―フィールド―
ラリア「コノヤローーッ!!」バギィっ!!
山之内「ぐへえっ!」
ピピピー!!
ラリアのラリアットが山之内に直撃し、笛が鳴り響く。というのも…
果南(バシム)「ベンチから暴力振るってきたよあの人…」
晴也「さすがにこれはレッドカードっすね」
大統領「何故です!? 試合中の相手の殺傷は認められるはず…」
晴也「話聞いてました? 【試合中のプレーによる】んですよ? どう見たってベンチから暴力振るうのはプレーと言えないでしょ」
バシム「晴也くんの言う通りだ。まぁいいじゃないか、フィールドメンバー減らないんだから」
せつ菜(松兄)「あ、なるほど。ベンチの選手がレッドカードをもらっても、その選手が出られなくなるだけですからね…」
通常、レッドカードをもらうと交代することも出来ず、10人で戦う羽目になる。しかしベンチの選手がレッドカードをもらった場合、フィールドメンバーの数は減らないので引き続き11人で戦うことが可能なのだ!
コムト「それに試合が中断されるから、ミントさんという方をフィールドに出せるわね」
バシム「そうだな。それではファビョ・オール選手に代わり、ミント選手の出場です!」
ファウルが取られないせいで全然試合が中断できず、交代も一苦労。ラリアがたまたま交代チャンスを作ってくれたので、それを存分に活かすぞ。
大統領「800億! 800億の選手! フニャホホホ!」
晴也「テンション上がりすぎでしょこの人…でも800億も払わせるんですから、さぞ強い選手なんでしょうね」
果南(バシム)「うーん、あんまりハードル上げない方がいいんじゃない? 作者のことだからぼったくりかもしれないし、そもそも作者じゃ晴也くんぐらい巧いプレー描写できないからさ…」
コムト「でも一試合、それも後半のさらに半分からの出場で800億も使うのだから、世界の一つは壊せるほどの選手でないとね」
バシム「フハハハ! その通り! このミントという選手は《
せつ菜(松兄)「ん? ひょっとして今重要な設定の開示をしました? こんなところでやらないでください!」
ミントという選手について解説する作者。とりあえず百聞は一見に如かず。まずはフィールドに現れた彼女を見ていこう。
ミント「…」
牛乳「ミント様ぁ! よくぞいらっしゃいました!」
ミント「えーと…東風異国館ってチームをボロボロにしちゃえばいいんだっけ?」
ファビョ「ああそうだ! 俺と代わった挙句負けたらぶっ殺してやる!」
牛乳「なんだとォ! ミント様に危害を加えるなら俺が殺してやるぞ!」
ミント「そんなことしなくてもいいよ。あいつらに勝てばいいんでしょ?」
これ以上暴れられないからか、かなり不機嫌そうなファビョ。一方で、ミントグリーンの髪にウサギの髪留めをした少女は突き刺すような赤い瞳で、これまた不機嫌そうにファビョと話す。
カイ「おい、東洋、アイツ…」
山之内「髪や目の色は違うが、蓮ノ空の日野下花帆に似ている…」
一方で東風異国館の連中はミントを見て既視感を覚える。それは実況席の面々も同じであった…
―実況席―
晴也「これがミント選手…なんか花帆先輩にそっくりだな」
コムト「かほ…?」
晴也「俺のとこのサッカー部の先輩です。ちなみにそのもう一つ上の先輩に、コムトさんとそっくりな先輩がいるんですよ。良かったら、写真見てみてください」
コムト「あら、ありがとう。…髪の毛は紫色だけれど、確かに梢さんは私とそっくりね」
晴也は自分のスマホを操作して、花帆と梢の写真をコムトに見せる。髪や目の色が区別をつけるポイントであるため、コムトはそこに注目する。
コムト「この花帆さんという人はオレンジ色の髪ね」
せつ菜(松兄)「…そして、今フィールドに出ているミントさんは、名前の通りミントグリーンの髪色ですね」
果南(バシム)「でも梢ちゃんとコムトさんに比べたら、あんまり似てなくない? 気のせいかな…」
晴也「いや、俺も分かります。なんか、似ても似つかないっていうか…雰囲気が全く異なるっていうか…」
コムトの後にフィールドに出ているミントを再び見つめなおす。どうやら作者の出す他の色変えキャラとはどこか違うらしい。
晴也(なんだこの人…花帆先輩なら絶対に出さないような禍々しい“ナニか”を、こんな離れた所からでも感じる…)
―フィールド―
ピー!
