幻想郷帰還物語    作:星風 彗星

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そろそろ魔神者が揃います。ゆっくりしていってね。


全てを巻き込む渾沌の戦争

ロンドン、ビッグベンの時計塔にて.....

 

 

霊夢「ふぅ~.....鐘の轟音にもだいぶ耐性が出来たわね....結界は破れそう?」

 

紫「後もう少しよ!フランが回復したら確実に突破するわよ!」

 

脳を破壊する鐘の音に、霊夢達は少しずつ耐性を身に着け魔神の結界を打ち破るまで後僅か。まだ救難チームのエドワード、誠太、千尋は到着していない。

 

リリカ「封印された状態だと動けないし、能力も使えない....仲間が向っているのはわかるけど.....」

 

???「全く、太一の我儘には呆れますわ.....でも解放したら、敵を嫐りあげる......」

 

救出チームが向かっている事を察しているが、まだ遠く反応が薄い。

 

美鈴「!?お嬢様、我々に接近する敵が来ます!相手は三人です!」

 

レミリア「恐らく太一の仲間だと思う。迎え撃つわよ!!」

 

推察は当たっているが、魔神者全員の能力を知らない異変解決組。その時、

 

バリィィィィィィンンン!!

 

フラン「皆〜!固いバリアを破ったよ〜!」

 

咲夜「さすが妹様!ですが、この荒々しい魔力が迫っているので急いで任務を遂行しましょう。」

 

ビッグベンの音響結界が完全に破壊され、リリカを守る物が無くなった。だが、

 

千尋「神の信者、異変解決者に告ぐ!!この場を去らぬなら、命を貰う!!」

 

救出チームの千尋が鬼に類似した姿で現れ挑発をする!

 

紫「気を付けて!千尋の瞳は相手を無効化する能力を持っているわ、それと嘘に騙されないで!」

 

千尋「ふ〜ん、私が神器着けてる事知らないんだ....じゃあ遠慮なく手裏剣を投げまくるよ!!」

 

巻物から大量の苦無&手裏剣を取り出し、霊夢達に刃の雨を浴びせる!

 

パチュリー「この程度の攻撃なら魔法で打ち消すわ!火符 アグニシャイン!!」

 

本来は脆く直ぐに破壊される小さな手裏剣だが、フレックの神器特製は触れた物をガチャつかせる為、

 

魔理沙「何で魔法が手裏剣に負けているんだ?おかしいぜ!?」

 

リリカ「助かった......千尋、ありがとう.....」

 

誠太「リリカはまだ封印解けたばかりだから休んでて、おいらとエドが囮になるから安心してね。」

 

エリザベート「お礼は後回しにして、今は嫐りあげる方法はありますの?」

 

エドワード「任せろ、大海強奪!汝の名はメアリー・リード!」

 

時計塔に黄金髑髏の海賊旗が打ちつけられる!!

 

紫「不死身の海賊王と無法者の剣豪も封印解除されたの!?もし私の推察が正しければ.....残りは哀、楓花、亮治、ローラ、ティナの五人.....」

 

レミリア「運命覗いたけど、太一はこの場にいない.....多分別行動しているわね.....」

 

この時異変解決組はある程度魔神者の能力を把握していたが、太一がいない事を逆に考え、捕らえるチャンスと狙い、

 

咲夜「私が時間を作ります。ザ・ワールド!!」

 

時を停止し、大量のナイフを投げまくる!だが、

 

千尋「生憎だけど、私の切り札は時間を操る事よ!」

 

咲夜「嘘!?私以外に時間を操る能力を持ってる者がいるなんて.....」

 

静止した時間を操作出来る魔神者は望月千尋ただ1人、滅多に使わない為切り札として考えている理由は、

 

千尋「あはは.....いつまで理性が保てるかな.....太一がバハムートで暴走する気持ち、わかるんだよね.....」

 

卑弥呼「頻繁に使用し続けると危ないぞ、余も心配になる。千尋の時間操作の代償は肉体に劇毒を注入するのと同じだぞ。」

 

卍手裏剣を分解し、鬼と化した千尋が咲夜に襲い掛かる!

