幻想郷帰還物語    作:星風 彗星

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第1章、第2章と続く感じになるかも、ゆっくりしていってね。


白玉楼の喝入れ 災いの予兆

翌日の朝......

 

太一「ふぁ~......あれ?もう朝になってる。」

 

イフリート「ようやく起きたか....酔っ払って半日寝てたぞ。」

 

......全く覚えていない、誰かが布団に運んでくれた事は間違え無い。そう言えば妖夢と幽々子は何処だ?

 

幽々子「おはよう太一、中庭で妖夢が待っているわよ。今日は思う存分鍛え扱くって言ってたわ。」

 

太一「.....中庭で待っているのはわかる、だけど昨日の記憶が無いんだよ。」

 

幽々子「妖夢〜、今日は容赦なく扱いていいわよ〜。」

 

妖夢「わかりました!太一さん、酒飲んだ分は動いてください。」

 

本当に酷く酔っ払った事は全く覚えていないけど、売られた喧嘩は買わせてもらう。

 

太一「....サモンズレギオン イフリート!」

 

イフリート「俺の出番だ、しっかり暴れさせろよ!」

 

妖夢「雰囲気が変わった!?これが太一さんの能力....」

 

本来はある程度召喚獣と共闘してからレギオンするが、昨日から同行してくれたイフリートはいつでも憑依出来るように準備してくれた。更に、

 

太一「召喚武装 賢者の雷杖!」

 

ラムウ「お主に任せる、粗末に使ったら説教じゃ。」

 

本来僕は近接武器は使わないが、ラムウの雷杖を槍代わりに装備する。

 

幽々子「私は危ないから見物するわ、妖夢頑張って〜。」

 

妖夢「魔理沙と弾幕ごっこした時はけっこう余裕そうでしたけど、私を甘くみないでください!!」

 

太一「シィィィィ.....そこだ!」

 

ガジィィィィィィンンン!!

 

見切りが早い、武器術に関しては閃きで戦うけど、剣術の戦いを熟知している妖夢が一枚上手だ。

 

妖夢「良い突きですね!ですが槍では攻撃した後は無防備ですよ!」

 

太一「武装変更だ、イフリート!」

 

イフリート「任せろ!」

 

ガジッ!!!!

 

幽々子「片手で妖夢の居合を止めた!?白刃取りならわかるけど、拳で刃を受け止めるなんて...」

 

太一「召喚拳法 炎魔拳!基礎技だけど相手を苛つかせるなら丁度いい。」

 

妖夢「挑発するのもいい加減にしてください!人符 現世斬!」

 

鋭い斬撃が来たな!だけど僕からみたら甘い、二刀流とはいえパワーがない。ならば、

 

ヒュゥゥゥゥゥゥ......

 

妖夢「足捌きで炎を出す!?どれか本物!?」

 

イフリートの炎は本来攻撃だが、使い方で相手を混乱させる事も出来る!

 

ラムウ「剣術者相手に幽幻歩法を使うとは賢いのう....儂の杖を即座に返した太一は武芸百般じゃな。」

 

幽々子「あなた誰?もしかして太一の召喚獣?」

 

ラムウ「儂も太一の召喚獣じゃ、幼い時には知識を進化させる為に様々な勉学を教えたんじゃ。」

 

見物者が増えた所で妖夢の敗北は決まっている。真っ向から剣術で勝負しても確実に不利になる、だから攻撃の隙が少ない拳法で相手を騙す。

 

太一「どうだい?幻を斬っても僕はいないよ。」

 

妖夢「なんで!?斬撃の感触はあるのに何故!?」

 

正確に言えば分身体を斬っているが、妖夢には斬撃が当たっていると勘違い状態。さて、そろそろ終わらせてあげるか。

 

太一「召喚拳法 烈光炎斬!!」

 

ガジィィィンン!!

 

妖夢「はぁ....はぁ....危ない所だった....」

 

太一「もう勝負は着いたぞ。妖夢、お前の負けだ。」

 

幽々子「どういう事?技を防いだはずなのに何故?」

 

両腕に纏った炎を納刀するように掻き消した瞬間、

 

ザシュゥゥゥゥンンン!!!!

