幻想郷帰還物語    作:星風 彗星

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これで魔神者全員揃いました。ゆっくりしていってね。


閻魔 蓮の蘇り

博麗神社にて.....

 

 

 

 

紫「.....魔神者13人、本当に解放したのね.....太一、本当に蓮を蘇らせるの?」

 

太一「今さら引き下がるつもりは無いよ。呪いを終わらせる為に......」

 

誠太「ねぇ〜、サバトの儀式はまだなの?」

 

哀「話が終わったするよ、焦らずに待つのも大事。とりあえず酒飲んで待ってて。」

 

焦ったら失敗する。でも母さん達にはどうしても話さないといけない理由、神殺しの宿命は避けられない事だ。

 

霊夢「.....太一、あなたが起こした異変を決して許す事は出来ない。博麗の巫女として、あなたを退治するわ.....」

 

太一「まぁまぁ、まずは『話を聞け』。」

 

魔理沙「!?体が....動かない....紗椰が言霊を発したのか?」

 

紗椰「私は儀式の準備をしているだけ、呪言は発動してないよ。」

 

文「.....恐らくですが、新島 太一が言霊を使用したと思います.....」

 

千尋「抜け目ないね〜、言霊を魔法で再現するの太一だけだよ。」

 

僕は霊夢や母さんには召喚獣を操る能力と明かしているが、本来は魂を共鳴する能力。簡単に説明するなら相手の力をコピーし我が物にする。

 

亮治「幻想郷に帰還したのは5百年ぶりだな。私を忘れている者がほとんどだが、輝夜には申し訳ない事した.....」

 

半蔵「未練はほどほどにして、儀式の準備するぞ。」

 

儀式に必要な魔神者13人の立ち位置として、正義の心を歩む者と悪魔の道を進む者と別ける必要がある。

 

ジャンヌ「正義の心を歩む者、誠太、ローラ、ティナ、亮治、楓花、哀の6人。時計の針では偶数の位置に着いて欲しい。」

 

バハムート「悪魔の道を進む者、半蔵、零、千尋、エドワード、リリカ、紗椰は奇数の位置に頼む。相棒は中心に立ち、蓮の形見を天空目掛けて放り投げろ。」

 

親父の形見を反応させるには、全員が魔神解放しなければならない。魔素が濃くなり、常人がその場にいれば窒息死する。

 

霊夢「ねぇ太一、私達に話したい事って何?」

 

太一「親父が起こした異変を教えて欲しい。真実を知っても霊夢に怨みは抱かないし、僕達が閻魔 蓮を浄化しなければならない問題だから。」

 

紫「.....蓮が起こした異変は、幻想郷に疫病をばら撒いた事よ.....あなた達の問題って何?」

 

紗椰「太一の哀以外は全員蓮に殺され、転生している。神殺しの魔神者になる前は普通の人間として生きていた。」

 

亮治「私は殺されはしていないが、ただし多くの生徒を失いその原因が蓮と知った時はショックだった......」

 

魔神者は元々人間で、2つ能力を持っている理由は閻魔 蓮の呪いとも言える。禁忌の魔神とは、閻魔 蓮が所有していた能力であり、これまで種族を滅ぼした証でもある......

 

魔理沙「どんな事であれ神様を憎む太一達の気持ちなんてわからねぇよ.....だけど、閻魔 蓮のやってきた事が許せないのはわかるぜ.....」

 

哀「私も記憶が半分消えているけど、お父さんをどんな形であれ、必ず浄化して欲しい。死ぬ前に、お母さんに言われた事は覚えている。」

 

エドワード「俺様達はよ、神に反逆をする事が使命だ。だが閻魔 蓮に対しては憎しみ、怨みしか無い。」

 

霊夢「......サバトの儀式で蓮を蘇らせたら、誰が蓮を倒すの?」

 

太一「僕が殺る。神殺しの王として、そして僕自身の為にも.....皆!配置に並べ!」

 

配置に着いた瞬間、それぞれの魔神が姿を現す!