 

咲夜「くっ!!前より気質が荒い!」

 

千尋「もうあなた達の血が欲しくて仕方無いの.....斬り裂いてあげるよ!!」

 

さすがに恐怖で時間停止を解除したが、荒々しい千尋の姿に誰もが驚いている。

 

レミリア「私とフランで魔神者に喰らわしてあげる!スピア・ザ・グングニル!!」

 

フラン「魔神者はぜ~んぶ壊れろ!!レーヴァテイン!!」

 

今度はスカーレット姉妹の必殺技が同時に放たれる!!

 

エドワード「今度は俺様の出番だな。レイル、力を借りるぞ!」

 

誠太「おいらも暴れるよ。天下無双!汝の名は宮本武蔵!」

 

絶対必中のグングニルと破壊を象徴するレーヴァテインに対し、エドワードと誠太は......

 

エドワード「シールドバッシュ!!」

 

カキィィィィィィンンン!!!!

 

レミリア「グングニルを弾き飛ばした!?でもフランのレーヴァテインは回避出来ないわよ!」

 

レーヴァテインはある意味ワルキューレの神器も強い、だが誠太にとって、どんな技であっても必ず弱点は存在する。

 

誠太「五輪刀 土ノ型絶技 奈落ノ岩裂!!」

 

神殺しの剣術は、レーヴァテインを粉砕させる!!更に、

 

フラン「私の武器を壊すなんて酷い!!こうなったら.....あれ?力が、入らない.......」

 

レミリア「このままだと.....灰になっちゃう......」

 

紫「そういえば日射しがなんか強過ぎるような気がする.....」

 

先程までは曇り空だったロンドンが、完全に快晴になり太陽光が更に増している。吸血鬼にとっては最も苦手で、光を浴びると灰になる。

 

魔理沙「ロンドンで猛暑になる事あるのか?」

 

咲夜「そんなはずありません!むしろ逆ですよ!?」

 

リリカ「太陽の光って温か〜い....私と真逆な吸血鬼は灰になって欲しいわ。」

 

本来ロンドンの気候は変動が激しくならないが、エドワードの能力で真夏日以上の暑さと日光がギラギラしている。魔神者エドワード・ティーチの能力は鋼の剛体意外に、天候を自在に操作する能力を持っている。

 

エドワード「よし、とりあえずロンドンから脱出するぞ。誠太、船の操縦よろしく!」

 

誠太「海賊船は空飛べないのに、どうするの?」

 

メアリー「あたしの船、クイーンアンズリベンジは空飛べるのよ!」

 

即席で作った船ではなく、メアリーの船は空飛ぶ海賊船に進化している。ただし空中飛行するのに時間が掛かるのが欠点。

 

エドワード「リリカ、回復したなら暴れてもいいぜ。俺様の船は空飛ぶ事が出来るが時間掛かるんだよな〜。」

 

リリカ「とりあえず、火炎の旋律で掻き乱す!!」

 

フルートから赤色の音符が大量に出現し、霊夢達に向かって突撃する!

 

パチュリー「赤い音符?今さら子供騙しの攻撃で何の意味が?」

 

美鈴「私が全部壊します!彩光蓮華掌!!」

 

己の弾幕で攻撃した瞬間、

 

ブォォォォォォォ!!!!

 

美鈴「あちちちちち!!!!」

 

エリザベート「灼熱の焼印は気持ちいいわ!そのまま苦しみなされ!」

 

イフリートの炎より劣るが、リリカの音撃は相手に継続してダメージを与える拷問魔法。魔神者の中では混血種と呼ばれるキメラで、エルフ特徴の長い耳、蝙蝠の牙、背中には人魚の鱗、赤色の瞳は太一と同じだが、生まれつき白髪の為区別がつきやすい。

 

エドワード「お前ら!空飛ぶ準備が出来た!出航するぞ!!」

 

千尋「誠太〜!逃げ去るよ!」

 

武蔵「もう少し暴れたいが、仕方あるまい.....」

 

誠太「火ノ型 四式 陽炎斬陣!!」

 

揺らめく陽炎が煙幕を張り、相手を惑わす!!

