前世の記憶を持つSRTの生徒が先生と頑張る話   作:MGFFM15

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お待たせしました。第2話です。最近一気に寒くなって来ましたね。お陰様で私は風邪を引いてしまいました。皆さんも体調管理は気をつけてくださいね。

そして、そんな気温の変化よりもビックリしたのがお気に入り登録者数と評価バーです!なんと評価バーが赤色になっているじゃないですか!もうホントびっくりしましたし、嬉しかったで。評価して下さった11人の皆さん本当にありがとうございます!

そして、前話を投稿した時はお気に入り登録者数は30人程だったんですが、今は何と105人にまで増えていました。本当にビックリです。この評価とお気に入り登録して下さった皆さんのご期待に応えれる様に頑張って書いていきますので、これからも読みに来てくださると嬉しいです。

そしてそして、感想と誤字報告もありがとうございます。感想は私のモチベーション向上にとても貢献しております。誤字なんですが見直してはいるんですが、どうしても誤字があるんですよね。なるべく少なくなる様に頑張ります。


第2話 アビドスの置かれた状況と会議

アビドスの皆んなに案内されて、やっとボク達はアビドス高等学校の本館に来ることが出来た。僕の時では静止画でしかアビドス高等学校の姿を見ることが出来なかったが、今こうして本物を見ると思っていたよりも砂に塗れているなぁと言うのが第一印象。

 

校舎の前にL-ATVを駐車して、アヤネに案内されてやって来たのは「対策委員会」と書かれた親の顔より見た教室。室内に入ってみるとゲームで見た教室そのままの光景が目の前に広がっていて感激。先ずはボク達との話をする前に本人は大丈夫だと言っていたけど、大事をとって休ませた方が良いと言うことでシロコが強引にセリカを保健室に連れて行った。

 

その間アヤネがわざわざボク達の分のパイプ椅子を用意してくれたからお礼を言いつつ座って待ち、シロコが戻って来てから先生から話し始めた。

 

“それで、私に何の用があるの?”

 

「ボク達の学校の閉鎖をどうにか止めて欲しいんです」

 

そう切り出してからボクは先生に詳細を話し始めた。連邦生徒会長の失踪によりSRT特殊学園の活動に対して責任を取ろうとする者が居なくなりこのままだと閉鎖になってしまう可能性があるか、先生の力で何とか閉鎖を撤回して欲しいと言う内容を簡潔に話した。ボクが話す間先生は真剣な表情で静かに聞いていてくれた。

 

“成る程ね。過程とかは違うけど廃校を止めようとしている所はアビドスと同じって感じだね”

 

「え、何?アビドスって廃校しそうなの?」

 

「まぁこの校舎の雰囲気からして栄えてるって感じでは無いよな」

 

ユイが驚き、ナツキが周囲を見渡しながらそう言った。そのナツキの発言に対してアリナが「ちょっと」と小声で言いつつ脇を肘で小突いた。

 

「もし良ければ、アビドスの状況について聞いても?」

 

まぁ実際の所は僕の頃の記憶で知ってるんだけど、聞いとかないと不思議がられるからね。ボクが尋ねてみるとアヤネはノノミと顔を見合わせて話すか話すまいか悩んでいる様子。まぁ部外者のボク達に話したく無いと思うのも無理は無いよな。

 

「まぁいきなり現れたボク達のことを警戒する気持ちも分かります。でも、同じ様に学園が閉鎖の危機に瀕している一生徒として何とかして学園を守りたいと言う気持ちは分かりますし、SRTとして困っている人を見捨てることは出来ません」

 

「あーあー始まったよ小隊長の困っている人を見つけたら見過ごせないムーブ」

 

ナツキが呆れたように言ってくるけど、これは私の昔からの性分なんだから仕方ない。それに別に悪い事でも無いし。

 

「それにアビドスの皆さんが先に先生に助けを求めたみたいですし、それを差し置いてボク達の方を優先しろなんて言えません。今直ぐにでも閉鎖するって訳でも無いですしね」

 

実際、SRT特殊学園の閉鎖が決定するのはエデン条約編の第3章になってからだ。今はまだ対策委員会編の序盤。まだ充分に猶予はある。

 

「ですが、だからと言ってこのまま帰る訳にも行きません。アビドスの皆さんが困っていると分かっておきながら放っておくなんて事は出来ません。だから微力ですがボク達にも出来ることが有れば手伝いたいと思うんです。なのでもし良ければアビドスのことについて教えて貰っても良いですか?」

