Link!Like!ラブライナズマイレブン!   作:バシム

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学マス始めました。

推しは手毬さんです。


また別のオトノキ

 

 ―――翌日。いつものようにグラウンドに集合する蓮ノ空サッカー部。そこにもう1人、圭助ではない男性が立っている。

 

 

涼太「では、改めまして……大海涼太です。圭助さんが話をつけてくれて、臨時コーチやらしていただくことになりました。よろしくお願いします」

 

梢「よろしくお願いします」

 

 昨日の内に、臨時コーチとして招待したという名目で涼太が蓮ノ空校内を歩いても問題ない事にした圭助。他の世界とはいえ、彼は高校サッカー大会で決勝まで駒を進めるほどの実力者。今の蓮ノ空にとっては間違いなくプラスとなる存在だ。

 

 

涼太「……練習に入る前に、これだけはやっておかないとですね」

 

さやか「えっ……?」

 

さやかに歩み寄る涼太。そして、一定の距離まで来たところで、深々と頭を下げる。

 

 

涼太「あの時潰しちゃって本当にごめん! 当たり所が悪かったら大怪我に繋がっていたかもしれない。君の選手生命を終わらせてしまうところだった……」

 

さやか「……いえ、ありがとうございます。突然のことで戸惑っていたでしょうに、気にかけて下さったなんて……」

 

涼太「綴理さんも、本当にごめんなさい。あなたがさやかさんのことを特に大事にしてるって、知っているから……」

 

綴理「……キミのところにいるボクは、さやのこととても大事にしてたんだね」

 

 さやかと綴理に謝罪する涼太。さやかはともかく、綴理は謝られたことにピンとこず、戸惑いを見せつつも涼太の謝罪を受け入れる。

 

 

 

海未「あそこまで気を利かせるとは……悪い方ではなさそうですね」

 

塔子「うん。いい奴だって伝わってくるよな」

 

圭助「ああ。そうだな。この涼太くんに、今日から元の世界に帰るまで試合を見てもらうことにするぞ」

 

花帆「今日は試合の日だから、あたし達の試合を涼太さん……に見てもらうんですね!」

 

圭助「そういうことさ。試合が終わった後に、涼太くんから気になった点を指摘してもらうって寸法だ」

 

涼太「見逃せない点とかあったら遠慮なく厳しく指摘するんで、そこは覚悟してくださいね」

 

さやか「涼太さんから見て、今のわたし達はどの程度の実力なのでしょうか……」

 

圭助「今から戦う相手チームは、涼太くんのとこのチームなら軽く捻れる……とだけ事前に言っておこう」

 

 そう言うと圭助は練習用対戦ルートを起動。11人の選手を相手チームとして呼び寄せる。

 

 

 

桐穂「こんにちは! 音ノ木坂女学院です!」

 

絵里「音ノ木坂……!?」

 

波未「本日は練習試合、よろしくお願いします!」

 

海未「私にどこかそっくりなような……?」

 

 今回の相手チームは《虹ヶ咲×イナズマイレブンGo~虹の彼方に~》に登場する音ノ木坂女学院。向こうの世界にも絵里や海未が存在しており、その娘世代の選手で構成されたチームだ。

 

 

 

涼太「桐穂さん達か? いや、さすがに軽く捻れるは語弊があると思いますけど……」

 

圭助「当時の雷門が管理サッカーに革命を起こした時のインターハイ……その予選の時の強さとなっている。だから決勝までコマを進めた今のキミ達なら余裕だ」

 

涼太「予選か。……うーん」

 

涼太(この頃は確か管理サッカーで真面目に練習してた学校が少なかったからな。何より、まだ未来とか宇宙からの侵略者も来ていないしな……)

 

 涼太の時代はこの革命の時代から26年後の時系列となる。当時の状況を父親からある程度は聞かされており、自然と実力がどれほどのものか計算は出来るようだ。

 

 

 

 

―フォーメーション―

 

 

GK          希理歌

 

DF   真島     春香     咲良

 

DMF        真理奈 ここな 

 

OMF    理沙   すずめ   波未

 

FW       桐穂   蘭

 

 

FW     歩夢   花帆   果林

 

OMF   絵里    梢   レアン

 

DMF          恋

 

DF      海未   塔子  さやか

 

GK           四季

 

 

 

 

圭助「それでは……はじめ!」ピー!!

