幻想郷帰還物語    作:星風 彗星

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ゆっくりしていってね、と言いたい所ですが、病気の為投稿ペースが遅くなります。


復活の魔神者達

紅魔館にて.....

 

 

フラン「......ハッ!あれ?何でベットに?」

 

パチュリー「気付いたわね、太一はどう?」

 

咲夜「まだ寝ています。肉体も回復し、後少しで目覚めそうです....」

 

激しい弾幕ごっこを終えたフランと太一、互いに暴走した影響で一部記憶が無くなっているが、

 

フラン「....また、暴走したの?体が痛い.....」

 

美鈴「今回は妹様の暴走より、太一様が危なかったですから....気にしなくていいですよ。」

 

フラン「そうなんだ.....太一は?」

 

霊夢「まだ寝てる。でも、肉体は無事だから平気よ。」

 

隣のゲストルームで爆睡している太一だが、魔神解放の影響で紋章と肉体に若干だが変化している。

 

レミリア「まだ起きそうも無いわ.....ただ気になるのだけれど、太一灰普段から角や翼、尻尾っ出してるの?」

 

紫「普段は隠しているわ、外の世界で生き残れるように私が遮断させているのだけれど.....」

 

シルフ「我々召喚獣も主が人間として生活出来るように、基本的には隠しています。寝てる間は関与しないので.....」

 

詳しくは知らないが、動物の生命危機感と類似している。

 

魔理沙「....召喚獣がお世話係って変かもしれないけど、太一はイフリートやシルフ達の事どう思っているんだ?」

 

シヴァ「ワルキューレに関しては太一を溺愛しているが、私、シルフ、ラムウ、イフリートは家族のように接してくれている。」

 

母親の紫も現実での生活を見守り、様々な修羅場も受け入れ幻想郷に受け入れた。全ての魔神を知っている訳では無いが、太一が契約しているバハムート、妹の哀が契約しているジャンヌダルクは能力もわかっている。

 

ラムウ「太一が目覚める前兆は髪色が変化した時じゃ、もう少しで黒髪に戻るぞ。」

 

イフリート「それと、目覚めた時は気を付けて欲しい。バハムートを解放した後は色々不安定になるからな。」

 

 

相互話している内に.....

 

太一「......ふぁ〜.....よく寝た.....」

 

グリース「坊ちゃま、大丈夫ですか?」

 

太一「......わからない、ただこの現象はどうなっているの?赤い蝶々が、僕を纏う......」

 

ゲストルームで爆睡していた太一が目を覚ます。だがそれと同時に、紅魔館に赤い蝶が怪しく綺麗に舞っている。

 

咲夜「太一様、大丈夫ですか?」

 

太一「一応動けるよ、でも赤い蝶が綺麗でとても心が穏やかになるんだ。」

 

パチュリー「....ちょっと肉体を見てもいいかしら?」

 

違和感に思うパチュリーは太一の身体を観察する。フランに受けた傷は修復されているも、両手の爪が鋭利な武器化している。

 

バハムート「ふぅ~....やっと相棒の肉体から離れた.....皆どうした?」

 

紫「太一の身体から....赤い蝶が出てる.....」

 

状況を説明すると、召喚獣達、バハムートの顔が一気に青ざめてしまう。

 

グリース「.....もう一度魔神者13人を集めなくてはいけませんね......閻魔 蓮を浄化させる為に.....」

 

霊夢「ちょっと待って、閻魔 蓮は過去に歴代の博麗の巫女が封印したはずよ?場所は知らないけど、幻想郷を危機に晒す真似は許さないわ!」

 

バハムート「俺から説明しよう。この問題は幻想郷だけじゃねぇ、現実の世界や知らない世界にも影響が出るからな。太一はしばらくお風呂に入ってろ。血塗れた姿だと、メイド服着せられるぞ。」

 

太一「.....覗かないでね....」

 

難しい話は僕にはわからない、でもバスルームでのんびり出来るのはもう一つの癒しだ。

 

フラン「ねぇお姉様、太一は何処に行ったの?」

 

レミリア「バスルームにいるけど、入らない方がいいわよ。太一は男だけど乙女な心を持っているから。」

 

美鈴「はぁ.....またお風呂は一番最後なんだ....」

 

