幻想郷帰還物語    作:星風 彗星

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前回の投稿で病名を明かしていませんが、頑張って活動続けます。ゆっくりしていってね。


第二章 魔神者達の再集結
再会を目指して


紅魔館にて......

 

 

 

美鈴「太一様、おはようございます。お体は大丈夫ですか?」

 

太一「ふぁ〜.....ぐっすり寝れた.....」

 

昨日から僕は紅魔館で暮らす事になっているらしい。フランと死闘を終えて3日程経過し、魔女化した肉体も少しだけ元に戻って来てる。瞳の色と、髪色は戻った。

 

咲夜「あれから体も回復したので安心しました。朝食はどうします?」

 

太一「お腹空いた、朝の珈琲が飲みたい。」

 

???「坊やは相変わらずね!朝ご飯食べたらちゃんと歯磨きするのよ!」

 

太一「あれ?グリースからフレックに変わっている....」

 

気付いた時にはグリースはいない、多分2週間経過したからワルキューレ姉妹の交代時間が来たのかもしれないな。

 

フレック「もしかして次の交代も忘れているの!?忘れん坊な所を治してよ.....」

 

美鈴「.....あの〜、さっきのワルキューレ様とは全然違う感じがするのですが.....」

 

太一「ワルキューレは全部で13姉妹、彼女は十一女 フレック。メイドの一人だよ。咲夜、わがままで申し訳ないけど紅茶も用意して欲しい。」

 

咲夜「かしこまりました。」

 

ワルキューレの中ではちょっと我が強いフレックは紅茶が大好物。

 

フラン「お兄様おはよう!一緒にご飯食べよ!」 

 

パチュリー「久々にメンバー揃ってご飯は楽しみね、朝は咲夜特製のオムライスよ。」

 

レミリア「爪と角は仕方ないとして、瞳の色と髪色が戻って良かったわ。」

 

今まで朝食はほとんど適当な飯だったけど、豪勢な朝食はちょっと食べるの戸惑うな......

 

咲夜「お待たせしました。本日の朝食は太一様の為にオムライスを作りました、紅茶と珈琲もあるので沢山食べてください。」

 

太一「いただきます.....」 

 

フレック「まだ寝ぼけが残っているの?先に珈琲を飲んだら?」

 

 

ゴクゴク.....

 

太一「あぁ〜.....甘さも苦味も丁度いい.....今日の紅茶は何?」

 

咲夜「ロイヤルミルクティーでございます。」

 

フレック「.....美味しい!アップルパイと相性抜群よ!」

 

太一「.....この際紅魔館にずっと暮らしてもいいな....昔を思い出すよ.....」

 

現実の世界でも、広い屋敷に住んでた影響が強く、ワルキューレ達が色々お世話してくれた事を思い出した。当時は当番とか決めてなかったけど、なんだかんだで色々恵まれた生活だったんだな.....

 

 

美鈴「太一様、本日はどうします?」

 

太一「のんびり読書したい、図書館みたいな場所はある?」

 

パチュリー「私に付いてきて、静かに過ごせるわよ。」

 

今日はバハムートも召喚獣達も静かだ、たまにはのんびり時間を過ごしてゆっくりしたい。

 

フレック「私は庭でガーデニングをする。魔女化しないように気を付けなさい。」

 

美鈴「ガーデニングなら一緒にやりましょう!案内します!」

 

レミリア「体力が元に戻るまで紅魔館で暮らしてもいいわよ。」

 

読書は心を浄化するにふさわしい。今日は1日呑気に過ごそう......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現実の世界にて......

 

 

 

 

半蔵「.....試しに太一の屋敷を訪れたが、誰もいない!」

 

紗椰「ワルキューレも召喚獣も太一の元にいるの?勘弁してよ.....」

 

かつて魔神者のアジト、新島 太一の実家に半蔵と紗椰は到着したが人の気配が全く無し。そこに、

 

グリース「交代とはいえ、坊ちゃまの衣服は私が用意しないと......あれ?紗椰様と、半蔵様?」

 

童子「お前は、太一のメイドさんか?」

 

グリース「その通りです、四女のランドグリースと申します。」

 

晴明「13姉妹全員の名前を覚える太一もすげぇな。たまに思うけど、太一の思春期が羨ましい。」

 

ワルキューレ13姉妹は元々、各魔神者13人の個人神器となって戦った経験がある。半蔵と紗椰もその内の一人、だが...