 

メアリー「エドワード、嵐を起こさないと速度が上がらないよ。」

 

エドワード「Weatherチェンジ パワーStorm!」

 

強風でマストが大きく揺れ、太一達がいる方角に向かって海賊船が前進する!!

 

紫「......逃げられた......もう間に合わないかも....皆大丈夫?」

 

レミリア「はぁ....はぁ....体全身が痛い.....」

 

フラン「お姉様ッ!?......フランも.....力が入らない....あれ?目の前が.....白い......」

 

魔理沙「幻想郷でも太陽の光でここまで重傷にはならないぞ.....瞬時に天候を変えられる能力なんて初めて見たぜ.....」

 

パチュリー「魔法で天候を変える方法はあっても、天候そのものを操るとなると生命を削る事になるわ....それと美鈴、あなたも治療しなさい。」

 

美鈴「私は大丈夫ですよ?音符を喰らった位平気ですよ。」

 

音撃魔法は体の内部にもダメージが浸透する為、実際は内臓の一部が破損している状態である事に気付いていない。

 

咲夜「美鈴、しばらく門番の仕事休みなさい。内臓も火傷しているわよ。」

 

美鈴「.....そこまで言うなら休みます.....」

 

ビッグベンの時計塔の戦いは、魔神者達の力に異変解決組は圧倒され退却せざるおえなかった.......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フランス革命地にて.......

 

 

太一「.....着いた.....本当なら一番最後に解放したかったけどね.....」

 

バハムート「正直俺もだ。ジャンヌに会うタイミング考えればよかった.....」

 

魔神者、新島 哀が封印されている場所に着いた。元々この場所は人類、神々、魔族、あらゆる種族が結束し、バハムートが討伐された聖地でもある。

 

シルフ「哀様と最後に会話したのはどれくらい前ですか?」

 

太一「あまり覚えていない......」

 

バハムート「相棒の記憶力は相変わらず酷いな.....25年前だぞ。」

 

シヴァ「私も覚えているのにどうしてかな〜?」

 

召喚獣達は人間よりも記憶力が良く、僕よりも思い出をしっかり維持している。まぁ正確に言うと、親父より女誑しが酷いから修羅場を思い出したくないのかも......

 

ヒルデ「太一様、フリストから聞きました。哀様の封印を解かれるのですね。」

 

太一「本来次のワルキューレはラズだけど....ヒルデ、魔神者全員集合したら交代メンバーを入れ替えしよう。」

 

ヒルデ「そうですね。まぁ出来る所なら神どもを思う存分殴りたい気分ですが、哀様は太一様の大切な妹ですからね。」

 

新島 哀は僕の実妹。父親が同じ閻魔 蓮だが母親が違う。僕の母親は八雲 紫だが、哀の母親は新島 雫。今はもう存在していないが、僕の義母でもある。

 

イフリート「俺達召喚獣は立会人だ、太一と同じ召喚獣と多種多様に契約出来る魔神者が二人いると知ったら紫達は気絶するぞ。」

 

ラムウ「まぁ儂も哀の姿をちゃんと見たいからな。解除方法間違えるなよ。」

 

哀の封印は召喚獣が5体以上存在していないと解除が出来ないようにしている。シルフ、シヴァ、ラムウ、イフリートは絶対条件で、魔術の基礎属性を揃えなければならない。魔石にいる召喚獣も使わなければ、封印は解けない。

 

太一「『汝は全てを滅ぼす終末の龍王。我の声に集いし召喚獣よ、愛せし妹をもう一度この世に解放し、再び神殺しを再開する。炎の魔人イフリート、氷の女王シヴァ、雷の賢者ラムウ、風の精霊王シルフ、大地の巨人タイタン、常闇の悪魔ディアボロス、白光の狼フェンリル、審判の機城アレキサンダー、王の立会者として、神殺しの聖女を蘇らん!!』」

 

 

 

聖なる天光が空から舞い降りる!!