カイ「…」
ベンチ外からの暴力につき、東風異国館のボールで試合再開。ちなみにペナルティエリア内での反則なので、PKだぞ。
カイ「これでトドメだァ!!」ドガァっ!!
シンロン「なぬー!?」
バシュウゥゥゥン!!
東風異国館のフィジカルをフルに活かした怒りのシュート。シンロンは反応が遅れて0-2になった。
晴也「あーっと、PKで点差を広げられてしまった~…この時間の失点は勝敗を決定づけてしまうぞ!」
大統領「なに~!? 聖帝、800億の話はなかったことにしましょう」
せつ菜(松兄)「早すぎです! その800億の人が今から逆転するんですよ!」
後半の佳境で0-2になったが、当然バシム民国の負けが決まったわけではない。助っ人のミントをフル活用して逆転を狙うぞ。
ピー!
ゾン「おらっ!」パスっ!
バシム民国のキックオフで試合再開。ゾンがボールを蹴り、早速ミントにボールをまわした。
ミント「いくよ…!」ダっ!
カイ「来たなぁ!」
ミントはボールを受け取るや否やすぐさままっすぐに走り出す。その進路上にカイが立ちふさがる。
カイ「オラァ!!」
ドンっ!
カイ「おわああっ!?」
ミント「…」
カイは怪我に繋がるような危険なパワータックルをミント目掛けて放つ。しかし弾き返されてしまい、当のミントは何もされていないと言わんばかりにただ走っている。
晴也「なんだ…!? ただ走っているだけなのにカイのタックルを弾いたぞ!」
せつ菜(松兄)「それだけじゃありません! 他の選手もタックルを仕掛けていますが、相手にもしていない…」
ロベルト「調子に乗るな! [ディープダイバー]!」
ここで必殺技を使うロベルト。辺りが海中に代わり、ミントが水の中を漂うところに渦巻く突進で強襲を仕掛ける。
ミント「…ボルトイグニッション…!」ビリビリビリ…!
ロベルト「…!?」
ミントに襲いかかろうとしたところ、彼女は突如として身体から激しい電撃を放つ。
バリバリバリバリバリバリ!!!
ロベルト「ぐがあぁあぁあ!?」
今2人がいる場所は電気がよく通る海中。電流が水の中を駆け巡り、ロベルトにこれでもかという程電気を流し込む。
ロベルト「ぐ…ぶ…」
ジェニー「ろ、ロベルト――!?」
キム「うおお! 素敵なステーキになったぜ!」
電流を流されたロベルトはこんがりと焼かれてしまう。死んではいないので安心してくれ。
ミント「心配してる暇なんてないよ…!」ダっ!!
ミントはロベルトを焼いた激しい電撃を身に纏いつつ、ボールと共に上空へ。すると化石の恐竜がミントの背後に現れる。
ダイナソー「オオォォォっ!!」
ミント「ダイナソー…ブレイク!!」ドギュウゥゥゥンッ!!
化石恐竜の雄たけびと共にボールに青いオーラが纏われる。そのボールを強力なボレーで撃ち落とし、キーパー目掛けて骨太なシュートを放つ。
マルティノ「止める! [アウターワールド]!!」
ようやく出番が来た東風異国館のキーパー。マルティノの周囲がサイバースペースに変わり、緑色のグリッドがボールを絡め取る。しかし…
バリっ…ビリビリビリビリ!!
マルティノ「っ!?」
ボゴォっ!!
マルティノ「うぐおわあああーーーっ!!」
グリッドはすぐにズタズタに破かれ、青いオーラを纏ったままのシュートがマルティノの顔面に直撃。その顔面と一緒にゴールに突き刺さった。
バシュウゥゥゥン!! ピー!
