巌流島にて......
誠太「.....思えばおいら、魔神者で唯一決闘していないの太一だけだったな〜。でもこれだけは言える、相手がバハムートでも必ず勝つ。」
.....神器フリストで二刀流で構えても、宮本武蔵の圧が強い.....何故か知らないが、フランと弾幕ごっこした時と同じ感覚が蘇る.....
バハムート「相棒、俺を解放しても理性が保てるようになったんだな。だが.....無双の圧で迂闊に攻撃出来ない....」
武蔵「封印されても鍛錬だけは精神世界で続けたからな、怖いか?」
付け焼き刃でも攻撃しなければ始まらない....ならば....
太一「サモンズスキル 焔の磔(フレイムバインド)!!」
イフリートの炎で地面から崩す!!
誠太「抜剣 空裂刃!!」
居合い抜きで炎を弾き返した!?召喚獣の魔法スキルを初見で回避する.....誠太と決闘する相手は必ず心を砕かれる理由がなんとなくわかって来た.....
紗椰「.....繋がった.....烏の式神で視覚を共有しているけど、やっぱり太一でも誠太相手には厳しいね.....」
零「俺は何度も鍛錬に付き合っているからこそわかる。実戦じゃ何が起きるかわからない、誠太の場合は瞬時に切り替える方法があり過ぎるから怖い.....」
屋敷から魔神者達が見守るが、誠太の実戦最強の無双に苦戦している太一に何もアドバイス出来ない。
太一「.....皮一枚で済んだけど、五輪刀をいきなり抜刀するとはね.....」
誠太「おいらに小細工は通用しないよ?」
サモンズスキルを応用してもダメージを与えなければ意味が無い、実戦最強の根本的な理由は多数戦を想定した動きにある。風間誠太の能力は『現世之図』と呼ばれる脳内感覚で、場にある物体も活用した武装術にあり、相手の魔法も利用してしまう恐ろしい先読み能力だ.......だったら.....
太一「シィィィィィィィ......」
誠太「神器を使っても無駄だ!水ノ型 四式 波風!!」
変化する波打ち斬撃、だか属性剣術の技に過ぎない!
太一「召喚合技 陣風雷光閃!!」
神器フリストを活用し、ラムウの雷、シルフの風で太刀を振るう!!
ザシュゥゥゥゥンンンン!!!!
誠太「はぁ.....はぁ.....さすが創世の魔王様、おいらも楽しくて喜びが溢れるよ!」
太一「そうかい?自分の身を考えないと、痛い目みるぞ!」
バゴッ!!
誠太「グフッ!?今の技、動きが全く見えなかった....」
太一「召喚魔法以外にも武術は使えるぞ、零や半蔵には劣るけど技の種類なら僕の方が強いからね!」
瞬間的に太刀を上に放り投げ、視線誘導した時に裏拳を放つ。本来の忍びの戦いを応用した戦法は力点崩しと呼ばれている。
半蔵「俺や千尋が得意とする騙し技、見ただけで覚えられるのか?」
千尋「普通出来ないよ.....召喚魔法の仕組みは知らないけど、真似して覚える何て無理.....」
僕自身の魔法を覚えたのはリーダーだが、何かと基礎をアレンジするのは元から得意だった。気付いた時には他者の能力をコピーしていた時もある。
武蔵「バハムートの力だけではない、太一自身も強い...」
誠太「そうだね武蔵.....久しぶりに神殺しの剣を見せる時が来た....」
神殺しの剣、誠太の歴史の中で日本の神、スサノウを倒した伝説の激闘を魔神者達の間でも噂になっている。実際の技は詳細不明だが、異様な構えに威圧が強く息が出来ない。
バハムート「相棒、もし理性保てるなら俺の技を使え。」
召喚獣の一撃必殺魔法は一度使うとクールダウンに時間がかかってしまう中でもバハムートの必殺、メガフレアは空に撃てば惑星を破壊、大地に放てば原型も跡形無く破壊される。
誠太「シィィィィ......」
太一「スサノウ殺しの必殺技.....面白い、弾き返してやるよ!」
恐らく推測だが、大振りの構えで五輪刀を振り降ろし衝撃波を起こす必殺技だと思うが.....体を極限まで捻り、全部武力を解き放とうとする圧が強い.....メガフレアは溜めた魔力を吹き放つ咆哮、フランと弾幕ごっこした時は止められたが、理性が保てる今ならいける!
