幻想郷帰還物語    作:星風 彗星

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零の読み方は(レイ)です。ゆっくりしていってね。


紅の修羅王 零 龍李

魔神者解放の為に集結したメンバーは霊夢、魔理沙、妖夢、幽々子、紫、紗椰、半蔵、僕を含めて8人で行動する事になった。

 

太一「朱雀門直行だと危険過ぎるから少し離れた場所に異界の扉を開くよ。ゲートオープン!」

 

境界を操る能力を扉状態にする事で安全に移動出来る。妖夢とデートした時も使用したが、今回は封印場所に向かう。

 

幽々子「今回は一緒で良かったわ......1週間妖夢がいないのは辛すぎよ....」

 

紫「少しは子離れしないと駄目よ?恋する者に制限は無いから。」

 

紗椰「.....なんか知らないけど、太一って女心を掴むの上手いよね.....」

 

半蔵「親父譲りの女誑し、修羅場になっても知らないぞ。」

 

過去に僕は修羅場を作り過ぎた事は消えないらしい。そう言えば魔神者同士の交際情報知らないんだよね〜.....

 

魔理沙「なぁ妖夢、太一とどんなデートして来たんだ?」

 

妖夢「今話すの!?タイミング考えて!」

 

霊夢「恋愛話は後にして、そろそろ外の世界に着くわよ。」

 

空気を読んで霊夢がカットしてくれた。この後現実の世界に帰るけど、荒れていないといいな......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現実の世界にて......

 

 

 

 

 

 

太一「......よし、安全だから皆来ていいよ。」

 

紗椰「朱雀門よりちょっと離れてない?京都は安全なのはわかるけど.....」

 

半蔵「まぁ幻想郷の皆は馴染みない場所だからな....まずは着替えて、俺の隠れ家に変装服がある。」

 

現実の世界では魔神者を敵として捉えている為、ある程度変装しないと直ぐに騒ぎになる。能力で抹殺してもいいが、僕らは殺戮者じゃない。

 

シヴァ「霊夢達は私とシルフで服装を見立てる。それと太一は時間が掛かるから空気読んでね。」

 

紗椰「私服に戻るのめっちゃ久々〜!ストリート風のコーデにしよ。」

 

半蔵「ダンディな男のイメージが強い服......」

 

太一「.....髪切って見た目も全部変えよ。」

 

各個人、自分がイメージする私服に着替える中、僕は長髪を切り落とす。それと、

 

バハムート「髪切ると角が丸見えだぞ?」

 

太一「全部切り落とす訳じゃないよ、それに帽子を被るから。」

 

半分髪をナイフで調整し、ショートヘヤーにチェンジ。角に関しては一時的に取外し、チューリップハットを被る事で別人になれる。

 

霊夢「.....女子高生の制服を来て見たけど、案外サイズ気にしなくていいんだ。」

 

妖夢「制服もデザイン違うし、案外似合うね!」

 

魔理沙「紫と幽々子は先生見たいな格好してたな〜。」

 

幽々子「太一って案外悪趣味なの?OLだとおばさんに見えるから嫌よ.....」

 

紫「女教師の格好だと胸元がキツいわね......」

 

本音を言うと幻想郷メンバーをコスプレさせたかった。ただ僕自身、見た目がお人形の可愛さが抜けきれないのが難点だな......

 

フレック「まぁ可愛い〜。不思議系のお姉さん?」

 

太一「.....穴があったら入りたい.....」

 

女装は慣れても駄目だ.....安全に移動しよう.....

 

 

 

半蔵「これで幻想郷の皆も一般人として行動出来る。だけど問題は、封印解除と解除された後を考えよう。」

 

霊夢「零の能力は何?」

 

紗椰「超人体質を持つ魔神者で、仙道武術の達人。素手の武術で神殺しをした紅の修羅王の異名を持っている。」

 

零 龍李は生まれつき常人の千倍以上の筋力を持つ異常な持ち主だ。契約の魔神、雷電為右衛門の力を借りる事で肉体を完全制御出来る。

 

太一「一番厄介なのは封印解除した時、一対一で静める事。朱雀門に着いたら、誰が零を素手で静めるか考えないとね....」

 

魔理沙「.....まるで鬼だぜ.....萃香、勇儀よりも怪力なんて信じらねぇ....」

 

妖夢「あのさ....封印解除する前に確認したいけど、亡霊とかいないよね?」

 

幽々子「妖夢は幽霊が怖いからね〜、沢山いると泣いちゃうの。」

 

へぇ~、今度幽霊船でも連れて行こうかな〜。でも妖夢以外とデートしたい気持ちもある。

 

紫「現実の世界は蓮と何度か行き来しているけど、観光客多いわね.....」

 

フレック「今の時期はまだ少ない方、残暑が終わったら倍近い人数が来るわよ。」

 

半蔵「変装に関しては朱雀門付近で解除する。それまでは一般人として振る舞え、俺達の世界では魔神者も妖怪も敵として捉えている。」

 

観光に関しては零を解放してからにする。それまでは潜伏術の心得で、徒歩で移動する。

 

 

 

 

 

5分後.....