紅魔館のバスルームはそこそこ広く、のんびり湯船に浸かる事が出来るから嬉しい。

 

紫「魔神者が13人いるのは知っているけど、どうして蓮が関係しているの?」

 

バハムート「魔神者は本来略して言わない。正確な名称は神殺しの13人『ゴットスレイヤー・エインヘリャル』。神殺しは人類の救世主だが、太一を含めた13人の魔神者は人類からも見捨てられしまった者達なんだ.....」

 

 

現実の世界で人類が神によって滅亡仕掛けた時、閻魔 蓮を筆頭に最後の戦争を起こし人類は勝利した。蓮自身能力を複数持ちすぎた為に負担が多く、自分の子供と親しい仲間に能力を受け継がせた。神々が滅んだ世界で人類は楽園生活を送るはずだったが、蓮は異世界も滅ぼす暴虐者である事を人類は知り、結果争いは永き間続いてゆく.....

 

 

グリース「私達ワルキューレは魔神者の武器となり、神殺しに加担した者です。蓮様は残された命を孤島で過ごし、自ら命を断ちました。残された13人の魔神者は互いに闘い、最後に生き残った者は王として使命を果たす。本来なら敗れた者は記憶も肉体も滅する掟がありますが、坊ちゃまは心が優しく、永久封印する事を選びました。」

 

霊夢「私が知っている閻魔 蓮は幻想郷に異変を起こした大罪人よ?時系列が正しければ、紫が妊娠して間もない頃のはず.....」

 

紫「幻想郷を滅ぼそうとした理由は今もわからないわ、私が妊娠して1ヶ月位の頃だけど.....」

 

バハムート「蓮は恐らく、息子に俺の力を与えたくなかったんだろうな.....幻想郷で暴れた時には、力の半分さえ出せなかったからな.....太一が産まれた翌日には、現実の世界で娘が産まれた。その真実を隠す為に命を絶ったんだと思う。」

 

新島 太一 新島 哀は父親が一緒で母親が違う。その事実が知った途端、魔神者達は完全に世界から見放された......

 

魔理沙「じゃあ質問変えるけど、赤い蝶が気になるぜ。何を表しているんだ?」

 

シヴァ「赤い蝶は本来魔女が不老不死、もしくは処刑された時にしか現れない。だが魔神者全員の特有で、男でも赤い蝶が現れる。まぁ、分かりやすくするなら、魔神解放しない状態で見た目が変化した時に出現する。太一の場合は両手の爪、二本の龍角、銀髪だ。それと、魔神者共通として顔に変化がある。」

 

女顔で白い肌、赤い瞳に黒い長髪。日本人形に妖しげな可愛さと綺麗さを兼ね備えた太一。だが見た目故に女性からほとんど溺愛されてしまうのが当たり前で、中々交際が続かない。

 

フラン「......そう言えば、太一が恐くなった時、瞳の色が黄色くなっていた.....」

 

イフリート「瞳の色は本来変わらないはずだが、人によって違うから正確にはわからない。太一がお風呂から出たら確認しよう.....」

 

ラムウ「お風呂にシルフが同行しているはずじゃ、もし違和感あったら直ぐに知らせて欲しいのぅ....」

 

 

その頃、紅魔館のバスルームでは......

 

 

 

 

 

 

 

 

太一「はぁ......お風呂でのんびりすると落ち着くな....」

 

シルフ「.....主と一緒にいる事をお許し下さい。ワルキューレよりましだと思います。」

 

太一「シルフだけならいいよ。何か、見た目がちょっと変わっちゃったね.....」

 

僕にはちょっとかもしれないけど、皆からは化け物みたいになっているかもな。でもおかげで女装しなくて済む。

 

シルフ「銀髪はともかく、五爪二角は隠せそうも無いですね.....」

 

太一「今は体内にバハムートはいないけど、もしかして僕も魔神みたいになるのかな?体から赤い蝶々がたくさん出てくるんだよね。」

 

仲間がどうしているか知らないけど、僕はバハムートを解放した回数が一番多い。下手をしたら、僕自身が魔神になるかもしれない。

 

シルフ「バハムートも主の事を大切に思っています。それに、仲間が2名、封印から解放されました。」

 

太一「仲間.....特徴さえわかれば......名前が浮かぶんだけど......」

 

魔神者13人の特徴はそれぞれあるが、キーワードがわかれば直ぐに浮かぶけど.....