 

それに僕としてブルアカのストーリーに参加したいと思っているしね。是非とも手伝わせて欲しい。

 

「あーなんか突然色々と言って来て何だこいつと思ったかもだけど、リナは昔っから困っている人を見つけたら放っておけないタイプの人なんだよね。だからアビドスの皆さんが困っているみたいだから自分が助けたいって思っちゃってる訳」

 

ユイがボクの考えていることを簡単に説明してくれた。 

 

「まぁ別に隠すことじゃないし、調べようと思ったら直ぐに分かることだから話しても良いんじゃない?」

 

気怠げにしながらホシノがそう言ってくれた。それを聞いたアヤネが「・・そうですね」と言ってからボク達に今アビドスが置かれている状況について話してくれた。その内容はやっぱり僕が知っているものと同じだった。数十年前から街を飲み込んで行くほどの砂嵐が何度も発生し、その対策の為に多額の資金が必要になった。でも、片田舎の学園に巨額の資金を融資してくれる銀行なんて無く、結局悪徳金融に頼ることになった。

 

でもそんな努力も虚しく、度重なる大規模な砂嵐で金を掛けた対策も虚しくアビドスの半分以上が砂に埋もれてしまい、約9億と言う多額の借金だけが残ってしまった。そんな膨大な借金を今のアビドスが返せる可能性はほぼ0%で、毎月の利息を支払うだけで精一杯の状況。そんな状況だから他の生徒や町の住人は次々とアビドスを離れて行き、今では殆どゴーストタウン化し、アビドス高等学校の生徒は対策委員会の5人しか残っていない。

 

「本当に大変な思いをして来たんですね・・・今まで利息だけでも払えていたのは凄いと思います」

 

これは本当に凄いと思ってる。利息だけでも結構な値段になるだろうにそれを毎月きちんと支払えているのは凄いよ。

 

「にしても9億の借金かぁ。流石に自分もそんな金は持ってないなぁ」

 

ナツキは自費で色んな機関銃を趣味で集めているのは前も話した通りで、その数は数えた事はないけどかなりの数になっている。銃だってそれなりに良い性能の物を買おうとした場合、安くはならないからそれを何丁も買えているナツキはそれなりに金持ちだ。確実にSERVAL小隊の中で1番金を持っている。

 

「それに加えて最近は先程SERVAL小隊の皆さんが戦ったカタカタヘルメット団が連日校舎を襲撃して占領しようとして来たりして、大変でした。弾薬なども連日の戦闘で底を尽きかけていて」

 

「何でヘルメット団が襲撃を?」

 

「全校生徒が5人しか居ない学校だから占領して自分達の拠点にしようとでも思ってたんだろ」

 

「ん、あんな奴らなんかに学校は渡さない」

 

銃を持ってふんすと意気込むシロコ。可愛い。まぁ実際対策委員会の皆んなは強い。さっきのヘルメット団との戦闘を見ていてそれは直に感じた。ヘルメット団如きじゃ簡単に占領なんて出来ないだろう。

 

「でも先日ヘルメット団の前哨基地を攻撃したので暫く攻撃は無いと思っていたんですが、今回セリカちゃんを攫うと言う手段に出て来まして・・・大変なことにならなくて良かったです」

 

「うんうん。先生のおかげでセリカちゃんの居場所を逃さずに追跡出来ました。やっぱり凄いです⭐︎」

 

「確かにただのストーカーじゃなかったってことだね」

 

“皆んなの力があってこそだよ”

 

謙遜する先生を傍目にアリナは頬に指を当てて首を傾げていた。何か気になることがあるのかなと思ったので聞いてみることにした。

 

「アリナ、何か気になることが?」

 

「カタカタヘルメット団は何でそこまでしてこの校舎を占領しようとしているのかなって。だってここ以外にも拠点に出来そうな廃墟とかはいっぱいあるのに」

 

「確かに。言われてみればここだけを集中的に狙うのは不思議だね。何度も攻撃して来ているって事はそれなりの人員やら武器やら物資やらを消費しているだろうから向こうさんも結構な出費だろうに」

 

ユイの言う通りだと思う。そこまでして手に入れる価値があるとは思えない。まぁボクはその答えを知っている訳だけど言えないから何も言わないでおく。

 

「最初は舐めてかかって撃退されて、ムキになって何度も攻撃して来てるんじゃね?アイツら馬鹿が多いから費用対効果とか考えずに戦っても不思議じゃ無いだろ」

 