 

 

魔理沙「.....なぁ、徒歩で移動しているけど退屈するぜ....」

 

紗椰「朱雀門まで後10分だよ。でも普通に移動しても物足りないわね......」

 

半蔵「じゃあ太一の歌でも聞く?綺麗な歌声だぞ。」

 

......おい、無茶ぶりは勘弁してくれ.....一応歌えるけど.....皆が知らないと思う.....

 

太一「.....楽器があるなら歌ってもいいよ....」

 

紫「じゃあマヨイガにある琴見たいなでいい?」

 

ベンチに座って、軽く流すような歌がいいな.....

 

シルフ「主、あの歌ならどうですか?穏やかな田舎で口ずさむ不思議な歌.....」

 

カンテレで弾くあの歌か.....子守唄に似てるけど、試しに聴かせてみるか....

 

 

.....ポロロン〜♪ピン♪ポロロン〜♪リン♪ピン♪

 

 

太一「.....煌め〜く星空は〜夢〜の隨に♪漂ってる♪私へと、語りかける〜♪.....」

 

半分記憶こそ飛んでいるけど、僕の癒しの歌だ。自由気ままに流れゆく......

 

幽々子「.....意外.....綺麗な女声で聞き魅入れちゃう....」

 

霊夢「プリズムリバー三姉妹と違って、穏やかな曲.....」

 

クラシック音楽が得意なリリカより上手じゃないけど、ピアノと弦楽器、コーラスはできる。せっかくだし、サービスしようかな。

 

太一「さざ〜めく〜風の音〜は♪扉を開く〜音♪いま〜始まる〜物語の〜開く音♪」

 

シヴァ「懐かしい.....小夜曲で学院全体に子守唄が響いたの思い出すよ。」

 

太一「羽ばた〜く♪鳥〜たちも♪陽を〜浴び〜飛んで〜行く♪さぁ〜旅立つ♪時が来た〜♪迷わず〜に〜行け〜♪」

 

僕自身はいつも呑気で平和は毎日が訪れるならそれでいい。仲間も言っているけど、魔神者は人と同じ心を持つ。悲しい時は泣き、嬉しい時は喜ぶ。

 

太一「大丈夫と♪朝焼けの空は♪言った〜♪揺〜ら〜めく♪心〜の〜奥に〜♪隠れては〜見え〜る♪溢〜れ〜る思い出〜を抱〜え〜て〜〜〜♪.......」

 

ふぅ~......久々に歌ったけど、不思議と頭がふわふわしてきた......

 

 

 

朱雀門付近にて......

 

 

紗椰「?ねぇ太一、まさかとは思うけど眠いの?」

 

太一「.....やべぇ....眠気が.....」

 

妖夢「ふやけた顔.....可愛い.....」

 

半蔵「まいったな.....一度寝たら半日起きないぞ?眠気覚ましの薬はあるのか?」

 

いつも薬はローラが管理しているから手元に無い、朱雀門についても爆睡するな......

 

紫「眠りを邪魔すると酷く破壊衝動が来るから怖いのよ.....とりあえず太一が寝れるようにして.....」

 

イフリート「朱雀門に着いたら俺とラムウが目覚めるまで見張る。」

 

ラムウ「我儘な王様を見張るのはもう慣れているから安心せい.....」

 

朱雀門は目の前だ......眠気が強くなっている.......

 

バハムート「.....誰でもいい、相棒に膝枕をしてぐっすり寝かせて欲しい......」

 

.....駄目だ.....もう....おやすみ......

 

 

ギュッ......

 

妖夢「きゃあ!?太一、寝ちゃったの?」

 

太一「......ZZZ......ZZZ......」

 

魔理沙「もう寝てるぜ......はぁ、なんで妖夢なんだよ.....」

 

眠気に耐えきれず、太一が寝た瞬間.....

