幻想郷帰還物語    作:星風 彗星

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処女作ではありません。過去の執筆経験も元に作ります。なお、投稿ペースは不定期なのでご了承お願いします。


第一章 我は八雲紫の息子
大妖怪の息子は殺戮者


???「.....もうこの世界に興味無いな.....これからどうしよう.....」

 

僕の名前は新島 太一。現実の世界で神々を殺し、自分が生きて来た世界の終わりを見届けている。

 

???「.....気が済んだ?私の能力をこれ以上乱用するのは子供でも許さないよ。」

 

太一「....母さん?待って、生まれ直ぐに死んだはずって聞かされていたのに.....」

 

殺戮し過ぎてもうあの世に来たのかもな......

 

???「まぁ、正確に言うと母さんはあっているかな。私は八雲 紫、太一が生まれた場所に案内する為に来たの。」

 

太一「僕が生まれた場所......」

 

僕自身何処で生まれたのか全く知らないが、様々な世界を隙間を裂いて行き来した経験はある。

 

紫「あなたは幻想郷で生まれたのち、現実の世界で育った。でも、神殺しをする度あなたは過ちを犯し続けている。そうでしょ?」

 

太一「......そうかもな......でも、僕の魔神は警戒しているよ。バハムート!」

 

???「相棒、俺を呼んだか?.....信じられない、紫がいるとは思わなかった.....」

 

紫「20年ぶりね.....他の召喚獣は元気?」

 

バハムートが紫と知り合い?何がなんだかわからないぞ.....

 

太一「バハムート、どうして紫と知り合いなの?」

 

バハムート「お前の母親だからだ。まぁ記憶が曖昧な理由は殺戮を繰り返し行い、神々を破壊した事だな。」

 

神様はこの世に存在してはならない汚物だ。全てを破壊するバハムートの力で神々を滅ぼしたはずなのに.....だけど、本当に僕のお母さんなら何故今になって現れたのかな?

 

紫「私の目的は太一が平和な日常生活で暮らせる事、多少の我が儘は許してあげるけど、殺戮は駄目よ。」

 

太一「.....わかった。それと、一つお願いがあるんだけど。幻想郷は可愛い女の子が沢山いるの?」

 

バハムート「.....相棒、お前の頭はどうなってんだ?女子校育ちの悪い癖がまだ抜けきらないらしいな...」

 

異常かもしれないが、僕は見た目故に女子校で生活し卒業もしている。プロ以上に恋愛術を学び、女心を我が物に出来る自信は誰にも負けない。

 

紫「幻想郷には太一好みの女の子は沢山いるわ。その代わり条件として、魔神バハムートの能力を封印させてもらうわ。」

 

バハムート「相棒、こればかりは受け入れてほしい。安心しろ、俺以外の能力は全て使えるようにしておくよ。」

 

太一「.....わかった。約束は守るよ。幻想郷に連れてって欲しい。」

 

バハムートの能力が封印されるのは仕方ない、ただ魔神と一心同体である事を紫には言うと、確実に最も不利な生活になると思う。

 

太一「母さん...幻想郷に着いたら起こして......ZZZ....」

 

紫「...寝ちゃった.....まぁバハムートの能力は一時的に封印するから、合言葉を言わない限り大丈夫よね......」

 

 

 

 

 

 

 

 

マヨイガにて....

 

 

 

太一「ZZZ....」

 

紫「はぁ.....いつまで寝てるのかしら.....」

 

バハムート「基本的に起こしても無駄だ。相棒が自然に起きるの待つしかない。」

 

幻想郷に着いて2時間経過しても太一は起きない。起こそうとすると龍炎の咆哮が出てしまう為、自然に起きるしかない。だが、

 

太一「ふぁ~.....飯の匂いがする。」

 

紫「起きるの早!?でもこの時間はだいたい藍がご飯作っているけど、嗅覚が鋭いわね...」

 

サバイバルの経験で五感は常人の4倍強い。ある程度噂で聞いているけど、母さんには九尾の狐を式神しているらしい。

 

???「紫様〜、帰ったなら連絡して下さいよ〜。ってその男は誰!?」

 

紫「私の息子よ。名前は太一、後で霊夢にも説明するけど....その前に食事にしましょ?」

 

太一「腹減った。まず飯をくれ。」

 

藍「はぁ....橙を呼んできます。とりあえず食べてください。」

 

味噌汁の匂いがしたから腹減っただけなんだよね。まぁ、藍には申し訳ないけどとりあえずご飯を貰うか。

 

モグモグモグモグ......