「それに関しては以前から私も疑問に思ってました。執拗にここだけを狙って来るのには理由があるんじゃないかと。それで、皆さんにこれを見て貰いたいんですが。特にこう言うのはSERVAL小隊の皆さんの方が詳しいと思います」

 

そう言ってアヤネが机の上にガタンと重そうな音を立てて置いたのはプーマ装甲車の砲身の一部。

 

「戦闘中に回収した、散らばった装甲車の部品を確認したところ、キヴォトスでは使用が禁止されている違法機種と判明しました」

 

「リナ、これ分かる?」

 

ボクは顎に手を当てて記憶を辿る。SRTで習った授業の中でこう言った違法火器や装備に関することも教えられる。

 

「・・よくブラックマーケットとかで取引されている非正規品の砲身だね。通常の砲よりも強力な砲弾を撃ち出せるらしいけど、高値で売られている割に結構な割合で腔発が起きるらしい」

 

つまり砲身が必要な強度に足りていなくて,発砲するとその発射時の圧力に砲身が耐えられなくなって砲身内で爆発するってこと。

 

「そんな危険な砲身だから使用が禁止されれてる」

 

「流石、詳しいですね。もう少し調べる必要がありますが・・・ヘルメット団は、自分達では入手出来ない武器まで保有している様です」

 

「この部品の流通ルートを分析すれば、ヘルメット団の裏にいる存在を探し出せますね!」

 

「はい。ただのチンピラが、何故ここまで執拗に私達の学校を狙っているのかも、明らかになるかもしれません」

 

「うん、分かった。じっくり調べてみよっかー」

 

「こっちでも調べてみます。アリナがこう言う調べ事は得意だからね」

 

「色々と調べてみる」

 

「宜しく」

 

そう言ってからボクはアリナと拳どうしを付き合わせた。

 

「それじゃぁアビドスで長期間の作戦行動を行う為に色々と準備をさせて頂いても良いですかね?」

 

“準備?”

 

「はい。今回ボク達は取り敢えず先生に会いに行く為に来たので、装備は必要最低限の物しか持って来ていなかったんですよ。これからアビドスで活動するとなると装備が心許ないので揃えておきたいなと思って。ここに物資を置かせて貰っても?」

 

「はい。空き部屋とかは沢山あるので好きに使って下さい」

 

「ありがとうございます。遅くとも明日の昼までには輸送を完了させるつもりです。と言うことで皆んな、戦闘の後で悪いけど小休憩してから一度学園に戻って武器、装備、その他必要な物資の準備をするよ。1700(ヒトナナマルマル)にここを出るからそれまでは各自好きにしてて。それとアリナ、そのパソコンだけでビジちゃん(ティルトローター式大型UCAV)の操縦って可能?」

 

「うーん・・・出来はするけど、流石にこのパソコン一つだと何とか飛ばすことは出来ても多分パソコンのスペックとかの問題で足りなくて本来の40%位の性能しか出せないと思う」

 

まぁ普通のより高性能とは言えノートパソコンだしね。中・小型ドローンならまだしも大型ドローンの操縦は流石に無理があるか。

 

「分かった。なら一度戻った時にGCS(地上管制ステーション)も用意した方が良いね。運転はユイに任せても?」

 

「任せて」

 

「ありがとう。それじゃぁ時間まで好きにしてて。以上、解散」

 

ボクの話も終わり、各々好きに行動し始める。アリナは同じ様にドローンを使うアヤネが気になったみたいで話しかけていた。

 

「さっきの戦闘でドローンを使ってましたけど、後方支援の担当ですか?」

 

「そうですね。戦闘の際は主にオペレーターとして皆んなをサポートしてます」

 

「私も射撃とか格闘が苦手だからドローンを使った支援が主なので、同じ仲間がいて嬉しいです。ドローンは何を使ってるんですか?」

 

「そんなに特殊な物じゃないですよ?市販されているドローンをちょっと改造した物なので」

 

「見せて貰っても良いですか?」

 

「良いですよ」

 

アリナはアヤネが使っていたドローンを見せて貰って、アリナはヒヨちゃん(ランチャードローン)を見せてその機能を話したりして楽しそうに話し始めた。ボクの小隊だとこう言う話はあまり出来ないから嬉しいんだろうな。

 

「あの〜ノノミさん」

 

「はい?どうしました?」

 

「そのミニガン見せて貰っても?」

 

「これですか?良いですよ⭐︎」

 