 

 

花帆「いきますよ~!」パスっ

 

 圭助の合図と共に試合開始。蓮ノ空のキックオフだ。

 

 

 

レアン「っ!」

 

 花帆の蹴ったボールをトラップしたのはレアン。早速ドリブルでボールを音ノ木坂ゴール目掛けて運ぶ。

 

 

蘭「いかせないにゃー!」ズサァー!

 

レアン「ふんっ」ダっ!

 

 蘭が急接近し、レアンにスライディングタックルを仕掛ける。しかしレアンは素早い反応でジャンプしてかわす。

 

 

波未「蘭! 何をやっているのですか! ここはこうです!」

 

 今度は波未がディフェンスに入る。蘭のようにすぐさまスライディングなどを仕掛けるのではなく、距離を詰めた後にぴったり張り付くようにレアンの動きに連いていき、駆け引きに持ち込む。

 

 

 

真理奈「波未! その調子よ! あとはわたしが!」

 

 波未がレアンを釘付けにしているところに、真理奈が近づいてくる。そして左足を地面に踏みつけることで刃状の衝撃波を発生させる。

 

 

真理奈「[爆・ブレードアタック]!!」

 

レアン(まずい……! ボールだけは渡さないわ!)

 

ポンッ!!

 

 衝撃波が当たる前にレアンはボールをループさせて前に蹴り出す。ちょうど前に現在ディフェンスに密着されていない果林が。

 

 

果林「ナイスよ…」

 

咲良「どこが!」ドッ!!

 

果林「あああっ!?」

 

 ボールを胸トラップするが、すぐにDFが近づいて来てショルダータックルを喰らう。体勢を整える暇もなくそのまま倒され、ボールを渡してしまう。

 

 

 

咲良「蘭さん!」パスっ!

 

 ここで咲良のロングパス。先程タックルに失敗し、すぐに体勢を立て直した蘭にボールを飛ばす。

 

 

蘭「いっくにゃー!」

 

さやか「させません!」

 

 ボールをトラップした蘭。ドリブルで突き進むうちにさやかとのマッチアップに入る。

 

 

 

さやか「スノーエンジェ…」

 

蘭「遅い! 遅いにゃあ!」ギュンっ!

 

 必殺技を出そうとするが、その間にスピードで抜き去られてしまう。ノーマークで相手FWをゴール前に招く羽目になった。

 

 

 

さやか「そんな……」

 

蘭「これが音ノ木坂のシュートにゃ!」

 

 蘭がシュート体勢に入ると、背後に雄々しい虎のオーラが見えた。そしてその虎のオーラを纏ったパワフルなシュートを放つ。

 

 

 

蘭「[タイガードライブ]!!」ドギュゥゥンッ!!

 

 蘭の必殺シュート。しかしシュートはまだゴールへは向かわず、塔子の後ろを取る形で上空にぶち上がる。

 

 

 

桐穂「行くぞぉぉっ!!」ダっ!!

 

塔子「飛んだ!?」

 

恋「塔子さん! ボールに向かって飛んでいます!」

 

 そこに桐穂がボールに向かって飛び上がる。塔子からすれば何もない所でいきなり飛んだようなものなので、当然戸惑いを隠せない。

 

 

 

桐穂:「[プロミネンスドライブ]!!」

 

 ボールにたどり着いた桐穂。同時に紅蓮に燃える太陽をバックに、桐穂が捻りを加えたオーバーヘッドキックで併せる。

 

 

蘭・桐穂:「「[バーニングタイガー]!!!」」

 

ガォオオァアアア!!!

