Link!Like!ラブライナズマイレブン!   作:バシム

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あとがきにお知らせがあります。


Fes×Live!?ーコムトの才能ー

 

 ミントの力で大逆転勝利を収めたバシム民国。選手も観客も狂喜乱舞だ。

 

 

観客「やったー! 勝った勝った!」

 

観客「夷人共め、ざまあないぜ!!」

 

 

ゴーマ「ひゃーっはっはっは!! 自分が見下していた相手に負けた気分はどうだあ!?」

 

カマン「悪意の力が使えるのはお前だけかと思ったか?」

 

ゾン「大人を舐めちゃいかんぜ」

 

ミント「えぇ…」

 

 バシム民国選手が調子づく中で、唯一呆れたような顔をするミント。大の大人が子ども相手にこんなことをしているなんて、文字通り大人げないぞ。

 

 

カイ「うるせえーーー!!」

 

バギィっ!

 

ゾン「ぐへえっ!? やりやがったな!」

 

タオ「ええい!」ボゴッ!

 

 卑劣な勝ち方をしたバシム民国に怒った東風異国館の選手は、バシム民国の選手に殴りかかる。バシム民国側も殴り返して乱闘勃発だ。

 

 

 

―実況席―

 

晴也「ったく、乱闘かよ。どっちも本当に御しがたいな」

 

せつ菜(松兄)「なんだか試合中よりお互い動きがいいですね」

 

コムト「…肝心のミントさんは、この乱闘には参加していないみたいね」

 

大統領「フィールドの上であの強さとは、本気で戦えばどれほどの強さなのか…」

 

果南(バシム)「いや、サッカー選手なんだからサッカーが一番強いのが普通だからね?」

 

 両チーム乱闘を始め、呆れかえる晴也達。そうこうしているうちに助っ人として連れて来た牛乳とミントが実況席に逃げ込んできた。

 

 

 

バシム「やぁ、いらっしゃい」

 

大統領「本日はバシム民国のためにお力添えいただき、ありがとうございました…! 報酬の5億バシムドルと800億バシムドルはしっかりお支払いいたします!」

 

牛乳「バシムドル…? ちょっとタイム! こっちで使えないお金を受け取っても困る!」

 

果南(バシム)「この国って円も扱ってるんでしょ? 円に換えて払ってあげなよ」

 

バシム「ああ、そうだな。というわけで大石牛乳には5000円、ミントには80万円をプレゼントだ!」

 

牛乳「ごごご、5000円だとォ!? 何かのまちがいじゃないかぁ!?」

 

 5億貰えるはずがまさかの5000円。さすがに価値が下がり過ぎで、牛乳としては信じられないようだ。

 

 

 

大統領「いいえ。1円が10万バシムドルとなっておりますので、5億バシムドルは5000円、800億バシムドルは80万円の価値となっております」

 

せつ菜(松兄)「バシムドルの価値低すぎでしょう!?」

 

晴也「おかしいと思ったよ…確かに思い返せば800億“円”とは言ってなかったな」

 

ミント「…騙したね?」

 

 ミントは大統領を睨みつける。顔は花帆に似ているものの、その眼つきには赤い目も相まって、殺意が籠ったような感じを覚える。

 

 

 

大統領「ひぃ~! やめろ~! バシム兵器撃っちゃうぞぉ!?」

 

晴也「あんたバシム兵器反対派だっただろ」

 

コムト「ミントさん、落ち着きましょう。一試合で80万円もらえるだけでも、選手としてはとても信頼されている証なのよ」

 

ミント「チっ…まぁ、一試合だけなら牛乳くんの貰える金額くらいが普通だろうし、もうそれでいいですよ…」

 

コムト「よろしい。…それにしても、私が今まで見た中で、あなたのサッカーが一番うまかったわ。羨ましい限りよ」

 

ミント「ふ~ん…そうですか。みんなと同じリアクションでつまんないですね」

 

ミントが見せたプレーに深く感心するコムト。しかし当のミントはつまらなさそうに聞き流している…

 

 

晴也「…あんた、あんな凄いプレーができるのに、なんでそんなにつまらなさそうなんだ?」

 

ミント「みーんなこの人みたいなことしか言わないからだよ。他にいるのは、あたしがサッカー上手いからって妬んでくる人とか、化け物扱いしてくる人がいるくらい」

 

