幻想郷帰還物語    作:星風 彗星

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バトル多め、ストーリー薄くなるかも....ゆっくりしていってね。


最初で最後の神殺し

博麗神社上空......

 

蓮「始めようか.....サモンズスキル ハイドロブレス!!」

 

いきなり召喚獣の魔法!?当然か、バハムート以外は殆んど同じ能力。だからこそ強い.....ならば、

 

太一「サモンズブレイク 裁きの雷!!」

 

ガシィィィィィィンンンン!!!!

 

魔理沙「.....弾幕ごっこのレベルじゃねぇ.....即死する魔法や技をいきなり放つなんて....幻想郷が壊れるぞ.....」

 

千尋「幻想郷が壊れる心配はしなくていいよ。終わったら修復を手伝うから。」

 

魔神者同士の戦いは、世界が一つ滅ぶ程激しく、万日かけても終わる事なく戦争は終わらない。

 

蓮「魔法武術 獄炎掌!!」

 

太一「ぐはっ!?」

 

黒い炎の打撃技で太一を殴り飛ばす!!

 

太一「野郎......抜剣 ヘルスラッシュ!!」

 

闇の召喚獣 ディアボロスの力で斬り裂く!

 

蓮「ゲホッ!?状態異常の斬撃、ワルキューレの神器だな?」

 

太一「はぁ、はぁ.....」

 

いつもは召喚獣と会話しながら戦うが、そんな余裕がない。今までの神殺しは念話やテレパシーで合図を送ったが、全て見切られている。

 

妖夢「どうして太一が攻撃しているのに疲れているの?」

 

零「恐らく未来視で太一の行動を読み抜いている.....」

 

未来視は紗椰の魔神、安倍晴明の能力。サバトの儀式で魔力の共用範囲が拡大し、コピー出来る種類が増えている。ただし新しい能力を使用する場合、上書きしなければならないのが欠点。当然、

 

蓮「サモンズブレイク 亡霊の灼熱(ゴーストクリムゾン)!」

 

太一「があああああ!!」

 

保存出来る能力が少ない太一は必ず不利になる。

 

楓花「愛しの太一が傷付く姿.....もう我慢出来ない、弾丸を撃ち込んでやる!」

 

太一「.....来るんじゃねぇ.....同じ仲間でも、許さんぞ.....」

 

哀「お兄ちゃん.....」

 

王様は己の意思を曲げず、信念を貫き、最後まで戦う者。僕は終末の龍王バハムートと共にある。

 

蓮「一対一で戦うの飽きてきたな〜、サモンズレギオン アマテラス!!」

 

剣、鏡、勾玉を持つ召喚獣を体内に宿す!僕自身、全ての召喚獣と契約している訳では無いが、アマテラスは神族に属している。

 

バハムート「相棒!このまま一対一だと死ぬぞ!?1人魔神者を介入させろ!」

 

太一「....仕方ねぇ....哀、頼む!」

 

哀「サモンズレギオン 死の天使ザルエラ!!」

 

アマテラスに対抗する為、哀が助太刀に入る!

 

蓮「意外な召喚獣だな.....だが問題無い、立ち向かうなら真っ向から撃ち抜く。」

 

太一「サモンズレギオンはあくまでも共闘だ.....哀、親父の召喚獣を引き剥がせ!」

 

哀「サモンズスキル EATERグラビガ!」

 

本来哀は闇属性の召喚獣を使わないが、儀式の影響で魔神者同士の魔力が共鳴状態。だが......

 

哀「くぅぅぅぅぅ.....思ったより力が出ないよ.....」

 

亮治「儀式を終えて、魔力を消費し過ぎている。恐らく我々魔神者全員のエネルギーは太一と蓮に受け渡してしまったのだろう.....」

 

推察は当たっている。この戦いで太一、蓮のどちらかが完全に消滅しなければ魔神者の力は戻らない。

 

蓮「状況判断や閃きに関しては俺より優れているが、お前が考える事はお見通しなんだよ。」

 

紗椰「自由奔放な太一でも、戦い方に関しては相性が悪過ぎる.....」

 

魔神者も元々は人間、馴染んでいる思考にはそれぞれ癖がある。太一自身は気付いていない、だが......

 

太一「サモンズチェンジ シヴァ!」

 

己が得意とする召喚獣を使用し、シヴァの絶対零度が蓮を襲う!その瞬間、

 

蓮「俺の予想通りだ。サモンズブレイク 天剣崩落!!」

 

紅蓮の七剣が業炎を巻き起こし、太一を簡単に薙ぎ払う!!

 

ドゴオオオオオオオオンンンン!!!!!!

