幻想郷帰還物語    作:星風 彗星

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忍びの道は険しい物、ゆっくりしていってね。


服部 半蔵の日常

守矢神社にて....、

 

半蔵「.....シュッ!!」

 

スパッ!!

 

早苗「さすが忍びの頂点です!いつも千枚の手裏剣を鍛錬で投げ続けるのは凄いです!」

 

半蔵「指の鍛錬は毎日欠かせない、足先で掴む事もしているぞ。」

 

指の力は魔神者の中では随一の筋力を誇り、その指で鉄を削ぐ事も出来る。

 

童子「おい、そろそろ鬼集会の時間だぞ。酒はあるか?」

 

半蔵「あるぞ。今回はどんな反応するかな?」

 

異変解決以降、半蔵は誰もが美味しく飲める酒造りに営んでいる。鬼集会は勇儀、華仙、萃香、正邪、魔神者の千尋が集まる事を半蔵が決めた事らしい。

 

諏訪子「不思議だよね〜、最近守矢神社の神社が増えて嬉しいけど、神殺しの魔神者ポスター作って正解だったよ。」

 

ポスターの内容は、半蔵が忍び装束で般若心経を唱えるシーンを切り抜いた。伊賀忍は唱える御経は甲賀忍と真逆な為、わかりやすい。

 

神奈子「鬼集会で酔い潰れて帰るなよ。」

 

半蔵「エドワードがいないから大丈夫さ、海賊は鬼でさえ飲み比べで勝利している。」

 

酒豪エドワード・ティーチは星熊勇儀に酒飲みで勝負した事は幻想郷に知れ渡って、萃香もビックリして挑んだが、鬼が酒で負けたとなると常識が変わってくる。

 

童子「角は額に生やすぞ。鬼の見た目は大事だからな。」

 

酒呑童子の角は2本、卑弥呼は1本、集会時は半魔神解放状態で向かうのが忍びコンビのルールらしい.......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鬼集会......

 

 

 

千尋「半蔵〜、待っていたよ〜。」

 

勇儀「前回はビールだったな、今回も楽しみだよ。」

 

萃香「はやく飲も〜。」

 

今回鬼集会は人里の空き家を借りて行う。半蔵が造るお酒はアルコール度数を気にせず、誰もが美味しく飲める酒を提供出来るように研究中。

 

半蔵「今回はテキーラって言う酒だ。メキシコでしか造れない物だ。」

 

華仙「国限定?美味しいの?」

 

正邪「まぁ酔い潰れる事は絶対ねぇけど、とりあえず味見してやるよ。」

 

五人は半蔵が造ったテキーラをグラスに注いで飲む.....

 

 

 

勇儀「旨い!ただ度数高い.....酔いが一気にくる....」

 

正邪「蒸留酒でもこれなら飲める.....」

 

評価はそこそこ、美味しさを求めるならカクテルの方が良かったかもしれない......

 

半蔵「蒸留酒は基本的に度数が高いし、テキーラは上級者が飲むお酒なんだ。エドワードはこの酒をボトルで飲むから恐ろしいぞ....」

 

華仙「酒豪エドワード.....いけない、今回鬼集会した理由は太一のバハムートについて知りたいから、集まった事をテキーラで忘れそうになる....」

 

童子「バハムートの話を長いぞ......」

 

 

歴史を辿ると、バハムートには様々な逸話がある。太一達魔神者の中では、最初の神殺し閻魔 蓮が契約者。その後、全ての種族から反感を得た所に蓮は神族、悪魔族を滅ぼし、人類の楽園を創造する事を実行。だか、

 

半蔵「蓮の子供、太一と哀の誕生によりバハムートの力は失われた。まぁ太一自身、終末の龍王バハムートの存在を知ったのは14歳、高校3年間とんでもない生活していたのはビックリしたよ。」

 

萃香「紫の息子は外の世界育ちって聞いたけど、本当だったんだ.....」

 

魔神者も育ちこそ違うが、一番年齢的に下なのは太一と哀、生まれた日は1日違い、今でこそ酒は飲めるが、赤ちゃん返りする事は皆がため息を吐いてしまう。

 

千尋「零と鍛錬中に、修羅場時代の魔法を久々に使うからビックリした。現実世界で何股したのか問いただすと恐ろしいよ.....下手すると......」

 

半蔵「多分だが、太一は一夫多妻制の暮らしから夜逃げしていると思う。当然相手の女性は妊娠している......」

 

勇儀「魔法も強いのに、なんかもったいない気がするな。自由人は嫌われるぞ。」

 

本来なら過去を語り、真実を明らかにしたい所だが、話が長くなる為省略.......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2時間後.....