 

 

 

 

 

 

哀「......ふぁ~......おはよ......」

 

ジャンヌ「ここは何処だ?哀、大丈夫か.....バハムートが何でいる!?」

 

どうやら封印解除は成功したみたいだ.....問題は記憶だな....

 

太一「哀.....僕の事、忘れちゃったかな?」

 

哀「.....お兄ちゃん?本当にお兄ちゃんなの?」

 

バハムート「ずっと相棒と付き添っている俺がいるぞ。」

 

万が一記憶が失われた時は、角と翼を生やす。僕の場合は角も翼も一体化している為、区別がつきやすい。

 

哀「本物のお兄ちゃんだ!!うあああああああああああんんんんん!!!!」

 

太一「長い間封印されて辛かったよな.......今日からはずっと一緒だ.....」

 

25年間ずっと1人だったから寂しかったんだろうな。まぁ僕も色々あり過ぎて何が大ピンチかわからねぇな.....

 

ジャンヌ「.....随分洒落た台詞....また女でも引っ掛けたのか?」

 

やべぇ、バレてる......もうこの際女誑しを貫いた方がいいかもな......

 

バハムート「ジャンヌ、色々と騒いでいるがちょっと緊急事態だ。閻魔 蓮をもう一度蘇らせなければならない。」

 

ジャンヌ「状況を説明しろ。」

 

 

バハムート&太一説明中........

 

 

哀「......本当なの?お兄ちゃんのお母さん、存在しないと思っていた......」

 

太一「僕の母さんは八雲 紫。幻想郷と言う世界では最古の妖怪にして賢者でもある。哀が知らない幻想郷でも、能力持ちの妖怪、人間、様々な種族が住んでいて、神、神族もいる。」

 

哀「他の皆はどうしているの?」

 

ヒルデ「哀様を解放している間、千尋、誠太、エドワード、リリカ、半蔵、紗椰、零は解放済み。予測として今はローラを解放している途中か解放されているか、まだティナ、楓花、亮治の封印が解放されていない状態です。」

 

チームで行動している分、状況が確認出来ないし、今霊夢達が何処にいるのか把握出来ないが、2日程寝ないと体力が回復しない。

 

太一「魔力使い過ぎたから寝かせて。ふぁ~......ZZZ.....ZZZ......」

 

哀「本当は動きたいけど、体がガチガチに固まっているし.....イフリート、マッサージお願い。寝落ちしたらベットに運んで。後運ぶのはシヴァ。」

 

ラムウ「......母親違うのに考えている事一緒か?困ったな......」

 

考えている事は正直一緒な所はある。だが今は体力を回復させ、自動で魔力が回復出来る位まで寝ないと.......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ベルリンの壁にて......

 

 

 

 

 

 

 

 

紗椰「.....ローラの封印解けた?」

 

零「解けたぞ.....だがほとんど衰弱しているから、まずは食事させよう。」

 

半蔵「返事はしなくてもいい、とりあえず安全第一だ。」

 

既にローラを封印が解放され、これからの作戦を考えつつ、残りの魔神者を解放しにゆく........

 

 

 

 

 

 

 

 

次回に続く.......




次回予告

残りの魔神者は後三人、異変解決組は既にボロボロ。そんな中幻想郷にまた新たに災いが起き、もう何が異変なのか状況も追いつかない状態だ。何故閻魔 蓮を復活させるのか?異変解決は果たし出来るのか?複雑に絡む太一はどうする?

次回 幻想郷帰還物語


幻想郷に迷い込んだ元人間 閻魔 蓮


NEXTSTAGE 現実の世界&幻想郷
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