 

太一「ゲハッ!?......体が、動かない......」

 

バハムート「相棒!しっかりしろ!」

 

霊夢「神殺しの太一がお人形扱いされてる......信じられない......」

 

魔神解放の時間が長引く程、纏っているオーラが弱くなり防御する事に精一杯になってしまう。

 

ローラ「太一!異空間にエリクサーあるから飲んで!」

 

太一「助かった......能力も借りるよ!」

 

傷と魔力を全回復する特効薬は魔法を使う者に対して一番手に入らないアイテムで、ローラは異空間に大量の治療薬を備蓄している。魔神者によって薬品は違い、僕の場合はエリクサーだ。

 

蓮「あの状態からよく生還したな〜。根性に関しては一人前だぞ。」

 

太一「一番言われたくない言葉だな......でも回復したばかりで頭が回らねぇ......」

 

蓮「さぁて、そろそろ終わりにしてやるよ。」

 

アマテラスの七剣が太一に振り下ろされる瞬間......

 

フラン「お兄様に......触れるなああああああ!!!」

 

ガギィィィィィィィィィィィィンンンンン!!

 

魔理沙「フラン!?なんでこんな所にいるんだ!?」

 

フラン「魔理沙は黙って!お兄様、大丈夫?」

 

太一「.....フラン......」

 

紅魔館から勢い良くフランがレーヴァテインで閻魔 蓮に奇襲して来た!!博麗神社から大分距離離れているが、何故僕を助けたのかわからない......

 

蓮「バハムートと同じ破壊を司る者か.....太一も罪な男だな、随分幼い女の子を手駒にするとはな。」

 

フラン「ねぇ.....私の事を言ってるの?壊してアゲル!」

 

いくら親父でも言ってはならない言葉がある......僕自身女関係は酷いが、女性を手駒と呼ぶ事に対しては恨みしかない.....

 

太一「.....フラン、しばらく時間稼ぎしてほしい.....好きに暴れていいよ。」

 

フラン「ありがとう!禁忌 禁じられた遊び!!」

 

一気に弾幕を展開し、蓮に波状攻撃を仕掛た!!

 

蓮「弾幕の量や性能はえげつないな〜。だが.....サモンズチェンジ アトモス!」

 

アマテラスの七剣が消え、幻想郷の空がブラックホールと化した!

 

半蔵「全ての攻撃を異空間に封鎖する積りか?だとしたらマズい!蓄積した物が倍返しで来るぞ!」

 

圧縮した魔力の塊を放てば幻想郷の地形は完全に崩壊してしまう。だがフランは、

 

フラン「お兄様は、私が守る!コワレロ!!」

 

バリィィィィィィィィィンンンン!!!!

 

蓮「マジか......召喚獣を異空間ごと破壊したのか.....」

 

フラン「はぁ.....はぁ.....」

 

ポタ.....ポタ.....

 

ティナ「喉元から出血してる....まさか紗椰の言霊を真似したの?」

 

フラン「......駄目、声出すと...イタイ.....」

 

真似とは言え、フランのあらゆる物を破壊する力なら言霊でも充分強い。召喚獣と異空間を完全に木っ端に砕いたのは凄いが、代償として声帯に反動が押し寄せてしまう。

 

蓮「そろそろお嬢ちゃんには死んでもらうよ。さすがに俺の計画を知った以上、生かしてはならないからね。」

 

紫「バハムートを取り返して何する積りなの?」

 

蓮「現実の世界で全ての種族を滅ぼす。元々バハムートはそういう存在だから、あるべき姿に戻したいだけさ。」

 

かつてバハムートは人類、神族、悪魔が力を合わせて討伐した伝説が残っている。一度は倒し、世界は平和になった。だが閻魔 蓮は禁忌魔法で蘇らせ、バハムートを魔神として契約している。

 

太一「......フラン、時間稼ぎありがとよ.....それと、今から全員に警告する。今直ぐ幻想郷から去れ......」

 

千尋「太一!あんた何するつもりか知らないけどやめて!」

 

太一「この際どうでもいいや......親父を倒す為なら命を捨ててやるよ!」

 

赤黒いオーラが幻想郷の空を覆い、太一の体から禍々しい魔力が溢れすぎている.......

 

バハムート「相棒、お前本気か?召喚獣の第二解放すれば精神も肉体も戻らなくなるぞ?」

 

太一「.....僕は神殺しの時から命を大事にした事は一度もない......血の繋がりであろうと、全ての禁忌を使って親父を倒す!サモンズドミナント ワルキューレ!!」 

 

ヒルデ「太一様、後悔しても知りませんよ......」

 

ワルキューレをドミナントするのは生まれて初めてだ。本来は神器錬成の役目を果たす戦乙女には異名がある、フリストは震える者、スルーズは強き者、ランドグリーズは盾を壊す者等、様々な特性がある中、唯一異名を隠して使用しているのはヒルデだけ。だが......

