Link!Like!ラブライナズマイレブン!   作:バシム

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いきづらい部の新曲に脳を焼かれました。

ちなみに推しは麻衣ちゃんです。


ハーデスト戦ー光の力ー

 

 千砂都とかのんの連携技がゴールに突き刺さってしまい、逆転を許した蓮ノ空。そんな中、四季は俯いてしまい、立ち上がることが出来ずにいた。

 

 

歩夢「四季ちゃん! 大丈夫…?」

 

四季「…」

 

 声をかける歩夢。しかし四季は何も言えず、首を横に振ってしまう。

 

 

四季「もうダメ…私じゃあの人のシュートは止められない…」

 

さやか「し、四季さん…」

 

花帆「諦めちゃダメだよ! 諦めちゃったら四季ちゃんの友達も…」

 

四季「そんなの分かってる! でも…私の力じゃ、もう…」

 

花帆「そ、そんなこと…」

 

 千砂都のあまりの力に遂に心が折れてしまう四季。花帆は説得しようとするが、四季は声を荒げてそれを否定してしまう…

 

 

 

圭助「そこまでだ。若菜の言う事は正しい」

 

歩夢「か、監督!?」

 

花帆「それって…諦めちゃうんですか!?」

 

圭助「このままではそうせざるを得ない…千砂都を止められなければ失点は避けられない。どう頑張っても逆転は不可能だ…」

 

花帆「そ、そんな…そんなの…イヤですよ…せっかく、みんなでまた一緒にサッカーやろうって決めたのに…」

 

 このままでは敗色濃厚。それを圭助は理解してしまっていた。嘘でもまだ希望はあると言えないようだ…

 

 

 

圭助「それでも希望はあると…そう言いたいなら、君が千砂都を止めるんだ」

 

花帆「あたしが…ですか?」

 

圭助「そうだ。勝てると言うなら、それを自らのプレーで示すんだ。そして君にはそれをやるだけの力がある」

 

さやか「そ、それは本当なんですか…? 夕霧先輩と圭那さんが2人でかかってもダメだったんですよ…?」

 

 花帆が千砂都を止められると聞いても、にわかには信じられない。しかし圭助も当然何も考えずそんなことを言っているわけではない。

 

 

圭助「前半でジェノサイドインパルスを受けたが、その時に軽症で済んだだろう? あれは日野下の身体が一時的にとても強くなったんだ。《光の力》によって…」

 

花帆「あたしに、そんな力が…?」

 

海未「確かに、ことりを止めようとした際に、花帆の身体が強く光ったような…」

 

花帆「うーん…言われてみればあの時、すっごく力が出たような…よし、分かりました! あたし、やってみます!」

 

 《光の力》。それを花帆が持っていることを伝えられる。花帆は戸惑いを見せながらも、すぐにその力で千砂都を止める決心をする。

 

 

花帆「四季ちゃん、あたしがあの人を止めるから、見ててね。フィールドに満開のお花を咲かせるなら、まずは一本、そこに花が咲くって事を証明しないとだから!」

 

圭助「良い例えじゃないか。そういうわけだ、頑張らなくてもいいから立ち上がって日野下のプレーを見てみてくれないか…?」

 

四季「はい…花帆、ごめん。私、弱気になってた…」

 

 申し訳なさそうにしながら、何とか立ち上がる四季。その後各自ポジションに戻ることに。

 

 

 

四季「私に…もっと力があれば…」

 

塔子「…!」

 

 ポジションに着いたところで、自分の非力さに悔しさを滲ませる四季。塔子はそれを聞いて思わずハッとしてしまうのであった…

 

 

 

 

ピー!

 

 

花帆「…っ!」パスっ!

 

 蓮ノ空のボールで試合再開。花帆が蹴り出したボールはレアンにまわる。

 

 

党我「行けぃ! ジェノサイドインパルスだ!」

 

真姫 ことり「…」ダッ!

 

 党我の司令で真姫とことりが走り出す。ジェノサイドインパルスでレアンを仕留めるつもりだ。

 

 

 

レアン「喰らうもんですか!」ドガァっ!