太一「サモンズブレイク メガフレアアアアアア!!!」
誠太「五輪刀奥義 神威越え!!」
ドゴオオオオオオオオンンンンン!!!!!!
太一「はぁ.....はぁ.....」
誠太「ぜぇ.....ぜぇ.....」
互いの必殺技は当たった、だがメガフレアを斬撃で威力を最小限に抑えたのは生まれて初めてだ......
誠太「全部は無理だけど.....攻略は出来たぞ.....」
太一「凄いな....でもこっからだよな?」
誠太「楽しくて震えが止まらないよ!」
全力を出しても勝負がつかない、とことん壊れるまで殺り合うぞ!その時、
紗椰「太一!誠太!緊急事態よ!霊夢達が現実の世界で屋敷を捜索しているの!」
半蔵「俺達の声が聴こえてるなら今すぐ戻って来い!」
見物していた烏からいきなり生声が聴こえた.....
バハムート「晴明、どう言う事だ?まさか結界でも破られたのか!?」
晴明「独自の結界が無効化されて、まだ見つかっていないが滅茶苦茶やべぇ.....」
童子「決闘をやめてまずは合流しろ!」
屋敷内に入る前の結界を霊夢達が破ったとなると相当マズい......屋敷の扉はまだ開けられていないが、このままだと魔神者集結が出来なくなる。
千尋「屋敷で見つからない場所は何処?」
太一「霊界部屋なら魔神者意外入れないようになっている。パスワードは僕が嫌いな事。」
零「太一が嫌いな事は......ワルキューレに女装させられる事か.....」
雷電「スルーズも太一の女装はノリノリだったぞ。儂もドン引きするレベル。」
本来霊界部屋のパスワードは仲間にも教えるつもりなかったけど、今は緊急事態だ......
誠太「さっきの声紗椰達だよね?おいらが察する限り危ない状況なのはわかった。どうするの?」
太一「この場所から魔法でテレポート出来るけど、裏口から屋敷に入る。出来れば鉢合わせしないで逃げたい所だな.....転移!!」
太一の召喚屋敷にて......
紫「.....噂程度だけど、本当に存在していたのね.....屋敷と言うよりお城みたい.....」
霊夢「睡眠薬で忘れ捺せようと無駄よ、サバトの儀式なんてしたらそれこそ幻想郷は滅びる。絶対に阻止しないと!」
すでに異変解決組は魔神者達を敵と見なしている。紫自身は太一が閻魔 蓮を呼ぶ為本当の理由を知らずに追い掛けている事に気付いていない。
魔理沙「駄目だぜ霊夢、この結界強力で破れねぇよ....」
紫「境界そのものを遮断されているから、魔法でも厳しいわ.....」
召喚屋敷の結界はリーダー、不知火 亮治の魔法で作られた物で太一が作った物では無い。元々召喚屋敷は13人の魔神者がそれぞれ建設した為、複合的に解か無ければならない。
幽々子「......太一の気配を感じない.....妖夢〜?」
妖夢「見つかる気配すら無い.....きな臭い事に香水の匂いがする.....浮気しているの?」
隅々まで捜索しても、入口が見つからず苛つくばかり。その時魔神者達は.....
零「異変組は入口の扉に苦戦中らしい、太一と誠太は何処にいる?」
太一「裏口を通じて中庭まで来た、霊界部屋まで後少し。」
紗椰「オッケー、もう結界が破られてもいいように急いで合流して!」
誠太「相手は全部で5人、でも今は逃げるが勝ち。」
卑弥呼「そうじゃ!余の嘘で掻き乱すぞ!」
そうしている内に......
ピキッ!!ピキッ!!
フリスト「ご主人様!結界にひび割れが発生しました!」
太一「ワルキューレ達に告ぐ!!全員霊界部屋に集合!」
ワルキューレ達「御意!!召喚王の命は我らの使命!」
この会話を聞いた霊夢は......