 

太一「あがが......ここまで負担がくるとはな.....」

 

ワルキューレは半神半人、いわば神の血を直接摂取し、殺意の衝動が過剰に反応してしまう。当然理性を保つ事が不能、だが一番驚いているのは......

 

蓮「その姿......何故だ......雫は既に死んでいるはずだぞ.....」

 

哀「体格は違うけど.....グラデーションの髪色はお母さんと同じだ!」

 

現時点で太一の髪は黒、白、銀、青、4色のグラデーションに変化し、角が消えて額に瞳が生えている......

 

楓花「.....私と同じ三眼(トラインアイズ)......でも何でだろう、神々しいお姫様に見える.....」

 

エドワード「額の瞳はエメラルド色か?仮に太一が神様になったとしても、何故か憎悪や怨みを抱かなねぇ......むしろ尊敬、王の振る舞い、魅了する程美しい....神王と呼んじまうよ....」

 

僕の姿が哀のお母さん、新島 雫に似てる事に正直ビックリしている。第二解放して変身がようやく終わったが、無数の生物を保てる状態はリリカの混血種からコピーした。

 

蓮「サモンズブレイク ステラドライブ!!」

 

太一「無駄だ.....禁魔 万華鏡の結界!!」

 

親父があらゆる魔法や召喚獣を使用しても、僕にはもう通じない。あまり動揺しない相手が、哀のお母さんを見た瞬間心が揺らいだ。敬意を込めて、閻魔 蓮にはバハムートの必殺技で葬らせてもらう......

 

蓮「なぁ太一、仮に俺を消滅させたとして...お前は何を望む?神殺しの宿命はずっと続いていくぞ.....」

 

太一「本来なら神殺しは続けるつもりだけど、それも終わりにする。何故なら、僕には新たな野望が出来たから。」

 

バハムート「相棒、第二解放して何で理性を保っているんだ?俺には理解出来ねぇよ.....」

 

太一「一番は親父が動揺してくれた。それと、今の僕には痛覚と嗅覚が無いからね。」

 

半蔵「.....恐ろしい事を堂々と出来る魔神者は太一しかいないぞ.....」

 

この戦いが終わったら、僕は再び長い眠りに入ると思う。そしていつか、本当に愛する者が決まり幸せになる。記憶が無くなったら、その時は新しく作ればいい。

 

太一「呪われた体を解き放ち、因果を終わらせよう!!汝の名はバハムート、そして汝の真名は新島 太一!」

 

フラン「お兄様.....まさか、メガフレアを撃つの!?」

 

メガフレアはバハムートの必殺技、だが今回は違う、更に進化した技で親父を葬る!!

 

太一「サモンズブレイク!ギガァァァァァァ、フレアアアアアアア!!!!」

 

メガフレアを超える魔弾が進化し、惑星を貫く龍王の咆哮が光輝くレーザーとなる!!

 

 

 

ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンンン!!!!

 

 

 

 

次の瞬間、爆発の埃から現れたのは......

 

蓮「.......」

 

太一「......呪いが解けた.......」

 

妖夢「い...いやあああああああああ!!!?」

 

紫「太一.....」

 

皆が驚くのも無理は無い、僕が手に持っているのは閻魔 蓮の頭部だ。だが一つ問題が.....

 

太一「あぁ.....もう誰も邪魔する者がいない.....さぁて、何から壊そうかな〜.......」

 

ティナ「!?緊急事態よ!太一が暴走した!!」

 

霊夢「何ですって!?」

 

キルオーバーモード、発動......もう僕に勝てる種族など、何処にも存在しない......

 

零「恐れていた事が起きたな......呪いが解放された太一は何するかわからないぞ......全力で阻止するぞ!」

 

亮治「思えば一番の問題児は太一だな......魔神者全員に告ぐ!終末の龍王バハムート、新島 太一を救済するぞ!」

 

魔神者全員「我らは神殺しの魔神者なり!王を鎮め世界を救う!!」

 

 

 

閻魔 蓮の頭部は消え、完全消滅した今、新島 太一の呪いは解き放たれた......果たして、幻想郷、いや世界を救う事は出来るのだろうか.......

 

 

 

 

 

 

 

次回に続く.......




次回予告

閻魔 蓮は完全消滅し、幻想郷の異変が解決したと思った矢先、新島 太一の呪いが完全に解き放たれ、全てを破壊する化身となりて暴走してしまった.....太一の暴走を止め、幻想郷の異変、現実世界の異変、果たして解決出来るのか?

次回 幻想郷帰還物語

世界を救う結束の絆

NEXTSTAGE 幻想郷&現実の世界
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