せつ菜(松兄)「あなたの周りには戦友と言えるような選手はいなかったというわけですね。実力でも、心構えでも…」

 

晴也「…あんたがサッカー続けるなら、いつか必ず現れるよ。あんた程…いや、あんたより、力も技もある奴がな」

 

ミント「そんな人…いないと思うけどな」

 

晴也「いるさ。世界は広いんだ」

 

果南(バシム)「なんなら私達がそんな人になるよ」

 

ミント「ふん…今日みたいなチームを応援してるうちは、そんなの無理だよ。じゃあね」

 

 そう言うとミントは報酬を受け取って牛乳と共に行ってしまった。今回の試合を見ていると、彼女の言うことにはぐうの音も出ないぞ。

 

 

 

バシム「じゃあチョキでも出すか」

 

晴也「そういう意味じゃないだろ…というか別に俺はどっちのチームも応援してないんだけどな…」

 

せつ菜(松兄)「気持ちは分かりますけど、それを選手の前で言ってはいけませんよ」

 

晴也「あっ…! ご、ごめんなさい。コムトさん!」

 

コムト「いいのよ。…やっぱり私達、応援されるに値しないのね」

 

果南(バシム)「正直言うとそうだね…少なくとも、いくら相手が悪いからってあんな暴力ばかりしてたら、サッカー選手としては応援できないかな」

 

 晴也の失言から、暗い表情になってしまうコムト。彼女も代表選手。自分のサッカーを応援してもらえないこと、そしてミントの実力には思うところがあったようだ…

 

 

 

コムト「私、晴也くんに応援されるような選手になりたいの。…出来れば、あなた達やミントさんと一緒に全力で楽しくサッカーができるぐらい実力をつけた選手にも…!」

 

晴也「コムトさんは卑劣なことしないから、応援しますよ。実力は…正直、ここにいたままじゃ一生うまくなれないと思いますよ」

 

コムト「これから練習をもっと頑張ろうと思うのだけれど…環境も変えなきゃいけないのかしら?」

 

晴也「はい。レベル以前にモラルがなさすぎる。少なくとも、ラフプレーに頼らないサッカーがしたいなら、間違いなくここにいるべきじゃないです」

 

せつ菜(松兄)「代表でこのレベルでしたら、日本やヨーロッパ辺りに留学された方がよろしいと思いますよ」

 

コムト「だったら、何もかも遅かった…ということなのね…」

 

 アドバイスを受けてさらに深刻な顔つきになってしまう。彼女ならではのどうしても避けられない問題があるからだ。

 

 

 

コムト「私の年になると、もうプロとして雇ってもらわなきゃいけないの。…でも、日本やヨーロッパじゃ、それ相応の実力がないと雇ってはもらえないでしょう?」

 

晴也「確かにそうですね…一応上位のリーグにこだわらなければ雇ってもらえはしますけど、そこがコムトさんのためになるかと言われると…」

 

バシム「プロの世界は金のやりとりがあるからな。クラブはどうしても勝つことで資金を集めないと…あ、ひらめいた!」

 

 ここで作者の頭に豆電球が。コムトを上位のリーグに入れる方法をひらめいたようだ。

 

 

バシム「プロになってクラブから金をもらうなら、逆にクラブに金を払えばいいんだ!」

 

大統領「さすが聖帝! 金を払うことでクラブに貢献し、その見返りとしてチームに入れてもらうわけですな」

 

晴也「いやダメだろ。そういうの賄賂って言うんだぞ?」

 

バシム「いや大丈夫だ。ボクの世界では通用するからこの世界でも通用するぞ」

 

せつ菜(松兄)「冒頭の私の件と言い、作者さんの世界にモラルはないのですか?」

 

バシム「ないとは言わないがナシよりのナシだね」

 

晴也「ロクな世界じゃないな…それは置いといて、俺はコムトさんの正々堂々としたところを評価してるんだから、そういうことをさせちゃ意味がないでしょ?」

 

 自分の世界の出来事を活かそうとするが、当然止められる。サッカー選手としてはそういった形のプロ入りは到底容認できないのである。

 

 

 

バシム「じゃあどうする?」

 

晴也「そうですね…さっきの金渡す話ですけど、日本のリーグなら入団試験受けるくらいなら8万円くらいで話聞いてくれるから、それをコムトさんの実力で突破すれば日本とかでプロ入り出来ますよ」

 