 

 2つの必殺技が併さり、『オーバーライド』という現象が起こってより強力な必殺シュートに。炎の虎がボールと共に上空から突進してくる!

 

 

 

四季「ニードル…ハンマー!」

 

 四季は雷のパワーを拳に集中させる。それを一気に放電し、豪快にシュート目掛けて右腕でパンチング!

 

 

 

ドギギギギギギギギ!!

 

 

四季「ぐっ! ううぅぅ……!!」

 

 マシンガンのように何度も放たれる雷の拳。しかし相手は必殺シュートを併せたことでより強力なシュートと化した炎の虎。どんどん分が悪くなっていく。

 

 

 

四季「うああああっ!!」

 

バシュウゥゥゥン!! ピー!

 

 

 炎の虎は四季の拳を押し切り、蓮ノ空のゴールを揺らす。早速失点してしまった。

 

 

 

さやか「なんてシュート……いや、なんて連携なんですか!?」

 

四季「ごめん……覚えてまもない技だったから、うまく止められなかった」

 

塔子「大丈夫だよ! そういうのをモノにするための練習試合なんだからさ! ……それに、どう考えても四季だけの問題じゃないよな……」

 

海未「はい。チームとしての連携が明らかに違うような……」

 

 どうやらニードルハンマーはまだ練度が低く、セーフティプロテクト程の威力はなかったらしい。……しかし、今回それは問題ではなく、もっと根本的なチームワークが課題のようだ。

 

 

 

花帆「どういうことですか!? あたし達、あれからみんなで歩んでいくって決めたんじゃ!」

 

梢「花帆さん、あの人たち、周りを見渡してすぐに適切な行動を取ってる……分かりやすく言うと、純粋な実力の差よ」

 

 現在の蓮ノ空は確かにチームでサッカーをしているという考えのもと、周りを見るように意識している。しかし想いだけでは完璧な連携は取れない。周りを見たうえでどのような行動を取るのが適切か、そういった技量で差をつけられている。

 

 

 

 

 

ピー!

 

 

花帆「っ!」パスっ!

 

 先制されたが、気を取り直して試合再開。今度は梢にボールをまわす。

 

 

 

梢(ヘタなプレーはすぐに隙をついてくる……どうすれば)

 

恋「梢さん! 相手が来ます!」

 

蘭「遅いにゃあ!」

 

梢「……!」

 

 何か巧いプレーが出来ないか思考を巡らせるが、そうしている間に相手が向かってくる。悠長とは言わずとも、考える暇を与えてくれない。

 

 

梢「園田さん!」パスっ

 

 とりあえずボールを後ろに逃がす梢。ボールをトラップした海未は前を見据えてボールを蹴ろうと足を振りかぶる。

 

 

海未(相手がこっちに来る前に、ボールを前に蹴り出さなければ……!)

 

花帆「【おひさまの女神ワフラム・参式】!」

 

海未「あれは……お願いします!」パスっ!!

 

 化身を出す花帆が目についた海未。彼女の突破力に期待して、矢を放つようなパスを送る。

 

 

 

すずめ「とる!」

 

花帆「あたしが取る!」

 

ドンっ!!

 

すずめ「きゃああっ!!」

 

 トラップしてきたところを狩ろうとするすずめ。しかし花帆は化身で増大したフィジカルを活かしてすずめを吹き飛ばし、トラップに成功する。

 

 

 

ここな「今度は私たちが相手よ!」

 

真理奈「覚悟しなさい!」

 

花帆「勝負だよ!」

 

 間髪入れず音ノ木坂のダブルボランチがディフェンスを仕掛けてくる。化身技を出すスキはないため、技を使わずに2人を弾き飛ばそうとする。

 

 

 

ドンっ!!