 

太一「気付いた時にはもう遅い、これが召喚拳法だ。」

 

妖夢「......参りました......」

 

ラムウ「うむ、武術のキレはいつ見ても綺麗じゃな。」

 

幽々子「まぁ凄い、弾幕無しで妖夢に勝つなんて....それで、太一は今日どうするの?」

 

正直何も考えていない、ただそろそろ実家に帰るワルキューレが僕の元に帰還するはず。今冥界にいるなら、扉を開けると思う。

 

太一「今から召喚獣を僕の元に帰らせる。さっき実家から帰ると連絡が来たからね。ラムウ、雷杖借りるよ。」

 

ラムウ「まぁ今回は現実の世界じゃなないし、仕方ないのう....」

 

現実の世界ではいつでも転送出来る魔石があるが、幻想郷では使えない事が判明した。連絡手段はあるけど、帰る場所を用意しなければ意味が無い。

 

太一『汝の導きは戦場にあり、異界を超え我の声に問え。魂を繋ぎし一蓮托生は生涯共に成らん。開け、神魔の扉!』

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ.....

 

 

 

???「......坊ちゃま。ただいま戻りました。」

 

太一「その口調は、四女グリース!」

 

グリース「さすが坊ちゃまです!それはそうと、この世界はどんな所ですか?」

 

 

太一説明中.......

 

 

 

 

グリース「......坊ちゃまの故郷とはびっくりしました.....」

 

イフリート「最初は信じられねぇと思ったけどよ、母親の紫が俺達召喚獣の事を知っている。」

 

ラムウ「今休んでいるシルフ、シヴァも太一のサポートを継続している。今後の目的は花嫁を探すんじゃと。」

 

グリース「.....学院時代の修羅場を多分忘れていますね.....血染めのバレンタインを.....」

 

召喚獣のミーティングはいつもの事、実家から帰って来たワルキューレはお世話係で、四女グリースを合わせて13姉妹いる。

 

太一「グリース、他の姉妹達はどうした?」

 

グリース「幻想郷は知らない世界だから坊ちゃまの屋敷に帰りました。ただし2週間後に私はフリストお姉様と交代します。」

 

妖夢「....思っていたのと違う....なんか、メイドさんみたい。」

 

そう思われても仕方ない、元々ワルキューレ13姉妹は僕本来のお世話係。シヴァとシルフは代役で、本来は魔神を制御する守護者。バハムート以外いも魔神はいるが、今は封印されて眠っている。

 

幽々子「邪魔して悪いけど、太一はまだ白玉楼にいるの?」

 

太一「まだ住む所決めて無いからな〜、もうちょっと居るよ。」

 

現段階で妖夢を花嫁候補に確定した。しばらく一緒に過ごして、それから考えよ......

 

妖夢「これから人里で食料の買い出しに行きます。太一さんはどうします?」

 

太一「一緒に行くよ。イフリート、ラムウ、解除する。」

 

イフリート「まぁまぁ暴れる事出来たし、いいぞ。」

 

ラムウ「儂も一眠りするぞ。行って来い。」

 

霊夢の時とは違うけど、これから仲良くなって....まぁいいや、後先は考えるのは嫌いだ。じっくり攻略していこ......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

博麗神社では......

 

 

 

 

紫「もしもし幽々子、太一はどうしてる?」

 

幽々子「妖夢と一緒に買い物行っているわ、何か良い感じの夫婦に見えるわよ〜。」

 

紫「.....花嫁探しと言いつつ、女の摘み食いはちょっと怒らないと.....」

 

バハムート「だろ?相棒の女誑しは酷いからな。」

 

スマホで紫と幽々子が対談している。バハムートはあえて紫に預け中。理由は妖夢と幽々子に危険な力を出さないのもあり、現実の世界の状況を知る為にいる。

 

紫「まぁ太一がしばらく白玉楼に居るならしばらく継続させて、その間に済ませたい仕事があるの。」

 

幽々子「....一応だけど、異変絡みになるなら相談して。霊夢や魔理沙だけじゃなくて、親友も頼りなさいよ。」

 

長い付き合いだからこそ、幽々子は紫を心配する。幻想郷の異変は世界の危機として捉える中、紫が済ませたい仕事は.....