 

 

 

 

千尋「積もる話は後にして....私は明日、アリスと露店出して衣装を売り捌くよ。」

 

半蔵「居酒屋用の酒はまだまだ改良しないとな。零の飲食店から注文入っているから大変だな〜。」

 

勇儀「まぁ飲み友が増えるなら大歓迎さ!エドワードに関しては別.....もう一回リベンジして、今度こそ鬼が酒豪って事をわからせてやる!」

 

萃香「飲めるならなんでもいいや〜。魔神者は強い奴しかいないから楽しいよ。」

 

色々雑談を重ね、鬼集会は終了。残りの仕事に備え、半蔵は帰宅する......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人里にて......

 

 

半蔵「腹減った.....零の食堂でラーメン食べたいが、あいにく定休日なんだよな......」

 

童子「デリバリー頼めば?ティナの発明料理は携帯食料になるが、どうだ?」

 

色々動いて腹減ったと半蔵はポツリと立ち止まる。1人でグルメを楽しむのは半蔵の趣味らしい。

 

半蔵「現実世界なら個人の飲食店で腹いっぱい食えるんだがな〜......そうだ、ティナから貰っていたワープ装置試そう。」

 

河城にとりと共に開発した、現実世界に帰るワープ装置を起動し、行き先を指定する。静御千年桜の京都を目的地にして....

 

童子「転送!!」

 

シュバッ!!

 

半蔵「.....成功した....」

 

京都に到着し、1人でグルメを楽しむ事にする。

 

童子「グルメは高いぞ?軍資金はどっから調達したんだ?」

 

半蔵「楓花の給料を貯金している。俺の趣味は太一達に知られたくないからな。」

 

個人の飲食店を探し、店に入ると.....

 

亮治「...半蔵?こんな所で飯食べるとは奇遇だな。」

 

何故か魔神者のリーダー亮治が居座っている。

 

半蔵「リーダー?太一じゃなくて良かった......」

 

亮治「安心しろ、私は秘密を言いふらす事はしないから。」

 

聞けば、亮治は寺子屋の休日の合間に各地を観光するのが趣味。輝夜とデート出来る場所を考え、様々な場所を巡っている。

 

アルキメデス「童子じゃないか。今日も酒飲みか?」

 

童子「毎日酒飲みする訳じゃねぇよ.....今日は蕎麦を食う!」

 

哀「私もいるよ〜。お仕事お休みでたまたまリーダーと一緒になったから、蕎麦食べる〜。」

 

しばらく仕事漬けだった哀も、亮治と合流して蕎麦を食べる。今回この店の蕎麦は抹茶そばで有名で、麺が緑色、亮治は天ぷらセットを注文している。

 

半蔵「俺はしらす丼をセットにしよう。」

 

ジャンヌ「けっこう大食いなんだな.......」

 

 

 

 

15分後......

 

半蔵「いただきます.....」

 

抹茶色の蕎麦としらす丼をゆっくりと味わい、食を楽しむ....

 

哀「蕎麦美味しい〜!これぞ日本の食だよね!」

 

亮治「今度零にレシピ本渡して作らせよう。」

 

幻想郷でも蕎麦を作る店は少ない、零の食堂にメニューが増えればお客のリピート率も上がると思う。

 

半蔵「蕎麦の薬味はネギが一番だ!良い食事にたどり着いて嬉しい!」

 

ジャンヌ「1人でグルメを巡るのが趣味か.....私も今度やってみようかな?」

 

童子「趣味は金かかる時もある、楽しければそれでいいさ。」

 

アルキメデス「食事は趣味にならない、教える事が少ないからな。」

 

蕎麦を食べながら雑談をすると、あっという間に夜になっていた.....現実世界に転送した時間が夕食だったのもあり、気付くのに忘れていたと思う。

 

哀「私は明日、お兄ちゃんとリリカの演奏教室に参加するから帰るね。弦楽器って難しいのかな?」

 

半蔵「哀なら大丈夫さ、不器用組は音痴だが、何とかマスター出来ると思うぞ。」

 

不器用組はローラ、ティナ、誠太、エドワードの4人、特にエドの音痴具合はあまりにも酷い......例えるなら工事現場の作業音。

 

亮治「皆、幻想郷で無事に暮らせて良かったよ。所で半蔵は守矢神社に住んでいるが、神殺しが住んで大丈夫なの?」

 

童子「神殺しの影響が凄くて信者が増えたらしい。」

 

ジャンヌ「変な宗教じゃないよね?私が殴り込みに行こうか?」

 

アルキメデス「辞めておけ、ジャンヌは加減をしらないから大変なんだよ。」

 

ジャンヌ「感情の赴く魔法の何が悪い?神殺しは私の宿命だぞ!?」

 

幻想郷は太一達が住まう場所、ある程度ルールを守らないと追放される。

 

半蔵「会計して帰るぞ。酒呑童子、明日は零に酒を届けるからよろしく。」

 

1人グルメを楽しむ余裕はほど遠い、哀と亮治の絡みで楽しい食事会になった......