 

 レアンはボールを高く蹴り出し、それを追うように自身も飛翔。ボールと共に上空に身を置く。

 

 

 

党我「くっ! そうかわすか…」

 

梢(日向mix)「確かにあれならやられないわね」

 

 ジェノサイドインパルスは相手の横を高速で通り過ぎ、そのソニックブームで相手の三半規管や脳を攻撃する技。走った時のソニックブームは、さすがに上空には届かない。ジャンプは最も効果的なかわし方と言えよう。

 

 

 

璃奈「とる…」

 

レアン「まずい…花帆!」パスっ!

 

 着地狩りを狙う璃奈。それに気づいたレアンは、すぐにボールを蹴り出して花帆にパス。

 

 

 

花帆「よし…!」

 

 ボールをトラップした花帆。ドリブルしながら心の中で念じ始める。

 

 

 

花帆(お願い…《光の力》ってのがあたしの中にあるなら、力を貸して! あたし、梢センパイとも、歩夢ちゃんとも、さやかちゃんとも、海未ちゃんとも…これからもみんなと一緒にサッカーしたい! だから…)

 

 

歩夢「花帆ちゃん! 避けて!!」

 

党我「ダブルジェノサイドインパルス!!」

 

花帆「…ぇ」

 

 いつの間に、花帆の横を党我・きな子・冬毬・かのんの4人が、左右2人ずつで同時に走り抜ける。花帆はジェノサイドインパルスのことを改めて思い出す。

 

 

___________________

 

 

花帆「そんなこわいタクティクスなんですか!?」

 

圭助「ああ。だから大怪我しなかったのは本当に幸いだよ。ちなみに人数を増やして破壊力を上げたりできるから、ボールを長く持たないようにしてくれ」

 

圭那「さっきはたまたま助かったけど、破壊力を増したのなんか喰らったらひとたまりもないよ!」

 

 

___________________

 

 

ドグッジュウゥ!!

 

 

花帆「っ!? …うわああああああーーーっ!!!」

 

 花帆の脳に、今までに感じたことのない衝撃が走った…

 

 

 

 

 

 

 

―???―

 

 

花帆「う…?」

 

 花帆は目を覚ます。先程までフィールドにいたはずだが、今目の前に広がっている光景は、空がまばゆい光に覆われた花園であった…

 

 

花帆「こ、これって…あたし、まさか死んだの!?」

 

 どう考えても今の状況ではあり得ないこの光景。考えられるとすれば、ダブルジェノサイドインパルスによって脳死状態となり、死後の世界に来てしまったことだ。

 

 

 

 

 …そして、目の前に花帆とよく似ているが、おひさま色のオーラの鎧を纏った誰かが現れる。

 

花帆?「…」

 

花帆「あ、あたし…? もしかして、神様? それとも、閻魔大王? …お願いです! あたし、まだみんなとサッカーがしたいんです! あたしを生き返らせてください!」

 

花帆?「落ち着いて。そもそもここは死後の世界じゃないよ」

 

花帆「…え? じゃあここはどこ…? あなたはだれ?」

 

花帆?「あたしは、あなたが神々からもらった可能性…今、まさにあなたが欲しがってる力だよ」

 

花帆「えっと…あ、《光の力》! あなた、光の力さんなんだね!」

 

花帆?「え? あ、うん。それでいいよ…」

 

 自分に似た何かがよく分からないことを言うが、自分がやろうとしていたことを思い出し、意図を理解する花帆。それは合っているらしく、光の力として花帆に話しかけていたようだ。

 

 

 

光の力「あなたは…なんのために光の力を使うの?」

 

花帆「それは、あたしが…いや、あたしをサッカーに誘ってくれた梢センパイや、一緒にサッカーをやってくれる歩夢ちゃんやさやかちゃん達と一緒に花咲きたいから!」

 

 

 

花帆「今に限って言えば、挫けそうになってる四季ちゃんに、千砂都って人を止められるって、あたし達なら勝てるってことを見せたいから!」

 

光の力「そうなんだ…だったら、力を貸してあげるよ」

 

花帆「すっごくあっさりしてる!」

 

光の力「それは、あなたが正しい心の持ち主だからだよ。今の心意気で、力を思いっきり解放してごらん…」

 

 そう言うと光の力は花帆に右手を差し出す。これに同じように手を差し出せという事だろう。

 

 

 

花帆「うん。ありがとうね、光の力さん…」

 

 花帆は迷わず右手を差し出す。そして、その手が触れ合った時、花帆の視界は真っ白になっていった…

 

 

 

 