バシム「おい待て。その実力が足りないからクラブに金落とそうって話だぞ?」

 

コムト「あそこで通用するレベルの練習ができればなんとかなるかもしれないけれど…独学やバシム民国での特訓じゃどうしてもそれが難しくて…」

 

晴也「じゃあ俺、コムトさんが日本のクラブに入るための練習付き合いますよ!」

 

果南(バシム)「私も。本編終わってぜんぜん出番なくて暇だから、いくらでも一緒に練習できるよ」

 

せつ菜(松兄)「でしたら私も協力します! 私も本編終わって時間取れますので…」

 

 今回出演した3人が、コムトの練習に付き合ってくれるようだ。みんな1つの物語を戦い抜いてるので、実力は折り紙付きだ。

 

 

 

コムト「…本当に、いいの? みんなとは今日知り合ったばかりなのに…」

 

せつ菜(松兄)「いいんですよ! 私達、同じサッカー選手なんですから!」

 

バシム「この人達はバカみたいな量の練習をこなしたり、才能にものを言わせた神業を当たり前のようにしたりしてくるから、劣等感とかに吞まれないようにするんだぞ」

 

コムト「やっぱり、私と晴也くん達じゃそれくらいの差はついてしまっているのね…それをプレーで突きつけられるのは怖いけど、それでも挫けずに練習についていくつもりよ…!」

 

晴也「それが良いよ。少なくとも、ここにいたままじゃコムトさんの才能は確実に潰れる。断言できる」

 

 そう言うと晴也はグラウンドの方を見つめ、コムトもそれにつられるようにグラウンドの方を見る。そこでは試合時と変わらず殴り合いに終始するバシム民国の選手達の姿があった…

 

 

 

カマン「思いあがるな」バシッ!

 

山之内「こっちのセリフだ!」バシッ!

 

ワー! ワー!

 

 

 お互いに乱闘をやめる気はゼロ。怒った選手達で揉みあいになっており、色んな意味で踏んだり蹴ったりだ…

 

 

 

 

コムト「ひとまずお金を払って、試験を受ける機会を得るからそこに向けて晴也くん達と特訓…というわけね」

 

晴也「そうですね。ちなみにもし合格できた場合、お金は返ってきますよ。あくまで時間を取らせたことに対する対価だし、なによりお金でなびいたと思われかねないので」

 

大統領「そういうわけなので、中コネ令嬢などと言われんように真面目にサッカーに取り組むのだぞ」

 

晴也「…」

 

 

ボゴオオオオッ!!!

 

 

大統領「う“お”え“え”っ!!」

 

 無言の腹パンをかます晴也。あまりの威力に大統領はその場にうずくまってしまう。

 

 

 

晴也「…コムトさんの立場上、どうしてもこういうクソ野郎が現れますからね。練習がんばって実力で黙らせてやりましょう」

 

コムト「そうね。トラウマで茶化されるなんて、もうたくさんよ」

 

大統領「うぅ…」

 

果南(バシム)「コイツ…コムトさんの過去を分かっていてよくも! 踏んづけてやる!」

 

バシム「まてまて! さすがに絵面がまずいぞ!」

 

せつ菜(松兄)「そうですよ! 足を使うのはダメです! ここはグラウンドに投げ飛ばしてしまいましょう!」

 

大統領「まて! 聖帝! せいてーい!」

 

 大統領を2人で持ち上げ、乱闘が行われているグラウンドに投げ飛ばそうとするせつ菜と果南。女の子として大統領の発言が許せず、大統領の静止にも聞く耳を持たない。

 

 

 

せつ菜(松兄)「ところでどうして聖帝なんですか? フィフスセクターの真似事…?」

 

バシム「ああ、ボクは北斗の拳のサウザーのモノマネに自信があってだな。それで聖帝という設定にしたんだ」

 

果南(バシム)「本当にこの作品の読者に伝わらないネタ持ってくるね…それはともかく、アンタは一度ボコボコにされてきな!」

 

大統領「あーーれーーーー!!」

 

 大統領はグラウンドに投げ飛ばされた。退かぬ! 媚びぬ! 省みぬ! …と言わんばかりに躊躇も容赦もないフルスイングであった…

 

 

 

コムト「晴也くん…本当に一緒に練習してくれるの? 昔の私は、あなたが嫌う選手そのものだったというのに…」

 

晴也「大丈夫ですよ。コムトさんはちゃんと立ち止まって、真っ当にサッカーをしているって分かったんですから。俺は、そんなコムトさんが報われるように、精一杯協力しますから!」

 

コムト「っ!! …本当に、ありがとう…///」

 

バシム「…!?」

 

 晴也に感謝を伝えるコムト。その表情は涙を見せそうになっているが、同時に頬を赤らめており、後ろから見ていた作者にはこれがどういうことか察しが付く。

 

 

 

バシム(コムトさん…晴也くんに恋してるじゃないか…! さすがに作品や作者のカベ超えて女の子落とすのはダメだろ…!)