 

半蔵「俺が知っているワルキューレは七女のレギンレイヴだ。神殺しの神器で一蓮托生になるパートナーはそれぞれ違うからな。」

 

紗椰「元々は蓮の召喚獣だったけど、今は存在しないからね。太一が幻想郷にいるのはわかったけど、どうやって行くの?」

 

グリース「幻想郷に帰れるように境界を通り越す道具は、残り一回だけ使えます。ただし、何処に行くかわかりません。」

 

紅魔館を出た際、紫の能力を回数制限を条件に貰ったが、思うように使えない。グリースは現実の世界に帰る事は出来たが、屋敷から1時間離れた場所に出てしまった。

 

紗椰「太一は神殺しの数が私達よりも万倍違うからね.....とりあえず幻想郷に行って、まずは合流する?」

 

半蔵「俺ら以外封印が解けてない以上、合流した方がいい。グリース、頼む!」

 

グリース「わかりました。幻想郷に行っても、場所が不明なのでご了承下さい。界裂!!」

 

何もない空間から裂目が広がり、眼が大きく見つめる隙間が完成した.....

 

童子「人一倍我儘な龍王に会いに行くぞ、覚悟は出来たか?半蔵。」

 

半蔵「鬼忍をナメるなよ.....」

 

紗椰「太一の面倒事は、綺麗にお片付けしないとね。」

 

晴明「さぁ行くよ、思春期の小僧は調教しておこうぜ。」

 

 

果たして、魔神者2人は太一と合流する事が出来るのであろうか.......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅魔館の図書館にて......

 

 

 

 

パチュリー「.....外の世界の漫画、小説、魔導書は面白いわ.....」

 

太一「魔導書に関してはあまり読まないけどね。基本的に魔法は身体の感覚で覚える。」

 

フレック「物静かで居心地良いわ.....」

 

ワルキューレと共にパチュリーと雑談しながら時が経過していく、幻想郷には魔法使いが何人かいるが、パチュリーに関しては熟練度が強い魔法使いである事が魔力を通じてわかる。

 

小悪魔「パチュリー様、この人が噂の太一様ですか?」

 

パチュリー「そうよ、女性と間違える程綺麗だけど男だがら。後、紅茶を余計に3杯持って来て。」

 

太一「フレックにはレモンティーでお願い。」

 

小悪魔「かしこまりました!おやつも持って来ます!」

 

使い魔の小悪魔も僕の事に興味持っているけど、ちょっと怖がらせてしまうかな......

 

パチュリー「太一が幻想郷に来た理由は花嫁探しで合ってる?レミリアから聞いたけど、本当?」

 

う〜ん.....この場合どう答えたら正解かな?正直に答えようとは思わないけど、ぶっちゃけまだ花嫁候補は妖夢しかいないから迷い所だな.....

 

太一「はっきり言って僕自身平和に暮らしたい。誰と結婚したいか迷っている所だけど.....」

 

パチュリー「幻想郷に来てそろそろ2ヶ月だけど、好きな人はいる?」

 

太一「....僕は誰を好きになったらいいのかな.....妖夢とデートはした事あるけど.....難しい.....」

 

フレック「太一の女誑し癖は酷いからね。グリースお姉から聞いたけど、バレンタインの修羅場を忘れた?」

 

修羅場に関してはあまり覚えていない。女心は確実に盗めるテクニックがあるから仮に修羅場になっても抑える事は出来る。

 

パチュリー「.....一応聞くけど、紅魔館で好みの女性は誰?」

 

太一「.....難しい.....」

 

フランに関しては妹と思っているけど、異性として見ていない。咲夜、美鈴、パチュリーに関しては別だけど.....

 

小悪魔「あの〜、魔理沙がまた本を借りに来たそうです...」

 

パチュリー「こんな時に盗みに来るんじゃないわよ.....返す気持ちがない魔理沙に何とかキツい一発お見舞いしないと気が済まないわ.....」

 

いわゆる借りパクだな。今は戦う事は出来ないけど、サポートなら出来る。

 

太一「僕の召喚獣を使う?バハムート以外なら一時的に受け渡す事が出来る。」

 

パチュリー「本当!?魔理沙は逃げるのが上手いから、動きを確実に封じたいわ。」

 

太一「ギフトサモンズ ディアボロス!」

 

闇属性の召喚獣 ディアボロスは重力を操る悪魔。更に相手の視界を暗黒にしたり、時間差で即死させる魔法も持っている。

 

パチュリー「.....凄い、魔力のガソリンが体から漲るわ....」

 

太一「僕は姿を消しておく、ミストステルス.....」

 

雲散霧消状態で姿を隠し、パチュリーが魔理沙を撃退する所を見物させてもらう......