 

シルフ「わかっているのは、安倍晴明と酒呑童子です。」

 

太一「.....半蔵と紗椰だ.....」

 

日本最古の鬼忍 服部 半蔵、邪法の陰陽師 五條 紗椰。仲間が全員じゃなくても、復活した事はありがたい。でも今は無理だ、この見た目だと僕である事に違和感を持ってしまう。

 

シルフ「そろそろ湯上がりします?」

 

太一「そうする。まぁ見た目は隠せないのはちょっと辛いな。」

 

 

30分後......

 

 

 

フラン「太一.....大丈夫だよね....」

 

咲夜「お風呂に入って40分位です....そろそろ着替え終わると思うのですが.....」

 

太一「.....おはよ〜....」

 

ゴスロリワンピースは正直恥ずかしい、だけど醜い姿を見せないなら嬉しい。一部は隠せないけど....

 

イフリート「髪色と角は何とか出来るが、爪と顔は難しいな....右の頬に跡があるぞ.....」

 

亀裂では無いが、赤い蝶の跡が消えない。

 

バハムート「......今の所大丈夫だな.....俺を解放した事で、心の【禁忌】を開けてしまったんだな......」

 

パチュリー「どういう意味?」

 

バハムート「蓮は死ぬ直前に、心の禁忌を開けた魔神は.....必ず魔女化と呼ばれる状態になる。正確な名前は覚えていないけどよ、相棒の場合は神、神族以外の者が死んでしまった時、それを目撃した時に開いてしまう。」

 

神様に関しては誰よりも憎悪が強いが、人間に対しては誰よりも優しい。他の魔神者の心の【禁忌】を開けると、今の太一と似たような状態になる。

 

フラン「......太一は.....お兄様だよ.....フランもね、どうしても狂気を抑える事が出来ないんだ......姿は変わっているけど、それでも愛しているから.....」

 

太一「.....フラン.....ありがとう......しばらくは紅魔館に住みたいな......」

 

レミリア「しょうがないわね!咲夜、美鈴、食事の準備して!」

 

美鈴「わかりました!着替えも全てこちらで準備します!」

 

咲夜「紅魔館に住むとなると、肌着とかどうします?女物しかありませんよ?」

 

グリース「衣類に関しては私にお任せください!ワルキューレはメイドの仕事もこなせるんですよ?」

 

 

平和に暮らせるなら、僕は幸せだ......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃現実の世界では.....

 

 

 

半蔵「......!魔神の力が戻った!」

 

紗椰「私も感じる!でも今は解放しないで、太一救出の為に溜めておくわ。」

 

互いに魔神解放が可能になった為、幻想郷に突入する作戦を計画している。そこに、

 

バハムート「童子、晴明、久しぶりだな。」

 

晴明「あのな〜.....一番面倒事を起こすお前がめんどくせーんだよ.....」

 

童子「そうだぞ、酒が不味くなる。」

 

半蔵「幽体離脱でも直ぐわかるぞ、太一の魔神は異世界を超えると幽霊状態だからな。」

 

他の魔神には出来ないが、バハムートは元々の魔力が強い為、幽霊状態なら異世界を通り越せる。

 

紗椰「太一は今何処に?」

 

バハムート「今は幻想郷の紅魔館で休んでる。もし合流するなら、目立たない場所から潜入して欲しい。」

 

紗椰「他の仲間を蘇らせる為にも、太一に会わないと!」

 

半蔵「新たな厄災が始まる.....久々の出陣だ!」

 

 

 

 

 

 

 

魔神者が集結するのはいつになるだろうか.......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回に続く.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告 

魔神者、服部 半蔵と五條 紗椰は魔神解放が可能な状態に戻った。太一を救出する作戦として、いかに目立たないで幻想郷に潜入出来るか作戦会議中、その頃紅魔館では太一が安心して暮らせるように手配する中、昔の癖が治らない女誑しが発動してしまうのか?

次回 幻想郷帰還物語


再会を目指して


NEXT STAGE 現実の世界と幻想郷
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