花帆をすぐにフォローする圭助。相手にとことん削られて倒れたというのに、それを寝ていたと言うのはあまりにも不適切だ。
花帆「今、試合はどうなって…?」
圭助「3-2で逆転したところだ。実はもう一人、蓮ノ空にメンバーが加わってくれて、そこから流れを変えたんだ」
花帆「えっ!? それってその人、とってもすごいじゃないですか!」
試合の状況を聞いた花帆は驚く。花帆からすればあれほど強かった相手にもかかわらず、圭那が入った途端リードまで持っていけているのだから本当に規格外の強さに映っている。
圭助「せっかく目が覚めたし、試合をじっくり観戦してみるといい」
花帆「はい! その子がどんなサッカーをするのか、とっても気になりますし…」
無事に意識を取り戻したところでベンチから蓮ノ空がどう戦うか観戦する花帆。彼女が見守る中、『ハーデスト』のボールで試合が再開されようとしていた…
―グラウンド―
ピー!
悪亜(Amix)「っ!」パスっ!
ボールを蹴る悪亜。パスは先程元の姿に戻った牛乳にまわる。
牛乳「いくぞー!」
圭那(フェイ変化)「勝負だ!」
牛乳がドリブルしてきたところに圭那が立ちふさがる。ディフェンスを仕掛けたいところだが…
圭那(この人は何をしてくるんだ…)
元の姿に戻った牛乳はプレイスタイルが変わることを、同じ《
牛乳(俺を始めて見るから何をしてくるか分からんらしいな。…ならば!)
牛乳「この牛乳様の超絶カッコイイ技を見せてやるー!!」
圭那(フェイ変化)「!」
牛乳は【ビシィっ!】とポーズをとってきた。圭那は何をしてくるのかと身構える。
牛乳「とあああっ!」パスっ!
モーブ8「…」パスっ
牛乳は近くのモーブにパスを出して圭那の前に出る。そしてモーブに前にパスを出してもらい、そのボールに追いついて圭那を抜き去りながらボールをキープした。
圭那(フェイ変化)「は!? ワンツー!?」
如何にも何かが起こる、御大層なポーズをとってきたが、実際にやったのはただのワンツー。圭那は騙された気分だ。
牛乳「はーっはっは! この牛乳様にかかればただのワンツーもこの通りだー!」
綴理「ボクが相手だ…!」
今度は綴理とのマッチアップ。先程よりも抜き去る難易度は高いが…
牛乳「とああっ!」ドンっ!
牛乳は両手をグーにして拳と拳を合わせる。すると、綴理と牛乳の上に装置が現れた。
牛乳「トランスムーブ・A! チェーンジ!」
綴理「…!」
装置はピカッと光り、綴理と牛乳の位置を入れ替えてしまう。ボールも牛乳と一緒に綴理がいた場所に移動し、実質的に牛乳が綴理を抜き去る形になってしまう。
さやか「夕霧先輩まで抜かれてしまいました!」
牛乳「フハハハ! 栞子! 頼んだぞ!」パスっ!
綴理も抜き去って上機嫌の牛乳。その勢いで栞子にパスを出す。
塔子「ごめんさやか! 1人で頑張って!」
さやか「はい!」
塔子はその場にとどまって牛乳を警戒。本当は栞子のシュートに対してブロックに入りたいが、もし元の姿に戻った牛乳がより強いシュートを撃てる場合、失点リスクが高まってしまう。牛乳の技の全容が明らかになっていない以上、うかつにマークは外せない。
さやか「勝負です!」
栞子(穂乃果変化)「…」
一方でさやかはミーティングの通り栞子をマーク。さやかが飛び掛かって勢いよくボールを奪いにかかっているのに対し、栞子は足でボールを押さえてじっとしている。
さやか「真・スノーエンジェル!」
ガキイィィィンッ!! さやかは自身の必殺技で栞子を氷漬けにする。そのままボール奪取といきたいが…
さやか「…ボールが動いていない!?」
本来であればさやかの所に来るはずであるボールは栞子の足元にとどまったまま。これではボールまで氷漬けになってしまうので取ることが出来ない。
パリィィィン!!
栞子(穂乃果変化)「そんなものはこの力には通用しませんよ…」ドガァっ!