霊夢「!?女性達の声が聴こえたわ!太一は絶対に屋敷にいる!」
紫「太一!もし私の声が聴こえてるなら魔神者全員出てきて!今出で来るなら映姫に説得して裁きを軽くして貰えるわよ!」
そんな事知るか、どうせ罠なら行く訳ねぇよ!
半蔵「.....紫達のハッタリに乗るつもりはないぞ。もう太一も誠太も霊界部屋に合流したからな。」
バハムート「紫、申し訳ないが相棒達の邪魔だけはさせたくねぇんだ。」
神の命令なんか絶対聞くものか.....神殺しの魔神者に運命を決める事は誰も出来ないんだよ!
太一「皆お待たせ!今から世界に行くぞ!」
紗椰「世界と言ってもアジトが無いよ?」
千尋「アジトなら任せて!私が逃亡生活で使った場所なら安全だよ!」
神殺しを方法がヤバすぎて、一時期千尋は世界を駆け巡る逃亡生活を送った事がある。その間に盗みのテクニック磨き、潜伏術の心得が強い。
『母さん、僕は己の呪いを解除する為にサバトの儀式を行う。幻想郷の異変なんか知った事ねぇ、今重要なのは魔神者が全員集合しなければならない。神に反逆するのは我らの為、異変者として退治するのは構わない、その代わり向かって来るなら迎え撃つ。』
こんな形で置き手紙をすればいいかな。さて、日本を脱出するぞ!
太一「『世界の理は我ら魔神者が破壊する。肉体と魂を重ね、新たな境地を目指し到達する!』禁忌転移 アンビエント・クリア!!」
霊界部屋を保った状態で屋敷ごと転移する!!
バリィィィィィィンンンンン!!!!
幽々子「結界が破れたわ!!太一達を見つけるわよ!」
時既に遅し、屋敷の一部が消滅している事をまだ知らない。
紫「.....遅かった......屋敷の一部が消えている.....」
魔理沙「屋敷全部を転移魔法するならわかるけど、一部だけ消す理由がわからねぇ.....」
妖夢「.....多分太一、鈴仙と一緒にいたと思う.....浮気者には成敗しないと.....」
.......日本から離れて.......
太一「転移魔法終わった。とりあえず何処に移動したのかな......」
ザァァァァ.....ザァァァァ.....
半蔵「この場所、多分だけとイタリアだと思うぞ?」
千尋「イタリア.....あぁ....酒好きエドがいる場所だ....」
どうやらイタリアの街、サピエンツァにテレポートしたみたいだ......
紗椰「まぁお洒落、エドワードの故郷は宝石の街みたい。」
誠太「夜景が綺麗な場所として有名みたいだよ。おいら旅行で行った事ある。」
零「何処で太一、屋敷の一部を転移して大丈夫なのか?」
霊界部屋はあくまでも僕の意思で開く青い扉、相手には一部が消えていても実際は元の状態で維持している。
太一「あの時紗椰の呪詛札を使って幻覚魔法を仕掛た。母さん達には消えたって認識していると思う。」
紗椰「魔法の常識は太一にとって意味無いね.....」
バハムート「実際霊界部屋は何処でも使えるぞ、条件とするならクールダウンで最低3日間の空白が必要だ。」
あの時霊夢達には卑弥呼の能力をコピーして嘘で信じ込ませた。僕のもう一つの能力として、対象の人物に触れる事で能力をコピーする事が出来る。ただしコピー出来る能力は一つまで。
卑弥呼「抜け目無いねぇ〜.....千尋、アジトに案内して。」
千尋「あいよ〜、けっこう広いよ。」
魔神者達の集結まで残り7人、果たして封印を解放する事が出来るのだろうか......
次回に続く........
次回予告
幻想郷から異変解決組が魔神者達を追い掛けて来た。だかサバトの儀式をするには全員集結させなければならない。逃亡の為に千尋のアジトで生活する中、残りの仲間を解放すると同時に霊夢達から逃げなくてはならない。果たしてサバトの儀式までたどり着けるのか?
次回 幻想郷帰還物語
不死身の海賊王 エドワード・ティーチ
NEXTSTAGE イタリア地中海