バシム「ゴーーール! ミント選手、1人で東風異国館ディフェンスを粉砕!」
晴也「強えええ!? あの子めっちゃ強えええ!!」
大統領「キーパーはめちゃくちゃ痛がっておりますな。ボールが当たったくらいで大袈裟ですぞ」
果南(バシム)「顔面にボール当たったら痛いでしょ…というかまた言い争いになってるよ」
ようやくまともに実況する実況席。ミントの実力に驚き、そのミントにマルティノがシュートを顔面に当てられたこと、そしてそれが原因で言い争いになっていることを話す。
マルティノ「ぐぅぅぅ――――!!」
ロベルト「ぶ……」
カイ「よくもウチのメンバーにここまで酷いケガをさせやがったな!!」
ミント「あたしは普通にサッカーしてるだけだよ」
牛乳「そうだァ! 全ては貴様たちが弱すぎるのが原因だ! …まぁミント様は俺が足元にも及ばないくらい強いので、負けるのは恥ではないぞ!」
バシム「東風異国館、抗議をしますが当然認められません!」
晴也「そりゃそうだな。プレーを見ていたけど悪質なプレーはしてなかったし。なんなら応援しちゃうよ」
大統領「いけー! 負けたら報酬はなしだぞ!」
コムト「負けたからって契約不履行はダメだと思いますけど…」
牛乳「なにぃ!? ミント様! これはなんとしても勝たなくては…!」
ミント「そうだね…そういうわけだから、あなた達にはもっと痛い目に遭ってもらうよ。ははっ…」
山之内「なっ!? 何言いだしてんだお前!」
ミント「ごめんね~。でも勝たなきゃあたしが来た意味がないからさ」
カマン「東風異国館の敗北は近い」
大統領の発言はフィールドの選手にも当然聞こえている。報酬がなんとしても欲しい『ハーデスト』。先程よりもっと全力で東風異国館を潰しにかかるようだ…
ピー!
山之内「ちっ…!」パスっ!
東風異国館のボールで試合再開。カイにボールをまわし、リードを広げようと攻めだす。
ミント「早くボール渡してよ」
カイ「きやがったな! 今度はぶっ潰してやる!」
すぐさまミントが立ちふさがる。カイはミントをこれ以上調子に乗らせないために、全力で潰しにかかる。
カイ「…なんてな!」パスっ!
と見せかけてパスを出すカイ。いくらミントが強かろうが、彼女とまともに勝負しなければ被害は少なくて済む。
牛乳「ふんっ!」バシィっ!
カイ「なっ!?」
しかし牛乳がこのボールをカット。まるでこうすることが初めから分かっていたかのようだ。
コムト「今のパスカット、かなりキレイに上手くいったわね」
晴也「多分ミントさんは相当信頼されているんだろうな…競り合いなら絶対に勝ってくれると思っているからこそ、他の選手へのパスに備える動きができたわけだ」
せつ菜(松兄)「そしてそのミントさんにボールが渡りました!」
大統領「きめろー! 勝てー! 勝てなかったら報酬は抜き!」
バシム「くどい! てかそんなこと言ってるから怒って最強シュート撃とうとしてるぞ」
果南(バシム)「ちょっ…さっきのシュートでもキーパーがケガしたのに、そんなの撃ったら…」
ボシュウウウウウゥゥゥゥゥゥンッ!!!!!
晴也「――――っ!!?」
大統領「ぬおおーーっ!?」
実況席に凄まじい衝撃波が伝わってきた。サッカー選手でなくフィジカルの弱い大統領は吹っ飛ばされてしまう。
コムト「大統領! 大丈夫ですか!?」
せつ菜(松兄)「ミントって方のシュートですよね…ここまで力が伝わってくるなんて…」
晴也「おいおい…キーパーは大丈夫なのかよ…さすがに心配になってきたぞ…」
この衝撃波はミントのシュートによるもの。特に被害を受けているのは当然東風異国館のキーパーであろう。東風異国館に良い印象を持っていない晴也も、さすがにこれには心配を隠せない。
バシム「ゴール! ミント選手の最強シュートでバシム民国同点に追いついた! そして東風異国館の正ゴールキーパーマルティノに続き、控えキーパーも大怪我です!」
果南(バシム)「やっぱりそうなるんだ、強すぎでしょ…」
晴也「てか東風異国館のキーパー、これでケガしてない選手いなくなったぞ…」
大統領「ふはは! つまり我らバシム民国のシュートをバンバン通せるというわけですなぁ!」
相手キーパーを怪我させてシュートが格段に通りやすくなり、勝ち誇る大統領。実際その通りにバシム民国はシュートを通しまくり、6-2で逆転してしまったのであった…
後一話でこの特別編も終わりです。
Fes×Liveのポジションだしこれくらい長くていいよね
この創作にいきづらい部のメンバーを追加するなら、麻生麻衣ちゃんと誰がいい?
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高橋ポルカ
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五桐玲
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駒形花火
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金澤奇跡
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調布のりこ
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春宮ゆくり
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此花輝夜
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山田真緑
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佐々木翔音
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追加メンバーは1人が良い
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メンバーを追加するべきではない