さやか「うぐぅっ!」
氷もすぐに割れてしまい、お返しと言わんばかりにボールを蹴り込まれて吹っ飛ばされる。
四季(曜mix)「さやか!」
さやか「大丈夫です! それよりシュートが来ますよ!」
吹っ飛ばされる様子を見てさやかを心配する四季だが、さやかはすぐに栞子に意識を向けさせる。DFのさやかが吹っ飛ばされた以上、次に飛んでくるのは間違いなく四季に対するシュートだ。
栞子(穂乃果変化) 「っっっ!!!!」ドオォン!!
栞子は渾身の力でボールを蹴り上げてスピンをかける。ボールは『ハーデスト』が2点目を得た時と同じように、巨大な青いオーラがボールに纏われていく。
栞子(穂乃果変化)「 ブレイブショット !!」ドガアアァン!!
栞子はオーバーヘッドキックを鋭くオーラを纏ったボールに突き刺し、ボールを歪ませながらシュートを放つ。まるで山に響く、猟銃のような爆音が響く。
四季(曜mix)「今なら止められるかもしれない…!」
四季はゴッドノウズを止めた時と同じようにステップを踏む。下から激流を呼び起こして出現させた水の壁で対抗する。
四季(曜mix)「AQUARIUM!!」
バシャアアアアッ!! ブレイブショットは音を立てて水の中に突っ込んだ。シュートは徐々に動きが弱まり、今にも止まりそうなほどまでになった。
四季(…? ボールの回転が止まらない…!?)
止められるように見えたが、ボールの回転が死ぬ気配がない。まるでボールそのものが生きているかのように動き続け、水の壁の向こうに行こうとしている…
四季(曜mix)「ハァっ!」ドゴっ!
このままでは決められると勘づいた四季は、咄嗟にパンチングに切り替える。水の壁に入っている分威力が弱まったシュート。あとは自分と、自分にミキシマックスしている曜の力を合わせて弾きにかかる。
四季(曜mix)「ぐっ!? 重い…!」
しかしミキシマックスで増加したパワーをもってしても中々押し切れない。一見威力を殺せたように見えて、思った以上にシュートの威力が残っている。
牛酪「ほー、やるじゃないの。隊長のシュートを止めた壁を破るなんてなぁ」
栞子(穂乃果変化)「私はこの身体の直感に従っただけです。あの状況に妙な既視感を感じて…」
シュートを弾かれた時に備えて前に出ていたDMF陣。苦戦する四季を眺めながら栞子を褒めるが、彼女曰く【スピリット】に含まれる記憶や直感のおかげらしい。
絵里「な、何が起こってるのよ!」
梢「ボールに特殊なスピンをかけているみたいね。四季さんが見せた水の壁の流れに、極力逆らわないように…」
ボールに特殊なスピンをかける。これが水の壁を破ったカラクリだ。もちろん水の壁に入ることでオーラは消失するし、完全に流れに従うことは出来ないが、それでも必殺シュートとしての威力を保てるようになっている。
四季(曜mix)「ぐぐぐ…!」
皆に視線を向けられる中、勢いの収まらないボールに悪戦苦闘し続ける四季。なんとか弾こうと力を入れ続け、ボールの勢いを弱めていくが…
パシュゥゥゥゥン……
四季「…え?」
四季の髪と瞳がいつもの見慣れた姿に戻る。なんとミキシマックスが解けてしまった。
歩夢(龍也mix)「なんで!? 私の方が先なんじゃ!」
圭那(フェイ変化)「15分はあくまで目安。短時間で力を使い続けたり、強力なシュートを浴びて身体に負担がかかったりしたらもっと早く解けてしまう!」
まだミキシマックスが解けていない歩夢の疑問に答える圭那。ブレイブショットを止めるためにAQUARIUMや長時間のパンチングによる悪戦苦闘でスタミナを消耗し、それが原因でミキシマックスが解けてしまったようだ。
四季(ち…力が入らない…もう…ダメ…)
ブレイブショットの威力は落ちたが、それ以上にミキシマックス解除によるパワーダウンが大きい。ミキシマックスによるスタミナ切れの反動か、いつもの四季のパワーすら出ない。
四季「うぅ…っ!」
そんな状態で持ちこたえられるはずがなく、遂にシュートに弾き飛ばされてしまう。弾き飛ばされた四季は力なくゴールポストの近くにうつ伏せで倒れ込む。
恋「四季さん!」ドガァっ!