 

紫「これが太一達の魔神......勢揃いすると寒気がする....」

 

リリカ「さぁて、蓮を呼び出すよ。解放する順番は太一が最後。時計の針順に揃えて!」

 

同時に魔神解放をすると空気が歪み、圧縮で爆破してしまう可能性が高い。だからこそ1人ずつ解放し、サバトの儀式を完全させる.......

 

半蔵「...超越憑依!汝の名は酒呑童子!」

 

ティナ「物理法則!汝の名はニコラ・テスラ!」

 

千尋「真実即滅!汝の名は卑弥呼!」

 

ローラ「療福天醒!汝の名はナイチンゲール!」

 

零「無類力士!汝の名は雷電為右衛門!」

 

亮治「森羅万象!汝の名はアルキメデス!」

 

紗椰「一蓮托生!汝の名は安倍晴明!」

 

誠太「天下無双!汝の名は宮本武蔵!」

 

リリカ「峨嵋血晶!汝の名はエリザベート・バートリー!」

 

楓花「邪殺開眼!汝の名はリュドミラ・パヴリチェンコ!」

 

エドワード「大海強奪!汝の名はメアリー・リード!」

 

哀「聖女極光!汝の名はジャンヌ・ダルク!」

 

太一「龍王降臨!汝の名はバハムート!!」

 

全魔神者が解放した瞬間、幻想郷の空に呪文字が大きく刻まれる!!太一を中心に囲う魔神者達、時計を動かくが如く魔法陣が生き物のように動いている.......

 

魔理沙「これが太一の正体!?まるで化け物だぜ.....」

 

紫「閻魔 蓮が.....蘇る.....」

 

 

 

 

 

 

 

上空から現れし、異変の元凶閻魔 蓮の姿は.....美しい魔王のような出で立ちだった.......

 

蓮「ふぅ~......ようやく生き返ったぞ....幻想郷も懐かしいな〜。」

 

霊夢「本当に蘇りをしたのね......閻魔 蓮!!この場で退治してあげる!」

 

蓮「そう焦るなよ。久々の再会を喜ぼうじゃないか。」

 

不気味な立ち振舞は正直怖い、ただし最初の神殺しである以上油断は出来ない。

 

紫「蓮.....あなたが異変を起こして幻想郷がどんなに酷くなった事か.....どうして真実を隠していたの?」

 

蓮「まぁこの際全てを話してスッキリするつもりだけど.....想定外な事に、なんで太一がバハムートを解放して平気でいられるんだ?」

 

太一「.....親父.....」

 

どんなに待ち望んだか、己の呪いを受け付けた張本人が目の前にいる。本当なら今直ぐでも暴れたいが、怒りを通り越して冷静な殺意が理性を保っている。

 

楓花「.....怖い.....目の前にいる太一から、愛しさが全く感じられない.....」

 

零「まさしく終末の龍王.....俺達は太一が勝つ事を信じ待つしかないが、殺意が強過ぎで肌が痛い......」

 

僕自身バハムートを解放して暴走した事は何度もある。その殆んどが怨みや感情を抑える事が出来なかったが、今回は感情を通り越していつもより冷静でいられる。

 

太一「教えて欲しい事がある......僕が親父にとって想定外な所は何?」

 

蓮「お前がバハムートの力で神様を殺し過ぎた事だ。太一以外殺した神様の数は平均5柱。ましてや神界を滅亡させた経歴もあるからな.....」

 

過去に皆は神様を倒した事はあっても一桁の数字で済んでいる。ただ太一のみ桁違いの殺戮で神々を滅殺している。その数は魔神者の平均を1万倍越え、天使や悪魔眷属を含めると億を越えてしまう。

 

亮治「疑問に思う事は、世界を滅ぼすバハムートが何故太一と契約しているのかが不思議だ。本来は最初の神殺しが契約する者だが、真実を知りたい。」

 

蓮「1度目の死ぬ瞬間に、俺から魔神の力が消えている。その後何度か転生をしているが、バハムートの力はいつまで経過しても戻らなかった。」

 

紫「太一が生まれた時、所々に銀髪が生えている理由がやっとわかった......」

 

全てを滅ぼす終末の龍王バハムートは、当時赤ん坊だった太一に魔力ごと引き継いでいた。僕自身、バハムートの存在を知った時はあまり実感しなかった、だが不思議と魔法や武術が使え成長していく過程で己の存在意義を知った。

 

幽々子「紫!この状況はいったい.....」

 

妖夢「異変なら助太刀します!」

 

千尋「部外者は引っ込んで!これは魔神者の問題、介入するなら誰であろうと切り裂くよ!!」

 

白玉楼から幽々子と妖夢が来たのか......恐らく紅魔館の皆も後々来るだろう.....