ナツキはやっぱりと言うべきかノノミが使っているミニガンのリトルマシンガンⅤに興味を持ったらしくそれをまじまじと見ていた。

 

「さっきの戦闘を見た感じだと連射速度を落としてたよな?」

 

「ですね、早くしても反動が強くなって必要以上に弾丸を使ってしまうので」

 

「良いねぇ。ただ連射速度を上げて撃ちまくるだけじゃ無いって言うのが分かってる!」

 

その後もナツキとノノミのミニガントークは続き、ナツキはテンションが終始上がりっぱなしだった。皆んなアビドスの皆んなと仲良くなれそうで良かった。ボクはそんな皆んなの様子を椅子に座って少し眠たそうにしながら見ていたホシノに声を掛けてみることにした。と言うか一度ホシノと喋ってみたかったから。

 

「すいませんね。急に部外者がお邪魔してしまって」

 

「別に良いよ〜。君達は悪い事をしに来た訳じゃないみたいだしね」

 

「にしてもさっきの戦闘を見させてもらっていましたが、強いですね。特にホシノさん。貴方の動きは凄かったです」

 

「そう?おじさんはもう歳だから皆んなみたいに動けなくて。腰も痛いしね〜」

 

そんなことを言っているけど、実際の所はキヴォトス最強とも言われるヒナとも互角にやり合える程の実力者。ぱっと見はただの可愛い寝るのが好きな女の子って感じなのにね。

 

「そう謙遜しなくても良いと思いますけどね」

 

そんな会話をしながら、ボクはちょっと気になっていたことをやってみようかなと考えていた。暁のホルス、小鳥遊ホシノの実力はどれ程ヤバいのかってことを。いや、実力は知ってはいるんだけどそれを実際に体験して見たいと思っていると言う方が正しいかな。だからボクはちょっと馬鹿な行為をしてみたくなった。

 

「ちょっと失礼」

 

そう言った直後ボクはホルスターに入れていたserval-8式回転式拳銃をファニングショットの要領で抜き出して引き金を引く。僕の頃に見ていたアニメや漫画に登場する早撃ちを得意とするガンマンに憧れて前から練習して来ていたから1秒未満でホルスターから抜いて撃つまでの動作を行うことが出来る。それなりに早撃ちの早さには自信があったけど、相手はホシノ。どうなるかな?

 

「っ・・・」

 

「意外とリナちゃんってやんちゃな娘なんだねぇ」

 

「・・やっぱりボクの目は節穴じゃなかった。貴方は強い」

 

ホシノはボクがホルスターからserval-8式回転式拳銃を抜き出した時点で振り返って、構える前にリボルバーを右手で掴んで押さえ込んで来た。しかも親指はハンマーが下されない様に間に入れているからこの状態だとトリガーを引いても撃つことも出来ない。座っているホシノの横からやったって言うのに抑え込まれるなんて、やっぱり凄いな。

 

「ちょっとちょっと、リナってそんなに好戦的だっけ?」

 

一部始終を横で見ていたユイが驚いている。まぁ普段のボクからはあんまり考えられない行動だしね。

 

「いや、ちょっと試してみたくなって。ホシノさんもすいません。驚かせてしまって」

 

「別に良いよ〜。若い子はそれくらい元気がなきゃ。それと、さん付けもしなくて良いよ」

 

そう言い残してホシノは机に突っ伏して寝始めた。ホシノとの会話、と言うよりは対決?を終えて対策委員会の教室を出たボクは、校舎の屋上に来てぼーっと風で砂が舞い上がって行く景色を眺めていた。

 

「何だか実感が無いな」

 

ボクが今こうしてアビドスの学校に居て、アビドスの皆んなとシャーレの先生と実際に会って話をした。でもまだこれが自分の目の前で起こっている現実だって言うことの実感が無い。

 

下の方からテンションの上がったナツキの声が聞こえて来る。どうやらノノミの許可を貰ってリトルマシンガンⅤの試射をするつもりみたいだ。でも重過ぎるミニガンを持つのはナツキじゃちょっとキツイみたいで苦労している様子。でも何とかノノミに助けて貰いながら構えて撃った。「Foooooo‼︎」と奇声を発しながらナツキは楽しそうに撃っている。後でこっちで消費した弾代を払った方が良さそうだね。

 

「こんな所に居たんだ」

 

後ろから聞き慣れたユイの声が聞こえて来た。ボクは振り返ることはなく返事をする。

 

「意外と涼しいんだよ。ここ」

 

“ホシノも時々屋上で昼寝しているみたいだしね”