 

太一「....久々の手料理、美味しい......お替り欲しい。」

 

藍「橙の油揚げは残して、まだ寺子屋から帰ってないんだよ.....?頭に龍角、人間じゃない!?」

 

太一「本当なら翼も尻尾もあるよ。でも今は一部能力を封印しているから龍角だけ残している。」

 

幻想郷の住人は基本的に妖怪が多い為、人間にはない特徴を出す事で生き残る確率が上がる事を母さんから聞いた。

 

???「藍様〜!ただいま戻りました......その男は誰!?」

 

藍「紫様の息子だ。しばらくの間住む事になるから、橙もよろしく頼んだぞ。」

 

太一「そういう事。しばらくマヨイガに住むからよろしく。」

 

橙「えぇ〜......まぁよろしくお願いします.......」

 

僕は式神になる事はない、母さんの元で暮らしていくと同時に自分らしい生活をする。他の者からは変と言われるかもしれないけど、殺戮の日々を過ごした僕だからこそ、平和に生きたい.......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜.......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バハムート「相棒、気分はどうだ?」

 

太一「まだ故郷に帰った感じはしない、でも家族に会えてよかった。」

 

バハムート「そうか.....今は俺の能力使えないが、他の召喚獣達はいつもお前をサポートしてくれるから安心しろ。俺は寝る。」

 

太一「わかった。僕はいつもの魔導書読んでから寝るよ、おやすみバハムート。」

 

魔神は一心同体だけど睡眠時に関しては離脱する事が出来る。その間は基本的に魔導書を読む事を習慣にしている。最近は魔導書でも物語が描かれている物が多く、気に入った内容があれば自分で作る事が可能だ。

 

紫「まだ寝ないの?」

 

太一「書物を読み終わったら寝る。明日はどうするかな〜。」

 

紫「.....明日は私が幻想郷を案内するから、そこまで気にしなくていいわ。早く寝なさい。」

 

太一「あいよ、そんじゃおやすみ......」

 

 

ZZZ.......

 

 

紫「......空中で浮かんで寝てる!?ますます謎になるわ.......」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜博麗神社にて.......

 

 

 

 

???「今日も平和ね〜.....」

 

紫「霊夢〜、ちょっと頼んでもいい〜?」

 

霊夢「はぁ....毎回タイミングが合わないの辞めてよね....」

 

境界使って紫は博麗神社にワープする。

 

紫「異変じゃないけどね、けっこう危険な事だから話しておきたいの。」

 

霊夢に太一の写真を見せる。

 

霊夢「....顔立ち、あなたに似てるわね.....しいて言うなら、お人形さんみたいで愛らしさがあるわ....」

 

紫「私の息子、名前は太一。明日博麗神社で会わせる事になるんだけど、いい?」

 

霊夢「はぁ!?嘘とかじゃなくて本当に紫の子供!?冗談にも程があるわ!」 

 

幻想郷で結婚している者は僅かしか存在しない。霊夢自身も紫に旦那がいる事も知らない。

 

紫「太一が安心して暮らせる環境を作りたいの、ただ万が一の事考えると......この先はやめましょう....」

 

霊夢「フランみたいに危険な能力でもあるの?」

 

紫「そうね.....封印が解かれない限り平気だと思うけど、物凄い魔力を感じたわ.....」

 

強い魔力で生まれた為、太一は赤ちゃんの頃から召喚獣や魔神と会話する事が出来ている。恵まれた環境で育っても、神殺しの力で周りから恐怖され、蔑まれた存在であった。

 

霊夢「.....わかった。一応紫が管理するとして、封印が解かれたら退治する。これでいい?

 

紫「いいわよ。明日よろしくね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日......

