賽子の鏡   作:月羽ハズク

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2nd Walpurgisnacht
ロボトミーコーポレーション本社 情報チーム チーフ

元人格 血払い事務所 所長 ダン
PLAYER 竹高



000 ロボトミーE.G.O: :リストカッター ダン

 

っ…今話しかけるのはやめてくれ。お前の手首がどうなっても知らねぇからな…

 

どうか俺の手があの風呂に浮かばないように。だって俺は、かつて愛された者だから。

 

000 ロボトミーE.G.O: :リストカッター ダン

 

体力:217 速度範囲値:4-6 混乱区間:80/45% パニックタイプ:パニック

耐性情報 斬撃:普通 貫通:耐性 打撃:脆弱

 

スキル1 【無感覚】

憂鬱 基本威力:8 コイン:3枚 攻撃タイプ:斬撃 コイン威力:-2

【使用時】精神力8減少

Ⅰ 【的中時】出血回数が1増加

Ⅱ 【的中時】沈潜4を付与

Ⅱ 【裏面的中時】沈潜回数が1増加

 

スキル2 【青ざめた手】

憤怒 基本威力:14 コイン:3枚 攻撃タイプ:斬撃 コイン威力:-4

【使用時】精神力10減少

【マッチ敗北時】麻痺1を得る

Ⅱ 【的中時】沈潜回数が1増加

Ⅱ 【裏面的中時】沈潜3を付与

Ⅲ 【的中時】出血回数が1増加

Ⅲ 【裏面的中時】出血3を付与

 

スキル3 【永遠に消えない血】

憂鬱 基本威力:20 コイン:4枚 攻撃タイプ:斬撃 コイン威力:-5

相手に自己嫌悪があるときダメージ量+20%

【使用時】精神力15減少

Ⅱ 【的中時】出血5を付与

Ⅱ 【裏面的中時】沈潜回数が2増加

Ⅲ 【的中時】自己嫌悪2を付与

Ⅳ 【的中時】沈潜回数が2増加

Ⅳ 【裏面的中時】麻痺2を付与

 

防御 【深い悲しみ】

色欲 基本威力:20 コイン:1枚 守備タイプ:防御 コイン威力:-8

【使用時】対象の精神力-5

 

【自己嫌悪】

- 相手の沈潜1につき、被ダメージ量+1%増加する。(最大15%)

-ターン終了時、次にターンにて束縛・麻痺1を得て値が1減少。

 

バトルパッシブ 淀む血溜まり

必要資源:憂鬱3 条件:共鳴

マッチ勝利時に回復する精神力 50%減少。対象の沈潜1につき、ダメージ量+1%(最大10%)

 

サポートパッシブ 溜りゆく重荷

必要資源:憤怒4 条件:保有

戦闘開始時、体力の比率が最も少ない味方に付与されたマイナス効果の内1つを除去し、沈潜5を付与。

 


 

「…ここには、いないのか」

 

子供の髪の色は、それはそれは鮮やかな赤で。

子供が作業している幻想体のそれに引けを取らない深みを持っていた。

T-05-51、幻想体『血の風呂』。

その浴槽は血と憂鬱で満たされていて、覗き込んだ職員はひどい抑鬱感情に襲われるんだ。

 

「記録によると、お前は…ある女性の悲劇の末に抽出されたらしいな。」

 

子供は、その髪に似つかない青ざめた顔で血の風呂に言葉を投げ入れた。きっと彼は、返答が返ってくるなんて思ってはないだろうけどね。

でも、耳のないはずのその浴槽から伸びてきたのは…青ざめた手。

子供は、勇気ランク・自制ランクのどちらを見ても最低ではないはずだ。それなのに手が浮かんできたということは…それが意味するのは、返事なのかもしれないね。

 

「浴槽の中で手首を掻っ切って、その血で自分を浸して自殺した…違うか?」

 

子供は、その青ざめた手に手を伸ばす。

その手は、このロボトミーコーポレーションで命を散らしてきた人の手かな。研究所で無念にも沈んでいった人の手かな。もしかしたら私の手かもしれないし。

それとも、あなたが愛した人の手なんじゃないかな、ダン?

 

「いや、そんな事は知ろうとも思わない。今頭に語りかけているこの声が一体誰の声なのか、も。そして合っていようと無かろうと、一つ言えることがある。」

 

子供は、その手を…

 

無造作に引っ叩いた。

 

「シェラン、お前はここにいる訳じゃないんだろ。」

 

浴槽からばしゃりと血飛沫が舞う。それと同時に、叩かれた手は浴槽の中へ戻っていき…

どこから持ってきたんだろうか、浴槽の中から血が染み付いた包帯を取り出した。

 

「俺のこの髪は、元は緑色だった。今のこれは返り血で染まったものだ。」

「どれだけの人を殺したか。今や全く思い出せないが、その一人一人に大切な誰かがいた事は確かだ。」

「そいつらは、誰かにとってのシェランだったんだろうな。」

 

徐ろに、子供はその包帯を受け取り、左手に巻いていく。

あまり包帯を使った事がないはずの子供は、まるで包帯自身が意思を持って巻かれていくようにするするとそのギフトを装着していく。

 

「かつて誰かが愛した人々の血が、俺と共に在るのなら。」

「俺は、この血痕と共に生きていく。」

 

あぁ、残念。もう少しでこの子供もこっち側に来ただろうに。

…ただこの時代だとまだねじれ現象は起こるものじゃない。だから、こうして語りかけただけ無駄足だったのかな。

子供は青ざめた顔にどこか不恰好な、だけれども崩れることのない決意を貼り付けて収容室から出ていった。

 





ついにカルメンとの接触を行った鯖メンが現れました…!まぁ間接的だしダンはカルメンの事知らんけど。

どうしてこんな事が起こったのかといいますと、
・あまりにも幻想体との相性が良く
・その幻想体の由来がたまたまカルメンで
・そしてカルメンがダンを観測していた
・観測している瞬間にダンの心に何らかの隙間ができた
こういったいくつもの好条件(?)が重なった上で起こった事になります。ほぼ奇跡みたいなものですね。
光の種が撒かれた後にこうなってたら多分ねじれか開花E.G.O案件です。
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