 

紗椰「最悪.....召喚獣達は太一をお願い、天使達が来た....」

 

フレック「神族の連中は封印の魔神者を殺すして、完全消滅させる気でいる。半蔵、索敵してどれくらいの数?」

 

半蔵「.....ざっくり数えるなら50体位か.....」

 

現実の世界では神、神族は魔神者にとって天敵だ。だが、

 

幽々子「その天使達、私に任せていいかしら?妖夢は太一が目覚めるまで寝かせて頂戴。」

 

紫「.....幽々子の能力が天使に効果あるかもしれない.....」

 

死を操る程度の能力の詳細はわからないが、天使を即死できるならありがたい。

 

霊夢「天使達がこっちに来るわよ!構えて!」

 

幽々子「ゴーストスポット 桜花!!」

 

蝶の群が天使達に纏わり、生命剥奪を行う!!

 

半蔵「.....驚いたな.....神族とは言え、抵抗させずに即死させるのは中々出来ないぞ.....」

 

言葉を発する前に幽々子は声帯を即死させ、徐々に生命を終わらせるが、血を流す事なく襲って来た者を確実に死する事が出来る。

 

紗椰「天使の死体がこれだけあれば充分、零の封印を解く時間が省けるわ。そろそろ太一を起こさないとね。」

 

ベンチで爆睡している太一が起きるのを待つしかないと思ったが、

 

太一「ふぁ~......しっかり寝れた.....」

 

魔理沙「あれ?太一が起きてる.....妖夢はどうした?」

 

妖夢「はぁ.......恐かった......」

 

紫「何があったの?」

 

 

 

 

 

15分前......

 

 

 

太一「ZZZ.....ZZZ......」

 

シルフ「妖夢様の膝枕で安心して寝れてますね.....」

 

妖夢「....恋人が出来る気持ち....なんだか不思議.....」

 

ぐっすり寝てるいる太一、妖夢の膝枕とシルフの風マントで熟睡中.....

 

太一「.....ヘックシ!!!」

 

ブオオオオオオオ!!!!

 

妖夢「ぎぁああああああ!!!?」

 

シヴァ「またか......太一は寝てる途中でくしゃみすると炎を咆くんだよ.....火傷してない?」

 

妖夢「.....紫色の炎が......怖い.....」

 

ラムウ「起きたら何も覚えてないからの.....」

 

 

 

 

 

今に至る......

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「.....ねぇ太一、本当に覚えてないの?」

 

太一「忘れた。ぐっすり眠れたからスッキリした。」

 

紫「目覚めたついでに、零の封印を解く方法を教えて。」

 

魔神者 零 龍李の封印解除方法、まずは聖杯に神、神族の血を満杯まで注ぎ、九字印を唱える。

 

晴明「九字印にも種類があるから気を付けろよ〜。」

 

紗椰「臨 兵 闘 者 皆 陣 列 前 行!」

 

九字印を唱えた瞬間、朱雀門に謎の紋章が記される!

 

童子「第一段階クリアだ。次は門の紋章を謎解きして、答えを導け。」

 

魔理沙「なんだこれ?漢字しか書かれていないからわからねぇぞ?」

 

第二段階で封印は解かれるが、最終段階は封印から解放された時、一対一で零 龍李と闘わなければならない。そこで、

 

太一「半蔵、零と一騎討ちを頼みたい。この謎解きは相当の魔力を使う事になる。」

 

半蔵「.....仕方ねぇな.....まぁ、太一も万能に戦える訳じゃないからな。」

 

零の武術は魔神者の中でも一番恐ろしい。素手だけじゃなく、武芸千般の異名もある。今回はどちらで来るのか分からないが、今は謎を解明し、封印を解く。

 

太一「......閃いた!零の神殺しは中華神話に登場する生き物だ!」

 

扉に巨大な八角形を描き、中心に対極の文字を入れる。右上の角から順番に......

 

『青龍・白虎・朱雀・玄武・空陳・南斗・北斗・三台・玉女』

 

玉女は対極の真下に空白を入れて描く!

 

 

 

 

 

ギィィィィィィィ.......

 

 

朱雀門の扉が開いた!!これで第二段階クリアだ、門を開き、中庭に向かう.......

 

 

???「....何百年ぶりだろうか.....俺を奮い立たせる挑戦者は誰だ.....」

 

太一「......長い封印で記憶がおぼろげになっている....半蔵、後は頼む。」

 

半蔵「零、俺が相手してやる。眠った記憶を呼び覚ましてやるよ!」

 

零「ほう.....俺の記憶を知っているなら話が早い....覚悟しろ!」

 

 

 

 

朱雀門の中庭で、魔神者同士の戦いが始まる......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回に続く.....

 

 

 




次回予告

魔神者、零 龍李の封印は解けた。だが本人の記憶がおぼろげで、目の前の半蔵と戦う事しか頭がない、異変解決組、紗椰、太一が見守る中、果たして零の記憶は蘇るのか? 

次回 幻想郷帰還物語

鬼忍VS武芸千般者


NEXTSTAGE 朱雀門中庭
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