賽子の鏡 作:月羽ハズク
SEASON1 RECREATION
2章 愛することのできない
J社裏路地
元人格 宵闇事務所 代表 ジョン・ドゥ
PLAYER レバニラはバニラ
000 ぽんぽん派 ボス ジョン・ドゥ(宵闇)
000 ぽんぽん派 ボス ジョン・ドゥ(宵闇)
体力:198 速度範囲値:2-7 混乱区間:65/30% パニックタイプ:パニック
耐性情報 斬撃:普通 貫通:脆弱 打撃:耐性
スキル1 【首切】
色欲 基本威力:5 コイン:1枚 攻撃タイプ:斬撃 コイン威力:6
対象の出血が3以上のとき、コイン威力+2
Ⅰ 【表面的中時】出血3付与
スキル2 【 失せろ!】
傲慢 基本威力:3 コイン:3枚 攻撃タイプ:斬撃 コイン威力:4
対象の出血が5以上のとき、与ダメージ量+20%
Ⅰ 【的中時】出血2付与
Ⅱ 【的中時】出血3付与
Ⅲ 【的中時】次のターンに攻撃レベル減少1を付与
スキル3 【抉る】
暴食 基本威力6 コイン:1枚 攻撃タイプ:貫通 コイン威力:9
Ⅰ 【的中時】出血5付与 対象の出血が10以上のとき、コインを1回再使用。
防御 【きらめく欲望】
傲慢 基本威力:6 コイン:1枚 守備タイプ:回避 コイン威力:9
Ⅰ 【回避成功時】精神力を3回復
バトルパッシブ 滅多切り
必要資源:傲慢4 条件:保有
-マッチ勝利時、対象へ出血1を付与(1ターンにつき3回)
サポートパッシブ 小さな願望
必要資源:暴食3 条件:共鳴
-精神力が最も低い味方1名がマッチ勝利後、精神力を3回復
「こりゃァ…っシ!」
その子供は煌びやかな空間で5枚のカードを持って、にやりと笑っていた。
「俺はオールインするぜ。お前らはどうすんだァ?」
「じゃ、じゃあオールイン…」
「俺も全ベットで」
どうやら子供はカジノでポーカーをしているみたいだね。子供がオールインを宣言した後にキラリと鋭い眼光が他の参加者を捉えると、みんな怖がってオールインしちゃうんだ。
「…それでは、皆様全BETでよろしいですか?」
ディーラーが宣言すると、みんな頷く。そして、全員のカードが開示された。
「ストフラだァ!」
「ストレート…」
「フルハウスです」
子供はとても運がいいみたいで、ダイヤの5から8までの数字が揃ったストレートフラッシュを完成させているね。
対するディーラーはというと…
「スペードの10、J、Q、K、A。ロイヤルストレートフラッシュでございます」
「えっ」
「はぁぁぁぁ!?」
まさかの一番強い役。理不尽な宣言に、参加者みんな驚いた顔を隠せないみたいだね。
「それ、ダウトだ」
ただし、子供を除いて。
「…とんだ言いがかりですね?」
「言いがかりかどうかはお前以外が決める。お前のその指輪、よく見せてみろ」
そう言って、子供はディーラーの右手を引っ掴む。その人差し指に嵌められた指輪はとてもピカピカと輝いていて、特にその一部はまるで鏡のように綺麗だった。
「イカサマポイントその1。鏡みてェな指輪。」
「な、何をおっしゃいますか。これは私の趣味でございます。」
唐突なアクセサリーへの言及。ディーラーは突然気が狂ったのかというように子供に言い放つ。
それでも、それがどうしたと子供は後ろに目配せする。
子供の後ろから、部下らしい人物が歩いてきたね。
「イカサマポイントその2。ショットガン・シャッフル。」
「…シャッフルがどうかなさいましたか?それに、これはただのパフォーマンスでございます。」
ディーラーがシャッフルしている場面を映した監視カメラの映像が流れる。…確かにショットガン・シャッフルという方法でシャッフルをしているんだけれど、それがどうイカサマに繋がるんだろうか。
「イカサマポイントその3。お前、そのカード裏に戻してねェだろ?」
「…はい?」
「ここの規則として、プレイングカードは一回ディールする事に裏方に持ってッて違う奴がシャッフルするんだよ。お前、それやってねェだろ?なァ裏方」
「は、はい。243番のプレイングカードは本日まだ返却されておりません…」
「おん?箱見せやがれ」
ディーラーは狼狽えるような表情で、使っているカードの箱を渡す。
その箱にははっきりと、243番と刻まれているね。
「最後に。ココはイカサマ防止に、山札を所定の位置に置くと札の内容がわかるようになってンだ。さァ、ここの記録はどーなってっかなァ?」
子供のキラリと鋭い眼光がスタッフを捉える。すると、怖がったスタッフはすぐ記録が閲覧できるパッドを持ち出してきたんだ。
記録の上の方には、あからさまにスペードの10からキングと、エースが入っている。
「しゃ、シャッフルの結果でしょう!それにこの山札でしたら、適当に渡せば他の皆様に回る可能性もあったでしょうに!!」
「あれェ?俺が言った事覚えてねェのかお前さんよォ」
汗ばみながらも勝ち誇ったように言うディーラーに、子供は残酷に言い放つ。
「ショットガンシャッフルは正確であればあるほど、カードが混ざらねェんだよ。山札を正確に半分にして、全部のカードを綺麗に間に入れるならば、の話だがな。上の方に目的のカードを置きゃァ、それがそのまま上の方に残ってんだってよ」
「そして、上の方に残ったままの材料を、その指輪で回収してったって訳だろ?」
「そ…そうです、それで合ってますよ!!でも私はディーラー!プレイヤーは逆らえないんですよ!!」
あらら。全部見抜かれちゃったディーラーが急に暴論を振り翳してきたね。でも子供は狼狽えない。それどころか、勝利を目前にしても油断をしていないような、獲物を目の前にしているような表情を湛えたんだ。
「ディーラーがなんだ?
この店は俺たちぽんぽん派のシマなんだよ。」
「…ぁ、はあぁっ!?」
まさかの一番強い役。理不尽な宣言に、ディーラーは驚いた顔を隠せないみたいだね。
「じゃあ…微塵切りになる覚悟はできてっか?」
その子供は煌びやかな空間でギザギザとしたナイフを持って、にやりと笑っていた。
ストーリーが1500文字を超えてます。トリックがだいぶ多い。
あとショットガン・シャッフルはカードを傷めるぜ!
※12/13 抽出時/同期化進行時台詞追加・後書き誤字修正(トラック→トリック)