 

花帆「うああっ!?」

 

ここな「まだまだね!」

 

梢「花帆さん!?」

 

 しかし結果は花帆が吹っ飛ばされることに。相手が2人がかりとはいえ、化身を使っているにもかかわらず、普通の競り合いで負けてしまうことに梢は驚きを隠せない。

 

 

 

ここな「もう一点取りにいくわよ!」

 

梢「……っ!」

 

梢(2人が迫ってくる……どっちを止めれば……)

 

 ここながボールを持ってドリブルを行い、真理奈がそれに並走。ここなにディフェンスを仕掛ければ真理奈にまわしてかわすのは容易に想像できる。うかつにボールを奪いに行くことが出来ない状況だ。

 

 

 

ギュンっ!

 

梢「あっ……」

 

 結局動けず2人をそのまま通してしまう。その前をFWの桐穂、蘭がゴールを決めようと待ち構えており、合計4名を恋と蓮ノ空DF陣で防ぐ、4vs4の戦いになる。

 

 

 

恋「FWは両方警戒ですよね!」

 

塔子「うん!」

 

ここな「まぁ、そう考えるでしょうねえ……」パスっ!

 

 先制点を上げた桐穂と蘭にシュートを撃たせるのは避けたい。両者を2人でマークしてボールがまわってくるのに備えるが、ここなは桐穂でも蘭でもない方向にボールを蹴り出す。

 

 

 

 

理沙「ありがとう。ハアァァァアアアア!!」

 

 ボールが飛んでいった先にはMFの理沙がいた。ボールを受け取るや否や黒いモヤが発生させ、人のような姿を形作る。中から現れたのは、黒い槍に黒のドレスの様なアーマーを纏った女性型の化身だった。

 

 

理沙「【白銀の女王ゲルダ・参式】!!」

 

海未「化身!? これはまずいです!」

 

塔子「くっ……!」

 

理沙「……もう遅いわよ!」

 

 理沙は化身の力をボールにぶつけるために足を振りかぶる。塔子はシュートブロックに、海未はシュート自体の阻止に入るが……

 

 

 

 

パスっ!!

 

海未「なっ!?」

 

 化身の力を活かして力強く蹴られたボールは、ゴールではなく逆サイドのペナルティエリア内へ。シュートすると思っていた海未達は完全に意表を突かれる形に。

 

 

 

 

波未「ここです!」ドゴォっ!!

 

四季「あっ!?」

 

 

バシュウゥゥゥン! ピー!

 

 

 ボールが飛んだ先には同じく音ノ木坂MFである波未がいつの間に走り込んでいた。ダイビングヘッドをゴール隅目掛けて放ち、四季が反応する前にゴールネットを揺らす結果に。

 

 

 

花帆「う……2失点目だあ……」

 

歩夢「あの人たち、今までに戦った相手と明らかに何か違うよ……」

 

果林「こんな人たちを、あの涼太って人は本当に一捻りできるの……?」

 

 かなりの強敵……それどころか格上と認識するのに時間はかからなかった。早くも2失点したことと併せて、チーム全体に不安が走る。

 

 

 

 

四季(なんだろう、この感覚……すごく、イライラする……)

 

今までの相手とは違う何かを四季も感じ取っていた。そして、同時に苛立ちを覚え、歯を食いしばって拳を震えさせていた……

 

 

 

蓮ノ空  0

音ノ木坂 2

 




この試合より、将棋の駒を使って実際に選手がどう動くか分かりやすく描写できるように心掛けてみました。


コラボ先の松兄さんより明らかに戦術面で劣っているので、少しでも改善できたらと考えています。

この創作にいきづらい部のメンバーを追加するなら、麻生麻衣ちゃんと誰がいい?

  • 高橋ポルカ
  • 五桐玲
  • 駒形花火
  • 金澤奇跡
  • 調布のりこ
  • 春宮ゆくり
  • 此花輝夜
  • 山田真緑
  • 佐々木翔音
  • 追加メンバーは1人が良い
  • メンバーを追加するべきではない
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