 

 

 

 

 

 

太一「ふぁ~......おはよ〜.....」

 

紫「おはよう太一......(本当に男なの?ベビードールが似合い過ぎる.....)」

 

朝8時、気持ちいい目覚めだ。ただ忘れていた事に下着も服も全部女物しかいない。

 

太一「シルフ〜、シヴァ〜、お着替えよろしく〜。」 

 

シヴァ「あのな〜......毎回召喚獣でお着替えするのやめろって言っただろ......」

 

シルフ「主〜、お着替えはいつもワルキューレが担当ですよ?何故呼ばないのですか?」

 

太一「実家に里帰り中、後1週間は帰らないぞ。」

 

召喚獣は常時いる訳では無い、生活している内に毎回付き添いも嫌になったのもあるから最近は2週間に1回担当を入れ替えしている。

 

紫「召喚獣に働き方あるのね......何体いるの?」

 

太一「数わかんない、しばらく休暇している奴もいるから知らん。それと母さん、行く前にお風呂は何処?体を綺麗にしたい。」

 

藍「紫様〜、お風呂が沸きました〜。?」

 

藍には申し訳ないけど、紫の名前使ってメモ書きを残してきた。いつもは夜に風呂入るけど、昨日は疲れて寝落ちしたからちゃんと体流したい。

 

橙「藍様〜、寺子屋行って来ま〜す。」

 

藍「気を付けてね〜。あれ?紫様お風呂はまだですか?」

 

紫「そのメモ書き、私書いて無いわ.....太一ね....」

 

 

 

 

 

十分後......

 

 

太一「お風呂ありがと、博麗神社に行こうか。」

 

藍「髪綺麗.....日本人形見たいで可愛い.....」

 

紫「噂には聞いたけど、変装術凄いわね......」

 

普段から長髪だけど、赤い瞳と白肌は変える事が出来ない。現実の世界では『呪われた魔眼』と呼ばれ、睨むと必ず相手を呪縛する能力がある。

 

太一「それじゃあ行こうか、シルフ!」

 

コッン!コッン!

 

踵を鳴らし、風の精霊はブーツに変換する!

 

紫「不思議な子ね......藍、留守番頼むわ。」

 

藍「かしこまりました。」

 

 

 

 

現実の世界から幻想郷に帰るのは言葉として変かもしれない。だけどこれだけは言える、母さんが生きていた。僕はもう殺戮を繰り返す事は無い、平和に生活出来る事が何より嬉しい.......

 

 

 

 

 

 

博麗神社にて......

 

紫「霊夢〜、連れてきたよ〜。」

 

霊夢「遅いじゃない!橙の寺子屋なら仕方ないけど、太一は何処?」

 

太一「ちょっと待って、ブーツを解除する。」

 

カシュッ!

 

太一「母さん、呼んだ?......君、僕と会った事ある?」

 

霊夢「.....信じられない......蓮が、幻想郷に帰って来た.....」

 

紫「残念だけど蓮じゃ無いわよ。息子の太一、忘れないで欲しいのが男だからね。」

 

霊夢「息子!?見た目に反してこれで男って信じられないんだけど、マジなの!?」

 

化粧すればある程度区別が着くけど、基本的に召喚獣が女装を強要している為、毎回説明するのが面倒。

 

太一「始めまして霊夢、僕が太一だよ。」

 

霊夢「本当にこの見た目で男なんだ......これから幻想郷で暮らすにあたって、私が色々と説明するからしっかり聞いて頂戴。」

 

太一「あいよ〜。終わったら軽くデートでもする?」

 

霊夢「!?」

 

バハムート(.....この先大丈夫か.....相棒の女誑しは現実世界でも全く変わらないのが酷過ぎる.....)

 

 

 

 

これから幻想郷で暮らすと同時に、誰を花嫁にするかな?修羅場を作らないように頑張ろ〜......

 

 

 

 

 

 

 

次回に続く.......

 

 

 




キャラ紹介は後程行います。最後に次回予告


これから幻想郷で暮らす事を決めたけど、霊夢の事が気になるな〜、どうやったら口説けるか考えている内になんか乱入者が現れる見たいだね。

次回 幻想郷帰還物語

新しい生活は面倒事が沢山

NEXT Time 博麗神社.....
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