 

 

―グラウンド―

 

 

梢「花帆…さん」

 

 舞台はフィールドに戻る。梢は死に至る程の必殺タクティクスを受けた、大切な後輩の名を呼んでいた。…しかしその声色は、心配や悲しみを表すものではない。

 

 

 

 

花帆(アームド)「…」

 

党我「咄嗟に化身を身に纏い、ダブルジェノサイドインパルスから身を守ったというのか!? バカな…!」

 

 そこには化身アームドを完了させ、おひさま色のオーラの鎧を纏った花帆が。そして、同時に光の力を発動し、以前とは比べ物にならない程上昇した能力でダブルジェノサイドインパルスを受けきった。

 

 

 

花帆(アームド)「いくよ!」ギュンっ!

 

党我「なっ! はやい…!」

 

 全ての準備が整った花帆は、相手ゴールに向かって駆け出す。党我達は必殺タクティクスの動きにより、花帆よりゴールに遠い状態。花帆のスピードが上昇したこともあって追いつけない。

 

 

 

花帆(アームド)「今度こそ…きめる!」

 

 花帆はシュート体勢に。すると、花帆とその周囲から炎が噴き出し、ボールも炎に包まれ、薔薇の花びらのように燃え上がる。

 

 

花帆(アームド)「グロリオーサ…バスタァァァーー!!」

 

 

 

ドボッシュウゥゥン!!

 

 

 花帆から放たれた新必殺シュート。技の威力はアトミックフレアやレインボーショットと比較しても高く、そこに化身アームドと《光の力》によるベースパワーの大幅な向上により、シュートは今までにない程強力なものと化していた。

 

 

 

論前(Amix)「怒りの…鉄槌!!」

 

 

ドンっ!!

 

 

論前(Amix)「ぐわあああーーっ!!」

 

 マジンと共に拳をシュートに叩きつけようとしたが、地面にボールをつけることすら叶わず。シュートに触れた途端吹っ飛ばされる。

 

 

 

党我「やらせん!!」

 

ドゴっ!

 

党我「うぐおおっ!!」

 

 

バシャアァ!!!

 

 

 党我のカバーもものともしない。シュートは『ハーデスト』のゴールネットを突き破り、再び試合を同点に。

 

 

 

 

歩夢「花帆ちゃん! やったね!」

 

花帆(アームド)「うん!」

 

梢(日向mix)「どれだけ力強いのか、見ただけでも伝わってきたわよ」

 

 得点した花帆は、蓮ノ空のみんなのもとに駆け寄る。当然周りはこの得点に大喜びだ。

 

 

 

花帆(アームド)「これで…あの千砂都って人にも勝てるかな?」

 

圭那(霧野変化)「分からないけど、少なくとも今この場でそれが出来る可能性は、花帆ちゃんが一番あるよ」

 

梢(日向mix)「私もサポートするわ。2人で絶対に止めましょう」

 

花帆(アームド)「はいっ!」

 

 同点に追いつき、次は千砂都をはじめとした相手の攻撃を防がなくてはならない。これからが勝負という想いで拳を握りしめるのであった。

 

 

 

 

ピー!

 

 

 

真姫「…」パスっ!

 

 『ハーデスト』のボールで試合再開。真姫は千砂都に向かってボールを蹴り出し、千砂都に一点突破をさせるつもりだ。

 

 

 

花帆(アームド)「止めるよ!」

 

千砂都(アームド)「…」

 

 ドリブルを始める千砂都に向かって走る花帆。そして、ついに化身アームド同士の勝負が始まろうとしていた…

 

 

蓮ノ空   3

ハーデスト 3

 




お知らせ

新しいアンケートを行うことにしました。


いきづらい部のメンバー2人を、9章から参戦させようと考えています。

1人は既に推しの麻衣ちゃんで決めていますが、もう1人を誰にしようか迷っていますので、皆様ぜひ投票よろしくお願いします!

この創作にいきづらい部のメンバーを追加するなら、麻生麻衣ちゃんと誰がいい?

  • 高橋ポルカ
  • 五桐玲
  • 駒形花火
  • 金澤奇跡
  • 調布のりこ
  • 春宮ゆくり
  • 此花輝夜
  • 山田真緑
  • 佐々木翔音
  • 追加メンバーは1人が良い
  • メンバーを追加するべきではない
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