 

エドワード「太一、俺様が言える事は一つ。閻魔 蓮を倒せ。」

 

誠太「おいら達は見届ける。」

 

紗椰「蓮は恐らく私達が今契約している魔神達の能力を使うから気を付けて!」

 

リリカ「勝ってコンサートを行うわよ!」

 

零「魔神者に敗北の二文字はいらねぇ!暴れてこい!」

 

これから僕は実父、閻魔 蓮を倒す。親殺しを背負う覚悟はもう出来ている、復讐を果たしてその結果がどんな事になろうとも.....元凶を仇討ちする事に迷いはない.....

 

ティナ「科学に不可能は無い事を証明してね。」

 

ローラ「怪我したらキツい治療をするわよ!」

 

半蔵「魔神者の王は我儘で面倒くさいが、それが太一の良いところでもある。」

 

哀「お兄ちゃん!私達の力を受けって頂戴!」

 

あぁ......皆の思いや魂が伝わってくる!!背負う物が大きくなるほど心が苦しくなるが、僕はそれをエネルギーにする!

 

太一「我は汝 汝は我.....全ての世界は我の為にあり、種族の命を喰らい尽くすのは我の願いである。汝は終末の龍王バハムート、この世の全て、我に跪け!!」

 

バハムート「いくぜ相棒、我らの願いを叶えるぞ!」

 

魔神を解放しても理性は保てる!相手が実父でも、僕はこれから生きる世界の為に戦う!!

 

蓮「はぁ.....俺の中で一番恐れていた事態が起きちまったな.....仕方ねぇ、俺も魔神解放させてもらう。」

 

楓花「最初の神殺し閻魔 蓮、どんな魔神なの?」

 

千尋「正直私達は知らない.....でも魔神者が一番嫌な匂いがする.....」

 

蓮「我は汝 汝は我....」

 

亮治「その詠唱、愛弟子に教えた解放呪文!?オリジナルは蓮だったのか.....」

 

魔神を解放する時は殆んど詠唱を短縮している。契約した魔神の異名に当てはまる四字熟語を解放呪文にしているが、限界を越えないように制限を着ける。120%以上の出力で魔神解放すると一瞬にして肉体が崩壊し、不老不死でも完全に命を消してしまう可能性が高い。神殺しの数を増やす度に理性や制御が強化され、フルパワー状態のまま戦える回数が増える。太一以外の魔神者は7柱以上を倒して完全解放でも理性が保てる中、桁違いの神殺しをしているバハムートは制御不能。だが、

 

太一「皆、もし僕が暴走したら.....その時は頼む....」

 

エドワード「我儘な小僧だな....行ってこい!」

 

さて、閻魔 蓮はバハムートに対して何を解放するつもりだ?

 

蓮「愚者は世界の運命すら変え、色無き存在と成らん....我の道は風の如く自由となり、光を導く勇者でもあり闇を齎す魔王でもある。異界を越え、幾万年の時より我に力を!汝の名は....ルシファー!!」

 

遂に姿を現したか.......やはり親父は最初の神殺しであって恐ろしい魔力を感じる.....

 

蓮「俺のバハムートを返してもらうぞ。太一、始めようか!」

 

太一「僕の願いは平和な暮らしだ.....本当の神殺しを実行する!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

次回に続く......

 

 

 

 

 




次回予告 

全ての魔神者が揃い、サバトの儀式により閻魔 蓮は蘇った。実父を倒す事に新島 太一は覚悟を背負い戦い、異変を終わらせる......

次回 幻想郷帰還物語

最初で最後の神殺し

NEXTSTAGE 幻想郷

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