 

バハムート「今は相棒がいないから言えるぞ、俺に頼みたい事はなんだ?」

 

紫「太一がマヨイガに置いた荷物の中身を知りたいの。地図みたいだけど、何も記されて無いからあなたに解読して欲しい。」

 

バハムート「.....相棒が置き手紙を残す時は大抵隠し事だからな.....」

 

地図には何も書かれていないが、指定された場所にフレアをすると.....

 

バハムート「......この地図は魔神者の故郷だ.....でも変だ、場所が一致しない。」

 

紫「どういう事?太一が仲間の場所を隠しているの?」

 

バハムート「地図の裏にメッセージがある、読むぞ。」

 

『この地図は、魔神者の故郷を表す物。だが場所が一致しなくて当然だと思う。信用出来る者に封印を解除して欲しい。最初に僕を助けた場所に、本来の封印場所が記されているキーパーツがある。もう一度集結させ、神々を殺す為に戦う時が来る。』

 

 

紫「......幻想郷に危機を起こしたくないけど、太一がそこまでして隠したい物って何?」

 

バハムート「俺自身もわからない、唯一わかるとすれば.....同じ神殺しの魔神者と再会したい。でも回りくどい事する理由は完全に隠し事があるな.....」

 

紫「バハムート、何とか聞き出せない?」

 

魔神でも契約している者に本心を明かさない時もあるが、魔神解放した時は一心同体になる。

 

バハムート「俺と互角にやり合える者は幻想郷でもいないだろ、仮に今相棒が俺を必要とする事はないからな。」

 

紫「......待って、あなたの力と互角にやり合える者が一人いるわよ.....何とか説得してみようかしら....」

 

バハムート「本当か?先にそいつがいる場所にキーパーツを見つけるか?」

 

紫「そうね......まずは現地に行きましょ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

荒れ果てた荒野にて......

 

 

バハムート「太一を見つけた場所.....酷え光景だな.....」

 

紫「二度と見たくない景色ね......あれ?こんな所に墓なんてあった?」

 

バハムート「もしかしてこれがキーパーツか?開けるぞ。」

 

墓を掘り出し、開けて見ると......

 

バハムート「......相棒らしいな....さっきの地図を出してくれ、魔法陣が出るぞ。」

 

六芒星の魔法陣が記されると、それぞれ封印されている魔神と、魔神者の名前が記される......

 

 

巌流島 宮本武蔵 契約者 風間 誠太

 

 

静御千年桜 酒呑童子 契約者 服部 半蔵

 

 

晴明神社 安倍晴明 契約者 五條 紗椰

 

 

邪馬台国 卑弥呼 契約者 望月 千尋

 

 

朱雀門跡 雷電為右衛門 契約者 零 龍李

 

 

フランス革命地 ジャンヌ・ダルク 契約者 新島 哀

 

 

地中海 メアリー・リード 契約者 エドワード・ティーチ

 

 

シベリア平原 リュドミラ・パヴリチェンコ 契約者 伊吹 風花

 

 

ベルリンの壁 ナイチンゲール 契約者 ローラ・アートリア

 

 

ビッグベンの時計塔 エリザベート・バートリー 契約者 リリカ・ドルトムント

 

 

オーストリア発電所 ニコラ・テスラ 契約者 ティナ・ライオネル

 

 

ルーブル美術館 アルキメデス 契約者 不知火 亮治

 

 

 

 

 

 

 

紫「.....待って、太一と同じ名字?哀って誰?」

 

バハムート「はぁ.....相棒がいなくて良かったな.....哀は太一の妹だ。その事に関して話しておくぞ。」

 

 

 

 

バハムートが語る新島 哀の存在とはいかに........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回に続く......




次回予告

新島 哀は太一の妹、何故魔神者が封印されたのか?バハムートが語る真実にはとんでもない物が隠されていた。その頃白玉楼で悠々自適に暮らす太一だが、新たに花嫁候補を見つける予定らしい。


次回 幻想郷帰還物語

神殺しの魔神者は何故存在する?


NEXT STAGE  白玉楼?

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