 

「あれ、先生まで?」

 

流石に先生まで来ているなんて思っていなかったから驚いた振り向くと、ユイと一緒に先生が立っていた。

 

「何か用が?」

 

“改めてお礼を言おうと思ってね”

 

「別にお礼を言われることなんてしてませんよ。半分遭難していてたまたまヘルメット団の車列と先生達を見つけただけですから」

 

“それもだけど、自分達の学園が閉鎖するか心配だろうにアビドスを助けるのに協力してくれるのにも”

 

「さっきと同じことを言いますけど、自分が助かってはい終了って言うのは嫌なんですよね」

 

“困っている人を見つけたら放って置けない人だってさっき言ってたもんね。リナは優しいね”

 

「優し過ぎるのも考えもだけどね。街に出かけたと思ったら人を助けようとして面倒事に巻き込まれてボロボロになって帰って来たことが何回あったことやら」

 

「ごめんて」

 

「本当に反省する気ある?」

 

「あるよ」

 

“2人は仲が良いんだね”

 

「まぁ中学からの付き合いですからね」

 

「ただの腐れ縁だけどね」

 

「え〜?その言い方は酷くない?って言うかただの腐れ縁ならボクをいつも助けてくれないでしょ。照れ屋なんだから」

 

「別に照れ隠しで言った訳じゃないっての」

 

「はいはい。そう言えばセリカの容体は?」

 

“特に異常は無いよ。今はもう起き上がって皆んなと話してる。さっきまでユイと射撃のことについてとか色々話してた”

 

「そうなんですね。良かった」

 

「セリカちゃんも射撃が得意らしくてね。SERVAL小隊のスナイパーとして、気になったから様子を見るついでに話してみたけどちょっとツンツンしていたけど良い子だったよ」

 

「俗に言うツンデレってことね」

 

「そう言うこと。使っているのは普通のアサルトライフルなのにそれで500メートル位の狙撃も出来るらしいから凄いよね」

 

「確かに。良い腕してる」

 

“ユイはスナイパーなんだ”

 

「はい。その背中に背負ってるクソでかいガンケースの中に対物ライフルが入ってます」

 

ユイは基本的に銃を持ち運ぶ時はクソでかい対物ライフルがすっぽり入るクソでかい黒色のソフトタイプのガンケースの中に入れいる。それを肩に掛けている訳だけど全長が約2メートルもあるから結構目立つ。

 

“凄い長いね”

 

「まぁ約2メートルありますからね。SRT中でもこれだけ大型で重いライフルを使用している生徒も少ないです」

 

ユイみたいな力持ちだからこそ総重量約64キロの銃を1人で扱うことができる。ボクの場合もしそれを軽々と持ち上げる力があっても身長差があり過ぎて使えない。50センチ以上の身長差があるからね。体格的にも構えられないや。

 

“へ〜。凄いね”

 

「ウチの小隊が誇る頼れる高火力スナイパーですよ」

 

“そう言えば君達はこれからどうするつもりなの?”

 

「と言うと?」

 

“明日からここに作戦行動に必要な物を集めるって言ってたけど、具体的にどうするつもりなのかなと思って”

 

「ここを簡易的なFOB、つまり前方前線基地にして活動拠点とし、アビドスが戦闘に巻き込まれた時などに支援するつもりです。ボク達、と言うかSRTは基本的に荒事専門の組織なので。まぁ戦闘以外にも情報収集とかもするつもりですけど」

 

“専門的な部分は分からないけど、やろうとしていることは分かったよ。これから宜しくね”

 

「こちらこそ。先生とアビドスの皆さんの役に立てる様に最善を尽くします」

 

先生はまさかアビドス以降もこっちが首を突っ込むつもりなんて思ってないだろうな。とボクは考えながら先生と握手を交わした。




もうちょっとSERVAL小隊とアビドスの皆んなとの絡みを上手く書きたかったんですが、思っていたよりも難しいですね。そしてノノミの口調が難しい!セリカは今回出番が無かったので次からは出番を作れれば良いなと思っています。

後、現在SERVAL小隊のキャラ紹介ページも作ろうかなと計画中ですのでお楽しみに。
 
それと、ちょっと次の投稿は遅くなるかもしれません。申し訳ないです。リアルの事情で最近忙しく小説を書く暇が取りづらいんですよね。ゆっくりと待っていただければ幸いです。

それでは、ご感想などお待ちしております!お気軽に書いて行ってください。

次回もお楽しみに!
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