 

 

バシム「南斗石破天驚拳!!」

 

バアアアアアっ!!!

 

晴也「ぎゃあああっ!?」

 

南斗石破天驚拳! 味方に対して後ろから撃たなければ、その力を発揮せぬ南斗聖拳奥義…という作者が勝手に作った技である…

 

 

コムト「晴也くん!?」

 

バシム「人は、愛ゆえに苦しまねばならん。愛ゆえに悲しまねばならん。 愛ゆえに!!

 

コムト「…」

 

 煙を出しながら仰向けに倒れる晴也。そして場面に合いそうなサウザーのモノマネをする作者。そんな作者の前に目から光を失ったコムトが歩み寄る…

 

 

 

コムト「あなたには痛い目に遭ってもらうわ…」

 

バシム「フフフ…冗談はよせキシリ…」

 

 

 

 

 

 

バシム「あーーれーーーー!!」

 

 結局作者もグラウンドに投げ込まれた。もちろん乱闘は続いているぞ。

 

 

 

山之内「あ! 作者だ! 叩け叩けーー!!」

 

カイ「うおおおーー!! よくも俺達をクズみたいに描きやがったなーー!!!」

 

ボガ!! ボゴ!! バシ!! バキュゥンッ!! 

 

 

バシム「ぎゃああああ~~!!」

 

 作者に殴る蹴る踏むの暴行を加える東風異国館の選手達。エイリア学園みたいな立ち位置ではないのに、自分たちがクズみたいに描かれてご立腹のようだ。

 

 

 

 

 

 

コムト「晴也くん! 大丈夫かしら…? ケガはない!?」

 

晴也「大丈夫っすよ…後ろから撃たれて驚きましたけど、作者の攻撃だからあんまり痛くないので」

 

コムト「そう…」

 

晴也「とりあえず、練習行きましょ? せっかくやろうって決めたんだし、コムトさんも早く練習したいですよね?」

 

コムト「…ええ。あなたとの練習、とっても楽しみよ。早く、一緒にボールを蹴りたいわ…!」

 

晴也「はは、そうでしょうね。もう果南さんとせつ菜さんは先に練習の準備してるみたいだし、俺達も早く行きましょう」

 

コムト「そうね。…一緒に行きましょう」

 

 コムトはそう言って晴也に手を差し伸べる。晴也は仰向けに倒れていたので、立ち上がる前に一旦座り込んでいる体勢になっていた。

 

 

 

晴也「おっ、立つの手伝ってくれるんですね。それじゃありがたく…」

 

ガシッ

 

コムト「…///」

 

 コムトの手を取って立ち上がる晴也。その状況にコムトが再び顔を赤くしていることには、気づかないのであった…

 




お知らせ

この作品を休載することになりました。

以前、蓮ノ空の情報を見るたびにすごく苦痛になってしまう体になってしまったと話しましたが、それが全然治らず、今だと正直この作品を描くのも苦痛に感じる所が出てきています。

最近、投稿がかなり遅いのもそのせいです。

このまま投稿を続けてもクオリティが担保できず、まともに更新も進まないと感じましたので、落ち着くまではこちらの執筆は控えることにしました。

もう一つの作品は蓮ノ空を扱っていないため、今後はそちらの執筆をしたり、ゲームをしたりで気分を落ち着けようと思います。


こちらでいつ会えるかは分かりませんが、必ず帰ってこれるよう頑張ります…

この創作にいきづらい部のメンバーを追加するなら、麻生麻衣ちゃんと誰がいい?

  • 高橋ポルカ
  • 五桐玲
  • 駒形花火
  • 金澤奇跡
  • 調布のりこ
  • 春宮ゆくり
  • 此花輝夜
  • 山田真緑
  • 佐々木翔音
  • 追加メンバーは1人が良い
  • メンバーを追加するべきではない
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