 

 

 

魔理沙「今回は何の本借りようかな〜、邪魔するぜ。」

 

パチュリー「今まで貸した本を返した事あるの?今日は貸さないから!」

 

魔理沙「!?体が、重くなった....」

 

パチュリー本来の魔法じゃないからね、僕の魔法は神殺しの魔法。他者が使うといつもより強く魔力が引き出される。

 

パチュリー「このまま帰るなら魔法を解いてあげる、もし本を借りるなら.....ずっと体が重たい状態で帰ってもらうわよ....」

 

魔理沙「せめて一冊だけでも......」

 

パチュリー「往生際が悪いわね.....サモンズブレイク ブラックアウト!!」

 

賢者の石を出現させた後、魔理沙の視界を完全に真っ暗闇にする!

 

魔理沙「.....あれ?何も見えないぞ.....重たい状態が治らないのはなんで.....」

 

パチュリー「私の目は誤魔化せないわ!さぁ、大人しく本を返しなさい!」

 

魔理沙「わかった!頼むから重力を解いてくれ!」

 

懐に忍ばせた本を取り返し、被害を出さないで乗り切った。

 

パチュリー「今度借りようとするなら.....錬金術の素材にしてあげる。」

 

魔理沙「助けてくれ〜!!」

 

一目散に逃げるのは速いね〜、そろそろステルスを解除しても大丈夫かな。

 

パチュリー「ふぅ~.....太一、ありがとう。」

 

太一「召喚獣を使った感想はどう?」

 

パチュリー「凄く疲れた......魔力の消費が尋常じゃない....でもこれで私の魔法の幅が大きく広がったわ.....」

 

フレック「直ぐにラーニングしない方がいいわよ。太一の魔法は禁忌その物である事を考えて。」

 

召喚獣魔法は使用回数が多くなる度、精神が狂い始める。だが絆を深める事で、召喚獣と意思疎通が出来る。

 

太一「パチュリーは全体的に魔術や魔法のレベルが高い。召喚獣と契約するのも難しくはないけど、魔力を常時出し続ける感覚を覚えれば負担も少なくなるよ。」

 

パチュリー「出来る所なら、太一が使用する召喚獣や禁忌の魔法の本があるといいわ。」

 

書物に関しては基本的に漫画、小説しか持ってない。魔術書に関しては別の魔神者が持っている。

 

小悪魔「全ての本棚を確認しました!一冊も盗まれてないので大丈夫です!」

 

パチュリー「良かった.....」

 

太一「安心した所で、ティータイムの時間だ。紅茶が冷めない内にね?」

 

フレック「デザート無しだと怒るわよ?」

 

パチュリー「中庭に集合して、咲夜にお願いしてもらうわ。」

 

平和な日常はとても嬉しい、ちょっと罪悪感があるなら妖夢以外の女性と交際して、修羅場になる可能性が増えたかもね....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖怪の山にて......

 

 

 

 

グリース「あれ?博麗神社に目的地を設定したのに.....」

 

半蔵「異世界移動は不安定だからしょうがない、問題は太一が何処にいるかだ。」

 

紗椰「グリースは屋敷に戻ってもいいよ。太一と合流したら連絡する。」

 

グリース「坊ちゃまを頼みます。」

 

境界移動は成功したが、紅魔館からかなり離れた場所に到着してしまった為、状況観察している。グリースは太一が住む屋敷にはいつでも帰れるが、単独でしかテレポートが出来ないデメリットを考え先に帰らせる。すると、

 

???「あれ〜?異様に強い妖力を持つ人間がどうして妖怪の山にいるんですか?」

 

半蔵「.....面倒な事に天狗か....太一、面倒事をいくつ増やしたんだ?」

 

紗椰「どうする半蔵?素早い相手なら私が対処するよ。」

 

彼女は射命丸文、幻想郷では文々丸新聞の記者として活動している。

 

文「.....椛、後でご飯奢るので助太刀お願い出来ますか?」

 

椛「文さん、今回だけですよ?」

 

犬走椛も駆けつけ、臨戦態勢に入る。

 

紗椰「はぁ......封印から解けて平和になる訳ないよね....使いたくないけど、能力も魔神も解放するしかないか.....」

 

半蔵「神族以外の敵とは戦わないと決めたが、この際掟を忘れてぶっ放すしかねぇな!殺るぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

魔神者の戦いは次元を超えて災いを巻き起こす.....

 

 

 

 

次回に続く......




次回予告

妖怪の山に境界移動してしまった半蔵と紗椰、幻想郷の住人でない2人は椛と文と戦わなければならなくなってしまった。その一方で太一は呑気に紅魔館で暮らしているが、異性と特別な関係をもっと作ってしまうかもしれない.....

次回 幻想郷帰還物語

修羅場を巻き起こす教科書


NEXT STAGE 妖怪の山

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