しかし四季が倒れてもゴールは許さない。恋が四季を助けるためにシュートに飛び掛かって蹴り返しにかかる。
恋(っ!? まだここまでパワーが…!?)
恋「ああっ!」
しかしシュートの威力は健在で、蹴り返しにきた恋も弾き飛ばされてしまう。今度こそシュートはゴールに突き刺さり、『ハーデスト』に同点をもたらす…
ドンっ!!
海未「ぐっ…!」
と思いきや海未が胸でシュートを受け止め、ギリギリゴールを阻止。3人がかりでなんとかブレイブショットを止めた。
栞子(穂乃果変化)「しぶといですね…」
海未「穂乃果の姿で引導を渡すなど…私が許しません!」
ただでさえ幼馴染が洗脳されているところに、また別の幼馴染の姿をした人間が自分たちを苦しめる…そんな状況でそのままやられてしまうなど、海未は絶対に許さない。
ことり「海未ちゃん…ボールよこしてよ」
悪亜(Amix)「そうだ! 大人しくやられろー!」
海未「…!」
しかしまだピンチは抜け出せていない。キーパーが倒れている今、ボールを奪われればそれだけで失点確定だ。
海未(前にボールを蹴り出すしかありません…! あの女とことり、その先の相手も潜り抜けるように…!)
必殺ドリブルを持たない海未が2人相手にドリブルで抜き去るのはまず不可能。ここはボールを前に蹴り出して味方にボールを行き渡らせ、相手の攻撃を完全に終わらせるしかない。
海未(今こそ弓道の経験を活かす時です。機を見計らい、ただ一点に向けてボールを…!)
海未は集中して、相手チームに対する怒りや闘争心を抑え込む。海未がボールを出したい地点、そこに確実に蹴り込むために、弓を引くように一点を見つめる。
悪亜(Amix)「よこせー!!」ズサァー!!
集中を邪魔するようにやかましく騒ぎ立て、スライディングを仕掛けてくる悪亜。妨害を受けては当然思った場所にパスは出せない。ボールを蹴るまでのタイムリミットが悪亜の足となって迫っていく。
海未「…っ!」ダっ!
悪亜(Amix)「なっ…」
しかし海未はその足をジャンプでかわす。ボールも一緒に飛び上がり、共に悪亜の足を振り切った。
海未「ここです…!」パスぅ!!
ことり「…!?」
その後海未はことりが自分の所に来る前にボレーシュートの形でボールを蹴り込む。ボールは勢い良く、低空を一直線に進んでいき、まるで弓矢のよう。
牛乳「あっ!?」
乾酪「なっ!?」
ボールはことりの横を突き抜けた後、牛乳の横、乾酪の股下を突き抜ける。海未の狙った通り、敵に一切触れずにボールを前に蹴ることに成功した。
圭那(フェイ変化)「っ!」
ボールをトラップしたのは圭那。このままカウンターで『ハーデスト』にトドメを刺したいところだ。
栗源「また化身必殺シュートを使うつもりだな~? だったら俺のスーパーフルパワーを見せてやるぜー!!」
3点目と同じようにフェイの力を使った化身必殺シュートを放つと踏んだ栗源。そうと決まるとオーラを出して、地面とゴールを震えさせながらパワーを貯め始めた。
栗源「陸―! ウルトラファイティングミラクルボンバー…! スペシャルデラックスゴールデンデリシャス…! ハイパワー…」
バシュゥゥゥン! ピー!
栗源「ふえええっ!!?」
力を溜めている最中に、ボールがゴールに入ったホイッスルが響いて驚く栗源。後ろをよく見ると、自分の後ろにボールが転がっていた…
圭那「ごめんごめん、あんまりスキだらけだったからつい…」
そこには、元の姿に戻って申し訳程度に申し訳なさそうにしている、圭那の姿があった…
蓮ノ空 4
ハーデスト 2
本当はこの話で2章を終わらせようと思ったけど、思ったより長くなってしまった…
これからの作者の創作、どれが一番楽しみ?
-
この作品
-
キャプ翼サンシャインのスピンオフ
-
スーパーラブライバー大戦
-
蓮ノ空×ポケモン