 

 

 

 

 

 

 

 

守矢神社に帰宅.....

 

 

 

半蔵「帰ったぞ。」

 

早苗「お帰りなさい!お仕事お疲れ様です!」

 

神奈子「酒臭くないな......どうやって匂い消しする?」

 

伊賀秘伝の薬草を液体にし、身体に塗る。半蔵は人体変化の能力で動物の獣臭い状態から戻す為なのか、手間暇がかかる。

 

諏訪子「ねぇ半蔵、忍びの掟って何かあるの?」

 

半蔵「俺は百代目の頭領を経験したから言うが、違う流派の忍びと婚約は禁じられていたぞ。」

 

早苗「そうなんですか......半蔵さんは好きな人はいますか?」

 

童子「好きって感情は忍びにとっては油断になる。その代わり、千尋の事を一時的に片思いした事あるんじゃねぇか?」

 

甲賀忍の首領、望月 千尋は半蔵の事を流派が違うが、頼りになる相棒として見ている。恋愛感情としては誠太の方に傾いている。

 

半蔵「千尋は子供の頃から過酷な環境で生き抜いてきたからこそ、大切な忍びの相棒さ。」

 

神奈子「不思議だな。それより届け物来てたぞ。」

 

魔神者それぞれ、住まいに紗椰の挿絵が届くようになっている。届いた絵は......

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

 

早苗「カッコいい!これ五條 紗椰さんの手描きですよね!?」

 

半蔵「陰陽師以外の職種が見つかってから、魔神者の自画像作るって張り切っているんだよ。」

 

諏訪子「今度、私も絵を描いてもらうかな。」

 

紗椰にお願いする場合は予約の電話が必要だ、依頼金額は約1万円、額縁を着けて飾るようにルールを守れば大丈夫。

 

半蔵「今日はもう寝るぞ......ZZZ......」

 

神奈子「ゆっくり休め、寝坊するなよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日......

 

 

半蔵「ふぅ~.....朝は緑茶が美味しい.....」

 

神奈子「早苗が作って置いた。朝から信者が凄くてさ、紗椰の挿絵凄い高評価なんだよ。」

 

奇跡の力で半蔵の自画像を増やし、忍び関連のグッズ販売を行っている。

 

早苗「押さないでください〜!グッズは2つまでですよ〜。」

 

色々信者が行列で集まる中、一人.....

 

ローラ「私は信者じゃないのに.....半蔵〜、助けて〜....」

 

半蔵「ローラ?ちょっと待ってろ。」

 

両手を大蛇に変化させ、信者を巻き込まないように引きずり出す。

 

ローラ「助かったー......」

 

童子「医者の仕事が休みなのはわかるぞ、ただ珍しいな。ナイチンゲール、どうした?」

 

ナイチンゲール「太一専用の眠剤が無くなった.....赤ちゃん返り対策で作ったが、年々酷くなっている.....」

 

酒で酔っ払った太一は赤ちゃん返り、千尋はゲロを吐く。他の魔神者は不明だが、ローラの睡眠薬はかなり強力。

 

半蔵「目のクマが酷いぞ?何日働いたんだ?」

 

ローラ「1週間徹夜で投薬補給していたの!趣味の温泉巡りが全然出来なくて最悪だった.....」

 

童子「最後に赤ちゃん返りしたのはいつだ?」

 

ナイチンゲール「1ヶ月前。まぁ原因は殆んど楓花だがな。」

 

溺愛のレベルが度数を超えている楓花が太一が普段飲まないお酒を誤飲させる。太一にも原因があり、父親以上の女誑しは複数の女性と交際している。現時点では妖夢と鈴仙。いずれ増える見込み.....

 

半蔵「これは本格的に太一にも説教だな.....,」

 

ローラ「召喚屋敷に女の香りが複雑に匂う.....楓花が愚痴るのもなんとなくわかる.....」

 

色々と厄介事を増やすが、半蔵達は今日も1日過ごしてゆく........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回に続く?




本来次回予告するはずですが、まだ体調、精神面も辛いです。よろしくお願いします
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